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農業1年生 涼子のドタバタ日記


これからも農業1年生!!

2007年09月14日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

はじまりがあればおわりがやってくる。涼子のドタバタ日記を書き始めて、あっという間に3ヶ月が経ち、今日で最終回を迎えようとしています。

3ヶ月前、私は“農業をしているただの労働者”でした。日々の仕事に追われ、疲れに理由をつけて睡魔に負ける日々。大学を卒業した私が帰ってきたことで家の仕事にプラスになるような何か新しい風を送り込みたいと内心では思っていたのに。甘えてしまっていました。そんな時、このブログのお話がきて「チャンスだ!」と、すぐに挑戦を決めました。
写真はド素人ですが、オリンパスのブログ担当の方からの度重なるアドバイスや、賢いμのサポートのおかげ、そしてユーザーさんからの暖かいコメントに励まされながら何とか今日まで更新することができました。

この3ヶ月間、携帯や財布は忘れても、μだけは片時も離すことなくいつも一緒でした。ブログの文章を書くこともそうですが、写真を撮りながら「ユーザーさんは農業のどんなところに興味を感じるんだろう」と、考えながら仕事をすることは面白く、また、とても勉強になりました。写真を撮る楽しさを覚えた今では私もすっかりオリンパスのファンの1人です。

ブログで頭がいっぱいだった毎日は今までにないくらい濃厚で刺激的な生活で、疲れて眠くなっても顔を引っぱたきながらパソコンに向かっていた自分は一生懸命に生きていました。
いまの私は“イキイキと農業をしているお姉ちゃん”にランクアップした気がします。目指す目標はまだまだ遙か彼方ですが、焦らず一歩一歩“農”と向き合い、私らしい農業ライフを見つけていきたいです。
私のブログを読み、応援して下さったユーザーのみなさん、本当にありがとうございました。今後、我が家のHPで「続・農業1年生」ブログを公開予定ですので、その後の私をこれからも見守って下さい。

最後に、これまで紹介してきたように私の住む新潟は四季(色)彩豊かな所です。みなさん是非ミューを持って新潟に遊びに来て下さい。そして坂井ファームにも顔を出して下さいね!
待ってまーす!!

最終回は家族でパチリ。
農業は家族の持つ力(協力・絆・信頼)が一番大事!!




豊作御礼!!

2007年09月12日 11:00 テーマ [ 米の話 ]

みなさま、お待たせしました。
そして、私も待ちました。
今日は待ちに待った稲刈りの日です。
生育期間約4ヶ月。美味しい米を作るため、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、雪ニモ夏ノ暑サニモ・・・雪の時期は田んぼがカラっぽですね。
今日まで草刈り、水管理、穂肥(肥料散布)、防除(虫や病気から守る為の薬)、生育調査、溝切り(水管理をしやすくする為の溝を作る作業)等、手をかけ、気をかけてきました!!
私の家では5ha(100m×500m)のコシヒカリを作っています。
コシヒカリという品種は、他のどんな品種より風が苦手で、倒れやすい品種です。毎年、収穫直前にやって来る台風になぎ倒され、収量・品質を落としていました。倒れていない年の方が少ないくらいなんですよ。それが今年は、先日の台風9号の暴風雨を受けながらも、珍しく倒れずに元気よく天を仰いでいました!私の気合いが伝わったのだと確信しています!!

待ちに待った稲刈り


稲刈りの仕事は、コンバインと呼ばれる機械で稲を刈っていく作業ですが、私も今年初めてコンバインに乗せてもらいました。みなさん噂には聞いていると思いますが、コンバインはとても高価な機械なので壊されちゃかなわないと、父の度重なるレクチャーを受け本番に臨みました。

レクチャーをパチリ


自分の体の何倍もの大きさの機械に圧倒されながらも、恐る恐る発車(?)。なんせ機械が大きいから、感覚に慣れるまでが大変!

