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OLYMPUS PEN Lite E-PL1+PT-EP01 Part.1 遂にデビュー!マイクロフォーサーズE-PL1&純正プロテクターPT-EP01をリポート

清水 淳 水中カメラインプレッション

Vol.33 OLYMPUS PEN Lite E-PL1+PT-EP01 Part.1 遂にデビュー!マイクロフォーサーズE-PL1&純正プロテクターPT-EP01をリポート

E-PL1の製品紹介はこちら  PT-EP01の製品紹介はこちら

遂にデビュー!OLYMPUS PEN Lite E-PL1&純正プロテクター PT-EP01



E-PL1
PT-EP01

2009年7月に登場したOLYMPUS PEN E-P1は、カメラ愛好家はもちろんデジタル一眼レフ入門層まで幅広いユーザーの心を掴み、独自の世界を作り上げた。俗にマイクロ一眼系と呼ばれファションの一部として取り上げられるほど、今までのカメラとは一線を引く地位を確立したが、水中撮影派は純正防水プロテクターが、いつ出るのか希望を抱えて待っていた。
2010年に入り、遂に純正プロテクターのデビューが決まった。収納されるPENも第3弾となったOLYMPUS PEN Lite「E-PL1」。「PEN」の名を冠し「小型軽量かつ全てにおいて上質」のコンセプトはそのままに、「E-PL1」はさらにボディー重量も軽く、価格も安価で、誰にでもマイクロ一眼を楽しんでもらうことができる。

フレンドリーな操作系を採用し、写真業界専門用語を理解していなくても「明るさ」「鮮やかさ」「ボケの量」などと直感で操作できるよう工夫されている。またなんと言っても、E-P1、2に搭載されていなかった内蔵フラッシュや水中撮影モード、動画専用ボタンも用意され水中写真フリークにも嬉しい機能が満載だ。一方、「E-PL1」専用防水プロテクター「PT-EP01」は、デジタル一眼レフの中でも世界最小を争うE-620の防水プロテクターに比べ重量で約半分、フラッシュやアームなど実用的なアクセサリーまで含めたシステム全体の大きさでは従来機の1/4程度の容量となるほど小型化が実現されている。レンズポートは固定式で交換は出来ないが、純正レンズでは標準ズームのM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm、新設計のM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmが使用可能だ。それでは、詳細をお伝えしよう!

マイクロ一眼 E-PL1の特長


E-PL1 正面 E-PL1 背面 レンズ
E-P1,2に比べスッキリとややおとなしいデザインになった。   カメラ右上部に動画録画専用ボタンが配置された。液晶モニターは2.7型。   今回のタイミングで新しいレンズも投入された。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-150mm F4.0-5.6、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
電子ビューファインダー VF-2 「E-PL1」には、「E-P2」同様、アクセサリーポートを装備。明るく、高コントラストで見やすい、視野率100%、高精細144万ドットの外付式「電子ビューファインダー VF-2」の使用が可能。

抜粋したスペックの概要
・撮像素子は定評のある有効画素1,230万 LiveMOS センサーもちろんボディー内蔵手ブレ補正機能付
・ダストリダクション
・SDカードスロット(SDHC対応)
・2.7型230,000ドットハイパークリスタルモニター
・ハイビジョンムービー PCMモノラル録音AVIフォーマット30fps
・アートフィルター、マルチアスペクト機能搭載
・水中ワイドモード、水中マクロモード搭載
左E-PL1 右E-P2 左E-PL1 右E-P2
左E-PL1 右E-P2   左E-PL1 右E-P2

防水プロテクター PT-EP01の特長



PT-EP01 正面
PT-EP01 背面

マイクロ一眼初の純正防水プロテクター「PT-EP01」。大幅な重量軽減と小型化を実現し従来機対比約47% 重量1,100gを実現した。また、販売価格も購入しやすい価格に設定されている。今までの一眼レフ用プロテクターはレンズポートを含めると20万円を越える高価なギヤだった。性能が良いのは判っていても、重い、大きい、高いの3拍子揃っているのでなかなか手が出せずにいた方も多いはず。今回のE-PL1&PT-EP01の組み合わせなら、そんな悩みを持った方にもお勧めの商品だ。

