超小型で軽量設計。そしてより身近な価格の超広角ズームレンズ

ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6と
E-520の装着例
従来のフォーサーズでの超広角ズームレンズというと、ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0が有るが、高価な上に重量が重く、水中で使うとなると防水レンズポートとの相性で、極近接撮影時に周辺が流れてしまう事があり使用は遠景に限ってのものだった。
極接近時のワイド撮影では、ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye(ED 8mmフィッシュアイ)が他社も含め最短撮影距離や周辺解像度、最大倍率などの性能において優れている上に、防塵防滴とあってかなりの人気を集めている。ただし、8mmフィッシュアイは近づくと逃げてしまう魚の群れの撮影には向かず、現在その手の撮影ではED 8mmフィッシュアイに1.4x テレコンバーター EC-14を併用する手法で、倍率を上げ画角をつめて対応しているが、ED 8mmフィッシュアイ自体も高価なレンズなモノに加えEC-14も希望小売価格¥58,800と投資額は安くはない。
しかし、今回発売されたED 9-18mmズームレンズは、希望小売価格が税込みで¥74,550、市場実売価格は6万円を切ってのデリバリーになることから水中撮影でも人気が出るレンズとなることは間違いないだろう。早速、水中に持ち込みこのレンズを使った作品を撮ってきたのでいち早く情報をお届けしたい。
| ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6と他の広角レンズとの比較 |
| レンズ | 最大対角線画角 | 最短撮影距離 | 最大撮影倍率 (35mm換算) |
適合防水 レンズポート |
希望小売価格 (税込。レンズのみ) |
| ED 9-18mm | 100° | 0.25m | 0.24倍 | PPO-E04 | ¥74,550 |
| ED 8mmフィッシュアイ | 180° | 0.135m | 0.44倍 | PPO-E04 | ¥97,650 |
| ED 7-14mm | 114° | 0.25m | 0.22倍 | PPO-E04 +PER-E02 |
¥247,800 |
| ED 11-22mm | 89° | 0.28m | 0.26倍 | PPO-E02 | ¥111,300 |
| 水中撮影では、今後ワイドマクロは8mmフィッシュアイ、近づけない魚の群れ、イルカ等の撮影では 9-18mmズームレンズが使われる事になるだろう。 |
適合するレンズポート
![]() |
|
水中撮影はもちろん、様々な撮影シーンに対応
魚の群れの撮影に抜群
ED 8mmフィッシュアイでギンガメアジの群れを撮影しようとすれば、ギンガメアジを掴めるほどの距離まで近づかなければ迫力のあるカットにはならない。しかし、ギンガメアジもそこまでは容易に寄せてはくれず、もし寄ろうとすれば、魚たちは驚き、群れはチリヂリに逃げてしまう。
一人で水中に入っているわけではないので、他のダイバーから顰蹙を買うこと間違い無いだろう。しかし、ED 9-18mmズームレンズを使って、ある程度の距離から次第にズームを広角側に広げながら撮影していけば、ギンガメアジの個体の姿がしっかりと映る距離まで寄れるはずだ。
ED 8mmフィッシュアイでギンガメアジの群れを撮影しようとすれば、ギンガメアジを掴めるほどの距離まで近づかなければ迫力のあるカットにはならない。しかし、ギンガメアジもそこまでは容易に寄せてはくれず、もし寄ろうとすれば、魚たちは驚き、群れはチリヂリに逃げてしまう。
一人で水中に入っているわけではないので、他のダイバーから顰蹙を買うこと間違い無いだろう。しかし、ED 9-18mmズームレンズを使って、ある程度の距離から次第にズームを広角側に広げながら撮影していけば、ギンガメアジの個体の姿がしっかりと映る距離まで寄れるはずだ。
![]() |
