初夏の奥入瀬渓流を訪ねて ー三乱の流れー
いよいよ入梅、といってもいい天気が続いていますねー。初夏といえば渓流や滝で涼しく撮影しよう! というわけでもありませんが、先週は青森県の奥入瀬渓流で撮影してきました。
私たちが渓流や滝を撮影するときは決まって天気や時間を選びます。晴天の日中は避け(もちろん光が差し込むシーンもダイナミックな写真になることもありますけどねっ・・・)曇りや雨の日、あるいは晴れの日ならば夕方近い時間など、光が全体にほどよく回るほうが、森の奥深くに流れているような、落ち着いたシーンになりやすいからです。また曇りや雨の日ではシャッター速度も遅くなるので、水の流れをぶらすような撮影にも向いているからです。
さて、今日の画像は三乱の流れ。十和田市から奥入瀬渓流を上流に向かって遡るように奥入瀬に入り、奥入瀬バイパスの分岐をすぎてすぐの流れです。十和田湖方向からアクセスすると、石ヶ戸の先になります。
▲E-410、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、プログラムAE、青森県十和田市奥入瀬渓流三乱の流れ
以前にも話題にしましたが、カメラの露出モードはなにを選んでいますか? 上のカットはプログラムオートで、何もせずにそのまま撮影したものです。プログラムオートは多くのシーンで最適になるよう、あらかじめ決められたプログラムラインにしたがってシャッター速度と絞り値が決定されますが、このようなシーンでは必ずしも撮影者の意図したものになるとは限りません。水の流れをぶらして撮影したいシーンではもっと遅いシャッター速度を選びたいところです。そこでシャッター速度を遅くして撮影したカットが中段の写真です。
▲E-410、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11・1/4秒)、青森県十和田市奥入瀬渓流三乱の流れ
このときは使い慣れた絞り優先AEを選びF11まで絞り込んでスローシャッターにしました。シャッター速度優先AEはもちろんのこと、プログラムAEでもシャッター速度を変えることができるので試してみてください。さらに渓流ではもうひとアイテムを加えることでさらに表現を変えることができます。
▲E-410、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11・1秒)、青森県十和田市奥入瀬渓流
下段の写真はレンズにPLフィルターを装着して撮影したものです。PLフィルターは水面や葉表面などの余計な反射を取り除き、くっきりと見せたり緑を鮮やかにするなどの効果があります。また光量が約1.5段ほど落ちるので、より遅いシャッター速度を選ぶことができる、というわけです。中段の写真は絞りF11でシャッター速度が1/4秒でしたが、下段の写真はF11で1秒ほど。ですから水の流れのぶれの度合いも大きい、というわけです。そんなスローシャッターで撮影するのだから、三脚は必携ですょ!
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