恐る恐る


一方、キャビン内(運転席)はシンプルに出来ていて操縦は意外と簡単。きっと、隠れて見えない所で機械がもの凄い仕事をしてくれているのだろうなぁ。と、日本の技術の高さ、素晴らしさを再確認しました。

コンバインで刈れない四隅は手刈りです



刈り取った米を倉庫に運び乾燥機にかけます。


ところで、今年の新米の出来(味)が気になるところですが・・・。
新米ごはんを目の前にして、私も緊張の一瞬です。
「・・・こりゃ・・・う、うまい!!!(涙)」
コシヒカリ特有のもちもち感、香り、つや、甘味は今年も健在で、ごはんのおかずでごはんが食べられる程です。これまで挫けずに仕事してきて良かった!感動で胸がいっぱいになりました。

坂井家新米コシヒカリ 米が立ってる!


この坂井家の新米ごはんを、このブログを読んで下さっているあなたに是非食べて頂きたい!!そして私と同じ感動も一緒に味わって頂きたい!!“新米プレゼント”たくさんの応募お待ちしています☆

μはスゴイね。モミ1粒1粒の生命力まで写ってる。




お大根クラブ

2007年09月10日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

以前、一般の方に畑を貸すポテトクラブを紹介しましたが、今回はその裏作で“お大根クラブ”を開催しました。このお大根クラブもポテトクラブ同様、3年前からのおなじみイベントなんですよ。

お大根クラブ


24件の家族が日曜日の青空の下、大根やホーレン草の種まきや、キャベツ・白菜の定植等、さわやかな汗を流しました。
「クワの使い方教えて下さい」「種を蒔く間隔を教えて」「農薬はどうやって撒けばいいの?」・・・みなさん、私が何でも知っているかのように質問してくださいます。とっても嬉しい事なのですが、普段ほぼ小松菜しかさわっていない私は大根の種のまき方を知りません。「えーと、こうですよ」と、とりあえず感で教えた後、さりげなく、かつ、急ぎ足で父に掛けより「どうやるの??」と正解を聞き、慌ててお客さんのもとに訂正しに走るのでした。
全く、私の見栄っ張りさには自分でも呆れます。
子供に負けないくらい親が夢中になって作業している姿をみると、何だか嬉しくなります。土を触ると童心に戻るのでしょうか。

お父さんも子供達も一生懸命でした。


作物は正直です。夢中になった分、手をかけてあげた分、生長に表れてきます。
収穫は11月頃ですので、このブログでは残念ながら紹介出来ませんが、今からどんな大根が出来るのか楽しみです!!どうせなら、スーパーでは見たことないくらい大きくてブサイクな大根が出来るといいなー☆

おおきく育つと良いね☆




コンサートin採彩

2007年09月07日 11:00 テーマ [ 直販店「採彩」の話 ]

採彩では年に1回、クラシックコンサートのイベントを開催しています。
といっても、ほんの小さなイベントですが。
なぜコンサートをするのかというと、オープン当初、採彩にしかない何か珍しい事で、お客様に喜んでもらえるイベントはないかと考えていたら、たまたま、隣りに住んでいるお姉さんがチェロの名手だということを思い出して、お願いしてみたらOKが出た、といういきさつです。隣のお姉さんは親切にも、自分の音楽仲間にも声をかけてくれて、キーボード、チェロ、トロンボーン、フルート、バイオリン、オカリナのなんと6種類の音源を揃えてくれました。

バイオリンさんも手前にちゃんといますよー☆


皆さんプロではないですがかなりの実力者たち!!なぜって、みんな音楽の先生だからです。
実は、うちの父ちゃんもテナーサックスを吹く趣味があり、たまにコンサートで披露するんですよ!そして、私も今年の5月からピアノを習い始めました。
来年は、私も弾き語りで参加しちゃうかも!!(笑)
そのときはお知らせしますので皆さん是非聞きに来て下さいね☆