作例では、E-3とアンティス社製 Nexus E-3を使ってズームをワイド側最大で固定しギンガメアジにアプローチした。人馴れしていない臆病な群れなので、なかなか寄れなかったが、ゆっくりと潮上からアプローチしてメタリック感のあるカットが得られた。迫力のあるカットにするには、
パースペクティブの誇張が不可欠になるのでズームはワイド側最大にすると効果は大きい。
今回の作例撮影で使用した機材 カメラ:E-3、 防水プロテクター:アンティス社製 Nexus E-3 防水レンズポート:PPO-E04、フラッシュ:UFL-2×2 アーム:INON社製 アームMセットZ+(アームM&クランプ)×2 |
ワイドマクロも
では、ED 8mmフィッシュアイが得意とする分野をED 9-18mmズームレンズで取って代わることができるか?という問題についてテストしてみた。 ワイドレンズのファーストチョイスでこのED 9-18mmズームレンズを購入した場合、このレンズでワイドマクロを撮る事になるからだ。 最短ワーキングディスタンスは、ポート前拳骨1個程度、約10cmの距離が必要になる。ED 8mmフィッシュアイに慣れたユーザーが使うと、最短撮影距離を割ってしまい、ピンボケになる可能性もある。しっかりと光学ファインダーでピントを確認してもらいたい。
ED 8mmフィッシュアイの最大倍率が0.44(35mm換算)に対して、ED 9-18mmズームレンズが0.24とデータ上では差があるように感じられる。しかし、実際の撮影では、作例のように主要の被写体のクマノミの大きさにおいて、ED 8mmフィッシュアイの場合でも最短撮影距離で捕らえられるわけではないので、データ上での差は無いと考えられる。
実際に撮影した感覚では、ED 9-18mmズームレンズでワイドマクロ撮影ができないことは無いが、ドームポートの表面からピントが合わせられ、倍率も大きく水底から水面の太陽まで入れ込めるED 8mmフィッシュアイのほうがこれらのジャンルの撮影には適している。しかし、他の超広角ズームレンズでは、この作例のように最短撮影距離付近での撮影では、光学設計上ポートとのマッチングの不具合で周辺が流れてしまうトラブルが出るのに対しこのED 9-18mmズームレンズはこうしたトラブルは確認されていない。
では、ED 8mmフィッシュアイが得意とする分野をED 9-18mmズームレンズで取って代わることができるか?という問題についてテストしてみた。 ワイドレンズのファーストチョイスでこのED 9-18mmズームレンズを購入した場合、このレンズでワイドマクロを撮る事になるからだ。 最短ワーキングディスタンスは、ポート前拳骨1個程度、約10cmの距離が必要になる。ED 8mmフィッシュアイに慣れたユーザーが使うと、最短撮影距離を割ってしまい、ピンボケになる可能性もある。しっかりと光学ファインダーでピントを確認してもらいたい。
ED 8mmフィッシュアイの最大倍率が0.44(35mm換算)に対して、ED 9-18mmズームレンズが0.24とデータ上では差があるように感じられる。しかし、実際の撮影では、作例のように主要の被写体のクマノミの大きさにおいて、ED 8mmフィッシュアイの場合でも最短撮影距離で捕らえられるわけではないので、データ上での差は無いと考えられる。
実際に撮影した感覚では、ED 9-18mmズームレンズでワイドマクロ撮影ができないことは無いが、ドームポートの表面からピントが合わせられ、倍率も大きく水底から水面の太陽まで入れ込めるED 8mmフィッシュアイのほうがこれらのジャンルの撮影には適している。しかし、他の超広角ズームレンズでは、この作例のように最短撮影距離付近での撮影では、光学設計上ポートとのマッチングの不具合で周辺が流れてしまうトラブルが出るのに対しこのED 9-18mmズームレンズはこうしたトラブルは確認されていない。
システム構成例
使用アクセサリー
| 超広角ズームレンズ ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 35mm判換算で18-36mm相当の焦点域、画角100°をカバーする超広角ズームレンズ。 |
![]() |
||
|
















