《転校生》の25年!
東京事務所での取材・取材の日日の中、《22才の別れ》の鈴木聖奈がやって来る。会う度にレディに育つから若い人は頼もしい。
製作会社ダイアックス社長の頼住さんと並んで聖奈の食欲は益益頼もしい。食欲と消化能力は表現に携わる者の基本です。
大分から山本さん来社。2001年の大分植樹祭での芝生係のおじさま。ゴールデンウィークは《22才の別れ》上映の旅の間中、モギリのおじさま!
取材スタッフに村田雄浩君事務所社長の横田さんも交じってパチリ!
ゴッホの芝居をやろうと、打合せというより雑談会で、安井プロデューサーと福島プロデューサーが来社。安井さんは《22才の別れ》のCOプロデューサーて
ラジオの取材も事務所で。NACK5の近藤淳子アナウンサーらが来来で愉しく賑やか!
長野の町で。善光寺山門前で恭子さんと久びさの2ショット。
東京からはずき嬢の運転で千茱萸さんと森ちゃんが駆けつける。パンフの入稿が終わったそうで、お疲れ様。《転校生》パンフは面白いよ!
立川志らくさんの新しい芝居《ベニスの商人》を見る。今回は洋モノSFミステリー。これまでの情の喜劇から知の喜劇へワープ。相変わらず面白い。志らくはどこまで飛び昇るのか!
《ふたり》でデビューの柴山智加、《なごり雪》でデビューさせた須藤温子とロビーで会う。大林組女優さんは志らく師匠のご贔屓だ。偶然だが主演の北原佐和子さんは昔の《転校生》のイメージソングを唄って歌手デビューしたんだった!
6月8日、《転校生 さよならあなた》が善光寺さんの境内で御披露目上映されました。
山門に巨大なスクリーンを設置して、である。
善光寺1400年の歴史で、境内で映画を上映するなど初めての事。今後もこんな事は有り得ないだろう、とのお話。まことに勿体無い上映会であります。
「長野で作られるこの映画、完成したら是非善光寺さんの御本尊にお見せしたい。境内で御本尊に向けての上映は出来ないだろうか?」、と善光寺さんが仰っているとは、撮影中からぼくらに伝わってはいた。けれども「まさか!」、である。そんな事をしたら罰が当るぞ!
それが、現実になった。折角だからと当日、御本尊と共に300人の市民の方をお招きして一緒に鑑賞して戴こうと声を掛けたら、応募が2000通あったそうだ。で、映写スペースぎりぎりの1000人の方に入場して戴くことに。これもまたまことに有難い事であります。
思えば25年前昔の《転校生》の時は撮入直前に製作会社が「こんな映画は我が社の社風に合わぬ」、と降板し、スタッフ全員が一台のバスに機材もろとも乗り込み、尾道へ向った。男の子と女の子のココロとカラダが入れ替わるなど、そんなお行儀の悪い映画などとんでもない、というのが降板した製作会社の弁。
普通ならこれで製作中止であるが、ぼくのようなインディーズの個人映画には、中止とは映画のみならず人生を止めろというようなもの。で、25人の仲間と共に自主製作という形で尾道へ乗り込んだのだった。
尾道はぼくの古里で、それ故に撮影は出来たのだが、例えば公立の中学校などの撮影は拒否。ぼくの恩師の先生方が「ワシが向こうを向いている間にこそっと撮れ」、と撮らして貰う日日。それでも町の人たちの温かい協力も得て30日一杯で撮影を終える事が出来た。
聞けばこの物語の原作者の山中恒さんも、「こんなハレンチな小説は子供に読ませるな」、と当時の児童文学の先輩たちからは散散小衝かれていらしたそうだ。それを伺って、その昔ぼくが小学生だった頃には、あの手塚治虫さんの漫画もまた悪書追放の目に合い、ぼくらの手から取り上げられた事もあったっけなあ、と思い出したりもしたものだった。
尾道で完成した映画《転校生》は、「こんな汚い尾道を写されたのでは観光の妨げになる、上映しないでくれ」、とも言われたが、試写を見た尾道の子供たちが全員で応援してくれ、恐る恐る上映に踏み切ったらこれが全国の皆さんに愛されて“ロケ地巡り”の信じられない程の熱いブームを生んでいく。
東京での公開初日の映画館では上映後拍手の渦が湧き上がった。テレヴィ放映ではゴールデンウィークのゴールデンタイムに4年連続オンエアされ、高視聴率を上げた。今でもヴィデオやDVDは売れ続け、原作本は諸外国で翻訳され出版されている。どうしてこういう事になったのかはぼくにもよく判らないのだが、今回の再映画化に際しては「名作のリメイク」などと呼ばれ、それがぼくを嬉しくも怯えさせたりもする。
そんな中での、善光寺上映会であります。
当日は夕刻から雨。激しい雷雨! でもお天気で悩むなど罰当たり。これは神や仏、自然界の意思であり、ぼくらはただ頭を下げ、これを「恵みの雨」、と受け止めるだけ。この今日、雨があるからこそ、ぼくらは緑に包まれてこの地上に生きていけるのだ、とは自然に向って仕事する映画人の心得でもあります。
まだまだ冷気漂う山の里の雨の夜、傘を差し、寄り添い合った長野の人びとの温もりと共に、この夜《転校生》は、無事善光寺さんの御本尊にお見せする事が出来たのでありました。御本尊は喜んで下さった事でしょうか! 長野の皆さん本当に有難うございました。
一方尾道では、市内の小・中・高校生から大人まで、皆で新旧《転校生》を同時上映して、尾道の現在や未来を見つめ直すシンポジウムを行おうという計画が進んでいる。
ああ《転校生》! ああ25年! であります。
公開キャンペーンも始まっている。6月23日より全国上映が開始される。これから更に25年、50年。その頃のこの日本は、どういう国になっていなければならないのでしょうか?
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コメント (4)
大阪・ワーナーマイカルシネマズ茨木の試写会に行きました。
最後に大林監督が撮影したのをブログに載せると言ってたので
観に来ました。当方は前の方に座ってたので写ってたのですが
ぴんぼけでがっかりです。
2007年06月21日 16:43 投稿者 : オカシオ
善光寺さん行きたかったです。いよいよ東京での公開も近づいて来ましたね。。。
25年を経て『転校生』はどうなったのか?楽しみです。
2007年06月14日 12:45 投稿者 : 絢音ママちゃん
《転校生 さよならあなた》行って参りました。思わずOLYMPUSカメラ探してしまいました。。。
2007年06月24日 01:49 投稿者 : 絢音ママちゃん
《転校生 さよならあなた》心のSCREENに焼き付きました。
2007年06月24日 02:22 投稿者 : 絢音ママちゃん