防水プロテクター PT-EP01
製品名「PT-EP01」
対応機種「OLYMPUS PEN Lite E-PL1」
許容耐圧水深40m以内
防水機構Oリング側面圧着方式
主要材質本体:ポリカーボネート
樹脂レンズポート部:ポリカーボネート樹脂+マルチコート光学ガラス
サイズ:幅179mm 高さ156mm 奥行166mm
質量約1,100g
希望小売価格:71,000円(税込74,550円) 2010年3月5日発売予定

従来機E-620&PT-E06との大きさ比較
E-620は世界最小のデジタル一眼レフを争うほどの小型のカメラだがPENのシステムと比べるとずいぶんと大きさが異なることがわかる。どちらも広角レンズ9-18mm相当を収納したお勧めのシステムで比較してみた。
E-620&PT-E06 E-PL1&PT-EP01

PENらしい使い方
コテコテの2灯システムでは「ノイズが写りにくい」「柔らかいライティングができる」「立体感のある作風に仕上がる」等のメリットがあるが、PENで水中を撮るならできるだけシンプルに仕上げたい。小型純正フラッシュ「UFL-1」を短いアームで固定し、コンパクトデジタルカメラを単体で持つような感覚で撮影するのがPENスタイル。超高倍率のマクロレンズやフィッシュアイレンズなどは用意されていないので、極端な作風を狙うなら、従来機をチョイスすることをオススメする。
スタンダードなシステム ハイレベルなセット
  スタンダードなシステム 右ハイレベルなセット
E-PL1&PT-EP01   E-PL1&PT-EP01
明るく、高コントラストで見やすい、視野率100%、高精細144万ドットの外付式「電子ビューファインダー VF-2」の装着が可能になり、高倍率マクロ撮影時や高輝度下で液晶モニターでは確認しづらいシーンにあると便利。防水プロテクターに専用ピックアップファインダーが装備されていないのは残念だ。
E-PL1&PT-EP01   E-PL1
14-42mmズームや9-18mmズームが収納できる。ズームギヤと反射防止リングは別売で用意されているが、水中撮影時はこのアクセサリーは必須となる。ズームダイヤルは防水プロテクター前部に配置された。そのためにプロテクターの横幅が短くスッキリとしたデザインになったが、操作性は今ひとつ慣れずに最初は戸惑った。
E-PL1&PT-EP01   E-PL1&PT-EP01
防水の為のOリングは従来のO型リングでシングル。インプレッションではテストを含め20日間以上使用したが、漏水のトラブルは一度も無かった。但し、Oリングがシングルになったことで使用後の開放時にOリング周りの水分を十分に吹き飛ばしておかないとリアパネルを開いた時に水滴がプロテクター内部に落ちやすいので注意が必要だ。シャッターレバーはプロテクターのボディーを握りながら操作するタイプなので大型のグリップ&ベースは必要ない。純正の流失防止のストラップ1本で十分撮影が可能だ。
リアパネルの開閉&ロック機構はPT-E05、06同様に扱いやすいロータリーバックルを採用している。E05、E06に装備されていたオーバープレッシャーリリーフバルブは省略された。航空機での運搬時や宅配便で送る場合はOリングを外すことを忘れず実施しなければならない。   E-PL1&PT-EP01