コンセプトは「心にメロディを、野菜で潤いを」です☆


午後2時に突然始まったコンサートにお客さんはビックリしたご様子。
しかし、日曜日の午後のひとときをゆったりとした生演奏を聞きながら過ごす事にお客様、かなり癒されモードです。

野菜と音楽のコラボレーション。不思議な光景ですね。


それにしても、野菜と音楽のコラボレーションなんて日本中どこを探しても採彩だけですよねー(笑)

私もちゃっかりお客さん




秋祭りー青年部篇ー

2007年09月05日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

前回に引き続き・・・
同じ宵宮の日、若手達はお宮の縁の下にもぐり一年振り、ほこりだらけの旗竿を引っ張り出す。長さ9m弱。身長に合わせて4ー5人で肩に担いで旗立て場に運び急ぐ。普段は道路だが、コンクリート製の蓋を取り出すと年に一回の神社参道に変身する旗立て場。旗竿櫓を立て杉の丸太の旗竿の頭に竹葉を差し込み、宮司さんの書による祭り旗を柱に取り付け一気に立ち上げる。

旗竿立て


4方向に張った八方(はっぽう)というロープで固定し、張り具合を見て終了。大変そうに見えますが結構簡単に立ち上がるのですよ。

普段はただの道路だが祭りの日には神社参道に変身する。


青年部の活躍はこれから。青年部とは、10代後半から30代くらいまでの集落の中の若手男子の組合の事で今年は15名ほど在籍しています。内、専業農家は4人しかいません。ですから休みを取っての参加なのですが、小さい頃からそれぞれ交流があるのでチームワークは抜群です!
午後からは、生ビールや金魚すくいなどの模擬店準備に大忙しで、境内のステージ作り(カラオケ大会用)楽しそうに動いています。露天商などは来ない小さい集落ですから、みんな顔の分かるお兄さん達のお店。子供達やお客さんとワイワイ掛け合いをしながら、ソーセージを焼いたり、花火を売ったり、かき氷はなんとシロップかけ放題。子供達は面白がって色んな味をミックス、絶対に美味しくないだろうと思う色に変身したかき氷を美味しそうに食べていました。

くじ引き店に群がる子供達



ウルトラマンポーズでキメてくれたゆうだい君☆


今年からの就農者、涼子もジュース売り子になっていましたよ。
“青年じゃないのに”とブツブツ言いながらも楽しそうにしていました。
ゲームや食べ物、一律100円の商品に、一杯200円の生ビールと(もっとも樽の半分は青年部が飲む)赤字確実のお店出しでした。
でも夏の終わり、秋祭りの宵宮のカーキ色の賑わいを誰のためでもない、自分たちと、瞳輝かせる子供達のためにやるのかなー。  
少し肩を落として祭りのあとの寂しさを感じる、父・孝一のブログでした。終わり。

賑わう祭・カーキ色の世界。恒例のビンゴ大会にみんな真剣!




秋祭りーしめ縄篇ー

2007年09月03日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

新米コシヒカリ収穫前に行われる地域集落の秋祭りについて、娘の涼子に村の伝統はまだまだ語れないようなので、今回も父・孝一の代理ブログです。


夏もそろそろ終わろうとする頃、農集落60数戸の村に秋祭りの宵宮(よいみや)の日がやってきた。遙か昔から米の豊作を祈願して行われる村祭り、辛い農作業もこの日を楽しみにして頑張ってやってこれた!村にとって、とてもとても大切なハレの日なのです。
朝8時、男衆がワラを片手に村の鎮守宮へ集まりだした。毎年この日に鳥居に架かる“しめ縄”を張り替えるのだ。農業をしていない家からもこの日に合わせて休みを取るのか、平日なのに若手が多い。
お宮の拝殿への“細しめ縄”張り、鳥居の“大しめ縄”の掛け替えは長老古参の仕事だ。若手は参道の祭りの登り旗上げ、そして昼から青年部(若手の組合)は子供達のために祭店(金魚すくいや、かき氷等の屋台)の準備に取りかかる。
私たちの集落には失われてしまった昔ながらの祭りと、若手が中心になっての新しい祭りとが同居しています。

