ちょっぴりおセンチなエピローグ
まるで暦がカレンダーの日付を知っているように、9月に入ったとたん秋風が吹き、急に涼しくなりましたね。
この季節、暑さが和らいでほっとすると同時に、終わり行く夏を思うと少し物寂しく感じます。
まるで、今の私の心境を表しているかのようです。
このブログ「自然素材の家」も今回が遂に最終回です。
6月初旬、夏の準備段階の頃に始まり、夏の終わりと共に終了です。
今年の夏が記録的な猛暑だったように、私にとっても2007年の夏は記録的に熱い夏となりました!!
S様邸の竣工、そしてそれを追って書かせていただいたこのブログのおかげ!!
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始まりの頃の紫陽花
初回に書いたように私はバーチャル難民でした。
インターネットのバーチャル世界の中に自分の居場所を見つけることがなかなか出来ない人だったのです。
リアルな世界のコミュニケーションは終着点があり、お互いに線が結ばれて成立します。
一方、バーチャル世界のコミュニケーションは、太陽の光みたいに一方的に発信されます。
この終着点が決まっていない相手の見えない感覚が、苦手意識の原因だったと思います。
このブログを書き終えた今は、逆に終着点が決まっていないことが一番面白い事に気づかされました!
読んでくださっている読者さんがコメントを下さったり、懐かしい友達が、たまたま見つけたよ!と連絡をくれたり、紹介させていただいたメーカーさんの方から、ご連絡頂いたり。
思わないところに新しい出会いが生まれたからです。
この楽しみがバーチャル世界の醍醐味なんだな!っと180度発想転換できました。
相棒のμ770SW工事キットとの出会いも、楽しみの一つになりました。
あまりこだわって写真を撮るタイプではなかったため、今まで写真を撮る時はシャッターを押すだけのことが多かったのです。
けれでも、μ770SW工事キットの様々な機能や、使い方のご指導を開発者のI様から聞いたり教えていただき、撮る楽しみももらった気がしています!
本当に建築現場に適したカメラなので、これからもいい相棒です!
夜まで続いたカメラの使い方の講義!とっても勉強になりました。
ブログ記事として偉そうに自然素材について多く書かせていただきましたが、実は私自身、100%自然素材のみを使用した家を建てたことがありませんでした。
コストの問題であったり、お客様の価値観の問題があったりするため、100%自然素材を使用した家はやりたくても出来なかったのです。
S様邸、そしてこのブログと共に自然素材に正面から向き合ってみて、改めてその素晴らしさを体感しました。
有機野菜も食べてみて初めてその美味しさが分かるように、自然素材も使ってみて初めてその良さが本当に分かったのです。
一番の良さは、『自然素材は人にエネルギーをくれる!』という事です。
自然のもつエネルギー
自然素材は、天然のものを使用しているため自然界のサイクルに沿って変化します。
天然フローリングは、夏になると湿気を吸い込み膨張し、冬になると乾燥して収縮します。
この変化で、フローリングに隙間が出来たりする弊害はもちろんあります。
この弊害をなくすために作られたのが、合板でまったく変形しないフローリングです。
でも発想を変えると、変化するという事は生きている証拠でもあります。自然と共に呼吸しているのです。
例えばペットや観葉植物がお家にいると、それだけで癒し効果がありませんか?
生き物と共にいると、無条件にそれだけで気持ちが安らぐと思います。
それとまったく同じで、呼吸する自然素材の家と一緒にいると、不思議な事に無条件に気持ちが安らぐのです。
人工物は古くなるとただ朽ちていくだけのところがあります。
一方自然素材は、古くなっても「味」が出てくるのです。素材自身に時が刻み込まれていくのです。
例えば、古くなっていい味の壁紙になってきたという事はほとんどなく、「汚れてきたから張り替えましょう」という発想になります。
一方、土壁は時と共にいい風合いが出てくるので、汚れという意識にはならないのです。
呼吸し、年月を共に刻んでいける、自然素材には生き物としての性質を残しています。
そのことが、強さ・優しさとなって、人にエネルギーをくれるように感じるのです!
これからはよりいっそう自信を持って自然素材を使った家を推奨していきたいなと思います。
完成したS様邸
さて最後になりましたが、読者の皆様長い間のご愛読本当にありがとうございました!!
ブログとしては、記事が長すぎる!とのご指摘も頂くくらい毎回長々とお付き合いいただいた事本当に嬉しく思っております。
共に夢を見させてくださったS様
このブログを書くチャンスを下さったオリンパスイメージングの皆様
μ770SW工事キットを熱く語っていただいた(株)オリンパスイメージングのI様
いつも応援してくださった(株)女性建築家チームの西村様・大谷様
イベントを率先して起してくださった現場監督の林さん
一緒にS様邸を作ってくださった多くの職人さん
読んだ感想をくれた良き友人の皆様
この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
今後も益々精進していきたいと思っていますので、末永くどうぞよろしくお願いいたします。
本当に長い間ありがとうございました!!
集合写真
