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農業1年生 涼子のドタバタ日記


農薬の話

2007年08月29日 11:00


虫食い小松菜


写真の小松菜は害虫の食害を受けています。
この状態での出荷は無理なのでこのハウスの小松菜はみんな引き抜いて捨てることになりました。・・・残念。
しかし問題は、このハウスだけの出来事じゃないということです。
最近、いたるハウスで小松菜を食べる虫が大発生しています。
こうなると農薬を使わなくてはならなくなります。
坂井ファームの農薬の使用状況は、全国の小松菜の農薬散布量の平均の3分の1位です。
全国的にみても少ない理由は、全てのハウスの出入り口を防虫ネットで囲っている事、肉眼で見つけた害虫は手で潰したり、バーナーで焼いたりしている取り組みがあるからです。農薬散布は葉っぱが小さい時のみの一回だけです。その農薬がかかった葉っぱは大きくなるにつれてカイワレの部分(最終的に捨てる部分)となるので人的には全く問題ないと思っています。しかし農薬を撒いたという事実は変わらず、記録も残ります。

農薬散布


お客様は“無農薬”という言葉を好みます。
では小松菜の無農薬栽培ではどうでしょうか?
たぶん現在の10%しか収穫できなくなり、また、虫食いだらけの小松菜になるので、これを買おうとするお客様も相当の勇気がいるでしょう。 
じゃあ、法律の許す限界まで農薬漬けにしたら?
おかげさまで収穫量は現在の10%アップ、製品も綺麗に仕上がると思います。 
けど実は、坂井ファーム式・無農薬式・農薬たっぷり式。この三つの品質を比較しても人への健康被害は全く無いと考えています。それほど日本の農薬の基準は厳しく、安全性が高いと思います。これは毎日自家の小松菜をたっぷり食べている私たちが一番実感していることです。
出荷しているスーパーの販売員さんからこんな面白い話を聞きました。
飼っている小鳥のために毎日坂井ファームの小松菜を買いに来るお客様がいるそうです。“他の小松菜では食べてくれないから”と言い、さらに“小鳥の食べ残しの小松菜が家族の食事に上がるのよ”と、笑いながらぼやくそうです。
小鳥の体重は人間の数万分の1しかありません。農薬についても人間よりもはるかに敏感に感じるでしょう。その小鳥が我が家の小松菜しか食べないという事実、こんなに正直なお客様はいないでしょう。私は素直に嬉しいです。
以上が坂井ファームの農薬使用現況です。
ご質問があれば喜んでお答えしたいと思いますのでいつでもご連絡下さい。



小松菜NEWパッケージ

2007年08月06日 11:00

ついに完成しました!!
小松菜の新しいパッケージ。
6月20日のブログで少し紹介しましたが、我が家の小松菜のパッケージは独自のものを使用しています。表には父のイラスト、裏には住所やHP、Eメールアドレス等がプリントされていましたが、この度、新潟県が政令指定都市になったので住所が変わったという事や、坂井ファームのHPがリニューアルした事もあり、パッケージを変える事にしました。ついでにデザインも私のイラストに変えちゃおう♪
制作期間約1ヶ月半、文字サイズやイラストの位置等、印刷会社の人と細かく打ち合わせをしてきました。

パッケージ制作中


そして、ついに完成!!
パッケージ右下のイラスト、私に似てますかー??

NEW小松菜パッケージ


パッケージ完成を“小松菜ジュース”でお祝いしました。
この小松菜ジュース、毎朝私が手作りして飲んでいるものなのですが、美肌に最適です(たぶん)。
作り方は超簡単♪小松菜・リンゴ・バナナ・ヨーグルト・蜂蜜・レモン汁・を氷と一緒にジューサー(ミキサーでも可)にかけるだけ。分量はお好みで♪私って大ざっぱな人間だから分量なんて量った事ないんです。

美肌になーれー


新しいパッケージの小松菜から作ったジュースはいつもより美味しい気が・・・するの気のせい!?笑



小松菜生長期ー2週間後ー

2007年07月20日 11:00

7月6日のブログで紹介した、小松菜のその後・・・。です!
見てください!2週間経って、ここまで大きくなりました。直径15cmといったところでしょうか。

種まきから2週間が経ち、ここまで育ちました


雨の続く、ドンヨリとした天気の中でも精一杯生きようとする小松菜たちを見て、わたし、感動しています!!

