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μTOUGH-8000+PT-045 最強のアウトドアカメラμTOUGH-8000を PT-045共にリポート

清水 淳 水中デジカメインプレッション

Vol.28 μTOUGH-8000+PT-045 最強のアウトドアカメラ μ TOUGH-8000をPT-045と共にリポート

μTOUGH-8000の製品紹介はこちら  PT-045の製品紹介はこちら

最強のアウトドアカメラμTOUGH-8000


μ1030SWから更に進化した最強のアウトドアカメラがμTOUGH-8000だ。水深10m*1からマイナス10℃*2まで撮影でき、さらに防塵設計*3や2.0m耐衝撃構造*4、100kgf耐荷重*5の苛酷な環境に耐えられるタフなボディに、今回更にCCDシフト方式の手ブレ補正機能が追加され、もうこれ以上欲しい機能は無いレベルにまで到達した。
さらに水中検知センサーが装備され、カメラ単体撮影時にカメラが水中に入っていると判断された場合、自動的に液晶モニターが明るくなって見やすくなり、使用するシーンモードも水中向けの撮影モードを優先的に表示するなど水中での使い勝手が更に向上した。
それでは、今回の新しいシステムのインプレッションをお伝えしよう。今回のインプレッションはベストシーズンのパラオと、通年で透明度と被写体の安定性が魅力の沖縄・慶良間で行った。
*1 JIS/IEC 保護等級8級(IPX8)相当。
*2 撮影可能枚数は少なくなります。
*3 JIS/IEC保護等級6級(IP6X)相当。
*4 当社試験条件によります。
*5 kgfは物体にかかる力の単位。当社試験条件によります。
μTOUGH-8000

μTOUGH-8000

前モデルよりカメラ単体での撮影時に、より持ちやすくなったボディデザインが施され、ツルツル滑る水中でもホールドしやすくなった。
大きく変ったポイントは、CCDシフト式手ぶれ補正機構の搭載が目玉だが、液晶モニターが明るく視認しやすくなったことが一番うれしいポイントだ。画質的にはCCDの画素数が1200万画素になり解像感が豊富で、弟分のμTOUGH-6000に比べ発色が濃く、ややアンダー気味の玄人好みな仕上がりになっている。液晶が明るくなり、手ブレ補正も常時作動させているので、バッテリーの持ちが心配されたが、3ダイブのテスト撮影中でもエンプティになることはなかった。但し、節電モード、撮影モード保持機能は使っている。
面白い機能に、タップコントロールが追加され、カメラを叩く事によって、各種設定を変更できるユニークな機能だ。ダイビング中では、片手が塞がる事が多いので、使い勝手が良いと感じる方も多いのではないだろうか。μ-9000にも搭載されたビューティーモードやビューティーメイクも魅力の一つだ。
μTOUGH-8000

本格的水中撮影システムが構築できる「PT-045」


専用の防水プロテクター「PT-045」においても以前の機種とは大きく変わり、単なる水中用防水ケースの類から水中できれいに撮る為の本格的な撮影システムが構築された。今まで一歩先を行く水中撮影は、サードパーティー製のアクセサリーが少なからず必要とされていたが、デジタルカメラ、防水プロテクター、水中外部フラッシュ、コンバージョンレンズ、ステップアップリング、シューアーム、光ファイバーケーブル、光ケーブルアダプターと水中撮影で必要なアクセサリーが全て整った。これからは極小マクロ撮影から超ワイドまで全てメーカー純正のクオリティでカバーされることになる。
これでオリンパスの水中撮影システムはコンパクトシステムにおいても新しいステージに到達したことになるのではないだろうか。
お勧めワイドセット

夕景
撮影機種:μTOUGH-8000
撮影モード:プログラムオート
露出時間:1/6秒
レンズF値:F3.5
ホワイトバランス:オート
ISO感度:100
撮影地:パラオ/PPR
CCDシフト方式の手ブレ補正搭載
パラオパシフィックリゾートの夕暮れ。
新製品が出るといつも決まった位置で撮影し、赤から濃紺に変化するグラデーションの発色を楽しむ。
μTOUGH-8000は青がきれいな絵造り。リゾート周りの撮影に今最も向いているコンパクトカメラだ。
三脚無しで1/6の露出時間で撮影。ISO感度をできるだけ上げず、ISO100位でがんばるのがきれいに撮るコツ。感度を上げると要らない光も入ってくる。
明るさ比較
前モデル比2倍の明るいモニター
水中でのモニター明るさ比較。やや判りづらいがモニターの表示(チューリップマーク)の明るさを比較するとモニターの明るさが断然良くなっていることが判る。明るい浅い水中でもかなり見やすかった。
視野角も広がっているので低アングルからのあおり時でも視認しやすい。

広角28mmからの3.5倍ズーム
水中の発色だけでなく、陸上の絵造りがしっかりしており、解像感も高く好感触である。一般的にレンズを繰り出さない「折り曲げ光学式」の画質は通常の直進式に比べて良くないと評する方がいる中で、このμTOUGHシリーズはそれには当てはまらず、防水性や頑丈さだけが目立つこのカメラにおいて本来一番評価をしなければならない部分でもある。
撮影機種:μTOUGH-8000
撮影モード:プログラムオート
露出時間:1/400秒
レンズF値:F5.0
ホワイトバランス:オート
ISO感度:80
撮影地:沖縄
広角28mmからの3.5倍ズーム

