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清水 淳 水中デジカメインプレッション

Vol.8 μ770SW+PT-035 防水10m!!進化した「μ770SW」の実力をリポート!

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さらに進化!驚きの10m防水


10m防水のデジタルカメラ「μ770SW」のインプレッションを常夏のリゾートモルディブとホームグラウンドの慶良間で行ったのでご報告。防水プロテクターなしでも水中撮影がOKとなったオリンパスのデジタルカメラもこの「μ770SW」で3代目。本格的なダイビング全てに対応できる耐水圧を持つとは言えないが、浅めのダイビング計画ならデジタルカメラだけでも十分対応できる範囲だ。もちろん専用防水プロテクターが用意され、10m以上潜る場合は必要なアイテムになる。

SWシリーズなら、防水プロテクターなしでも楽しめる!

SWシリーズなら、防水プロテクターなしでも楽しめる!

μ770SWに加わった新たな機能


μ770SWは、昨年秋に発表になった「μ725SW」と形状は似ていて、レンズやエンジンに変更がないため、単にマイナーチェンジモデルと誤解されがちだ。しかし、実際は撮影可能枚数の向上、耐水圧・耐衝撃性能のアップ、高性能モニターの搭載に加え、-10℃までの耐温度性能やLEDライト、水圧センサーなどが新たに追加され大幅に改良された。

LEDライトで被写体周辺が明るくなるため、手ぶれを緩和し、フォーカスが合わせやすくなる。 ハイパークリスタル液晶なら、浅瀬の日光や照り返しが強いシーンでもクリアな画像を表示できる。

LEDライトで被写体周辺が明るくなるため、手ぶれを緩和し、フォーカスが合わせやすくなる。

ハイパークリスタル液晶なら、浅瀬の日光や照り返しが強いシーンでもクリアな画像を表示できる。

耐圧水深10mの実力を検証


いつもはメンテナンスに気を使い、デジカメにプロテクターを装着し、プロテクターを使った撮影があたり前であった。今回のインプレッションは、本当にプロテクターなしで大丈夫なのか?という不安と、プロテクターなしならどんなに快適なんだろうか?と期待が入り混じったまま検証にトライした。実際にエントリーしてみると、前者の不安は5分後に感動に変わった。μ770SWは期待どおりに、水深10mまでの水中撮影を快適に楽しむことを可能にしてくれた。

また、どこまでいけるものかと、水深10mより少しずつ深い場所へ移動してみたが、水深14m付近でシャッター以外のボタンが押されたままになり、シャッター操作を受け付けなくなってしまった。ただ、この状況でも、カメラにリークが起こったり、レンズが割れるというトラブルはない。今回はインプレッションということで、10m以上の水深にあえて挑戦したが、実際に使う場合は、10mを超えてのダイビングにはお勧めしない。また、10m近い水深で撮影を行う場合は、新機能の水圧センサーを働かせておけば、水深7m前後で水深警告が表示されるので、不用意に水圧限界を超えることを防ぐことができる。

もっとも、スキンダイビングやシュノーケリングでの使用にはまず問題はないが、使用時に「カメラを水底に落下させてしまう」などのアクシデントにより、耐水圧を超える場合も考えられるので、オプションで用意されているフローティングストラップの併用をお勧めしたい。このストラップを使っていれば不用意に手からカメラが離れてしまっても水底に落下することは防げる。検証結果の締めくくりとして、カメラだけでも水深10mで撮影できるほどなので、プロテクターのメンテナンスミスによって起こる水没事故に運悪く当たったとしても、このカメラは最悪のケースを防ぐ確立が極めて高い。テスト撮影中、μ770SW単体で撮影しているシーンを他のダイバー達がびっくりして見入っていたのが印象的であったことを付け加えておく。

フローティングストラップ使用 水底への落下を防ぐ事ができる
フローティングストラップ使用。水底への落下を防ぐ事ができる。

撮影した画像の色彩を検証


実際の水中撮影では、水中マクロも水中ワイドでも他のオリンパスのデジタルカメラ同様に鮮やかな色彩が得られている。水中撮影用のモードに関しても、前モデル同様に水中4モードを搭載しあらゆる水中シーンに対応が可能だ。