今日は、昔ながらのお宮での“しめ縄”作りを紹介します。
八百万(やおよろず)の神々への豊作祈願のために1年に1度“しめ縄”を新しくします。“細しめ縄”に、幣束(へいそく)を挟めて、神殿や、旗竿下の灯籠、供物に張り巡らせます。左縫いの“細しめ縄”を縫うのは少し技術と経験がいり大変です。撚(よ)りをかけながら縫うのですがすぐに手の平がすり減って痛くなるのです。昔の人は一日中縫っていたのに情けないね。この作業は私と宮係の人の担当でした。
あとの人間は“大しめ縄”作り。持ち寄ったワラをすぐりあげ、まずは3本の芯を作る。

”わらすぐり”とは、良いワラとくずワラを選別し、良いワラだけを使います。


真ん中を太めに作り、端に向かって細く作っていくのだが、こんなに巨大サイズの規格はなく、みんな昔からの感だけでワラで束ねていきます。その18尺以上の芯を一緒に回しながら細縄を隙間無くねじり上げていく。隙間があるとワラがはみ出したり、崩れたりするからしっかり時間をかけて仕上げていくのです。

大しめ縄を作るための3本の芯作り


あとは3本をねじり込んでいくだけ。組み上げると5m弱の“大しめ縄”はまるで大蛇のよう。田の守り神そのものですね。

3本を合わせ結っていく。


ようやく鳥居に掲げると、直来(なおらい)神社に上がって御神酒を茶碗でいただきます。つまみは供物になる前のするめ。今年の米の出来不出来等の話で盛り上がり、自宅での秋祭りの準備に帰っていきます。

鳥居に取り付け中


まるで八代亜紀の歌の世界のようですが、旗竿立て仕事の話は少し違います。
その話は次回のブログで・・・。

おまけ。
今回写真を撮っていて初めて気づいたのですが、鳥居の前に鎮座している狛犬の側面に「施主 坂井 明治三四年十一月」と彫ってありました。自分の推定では我が家の四代前の当主でしょう。

この狛犬の土台に4代目坂井の名が!




テレビ出演!!

2007年08月31日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

先日、新潟のテレビ局から“芸能界から転身、農業の世界へ”というテーマで取材の依頼を受けました。
このブログを始めた頃にも書きましたが、私は以前、芸能界で仕事をしていました。慣れない一人暮らしや、受けては片っ端から落ちていくオーディションの日々、辛いダイエット生活など、今となってはとても貴重な人生経験だったと思えますが、当時の私には目の前が真っ暗な地獄の毎日でした。

芸能界で絶対売れるんだ!という強い意志をもっている人たちは、きっと、そんなこと当たり前にしているでしょう。私の気持ちが弱すぎて、当たり前の事も必要以上に辛く感じていたのだと思います。
私が挫折した原因は、目標や、強い意志をもてなかった当然の結果だったと自覚しています。
皮肉な事に、農業をしている女の子が珍しいというだけでマスコミは注目してくれるんですよね。東京でテレビに出るためにあれだけ躍起になっていたのに・・・。オーディションでCM1本取ったところで30秒がいいとろです。今回のテレビ放送は夕方の県内ニュース内で10分間の特集放送でした。

打ち合わせ中


芸能界時代の映像から始まり、普段の仕事風景、父ちゃんのインタビューもあり、普段あまり聞くことのない私へのコメントも見ることができて、思わず顔がニヤニヤしました。

トラクター耕運を撮影中!