防水プロテクター PT-EP01で水中へ


今回のテスト撮影では、魅力的な超小型広角ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 」ではなく、E-PL1の標準レンズであるM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 を多用してみた。実際にこのレンズでスタートする方が多くなることは間違いない。また、普段私にとってあまり使うことのない画角帯が今回は新鮮に感じられたのでモルディブロケ中はレンズを変えず撮影することにした。
E-P1、E-P2共に水中撮影ではフォーサーズアダプターを介してED 8mm F3.5 FisheyeやED 50mm F2.0 Macroなど、ハイスピードイメージャーAF非対応のレンズを撮像素子でAFを検知するコントラストオートフォーカスの効きの悪さに悪戦苦闘していたのだが、専用のM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6ではミラーのある一眼レフの位相差方式のAF同様ストレスの無い撮影が楽しめた。ホームの慶良間に戻ってから9-18mmを使ってみるがAFの効き具合は14-42mm同様全くスムーズな仕上がりだ。 水中での発色は新しく搭載されたこのエンジンから水中モード使用時の階調特性、発色等が根本から見直されている為にフラッグシップモデルE-3で撮影したような切れのある絵づくりが特徴だ。

使用するフラッシュに関しては次回のインプレッション時に詳しく解説するが、PENのコンセプトを生かしてコンパクトデジタルカメラ感覚で一眼のクオリティーを求めるならば、浮力も無く小型で強力な「UFL-1」を強く推奨する。このE-PL1はISO感度のデフォルト設定がISO200になっているのでUFL-1を使用する場合なんとガイドナンバーは最大GN20相当で使うことが可能になる。細かいフラッシュの光量補正はカメラ上のフラッシュ補正でワンタッチでコントロールすることが可能なので、カメラに詳しくないビギナーには取り扱いの楽な純正アクセサリーをお勧めする。

ワイド撮影


ワイド撮影 カメラ:E-PL1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
撮影モード:水中ワイド
焦点距離:14mm
絞り値:F8.0
シャッタースピード:1/160
ISO感度:100
露出補正:-0.7EV
撮影地:モルディブ

ワイド撮影 カメラ:E-PL1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
撮影モード:水中ワイド
焦点距離:9mm
絞り値:F5.6
シャッタースピード:1/100
ISO感度:100
露出補正:-2.0EV
撮影地:慶良間

マクロ撮影


マクロ撮影 カメラ:E-PL1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
撮影モード:水中マクロ
焦点距離:42mm
絞り値:F8.0
シャッタースピード:1/125
ISO感度:200
露出補正:-1.3EV
仕上がり:VIVID
撮影地:慶良間
UFL-1×1灯

マクロ撮影 カメラ:E-PL1
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
撮影モード:マニュアル
焦点距離:42mm
絞り値:F8.0
シャッタースピード:1/160
ISO感度:100
仕上がり:NATURAL
撮影地:慶良間
UFL-1×1灯
クローズアップレンズ PTMC-01使用

マクロ撮影(他社レンズ)


マクロ撮影(他社レンズ) カメラ:E-PL1
レンズ:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8
撮影モード:マニュアル
焦点距離:42mm
絞り値:F8.0
シャッタースピード:1/160
ISO感度:100
仕上がり:VIVID
撮影地:慶良間
UFL-1×1灯
なんと、パナソニックのLEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 がPT-EP01に収納できる。実際に撮影してみたが、クローズアップレンズ無でポート直前まで被写体に寄れるのでマクロ好きにはたまらないシステムになる。AFの動きも快調でストレスも無い。 この組み合わせの場合、低輝度でのAFも問題なく作動が確認できた。今欲しいレンズの1つとなった。

アクセサリー



今回使用したアクセサリー
E-PL1 POSR-EP01 PPZR-EP01
水中では使用するレンズに合わせて、ズームギヤと反射防止リングをそれぞれ用意しなければならない。防水プロテクターに同梱されていないので、忘れてしまうと撮影に支障が出る。ズームリングがないとプロテクターを介してズーミングができない。反射防止リングを装着しないと、レンズ前部に当たった光がゴーストとして現れるほか、内蔵フラッシュの光も回り込むトラブルが出る。14-42mmと9-18mmではレンズ径が異なるので共用はできないので注意が必要だ。
  • ズームギア PPZR-EP01 (M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用)
    希望小売価格:3,500円(税込3,675円)(2010年3月5日 発売予定)
  • 反射防止リング POSR-EP01 (M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用)
    希望小売価格:3,500円(税込3,675円)(2010年3月5日 発売予定)
  • ズームギヤ PPZR-EP02 (M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6用)
    希望小売価格:3,500円(税込3,675円)(2010年4月下旬発売予定)
  • 反射防止リング POSR-EP02 (M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6用)
    希望小売価格:3,500円(税込3,675円)(2010年4月下旬発売予定)

