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水中カメラマン 瀬戸口 靖の「海日和 旅日和」

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2007年04月

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渡嘉敷島の「海人」

2007年04月27日 11:00 テーマ [ 水中アクセサリー ]

海人(うみんちゅ)とは、海の人、つまり沖縄では漁師のことをこう呼びます。
島人と書けば「しまんちゅ」と読み、島の地元の人たちのことを指します。
ウチナーンチュは沖縄人。ナイチャーは内地の人、つまり沖縄の人に対して大和の人たちのことをこう呼び分けているのです。
最近では内地から沖縄に移住した人たちのことを「島ナイチャー」とか呼んだりしています。
さらに同じ沖縄でも、宮古や八重山の人たちが言う沖縄とは、那覇を中心とした沖縄本島のことで、沖縄の人と言ったら、沖縄本島の人たちのことをいい、那覇へ行くときは、「沖縄へ行って来る」といった言い方をしているのをしばしば耳にします。いくつもの島々からなる沖縄では、それぞれの島の人たちが、故郷の島に対して強い愛着を持っているのが、旅をしていても事ある度にひしひしと伝わってきます。
そこで「海人」ですが、渡嘉敷島にはこの“漁師”という名前のダイビングポイントがあります。
慶良間海峡に面した美しい湾のほぼ真ん中にあって、以前この辺りに生け簀を浮かべたり魚礁を沈めて魚を集めたため、このような名前になったと聞きました。すでに生け簀は撤去されましたが、魚礁はそのまま残され、今では魚たちが集まる格好のダイビングポイントになったというわけです。
写真のアカククリは、ちょうどその「海人」の魚礁の”住人”です。魚礁から遠く離れることはないので、だいぶ近寄れて格好の被写体です。
「海人」に潜ったら、ぜひ写真を撮ってみてくださいね。

背面の液晶モニターで確認しながら撮れるので、腕を伸ばせばワイド側でもここまで近寄れます


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/強制発光、防水プロテクター、外部フラッシュ使用



パパはただ今、育児奮闘中!

2007年04月26日 11:00 テーマ [ 水中アクセサリー, 生態写真 ]

前話ではクマノミの仲間がオスからメスへ性転換することに触れましたが、クマノミにはまだまだおもしろい行動があるのです。
写真は渡嘉敷島の「海人」(うみんちゅ)で出会ったトウアカクマノミのオスと卵です。
いったい何をしているのでしょうか?
実は、オスが胸ビレをパタパタとさせながら、卵に新鮮な海水を送り込んでいるのです。
海流で卵に砂が被ったら、同じようにパタパタとして振り払います。卵がふ化するまでの間、オスはこうして四六時中、育児をしているのです。とっても面倒見のいいパパなんですね。
それに比べて、メスはいったい何をしているのでしょうか。
メスはメスで、卵の見張り役をしているのです。
他の魚やダイバーが近づくと、イソギンチャクから飛び出して追い払いに来るのです。
いや、何とも頼もしいママです。
こうして優しいパパと力強いママ(?)に守られて、トウアカクマノミの卵は産み付けられてからおそよ一週間から10日前後で孵化します。この卵は、もう目がハッキリとして、間もなくハッチアウトするのでしょうね。新たな命には、いったいどんな未来が待っているのでしょうか。

こうしてパタパタとヒレで卵に新鮮な海水を送ります


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/オン、フラッシュ/強制発光、防水プロテクター、外部フラッシュ使用



これが卵のアップです。もう目がハッキリと見えてハッチアウト間近です


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/オン、フラッシュ/強制発光、防水プロテクター、クローズアップレンズ、外部フラッシュ使用



トウアカクマノミの秘密

2007年04月25日 11:00 テーマ [ 水中ワイド, 生態写真 ]

クマノミは熱帯魚の中でも多くの人に名前を知られた魚です。
でも写真のクマノミは本や水族館でよく見るのと、どこか違いませんか?
ずんぐりむっくりとした身体に、まるで乳牛のホルスタインのような白と黒のまだら模様。そして顔だけが、恥ずかしいのか怒っているのか真っ赤です。そんな容姿をしているからか、このクマノミには「トウアカクマノミ」という名前がついています。
日本の海で見られるクマノミは全部で6種類いますが、その中でもトウアカクマノミは、最も数が少ないクマノミです。
内湾の浅瀬に好んで棲むため、開発や海の埋め立ての影響を受けて数が激減したと言われています。残念なことです。
幸い海の自然が多く残された渡嘉敷島では、今もトウアカクマノミが元気に暮らしています。
「海人」(うみんちゅ)というダイビングポイントに潜れば、イソギンチャクに棲む、何組かのトウアカクマノミたちに出会います。
いちばん大きいのがメスで、2番目がオス。もしもメスが死んだりいなくなってしまったら、2番目に大きかったオスがメスに性転換して繁殖を続けるのです。
いや、これにはビックリですね。
オスからメスになるのは、いったいどんな気持ちなんでしょうか。
一度トウアカクマノミに聞いてみたいところです(笑)

手前の大きなメスの下にある黒いツブツブの塊が卵です。このペアはただ今育児中でした



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/強制発光、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ、外部フラッシュ使用




君の名前は?