芸能界で努力しても努力した分だけ確実に売れるという保証はありません。しかし、農業の世界で、おいしいお米やおいしい小松菜を作り続けていれば、自信や評価は自然とついてくると思います。私は今、確実に自分の足で1歩1歩前に進んでいるという実感があります。
芸能界ほど華やかな世界じゃないけれど、いろんな意味で喜びや幸福感を感じさせてくれる農業が私は大好きです。

これからインタビュー!ドキドキ・・・




農薬の話

2007年08月29日 11:00 テーマ [ 小松菜の話 ]


虫食い小松菜


写真の小松菜は害虫の食害を受けています。
この状態での出荷は無理なのでこのハウスの小松菜はみんな引き抜いて捨てることになりました。・・・残念。
しかし問題は、このハウスだけの出来事じゃないということです。
最近、いたるハウスで小松菜を食べる虫が大発生しています。
こうなると農薬を使わなくてはならなくなります。
坂井ファームの農薬の使用状況は、全国の小松菜の農薬散布量の平均の3分の1位です。
全国的にみても少ない理由は、全てのハウスの出入り口を防虫ネットで囲っている事、肉眼で見つけた害虫は手で潰したり、バーナーで焼いたりしている取り組みがあるからです。農薬散布は葉っぱが小さい時のみの一回だけです。その農薬がかかった葉っぱは大きくなるにつれてカイワレの部分(最終的に捨てる部分)となるので人的には全く問題ないと思っています。しかし農薬を撒いたという事実は変わらず、記録も残ります。

農薬散布


お客様は“無農薬”という言葉を好みます。
では小松菜の無農薬栽培ではどうでしょうか?
たぶん現在の10%しか収穫できなくなり、また、虫食いだらけの小松菜になるので、これを買おうとするお客様も相当の勇気がいるでしょう。 
じゃあ、法律の許す限界まで農薬漬けにしたら?
おかげさまで収穫量は現在の10%アップ、製品も綺麗に仕上がると思います。 
けど実は、坂井ファーム式・無農薬式・農薬たっぷり式。この三つの品質を比較しても人への健康被害は全く無いと考えています。それほど日本の農薬の基準は厳しく、安全性が高いと思います。これは毎日自家の小松菜をたっぷり食べている私たちが一番実感していることです。
出荷しているスーパーの販売員さんからこんな面白い話を聞きました。
飼っている小鳥のために毎日坂井ファームの小松菜を買いに来るお客様がいるそうです。“他の小松菜では食べてくれないから”と言い、さらに“小鳥の食べ残しの小松菜が家族の食事に上がるのよ”と、笑いながらぼやくそうです。
小鳥の体重は人間の数万分の1しかありません。農薬についても人間よりもはるかに敏感に感じるでしょう。その小鳥が我が家の小松菜しか食べないという事実、こんなに正直なお客様はいないでしょう。私は素直に嬉しいです。
以上が坂井ファームの農薬使用現況です。
ご質問があれば喜んでお答えしたいと思いますのでいつでもご連絡下さい。



上越・農場視察会

2007年08月27日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

週末、新潟県農業法人協会主催の農場視察会で上越に行ってきました。
実はこの視察会、1ヶ月前に行われるはずだったのですが、視察前日に新潟中越沖地震が起こり延期になっていたのでした。
被害に遭われた方や、延期になったことで仕事の都合がつかなくなった方、当初の参加者の1/2の人数での視察会となりました。
上越では直売所見学や、経営についてのディスカッション、無農薬大葉農場見学等があり、私は特に無農薬大葉農場見学をとても楽しみにしていました。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、大葉という農産物は何度も何度も農薬をかけます。農薬をかけないと虫に食われて穴だらけになってしまうので商品として成り立たなくなるのです。
つい先日、近所のおばあちゃんの畑の手伝いにいった時の事、あまりにも大葉が見事に出来ているのをみて感動していると、「うちの父ちゃんが薬(殺虫剤などの農薬)かけてくれているからねーうまくできたんだよ。涼子ちゃん、好きなだけ持って帰っていいよ」とおばあちゃん。まるで何でもないような感じでサラッと言っていました。大葉に伸ばしかけていた私の手が止まり「浴びるように農薬がかかっているんだ」と、おばあちゃんには悪いけどどうしても持って帰る気になれませんでした。
頻繁に農薬をかける野菜ワースト3に大葉が入っています。(ちなみに他はセロリとパセリです)けど、農薬をかけたくてかけている訳ではありません。必要だからかけているのです。
それをしないでどうやって無農薬に栽培するのか、とっても興味がありました。しかし残念ながら、施設内は撮影禁止で、栽培方法は口外禁止なので、詳しくお話できませんが、特別、無菌室にしているわけでもなく、大葉にとって一番良い環境をつくってあげていたとだけ言わせてもらいます。

