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2007年07月26日

お客様に幸せにして貰いました。

テーマ: かく撮りき

NHK FMにてラジオ生出演、スタッフと打ち合わせを。今回は公開放送との事。

《22才の別れ》《転校生》に出演の俳優、斉藤健一君ことヒロシさんのラジオ番組でした。台風直前の大雨だったにもかかわらず、たくさんのお客様が。

前日の台風が去った後の空をパチリ。

宣伝会議主催のパネルディスカッションに参加。この日も、シナリオライターを目指す大勢の方たちが会場に。

中園ミホさん、大宮エリーさん、君塚良一さんと。今をときめく脚本家さん達です。

《転校生》を観に新宿ガーデンシネマへ。ポスター前でパチリ!

映画の後、横ちゃんとお寿司屋さんへ行く。村田雄浩君の巣をのぞく。

 三連休の最後の日、青山学院で『宣伝会議コピーライター養成講座50周年記念スペシャルカレッジ・青山「書く」院大学』なる催しに講師として出席し、それから思い立って新宿ガーデンシネマに封切りもう四週目に入る《転校生》を見に行った。
 表に看板一つ無い映画館に入り、見当をつけてエレベーターに乗ったら一階登り過ぎて了った。ぼくの顔を見て安心したのか、一緒に乗って乗り過ごされた二十代後半か三十代頭くらいの品の良いアヴェックさんも「アラアラアラ」、と再び一緒にエレベーターで一階下がる。どうやらこのお二人も、この映画館は初めてらしいな。
 前の回が既に終った後だったので館内はガラガラ。先程のアヴェックさんを加えても三百人の席に四、五人か。まあいいや、では貸切り状態でゆっくり映画を見直しましょうと座席についていると、それから約二十分。予告編がいろいろ上映され、いよいよ《転校生》上映という頃合にはいつの間にやら館内は約半数の客で埋まっている。そうなのか、昨今では皆さんインターネットで時間も調べて劇場に足を運ばれるから、きちんと上映開始に合わせていらっしゃるわけですね。
 それにしても静かなお客さんだなと見廻すと、ぼくの席は最後尾に近かったのだが、眼前に窺えるお客さんの後頭部には禿頭の方がちらほら。全体に中高年の方が多いって感じですね。映画が始まっても客席はシーンと静まり返っていて、笑い声一つ起きない。
 ──ああ、これはATG(アート・シアター・ギルド)の雰囲気だな、とぼくは思った。
 そういえばこの場所は、昔新宿文化というATGの劇場があった所。ジャン・リュック・ゴダールやフランソワ・トリュフォーらのフランスのヌーベルバーグや日本の大島渚さんら、先鋭的にして芸術的な映画群が大人の観客に人気のあった時代で、そういう純粋に映画的な魅力だけで見せる映画を求めて、映画通のファンたちが集まった。あの頃の、身じろぎ一つせずスクリーンを食い入るように見つめて動かない人たちの姿を思い出したのですね。
 《転校生》といえば、中・高校生たちが賑わい、場内は沸き返えるであろうと宣伝部の人たちは期待していたようだが、どう見ても十代から下の若い人の姿は全く見られない。でもこれは、ぼくが内心想像していたのと同じ状態でありましたね。《転校生》とは、実はそういう風に作られた映画であったのです。
 アイドルさんやテレヴィで売れっ子のタレントさんが出ている訳ではない。だから昨今流行のイベント映画になる筈もない。25年前にこの映画を愛してくれた人たちと、静かに再会を果しつつ、「映画」が持つ魅力だけで作ろうと試みた映画。
 故に封切一、二週でリピーターが出始め、この日も帰りしな、「また見に来ます」、と挨拶された方も多かった。静かだが、熱い。25年前がそうだった。映画館では大人たちが見て、子供たちはテレヴィで後から親たちに薦められて見て、ファンになってくれたのだ。尾道にロケ地巡りの若者たちがつめ掛けたが、一人で旅して来るくらいだもの、若いといってもせいぜい大学生から上の大人だろう。
 この日の客席の静かで熱い姿は、ぼくを幸福にしてくれました。終ると皆さんと握手し、パンフレットにサインした。売店で働く劇場のお嬢さん方も嬉しそうににこにこ顔で、まるで昔の映画館のようだった。
 そういうお客様と一緒に映画を見ると、自分で作った映画でもまた違って見えるのが面白い。映画とは結局はお客様がこうやって作って下さるのだ。この日は《転校生》が素晴らしい映画に見えて、ああ良かったなとほっとしたものでした。
 明日は尾道へ。新旧《転校生》の上映と町を考えるシンポジウム。25年の日本の変わりようも語られていくだろう。尾道には昔歩いて行ける所に九軒もあった映画館が、今は一軒も無い。だからホールで上映となります。映画もやっぱり、昔と今とでは随分変わったのだねえ。
《転校生》は25年の違いは勿論あるが、映画自体の面白さは昔と変わらぬはず。これからまだまだ日本中の地方の町を駆け巡ることになるだろうが、昔の映画ファンの方は是非どうぞ。そしてそういう大人の映画愛が、若い人や子供たちにも伝わっていくなら嬉しいな。
 青山大学の催しで、テレヴィでの人気脚本家、大ヒット作品を作られている若い方方の話を聞かせて戴いた。さすが皆さんその中で才能を発揮されている見事なプロたちですが、この世界にもいろいろこの時代のご苦労がおありの様子。ぼくなどの世代の人間には信じられないような事も起こるんだそうです。
 エンタテインメントとはおもてなし。ぼくらはお客のためにだけ耐えたり我慢したりもする。でもそれは喜びであり、それ以外の理不尽な我慢などする必要はさらさら無し。もっと明るく楽しく映画作らなくちゃね。主演の女優が脚本家に向かって脚本の直しを要求する。全編書き直させるなど映画がどんどん低下していく。そんなことが実際に起きているらしい。見せられるお客が実際は犠牲になっているのでは堪らないでしょうね。
 ともあれ、この日のぼくは、素敵なお客様に囲まれて、幸せこの上ない思いを味わっていたのでした。皆さん、ありがとう。