種まきから収穫までの主な管理は、水やりと、虫取りです。
虫取りは、殺虫剤などの農薬をかけずにバーナーで焼いていく方法をとっています。
農薬をかけた方が簡単で効率的ですが、人の口に入るものを作る者の責任として、なるべくなら避けていきたいと考えています。私自身も、自分で作った小松菜を安心して食べたいですしね☆

今日もバーナー片手に虫を探していたら、すっごく小さなカマキリを見つけちゃいました!!あまりの可愛さに慌ててμ(ミュー)を取り出して“動かないでねー“と、念じながらパシャリ。なんとカメラ目線までしてくれました(笑)

極小カマキリみーつけた!・・・カメラ目線かい??


「小松菜に悪さしないでね」と、この極小カマキリは見なかったことにして通りすぎる事にした今日のドタバタ日記です。



お助け!あおぞら隊!!

2007年07月19日 11:00

地震から3日目の朝を迎えました。
テレビで見る柏崎は私の知らない柏崎に変わり、災害や災害がもたらした二次災害で日々深刻な状況が続いている様子が見て取れます。実は小松菜にもその影響が出始めています。
地震による交通規制の関係で県外からの小松菜が入りにくくなっていて我が家の小松菜の注文が増加傾向です。そこで、今日は小松菜の話をします。

一年前のちょうど今頃、小松菜の生育が良く、次から次へと面白いくらいに収穫していた時期がありました。しかし調整(パッケージ)作業がそれに追いつかず、パートさん(当時)8人では全てを消化できない状態に陥りました。
小松菜はたくさんある。注文もたくさんくる。問題は、製品を作れないということ。
当時、東京で学生だった私に父から「大規模な小松菜農家の視察を大学で紹介してもらえないか?」というメールが送られてきました。
そこで、紹介してもらったのが埼玉県の農業生産法人。小松菜は我が家の100倍の規模を作っているオッタマビックリな農家でした。
そこでは、収穫隊と、調整隊の2つのグループに分かれていて、作業が同時進行で行われていました。それまで我が家では、パートさん全員で朝8時から約2時間収穫した後、約4時間調整作業のサイクルだった為、この埼玉農家式を取り入れてみることにしました。

まず、収穫隊を新たに2人雇い、我が家の隠れボス=じいちゃんを筆頭に3人だけで収穫するようにしました。そして、調整隊には今日の主役でもある「福祉作業所 あおぞら」に作業委託しました。この団体は、障害を持った人たちが働きに来ている小規模作業所のことで、たまたま近所に作業所を構えていて、色んな業者の作業受託しているのを父が知っていた事から話がつながってお願いすることしました。

去年の夏休みの2ヶ月間、私は家の手伝いをしていたので、あおぞらさんとは最初からのお付き合いですが、皆さんの働きぶりや態度を見ていると本当に感心して頭の下がる思いです。仕事中の集中力はものすごく、サボることを知りません。

みんな一生懸命です



小松菜運び係・本間君


また、あいさつが素晴らしい!!あいさつはコミュニケーションの基本中の基本ですが、改めて、あいさつは大事だよなーと思わせてくれるくらいの気持ちの良いあいさつをしてくれます。

もちろん、あおぞらさんが来てくれてからは収穫と調整のバランスも取れるようになりました。
これから、収穫がピークを迎える小松菜にとって、あおぞらさんは我が家のお助け隊であり、なくてはならない存在です!!

☆頑張ってます!ピース☆




小松菜ができるまでー種まき編ー

2007年07月06日 11:00

今日は種まき仕事をします。
いつもは地下足袋を履きますが、今回は裸足です。
裸足の方が涼しくて夏の暑い時なんかは最高だし、足を使った細かい作業には最適なんですよ!

足をうまく使って飛び出した種を埋めていく・・・


種まきで使う道具は、種と、種まき器と、ならし棒の3点セット。
始めに、ならし棒を使いトラクターで平らにしきれなかった部分をならします。
次に、種まき器に種が入ったロールテープを2つセットし、準備完了♪

外側から、内に向かって円を描くように種まき器を押していきます。
すると、2本のロールテープが、種まき器の中を通って土の中に埋め込まれ、種を覆っているひも状のテープは土の中で溶けるので、種だけがそこに残るような仕組みになっています。
ただ歩いているだけの簡単そうに見えるこの仕事、実はかなりの有酸素運動できつい作業です。土もふかふかだから、歩くのもひと苦労。

小休止


今日もまた大量の汗をかきました。
この優雅な香りまでそちらに届かないのが残念でなりません。

さて、種まきが終わると、灌水チューブを4本這わせて、水をたっぷり1時間半やります。

灌水チューブで水やり。


数日後、乾き具合をみて今度は、スプリンクラーを使って上から水を散布します。
このハウスの小松菜が生長し、収穫できる頃またレポートをお届けしたいと思います。
今日から約25日前後、皆さんも一緒に育てる気持ちで見ていてくれますか?!