直売所見学



無農薬!?大葉農家見学


この視察会では普段の農業の仕事とは少し違う「作る」ではなく「売る」という経営に関する話も盛りだくさんで、経営者ディスカッションでは大勢の社長の中に新入社員(私)が紛れ込んだような感覚で終始緊張しっぱなしでした。私だけ地に足がついていないような発言をしたりと、とても恥ずかしく、また、悔しい思いもしました。
自分の無力さ、無知さを改めて実感し、明日からまた課題が増えたなと内なる炎がメラメラと燃えています。

経営者ディスカッション


その夜、おやすみ3秒だったこと(ぐっすり眠れたということ)は言うまでもありません。



ラジコンフェリコプター

2007年08月24日 11:00 テーマ [ いろんな話 ]

ある日、田んぼの見回りをしていると、何やら飛行機らしき爆音が近くで聞こえてきました。探すまでもなくすぐ後ろに小型飛行機が田んぼの真上を飛んでいるではありませんか!

ラジコンフェリコプター


驚きながらも“これがウワサのラジコンヘリコプターか!!”と感動し、近くにいた関係者らしきおじさんに「嘉木の坂井ですけど、写真を撮らせてもらってもいいですか??」とすぐに交渉しました。ここでポイントなのが“嘉木の坂井”と名乗ること。知らない人が勝手に写真を撮っていたら気分が悪いですよね。そして、新米農業者の私は知らない方がたくさんいるけれど、農業している方だったら地名と名前を言えばだいたい誰だか分かってくれます。「あぁー坂井さんとこの一人娘ねー。俺、あんたの家の遠い親戚だよ。撮ってもいいけどフェリから15m離れてね。」
・・・思いがけず、親戚にも出会ってしまいましたが(笑)快く了解してくれました。

ラジコンヘリコプター(以下・ヘリ)について色々教えてもらいました。
稲に害を及ぼす虫(主にカメムシ)を予防するための殺虫剤を撒いたり、病気を予防する殺菌剤を撒いたりする時にヘリが活躍するそうです。「カメムシは中国から上昇気流に乗って40分もあれば日本に着いてしまうんだよ」と、おじさん。
以前は人間が何日もかけて長いホースを引っ張りながら散布していたらしいのですが、ヘリが導入されてからは、短時間で広範囲に薬を撒くことができ、また、離れたところでラジコン操作をするため、人間が農薬を吸わずに済むことから健康被害も軽減されたようです。もちろん、講習を受け、試験に受かった人しか操縦はできません。

噴射口


依頼を受けた地域を一斉に撒くそうですが、“白い旗”が立っている田んぼは生産者の意向で撒かない目印になっているのだとか。
そういえば、田んぼのあちらこちらで白い旗が立っているのを目にしていましたが、そういう田んぼはだいたい隣が畑の場合が多かったような気がします。
畑にまで薬がかかるのを避ける為ですね。

白い旗がたっている田んぼは避けます。隣の畑にまで農薬がかかってしまうおそれがあるからですね。


そして気づきましたか?タイトルに「ラジコンフェリコプター」と付けたのは、このおじさんが「ヘリコプター」と言えず「フェリコプター」とずっと言っていたからです。可愛すぎます。とても熱心に説明しているその姿にどうしてもつっこむ事が出来ませんでした。

薬をつぎ足す(遠い親戚の)おじさん



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