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写真家 斎藤巧一郎の料理をキレイに撮る18のレシピ

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2008年08月

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14、ライティングでキレイに撮ろう!(2)

2008年08月29日 11:00 テーマ [ ]

今回も、ライトを使ってキレイに写真を撮る方法を紹介します。
みなさんは、夏のギフトカタログなどで、飲みものやゼリーなどを、透かして撮っている写真を見たことはありませんか?

こんな感じの写真です。

このように透明感がありフワ〜っと見える撮影方法は、撮影前のセッティングにマル秘テクニックがあります。
今回の作例では、小さなテーブルをひっくりかえし、その脚に乳白色のアクリルの板をのせて、被写体を置き、下からライトで照らしています。

アクリル板がない時は、額縁から外したガラスや、小さな窓を外して、その上にトレーシングペーパーを敷いても、同じ効果が得られます。
ライトは、前回のライトの使い方と同じ「逆光」で設置し、さらにレフ板を使い、手前にできる被写体の影を消すことがポイントです。


キレイなグラスなら、より美しく写りますね。
ゼリーのコマーシャルによくあるような写真も、同じような方法で撮影されています。

ビー玉、おはじきなどのガラス製品もキレイに写ります。
ガラスの器に盛られたソーメンなんて、いい感じに撮れそうですね。
さわやかな明るい写真が撮れるので、ぜひ試してみてください。


■今週の「食」レポート

梅干し好きなんです。
今回は写真に撮るので、一粒150円もする梅干し(写真左)を買ってみました。

「南高梅」
デパートで購入。大きくて上品でした。
右は世田谷の農家からいただいたもの、左は母の漬けたもの。
やっぱり昔ながらの、しょっぱくって酸っぱいのがいいです。


ごはんにのせていただきました。
またもや逆光ですね。湯気も写っているのがわかりますか?



13、ライティングでキレイに撮ろう!(1)

2008年08月22日 11:00 テーマ [ ]

今回は、ライト(写真用電球)を使って撮影してみましょう。
日中、窓辺の光がある時には、前回のようにライトを使わずに撮る事ができますが、夜や暗い室内のように光があまりない状況では、ライトを使うと、キレイに撮ることができます。

上の写真は、クリップ付きソケットに写真用電球を取り付けたものです。
クリップ付きだと、スタンドが無くても、柱、イスの背もたれに留めて使用できるのでとても便利です。
普通の電球の明るさは100ワットまでしかありませんが、写真用電球は500ワットまであるので、強い光で被写体を照らすことができます。


被写体の手前から光を当てることを「順光(じゅんこう)」といい、被写体の後ろ側から光を当てることを「逆光」といいます。


「順光」


「逆光」


手前に影のある「逆光」の方が立体感がありますね。



「順光で立体感が無い」


「逆光で立体感がある」


しかし、逆光によってできた影が濃すぎるとおいしそうに見えないので、トレーシングペーパーを使い、ライトの光を柔らかくします。
また、手前からレフ板などを使って影を薄くします。
このとき、トレーシングペーパーとライトの距離を離すと、よりライトの光が柔らかくなりますので、ぜひ試してください。

「ライトとトレーシングペーパーの距離を離して、手前からレフ板で影を薄くする」


080822j.jpg「トレーシングペーパーなし」
080822k.jpg「トレーシングペーパーがライトに近い」
080822l.jpg「トレーシングペーパーがライトから遠い」


写真用電球は、写真用品店などで1つ3000円ほどで買えます。
写真用電球のソケットも3000円程です。普通の家庭用のソケットでは写真用電球は高出力のため使えませんのでご注意を。
ライトがあれば、夜でもお料理などを撮る事ができるので、どんどん活用してみましょう。


■今週の「食」レポート

郡上八幡にやって来ました。
名物は、「鮎」。塩焼きをいただきました。
長良川の支流、吉田川が町中をながれ美しい街です。
8月30日には、ここでオリンパス・ズイコーデジタルアカデミー撮影会を開催します。
ご参加の方はお楽しみに。

080822p.jpg



12、窓辺の光でキレイに撮ろう!