小松菜ができるまでートラクター編ー

2007年07月05日 11:00

こんにちは☆
今日は昨日の仕事の続き、トラクターで耕運する仕事です。


newトラクター


最近、6年間使っていたトラクターが過労で壊れたのでこの写真のトラクターを買ったばかりなんです。農機具は高いしすぐに壊れると思っている人が多いと思いますが、実際トラクターは15ー20年くらい持ちます。
でも坂井ファームのトラクターはかわいそうなことに他の農家の10倍は働かされるので あえなくダウン。新車トラクターは、驚くことに、表示がデジタルなんです!!
あれ?そんなに驚かないですか?
前に使っていたのが古すぎて、私には全てが驚き&輝いてみえるんですよ☆☆☆
後ろタイヤがおにぎり形の三角形なのが見てわかると思いますが、こっちの方が、丸タイヤより安定した動きができるんですって。道なき道を行く事ができるのがトラクターですもんね!


耕運 真剣。



私のトラクターさばき、どうでしょう?
まだ数回しか乗せてもらってないのですが、この写真を見れば皆さんも納得ですよね。

耕運後のハウス



"まっすぐ運転できない!!"
・・・致命的です。

途中から父と交代し、よーく観察していました。
ただ単にグルグル回って耕運するわけじゃなく、タイヤ跡を残さないための耕運順序があるみたいです。かつ、柱にぶつからないように。かつ、平らになるよう意識しながら運転する。

"まっすぐ運転"が目標の私なんて、まだまだですねー。



小松菜ができるまでー堆肥編ー

2007年07月04日 11:00

今日から小松菜ができるまでの行程を分けて紹介していきます。
まず今日は、空にしたハウスに堆肥を入れる仕事です。

堆肥を入れる時は化粧はせず、普段付けているコンタクトをメガネに変えます。
・・うそです。
今日は寝坊をしました。
意味のないうそをついてごめんなさい。
ただ、最近天気がコロコロ変わるせいで体調を崩し気味です。
朝、パッと起きれません。
・・はっ!今度は言い訳をしてごめんなさい!

よしっ!堆肥入れ頑張るぞ!

最初は、ハウスに残っていた小松菜や雑草を捨てにいく写真です(前作の小松菜の残がい等をきれいにします)。

また雨ー。


急に雨が降ってきて慌てましたが、またすぐに晴れました。最近ほんっと、こんなのばっかり!カッパ(雨具)を脱ぐタイミングが読めないから、この頃ずっとカッパばかり着てて早くも汗疹(あせも)ができ始めちゃいました。かーゆーいー!


さておき、うちの自慢は堆肥は稲ワラや自家鶏糞・モミガラを坂井家独自のブレンドで混ぜて作る、自家製堆肥なんです。量が限られているから年に1ー2回しか使えないけれど そのほかは牛や豚の完熟堆肥を色々変えて散布しています。
最近では水耕栽培のような土を使わない栽培方法が増えてきていますが、私はやっぱり土の持つ未知なる素晴らしいエネルギーにこだわっていきたいと思っています。
しかし、小松菜を作り続けるうえで、葉が黄色く生長したり、奇形が育ったりと連作の障害がどうしても出てきます。それを極力避けるため、堆肥中の配合を変えたり、化学肥料を味付け変わりに使ったり、モミガラだけを入れる工夫もしています。
今回は、自家製堆肥をたっぷり入れることにしました。
父と一緒にそれをスコップで均等に撒いていきます。

父ちゃんには負けん!


以前、研修に来ていた大学生にこの仕事をさせたら、一週間腕が筋肉痛だったそうです。
私も最初はそうでしたが、今ではすっかり慣れたもんで、スコップの入る角度 おおぎがたに撒く量など父との競争を楽しめるまでになりました。

雨季なのに汗ダラダラ


見て下さい!雨期なのにこの汗!!
気持ちいいー☆
これだから農業はやめられないのです!



毎日が小松菜祭り!!