2007年04月24日 11:00 テーマ [ 水中アクセサリー ]

結局、「ハナレ」では2時間も海に潜りっぱなしでした。
水深が浅いからタンクの空気が長持ちするのと、海中の景色がきれいだから、ワイドレンズを使った風景写真もいいし、そうかといって海の生き物も多いからクローズアップのマクロ写真も撮りたいし……で、アクセサリーのワイドコンバージョンレンズとクローズアップレンズを取っ替え引っ替え着け直しては、パチパチとやるので、あっという間に2時間が経ってしまったのです。
マクロ撮影の場合は、あまり動きの速い生き物やジッとしていない魚などは、なかなか近寄れないので撮影が難しいのですが、どうやら写真のヒトスジギンポは機嫌がよかったようです。
防水プロテクターにクローズアップレンズを装着した、μ(ミュー)770SWで10cmくらいの至近距離までにじり寄っても、サンゴに空いた穴からキョトンと顔を出したまま動こうとしません。
それどころか、時々キョロキョロと辺りを見回したり、愛らしい仕草を見せてくれるのです。
「やぁ、ボク、ヒトスジギンポのギン。君の名前は?」
思わず、そんなセリフが聞こえてきそうな、愛嬌のある表情の1枚が撮れました(笑)

カメラ目線のギンちゃん。時々、視線を外してニヒルな横顔ポーズも決めてくれます(笑)



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/オン、フラッシュ/強制発光、防水プロテクター、クローズアップレンズ使用、外部フラッシュ使用



魔法の水中スタジオ

2007年04月23日 11:00 テーマ [ 水中ワイド ]

渡嘉敷島の「ハナレ」というポイントに潜りました。
渡嘉敷島でいう「ハナレ」とは、島の南部にある小さな無人島のことで、ちょうど阿波連(あはれん)集落の沖にあります。
集落のある島から離れたところにポツリと浮かんでいるから「ハナレ」というのでしょうね、きっと。
「ハナレ」の島の一角には白砂のビーチがあって、ちょうどその沖がダイビングポイントになっているのです。水深5ー6mの真っ白な砂地に、小さなサンゴ礁の塊がポツポツと点在する、いかにもケラマの海らしい、優しくて明るい海中景観が魅力です。沖縄の中でもボクが大好きな海の1つです。
この日も、案内役の太郎さんといっしょに、写真を撮りながらのんびりと潜りました。
写真は、ここでいつも見られるトゲチョウチョウウオを「ハナレ」の美しい白砂をバックにパチリと撮ったものです。こんなにきれいな白砂があれば、どんな被写体を撮っても絵になりますね。
「ハナレ」は、まるで魔法の水中スタジオのようです。

海が浅くて明るいから白砂に魚の影まで映ります!



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



イソギンチャクも天才だ!

2007年04月20日 11:00 テーマ [ コンパクトカメラ, μ770SW ]

この写真、いったい何だと思いますか?
海の中で暮らす、ある生き物の一部を『μ(ミュー)770SW』の「スーパーマクロLED」機能を使って切り撮りました。
ダイバーなら、もう解りますね。答えは「センジュイソギンチャク」です。
イソギンチャクには、クマノミが住み着いていることがよくありますが、実はイソギンチャクの種類によって、住み着くクマノミの種類も違うのです。このセンジュイソギンチャクには、映画のニモで有名になったカクレクマノミやハナビラクマノミが共生します。
かわいいクマノミの姿につい目を奪われがちですが、海の中で見かけることがあったら、今度はぜひイソギンチャクにも目を向けてあげてくださいね。
こうしてアップで見つめてみると、意外ときれいでビックリすることがありますよ。

やっぱり自然の造形美は素晴らしいですね。イソギンチャクも天才だ!


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/SマクロLED



美しいモノには棘がある?