新設計ブラックボディの効果


昨年発売されたE-520用の防水プロテクターPT-E05が黒色樹脂を使用し大きな評価を得たのを機に、コンパクトカメラの防水プロテクターもブラックボディになった。
内蔵フラッシュ光を露出を得る為に使用しない一眼レフでのブラックボディの製作は、内蔵フラッシュ光取出し光路の確保がさほど難くなかったが、コンパクト用となると内蔵フラッシュ光を通過させる広い面積を有する部分を透明の別パーツ、例えばガラスや透明のプラスチックを使わなければならず、製作において難易度が高い。
しかしユーザーのメリットは高く、プロテクターが遮光性の優れたブラックボディであることから内蔵フラッシュ光は白い拡散板を通じての光路でのみ照射される。
PT-045
そのような理由から、プロテクター全体が光るそれと異なり、マリンスノーの発生が抑えられる。更に、光ケーブルを取り付けるためのアダプターが標準装備され、そのパーツが完全に内蔵フラッシュ光を遮断する。つまり外部フラッシュ「UFL-1」を使用して撮影した場合、被写体に対して内蔵フラッシュ光は一切照射されず、外部フラッシュ光で露光されるので一眼レフシステム並みのマリンスノー対策が期待できる。

μTOUGH-8000&PT-045作例

μ1030SW&PT-043作例
撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045

撮影機種:μ1030SW
プロテクター:PT-043
左がμTOUGH-8000&PT-045、右はμ1030SW&PT-043をそれぞれ使用し砂が巻き上がった環境で撮影した。
μ1030SWではプロテクターの白い擬似発光面を中心に防水プロテクター全体から内蔵フラッシュ光が照射されるので、全体が白っぽく画面全体にマリンスノーが発生分布する。それに対し、μTOUGH-8000ではブラックボディの為に白い擬似発光面からのみ照射されるので、マリンスノーの発生は抑えられ、クリアな画像が得られる。
但しデメリットもあり、プロテクター全体が光っていた前モデルに対し一部分の光路しかないブラックボディは、内蔵フラッシュの光量自体が低下する。そのための対策は内蔵フラッシュ光が弱く感じた場合、ISO感度を100もしくは200に手動設定するとイメージした光量が得られるので問題は無い。一眼レフシステム並みのクオリティを得られるために、専用外部フラッシュ「UFL-1」との組み合わせをかなり意識したシステムなのでそれも視野に入れたい。
マルチコート光学ガラス
PT-045のレンズ面にマルチコートされた光学ガラスが採用された。広角28mmのスペックを持つμTOUGH-8000ではプロテクターレンズ内での乱反射を防ぐと共に、コントラストの高いクッキリとした画質を得ることにつながる。
マルチコート光学ガラス

UFL-1との接続


お勧めマクロセット 光ケーブルアダプター 取り外し可能拡散板
光ケーブルアダプターが標準装備されたことで、専用外部フラッシュUFL-1を安定作動させて使うことが可能になった。従来のUFL-1の底面センサーと集光板だけで使用した場合、底面センサーがフラッシュ信号を上手くキャッチさせるために、定められた位置に固定するようにシューアームも可動範囲が狭いPTSA-02の使用が大前提であったが、PT-045では光ケーブルを使い確実な信号を送れるのでフラッシュの位置は自由になり、自由度が高く被写体に対して距離を保ちやすくなった。TTLの作動が更に安定するPTSA-03の使用が可能になるのでぜひこちらを使っていただきたい。PT-045の場合において光ケーブルを使いUFL-1を併用する場合でも、クローズアップレンズを使った極接近撮影をする場合は、ショートアームはPTSA-03をチョイスし被写体とUFL-1発光面の距離を20〜30cmあける必要がある。PTSA-02をチョイスした場合、被写体とUFL-1との距離はほとんど0になり、オーバーやアンダーになるケースがあるので、光ケーブルPTCB-E02を使用してもらいたい。

撮影作例


カメラ単体撮影
μTOUGH-8000単体 水中ワイド1作例 μTOUGH-8000単体 マクロモード作例
     
撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中ワイド1
露出時間:1/50秒
絞り値:F3.5
ホワイトバランス:5300K
露出補正:±0.0
ISO感度:AUTO(ISO64)
撮影地:慶良間/唐馬
  撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中マクロ
露出時間:1/200秒
絞り値:F5.1
ホワイトバランス:5300K
露出補正:±0.0
ISO感度:AUTO(ISO100)
撮影地:慶良間/唐馬
 