2008年08月08日 11:00 テーマ [ ]

ライトやフラッシュを使わないで簡単にキレイな写真を撮りたい!
そんな時には、窓辺の自然な光のなかで撮影します。
やわらかな光が差し込む窓は、写真撮影に向いています。

「窓辺に被写体を置く」
「そのままの窓辺の光で撮影」


直射日光が入る窓は、光をやわらかくする工夫をしましょう。

窓をトレーシングペーパーで覆うと、障子のある和室のような、やさしい光になります。
さらにレフ板を使って、被写体の影を明るくします。

「トレーシングペーパーとレフ板をセッティング」
「トレーシングペーパーとレフ板を使用して撮影」

トレーシングペーパーは、写真用品店などでは、1メートルくらいの幅のロール紙が売っています。小さい物なら文具店にもあるので、数枚をテープでつないで大きくして使ってもよいでしょう。

レフ板は、小さいものなら安価で写真用品店で売っています。アルミホイルを厚紙に貼ったものや、白い紙でも代用出来ます。カレンダーの裏の白い部分は、レフ板として理想的なので、それを利用してもよいでしょう。

「トレーシングペーパーをセッティング」
「そのままの窓辺の光で撮影」
「トレーシングペーパーとレフ板を使用して撮影」


■番外編

夜景の見えるレストランで、冷たくしたワインを窓越しの夜景を背景に撮ってみました。
滴の付いたグラスで「冷たさ」を表現し、あとは撮影モードを「夜景」にして、カメラにおまかせで撮影です。



■今週の「食」レポート

久しぶりに、大食いシリーズです。
赤坂のサンドイッチ屋さんに行きました。ニューヨーカー向けのビックサイズをそのままに出されているので、パストラミサンドのパストラミだけで300グラム。
エッグサンドは、たまご4個分なんだそうで、またしてもお腹一杯でした。

080808k.jpg


11、温かくキレイに撮ろう!

2008年08月01日 11:00 テーマ [ ]

先週の「冷たくキレイに撮ろう!」につづき、今週は温かさを表現してみましょう。

温かさといえばまずは湯気。
湯気のある料理と、ない料理では、やはり湯気のあるほうが温かく感じられます。
湯気のような白っぽく薄い気体をしっかりと写すためには、まず背景は暗く濃いものを選択し湯気を際立たせます。
また、湯気を多めに出してちょっとオーバーに表現することも大切です。
ただ、多すぎると火事?みたいに写ってしまいますので注意してください。
お鍋などのふたのある物では、湯気をためてからふたを取り、わっと立ちのぼる瞬間を撮ると良いでしょう。

湯気なし
湯気あり
湯気+温かな色で


冷たさを表現するときには、青みがかるようにホワイトバランスを調整しましたが、温かさを表現するときは、赤みがかるように調整します。

電灯の下で撮影するとき、ホワイトバランスを「電球」に設定すると自然な色に写りますが、温かさは感じられません。
また「晴天」・「曇天」に設定すると赤くなりすぎます。
「オート」に設定すると少し赤く温かみのある撮影ができます。

プロの撮影現場では、スモークテスターという煙をふきだす道具を使ったり、タバコの煙などで湯気を代用します。
この鉄板焼きの湯気と、紅茶のカップの湯気は、スモークテスターの煙を使ったものです。
いかがですか?
写真だけ見れば湯気に見えませんか?


「スモークテスター」



■今週の「食」レポート

今週は、オリンパスズイコーデジタルアカデミーで料理撮影テクニック講座を開催しました。
「料理をキレイに撮る18のレシピ」のリアル講座ですね。
フードスタイリストの田島富佐江先生にご一緒いただきました。

田島先生に夏らしく「かき氷」を用意して頂きましたが、なんと“塩”です。氷ではありません。
だまされました?

「田島先生と」
「かき氷?」
080801i.jpg



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