2007年06月20日 11:00

坂井ファームは1.25ヘクタール(東京ドーム約1/4の大きさ)24棟の鉄骨ハウスに小松菜を中心にコシヒカリ等を栽培している農業生産法人です。
そんな我が家の仕事に欠かせない存在なのが、総勢10名のパートのおばさんたち。
この場ではおばさんと言っていますが、現場に行くと、お姉さんと呼ばないと本気で怒られます!
主な仕事は、鉄骨ハウスから小松菜を収穫する仕事と、その収穫してきた小松菜を製品として出荷できるように調整する仕事です。
特に、収穫作業は、あっという間に小松菜を取り上げてしまうことから、別名「青虫軍団」と呼ばれていて、青虫が葉っぱを食べるように、むしゃむしゃと収穫していきます。若輩者の私は摘んでも摘んでも追いつかず、いつも置いてけぼり。「お嬢(私)!そんなにぼやぼやしてると、そのうち男にも置いてかれるわよっ!」と、笑いながら、身に覚えのない事まで注意してくれる、人情深いパートのお姉様たちです。
1ハウスで大体スーパーで見る小松菜の4500袋前後ありますが、2時間でハウスがカラになっていきます。青虫軍団、恐るべし。

小松菜収穫作業(青虫軍団)



本物の青虫に食べられた小松菜




小松菜は種まきから収穫まで生長が早く、特にこの時期は約25日間で製品になります(冬季は40日位かかります)。
ひとつのハウスで、年間9回も小松菜が収穫できちゃうんですよ!

毎日100ケース以上のコンテナを運び、パレットに積み上げていくのですが、1コンテナ約10kgあるので、両手で20kg・・とにかく重いっ!!
息をきらす私を見て「無理しないの!」と、パートのお姉様たちは気遣ってくれます。
しかし、「ここで自分に負けたら立派な経営者になれない!」そんな気がして、底力を出してしまう私。
おかげで(?)小松菜の仕事を始めてから、マッチョ涼子です。

出来上がった小松菜のパッケージ


収穫した小松菜の下葉や根を取り除き、長さと重さ揃えてパッケージしていく作調整作業を経て、できあがった製品は主に新潟県内の契約スーパーに並べられます。
近々、小松菜のパッケージを父ちゃんのイラストから私のイラストにリニューアルさせる予定です。その際、デザイナーさんにマッチョなイラストを書かないようにお願いしなきゃ。
とにもかくにも、毎日が次から次へと小松菜祭りで目がぐるぐる廻りますが、パートのお姉様たちと笑いながら仕事ができて、とっても幸せな今日この頃です。



はじめまして!

2007年06月18日 11:00

はじめまして!
新潟が生んだ無添加娘、坂井涼子です。
プロフィールにもありますが、私は農業を志し、この春就農したばかりの、ホヤホヤ農業者です。
若い女の子が、なんで農業なの!?
と、言われることが多いです。
しかし、私は胸を張って言います。
「体を使って、お腹がすいて、疲れて眠くなる。人間の機能をフルに使ったこんな素晴らしい職業は他にない!」
とっても人間くさい職業だと思うのです。

けど、そんな私も初めからそんな風に考えていたわけじゃありません。
私は本家の一人娘だったので、幼い頃から親戚や近所のお節介おばさまたちに「跡継ぎ」とか「婿取り」と散々言われて育ちました。
毎日が窮屈で、いつも逃げ出すことばかり考えていました。
そんな時チャンスがあり、飛び出したものの、それまでの環境とは天と地ほどの差を目の当たりにし、自分が今までどんなに恵まれた環境にいたのかを初めて知りました。
と同時に、日本の食生活がそれほど豊ではない事や、農業をしたくてもできない人たちがたくさんいるという事実を知りました。
あれほど避けていた仕事ですが、自然と「農業したい!」と、思うようになりました。
父が家業を会社にしたのは、私が農業を志すようになるずっとずっと前ですが、女の子の私が継いでも継がなくてもいいように会社にしたと聞いています(本人は直接言いませんが)。
そんな環境をつくってくれた父に、そして、家を飛び出した時も、家に帰りたいと言った時も、いつでも受け入れてくれた両親に感謝の気持ちをこめてこれから働いていきたいと思っています。


紹介が遅くなりましたが、私の家では主に小松菜の周年栽培と米の栽培をしています。
また、5年前から「農家持ちより市場 採彩」という直売所も開設し、生産者と消費者の交流の場に一役かっています(つもりです)。
小松菜の収穫はこれからピークを迎え、米は9月の収穫期までグングン生長します。採彩も夏野菜の出荷にともない、ますますにぎわいをみせることでしょう。
私も作物の生長に負けないように全力投球で成長するぞー!!という意気込みで「農業1年生 涼子のドタバタ日記」をお届けしまーす!!

今日のパチリは、収穫した小松菜を水に浸け、積み上げている写真です。
小松菜について、次回のブログでもっと詳しくアップします。

このブログを見てくださっている皆様、カメラも、農業も、ピカピカの1年生ですが、是非温かい目でおつきあいくださいませ!!


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