PWT-037
フラッシュのチョイスにもよるが、水中撮影では浮力を相殺させるためにバランスウエイトが必要だ。UFL-1&PTSA-02の組み合わせであればPWT-037 1個で丁度良い。

PMLA-EP01
M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm 使用時にクローズアップレンズの装着を可能にするマイクロレンズアダプター PMLA-EP01。67mm径のクローズアップレンズ用。9-18mmレンズでは画角が合わないので使用出来ない。

お奨めアクセサリー
PST-EP01 スタイルイメージ
プロテクターに同梱されるストラップ以外に アクセサリーとしてカラフルでお洒落なストラップも用意された。
ハンドストラップ PST-EP01 RED(赤) /PST-EP01 BLU(青)/PST-EP01 ORG(オレンジ)
希望小売価格:各2,400円(税込2,520円)2010年4月上旬発売予定


システム構成例



E-PL1専用防水プロテクター PT-EP01、アクセサリー
防水プロテクター PT-EP01
PT-EP01
水中専用フラッシュ
UFL-1

デジタルカメラの内蔵フラッシュに連動してスレーブオート発光する水中専用フラッシュ。水中の多彩なシチュエーションに対応できます。

UFL-1
ショートアーム
PTSA-02

水中専用フラッシュを防水プロテクターに接続するための短いアームです。

PTSA-02
水中光ファイバーケーブル
PTCB-E02

カメラの内蔵フラッシュの発光信号を光ファイバーで伝達することにより、カメラのボディ側でフラッシュの発光を制御することが可能になります。

PTCB-E02
ズームギア
PPZR-EP01

マイクロフォーサーズレンズのズーム操作を可能にするギアです。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用。

PPZR-EP01
反射防止リング
POSR-EP01

周りからの反射光を防ぐためのリングです。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用。

POSR-EP01
ズームギア
PPZR-EP02

マイクロフォーサーズレンズのズーム操作を可能にするギアです。M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6用。

PPZR-EP02
反射防止リング
POSR-EP02

周りからの反射光を防ぐためのリングです。M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6用。

POSR-EP02
バランスウエイト
PWT-037

防水プロテクター下部に取付け、水中で中間浮力を調整するためのウェイト。

PWT-037
マクロレンズアダプター
PMLA-EP01

水中マクロコンバージョンレンズ「PTMC-01」を防水プロテクター「PT-EP01」に取り付けるためのアダプターです。取り付けることによるマクロ撮影が可能になります。

PMLA-EP01
水中マクロコンバージョンレンズ
PTMC-01

水中で約2倍(面積比)の拡大撮影が可能な水中マクロコンバージョンレンズ。

水中マクロコンバージョンレンズ PTMC-01
ハンドストラップ
PST-EP01RED(赤)

防水プロテクターに装着可能なハンドストラップです。

PST-EP01RED(赤)
ハンドストラップ
PST-EP01BLU(青)

防水プロテクターに装着可能なハンドストラップです。

PST-EP01BLU(青)
ハンドストラップ
PST-EP01ORG(オレンジ)

防水プロテクターに装着可能なハンドストラップです。

PST-EP01ORG(オレンジ)

使用レンズ


標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6

35mm判換算で28-84mm相当と使用頻度の高い焦点域をカバーする標準3倍ズームレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
超広角ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

35mm判換算で18-36mm相当の焦点域、画角100°をカバーする超広角ズームレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

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