ワイド撮影
μTOUGH-8000+PT-045 ワイド作例
撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中ワイド1
露出時間:1/160秒
絞り値:F3.5
  ホワイトバランス:5300K
露出補正:-0.3
ISO感度:AUTO(ISO80)
撮影地:パラオ/ブルーコーナー
ブルーの発色が往年の名機C7070WZの再来を感じる。パラオブルーコーナーで、日本では見られないクマノミをズームワイド側最大でギリギリまで近づき撮影する。マルチコートレンズ&ブラックボディーでノイズの無い画像が得られた。
水中ワイドおすすめセット

ワイドコンバーションレンズでワイド撮影
μTOUGH-8000+PT-045 水中ワイド1&PTWC-01&UFL-1作例
撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中ワイド1
露出時間:1/500秒
絞り値:F3.5
  ホワイトバランス:5300K
露出補正:-0.3
ISO感度:AUTO(ISO80)
撮影地:パラオ/ブルーコーナー
リーフの上で待っている所に、バラクーダの群れが現れた。脅かさないようゆっくり流れて行き、十分に引き付け撮影する。ワイドコンバージョンレンズをつけているときは不要なゴースト、フレアーが出るので、太陽を入れないように気をつける。
水中ワイドおすすめセット   アクセサリー
レンズ:PTWC-01
ステップアップリング:PSUR-03
ショートアーム:PTSA-03
外部フラッシュ:UFL-1
光ケーブル:PTCB-E02
マクロ撮影
μTOUGH-8000+PT-045 水中マクロ作例
μTOUGH-8000+PT-045 ファインズーム UFL-1作例

撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中マクロ
露出時間:1/200秒
絞り値:F5.1
ホワイトバランス:5300K
露出補正:±0.0
ISO感度:AUTO(ISO100)
ファインズーム:OFF
撮影地:慶良間/唐馬
  撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中マクロ
露出時間:1/200秒
絞り値:F5.1
ホワイトバランス:5300K
露出補正:±0.0
ISO感度:AUTO(ISO64)
ファインズーム:ON
撮影地:慶良間/唐馬
 
右、左の作例共にアクセサリーは防水プロテクターのみ。
μTOUGH-8000は最近のコンパクトカメラの中では珍しくズーム望遠側最大時の最近撮影距離が短く30cmまで被写体に寄れる。ハゼのような被写体もジックリ寄れば一眼レフマクロレンズで撮ったような迫力のある作品が狙える。カメラ機能の中の「ファインズーム」を使えば画質低下無しに(ファイルサイズ5MBになるが)、大きく撮影することが可能。
水中ワイドおすすめセット

クローズアップレンズでマクロ撮影
μTOUGH-8000+PT-045 水中マクロ+PTMC-01作例
 
クローズアップレンズを使えば、極小な被写体を迫力ある大きさに写し出す事が可能だ。外部フラッシュを使う場合、フラッシュの発光面と被写体との距離が20〜30cm以上空くようにPTSA-03を用いる。ピントが合う幅が薄いので数多く撮ることがコツ。
撮影機種:μTOUGH-8000
プロテクター:PT-045
撮影モード:水中マクロ
露出時間:1/200秒
絞り値:F5.1
ホワイトバランス:5300K
露出補正:±0.0
ISO感度:AUTO(ISO100)
撮影地:慶良間/唐馬
水中ワイドおすすめセット アクセサリー
レンズ:PTMC-01
ステップアップリング:PSUR-03
ショートアーム:PTSA-03
外部フラッシュ:UFL-1
光ケーブル:PTCB-E02
ミニマムなマクロ撮影システムなら
外部フラッシュを使わないでミニマムなシステムでもクローズアップレンズ を併用した撮影が可能。この場合、小型のクローズアップレンズ「PCU-02」の使用が望ましい。67mm径の大型クローズアップレンズを使うと最接近時にレンズ自体で内蔵フラッシュ光を妨げてしまう場合があり、画面左側が暗くなる事がある。この場合、ISO感度を上げたり、露出補正をプラスに振ることにより軽減を図ることができる。
外部フラッシュ無し マクロセット


システム構成例



防水プロテクタPT-045 (レンズ取り付け部径 52mm)
防水プロテクタ:PT-045
防水プロテクタ:PT-045
マクロコンバージョンレンズ
PTMC-01

水中で約2倍(面積比)の拡大撮影が可能な水中マクロコンバージョンレンズ。

PTMC-01
※ 取り付けには、52mm→67mmのステップアップリングが必要です。
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ステップアップリング
PSUR-03

防水プロテクタにコンバージョンレンズを装着するため、レンズ取付部径を52mmから67mmへアップするリング。

PSUR-03
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クローズアップレンズ
UN社製 PCU-02

水中で約6倍(面積比)の拡大撮影が可能。

PCU-02
※ 取り付けには、52mm→46mmのステップダウンリングが必要です。
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水中専用フラッシュ UFL-1

デジタルカメラの内蔵フラッシュに連動してスレーブオート発光する水中専用フラッシュ。水中の多彩なシチュエーションに対応できます。

UFL-1
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ショートアームPTSA-03

水中専用フラッシュを防水プロテクタに接続するための短いアームです。

PTSA-03
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水中光ファイバーケーブルPTCB-E02

水中撮影用外部フラッシュ用接続ケーブル

PTCB-E02
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