• マイページ

見つける・つながる・楽しむ!写真投稿コミュニティ「FotoPus」

ホームFotoPus星空の写真

ビクセン 星空雲台ポラリエを使った“追尾”撮影方法

プロが教える!星空の撮影テクニック!第二回 ビクセン 星空雲台ポラリエを使った“追尾”撮影方法

今回は、オリンパスのミラーレス一眼カメラと、ビクセンの星空雲台ポラリエを組み合わせた星空の追尾撮影方法についてご紹介します。
第1回 デジタルカメラで星空を撮ってみよう!

そもそも追尾撮影ってなに?

星は北極星を中心に回転しているのをご存知でしょうか?これは一般的に「星の日周運動」と呼ばれています。
なぜ星が回転しているように見えるかというと、地球は1日に360°回転しており(これを地球の自転と言います)、自分の立っている位置は変わらなくとも、自転の影響で星の位置が変わったように見えてしまいます。
三脚にカメラを載せた撮影の場合、数十秒の露光でもその間に星の位置が変わるため、星の像は線となって写真に残ります。

星の日周運動の写真
星の日周運動の写真

この三脚とカメラ以外に「赤道儀」と呼ばれる機材を加えた撮影方法を追尾撮影と言います。
赤道儀は星の日周運動を追尾する機能をもった架台のことを指します。この赤道儀を用いた追尾撮影を用いれば、長時間露光をしても星を点像で撮影することができ、固定撮影とは違った星景写真を撮影することができます。
※星の動きを追尾するため、地上風景は少し流れてしまいます。

赤道儀の種類について

現在は、天体望遠鏡をのせるための大型の赤道儀から、一眼レフカメラをのせるための小型のものまで、多くの種類が出ていますが、最近は小型・軽量で持ち運びがし易い「ポータブル赤道儀」が人気です。星空雲台ポラリエもこのポータブル赤道儀になります。

大型の赤道儀 ポラリエの写真
大型の赤道儀 ポラリエの写真

星空雲台 ポラリエ
星空雲台 ポラリエ

ポラリエを使うメリット①星を点像で美しく撮る!

星の撮影では、数十秒の露光でも星が流れてしまいます。シャッタースピードの秒数を早くして星をできるだけ点像で撮影しようとすると、ISOの感度を高くしなければいけないため、どうしてもノイズが目立ってしまい、あまり良い写真とは言えなくなってしまいます。

星空雲台ポラリエを用いれば、ISO感度を低く設定して、シャッタースピードを長めにした場合でも、星空を点像で写すことができるため、ノイズがほとんどないシャープな星景写真を撮影することができます。

ノイズがある写真
ノイズがある写真

ノイズがあまりない写真
ノイズがあまりない写真

ポラリエを使うメリット②ポラリエ+比較明合成で、流星雨の写真に挑戦!

流星群のシーズンになると、夜空に多く流星が流れるため、星景写真を撮影している間に画面の中に流星が写りこむチャンスが増えます。固定撮影でも流星の写真は撮影をすることができますが、一度シャッターを開けている間に撮れる流星は、多くても1~2個程度でしょう。

しかし、星空雲台ポラリエを使って、星を追尾しながら複数枚撮影をした場合、同じ星空が写った写真を何カットも撮ることができます。そのカットの中で、流星が写ったカットのみを比較明合成することにより、写真一枚に多くの流星が写った「流星雨」の写真を作ることができます。

固定撮影方法の流星の写真
固定撮影方法の流星の写真

比較明合成した流星雨の写真
比較明合成した流星雨の写真

※ 比較明合成とは…複数枚の写真の画素を比較して、明るい画素を採用し写真を重ねていく合成処理のこと。
※ 比較明合成をするには別途ソフトウェアが必要になります。

ポラリエを使うメリット③ミラーレス一眼を使って天体写真に挑戦!

小型・軽量のオリンパスのミラーレス一眼と、ポラリエを組み合わせることにより、望遠レンズを使った天体写真にも挑戦することができます。天体写真は基本的に星雲・星団といった被写体を天体望遠鏡と大型の赤道儀を使って撮影することを指しますが、ポラリエとミラーレス一眼の組み合わせでも、撮影をすることができます。

流れている写真
流れている写真

追尾した写真
追尾した写真

さらに、OM-D、PEN-Liteに搭載されている「デジタルテレコン」機能を用いれば、レンズの焦点距離を2倍にすることができるので、さらにクローズアップした写真も撮ることができます。
大型の機材が必要なく、気軽に始めることができるので、おすすめです。

赤道儀の“極軸合わせ”について

赤道儀のセッティングで一番大事なことは、「極軸を合わせる」ということです。
天の北極と天の南極を結んだ線を地軸と言いますが、極軸を合わせるというのは、地軸と平行に赤道儀の傾きを合わせる作業のことを指します。
ポラリエも極軸合わせが必要ですが、その作業はいたってシンプルです。

1‚ ポラリエの雲台ベース側をおおよそ北の方向に向ける。
※ 付属のコンパスを使いましょう。
2‚ 三脚側の自由雲台を操作しながら、北極星のぞき穴※に北極星を入れる。

以上です。北極星の位置は、北斗七星とカシオペア座から探す方法が最も簡単な方法です。

北極星のぞき穴の写真
北極星のぞき穴の写真

北斗七星、カシオペア座の写真
北斗七星、カシオペア座の写真

極軸合わせのポイント 北極星が見えない場合の極軸の合わせ方

北極星がある方向に山があったり、北側だけ雲があって、北極星が視認できない場合は、以下の方法で北極星を合わせることができます。

1‚ 付属のコンパスを使って、ポラリエの雲台ベース側をざっと北の方向に向ける。
2‚ ポラリエ本体横の傾斜計を使って、おおよそ35度の位置になるようにポラリエの傾きを調整する。

以上の方法で簡易的に極軸を合わせることができます。
別売のポラリエ用オプションパーツ「ポーラメーター」を用いれば、北極星のぞき穴をのぞくことがなく、簡単に極軸を合わせることができます。また、「ポラリエ極軸望遠鏡」を用いれば、より厳密な極軸合わせが可能になるため、先ほどの天体写真を撮影する際などにはおすすめです。

ポーラメータの写真と商品ぺージへのリンク

詳細はこちら

ポラリエ極軸望遠鏡の写真と商品ページへのリンク

詳細はこちら

星空TOPに戻る

ページトップへ戻る