YANASEの会報誌面で元NHKアナウンサーの頼近美津子さんと対談。

編集スタッフの方々。編集長の多岐川さんはなんとご近所にお住まい。

高田文夫さんのラジオに生出演。ナビゲーターの春風亭昇太さんが事務所に来て下さった。実は彼とは、立川志らくさんの映画でお互い“役者”として一度共演しているのです!

はずき嬢のピンクとベージュの色合いが綺麗と恭子さんがパチリ!

プロデューサーの山ちゃんと沖縄帰りの千茱萸さんと森ちゃんがお土産を持って事務所へ。PSCスタッフ4人組をパチリ!!

《転校生・本》編集スタッフ柳谷君と秋田さん、今回イラストで寄稿の相馬君が来社。相馬君は美術の薩谷さんの助手として、長年僕の映画のスタッフとしても参加してくれていた。

みんな集ってパチリ!!!

USEN昭和ちゃんねるの収録で渋谷のスタジオへ。今度昭和ちゃんねるのホームページで僕が1ヶ月ナビゲーターを務めます。

《転校生》新旧ダブル上映会で尾道へ。

《転校生》所縁の中田美術館で久びさに中田さんと3人で。

尾道スタッフと中田一家とでフランス料理で夕食会。みんなの久しぶりの笑顔。

上映会ポスター。いよいよ明後日!

尾道の平谷市長が挨拶に来て下さった。

RCCの収録で御袖天満宮へ。一美と一夫が入れ替る運命の階段。

東京から横ちゃんとメイクの岡ちゃん、はずき嬢が合流。では、続きは来週……。

コメント (3)

『転校生』もう一度観に行きたいのですが、7ヶ月の子供がいるのでなかなかそうもいきません。。。夫に観に行ってもらい、映画について語り合いたいです。。。

連休最終日新宿とは!小生は前日、その日は長野。戸隠への車中10:13横揺れに。今週末は土曜尾道へ。天満宮も訪ねTVクルーと水祭りにて遭遇。再びニアミス???月曜ホールにて念願叶いようやくお会いできニッコリでした^^(3度目の正直也)。

「転校生」をみて前作とはまた別の素晴らしい作品になっていたので感激しました。東京では今週で上映終了らしいので、最後にもう一回みてきます。7回目になります。素晴らしい作品と出会えて今年の夏は幸せでした。どうもありがとうございました。

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