Vol.07 オーロラ撮影時に役立つ小物と小技の話し
12月20日から一足先にユーコンへ。オーロラ撮影を続けながら移動を続け、各地で印象的なオーロラに巡り会っている。
夜間のオーロラ撮影では、氷点下-20℃に達することは珍しいことではない。風が吹けば体感温度はさらに低下する。そんな条件でも、何日間か過ごすと体が順応してくるから人体はすごい。
とはいえ、一番厄介なのは不自由な手先。暗い上に凍えているため、作業はままならない。そこで、今回はオーロラ撮影に役立つ・・・いや、必携の小物の話しだ。

月明かりで照らされた凍った川にでて、上空に現れた穏やかなオーロラをE-P2で撮影。設定はISO800、F4.0、15秒、最新機種のパフォーマンスを実感した一枚だ。
RAWで撮影してOLYMPUS Studio 2で現像した。
(E-P2/ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6)
まず一番重要なバッテリー、カメラが冷え切ってしまうとバッテリー交換のサイクルは必然的に早くなる。対策として、僕はプロテクターカバーをカメラに装着している。使っているのは、エツミの「デジタル プロテクターカバー2」という製品、保温性のある素材を使用しバッテリーがあるグリップ部分にポケットがあるので、カイロを入れ保温することができる。
本来は手を保温するためのポケットだが、撮影中グリップを握り続けていることはあり得ないのでリモートケーブルがあると便利だ。
それでもバッテリー交換の必要性は防げない。カメラを雲台に固定する時、バッテリーカバーが開閉できるように取り付けるだけでも、交換時のストレスはかなり回避できる。撮影環境やスタイルによっても異なるが、予備バッテリーは多めに持参したい。
バッテリーの次に重要なのがメディア。今まで紛失やクラッシュの可能性を考慮して4MBのコンパクトフラッシュカードを小分けにして使用してきた。しかし気が付いたら、十数枚を常に持ち歩いていた。
今回からはRAW+JPG撮影に切り替えることもあり、頻繁にカードを交換する必要性が高まった。
そこでE-3用にサンディスクのコンパクトフラッシュ「エクストリーム プロ」の32GB、E-P2用にSDカード「エクストリーム」の32GBを用意した。
超高速の読みとり/書込みに加え、特に厳しい撮影環境での作動と湿気や湿度に対する対応が強化されている。一回の撮影でも安心の大容量、使用環境が-25℃〜85℃とオーロラ撮影にはもってこいのメディアといえる。今回体感温度-43℃での撮影を体験したが、変わらぬスムーズな書き込みを実証してくれた。お気に入りのE-3と合わせ、タフな使用環境で欠かせないアイテムになった。
アウターは撥水加工された牛革のミトンタイプ、インナーグローブは防風フリース製で単体での使用も可能、人差し指と中指、親指の第一関節部分の切れ込みから指を出すことができる。
このグローブが優れているポイントは、ミトンの人差し指部分に付いている止水ファスナー。開けると指が出せるので、オーバーグローブを外すことなくカメラの設定変更などの作業が確実に行える。
部分的にナイロンを使用した-15℃まで対応の軽量モデルもあるが、しなやかさと保温性を考えると、オーロラ撮影には牛革製のPROがお薦めだ。
最後に撮影が終わったときの注意をひとつ。
外気で冷え切った機材を、暖かな室内に持ち込んだらたちまち結露してしまう。
大きめのジップロックやドライバッグに入れ、温度がなじんだら取り出すようにすれば、結露を防ぐことができる。





コメント(1)
ツアーもうすぐですねー!!
報告を楽しみにしています♪