μ770SW単体 ワイド撮影   μ770SW単体 スーパーマクロLED
μ770SW単体 ワイド撮影 μ770SW単体 スーパーマクロLED

プロテクターを使わないワイド撮影ではディフューザーがないので濁った環境ではごみにフラッシュ光が乱反射しやすい。透明度の良い海なら全く問題がない。

露出時間 : 1/30秒、レンズF値 : F3.5
露出制御モード : 水中ワイドモード1
フラッシュ : 発光

 
水中マクロモードでスーパーマクロLED(チューリップボタン)に設定するとシャッター半押し状態でLEDランプが点灯する。手ぶれしやすいのでカメラをしっかり構える必要があるが、自動的に感度が上がり手ぶれしにくいシャッター速度に設定される。

露出時間 : 1/40秒、レンズF値 : F4.0
露出制御モード : 水中マクロモード
フラッシュ : OFF


μ770SW単体 水中スナップモード   μ770SW&PT-035 水中マクロ
μ770SW単体 水中スナップモード μ770SW&PT-035 水中マクロ

シュノーケリングやスキンダイビングではこのモードがお勧め。青かぶりを防ぎ自然な感じに仕上がる。

露出時間 : 1/800秒、レンズF値 : F5.0
露出制御モード : 水中スナップモード
フラッシュ : OFF

 
最短撮影距離がズーム位置テレ側最大で30cmと最近のオリンパスコンパクトデジタルカメラの中ではかなり短い。ジックリ狙えばヤシャハゼもこの大きさに撮れる。

露出時間 : 1/250秒、レンズF値 : F5.0
露出制御モード : 水中マクロモード
フラッシュ : 発光


μ770SW&PT-035
水中マクロ&クローズアップレンズ
  μ770SW&PT-035
水中ワイド&ワイドレンズ、外部フラッシュ
μ770SW&PT-035 水中マクロ&クローズアップレンズ μ770SW&PT-035 水中ワイド&ワイドレンズ、外部フラッシュ

46mm径のクローズアップレンズに40.5→46mmのステップアップレンズを装着してセットする。外部フラッシュなしでこのようなウミウシの作品も撮影可能だ。

露出時間 : 1/320秒、レンズF値 : F5.6
露出制御モード : 水中マクロモード
フラッシュ : 発光

 
本格的なワイド撮影にも対応可能。40.5→46mm、46→67mmのステップアップレンズを使いワイドコンバージョンレンズをセット。内蔵フラッシュ光がワイドレンズによって妨げられてしまうので外部フラッシュの使用が必要。

露出時間 : 1/60秒、レンズF値 : F3.5
露出制御モード : 水中ワイドモード1
フラッシュ : 発光




ワイドコンバージョンレンズ

本格的なワイド撮影をするなら水中約0.58倍のUN社製PWC-01がおすすめ。
PWC-01 UN社製 PWC-01
市販の40.5→46mmと46→67mmのステップアップリング使用により装着

オンラインショップ

クローズアップレンズ

UN社製クローズアップレンズは水中約6倍(面積比)で40m耐圧水中用に作られている。
PCU-02 UN社製 PCU-02
市販の40.5→46mmステップアップリング使用により装着オンラインショップ

外部フラッシュ

ワイドコンバージョンレンズを使用する場合や、ライティングを工夫したり本格的に水中写真を楽しむためには、外部フラッシュシステムは必要なアイテムだ。できれば、フラッシュの照射量を撮影ごとに細かく調整しなくても良いTTLシステムの外部フラッシュを購入してもらいたい。 SEA&SEA YS-110、INON D-2000などがお勧め。
SEA&SEA社製
YS-110
「DS-TTL」機能、LEDターゲットライトなどを装備した水中用外部ストロボ。
YS-110 INON社製
D-2000
新開発“S-TTL”搭載で外部ストロボでのTTLオート水中撮影が可能。
D-2000

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