2007年04月19日 11:00 テーマ [ コンパクトカメラ, μ770SW ]

水中撮影において、「被写体に近づいて撮る」のは、一つの鉄則です。
陸上の空気に比べて、多くの浮遊物や微小な生物を含む海水に満たされた海の中では、より被写体に近づいて撮ったほうが、レンズと被写体の間にある浮遊物の層(海水の層)を少なくできるので、よりシャープな写真が撮れるのです。
また、水中は陸上に比べて遙かに透視度が低い世界です。
陸上では何十kmも先の風景が見えるのに、水の中ではせいぜい50m先が見えれば良いほうです。
しかも水は赤や黄色といった暖色系の色をより多く吸収してしまうので、真っ赤な魚も海の底深くでは、ライトなしでは黒っぽく見えてしまいます。
カラフルな海の生き物を本来の色鮮やかな姿でクッキリと写真に撮るには、なるべく被写体に近づいて、なおかつフラッシュやライトなどの補助光を使わなければならないのです。

そこで写真のネッタイミノカサゴです。
赤い縞模様のド派手な身体に、バニーちゃんもビックリの頭のお飾り。超フリフリの胸ビレと全身ひらひらのクジャクのようなヒレ。まるでどこかのカーニバルからやって来たようなかわいらしい姿です。
では、ここは水中写真の鉄則に従い、ちょいと失礼してグイッと近づいて……とやったら、実は痛い目に遭うんです、これが。
ネッタイミノカサゴの背ビレには毒棘があって、これに刺されると本当に痛いんです。
美しいモノには棘がある。海の中でも陸の上でも同じコトなんですね。

「スーパーマクロLED」でいくら近寄れると言っても、ネッタイミノカサゴ相手では、この辺りがボクには限界でした


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/SマクロLED



「スーパーマクロLED」で、サンゴの中に隠れたカニを撮る

2007年04月18日 11:00 テーマ [ コンパクトカメラ, μ770SW, 生態写真 ]

『μ(ミュー)770SW』の新機能の1つに「スーパーマクロLED」があります。
これはマクロ機能の1つで、マクロをこの「SマクロLED」にセットすると、シャッターを半押ししたときに、カメラ本体のレンズ脇にあるLEDライトが点灯して、目の前の被写体を明るく照らす機能です。
詳細は製品紹介のページに譲りますが、この機能によって外部フラッシュなどのアクセサリーを使わなくても、水中でもカメラ本体だけで手軽に超接近撮影ができるようになったのです。
今回の渡嘉敷島の撮影旅行でも、この「スーパーマクロLED」機能が大活躍しました。

写真のカニは、ミドリイシ類やハナヤサイサンゴ類の枝の隙間に住むオオアカホシサンゴガニです。
大きさは3ー4cmと小さく、厄介なことにサンゴの枝の隙間に隠れているので、大きなカメラではサンゴが邪魔になって近寄れません。
しかも外部フラッシュを使ってライティングしようにも、カニの身体にしっかりとフラッシュ光が当たっているかどうか、撮ってみなければ分からないのです。
これまではとても撮影が難しいケースでした。

ところがどうでしょう。
防水プロテクターも入らないハナヤサイサンゴの枝の隙間に、『μ(ミュー)770SW』本体だけなら、スルリと入ってしまったのです。
マクロを「SマクロLED」に設定して、液晶モニターでオオアカホシサンゴガニをフレームに入れてシャッターを押しました。
レンズのすぐ脇からLEDライトを照射しているので、光りがサンゴの枝に遮られてしまうこともなく、液晶モニターで画像を確認しながら撮れるので、これまで難しかった写真も驚くほど簡単に撮れてしまいました。


「サンゴの隙間に隠れているからだいじょうぶだもんね!」。
そんな余裕なオオアカホシサンゴガニも、突然の『μ(ミュー)770SW』の進入に目が点になっていました(笑)



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/スーパーマクロLED



渡嘉敷島のサンゴは、とっても(撮っても)キレイ!

2007年04月17日 11:00 テーマ [ コンパクトカメラ, μ770SW ]

渡嘉敷島の「トカシクビーチ」というポイントで潜りました。
ここは浅瀬の砂地の所々に小さなサンゴ礁の塊があって、色とりどりの熱帯魚たちが群れる人気の海です。
スノーケリングでもじゅうぶんに楽しめますが、魚たちの表情や仕草など、海中の世界をじっくりと見るなら、やはりタンクを背負ってスクーバダイビングで潜ったほうが、より細部まで観察できて良いでしょう。
都合のいいことに、ここは深くても水深5ー6m。『μ(ミュー)770SW』なら、防水プロテクターなしで潜って水中撮影が楽しめます。
この時は、きれいなエダサンゴの塊があったので、黄色のネッタイスズメダイがサンゴの上を通りかかったときに、パチリと撮りました。
それにしても渡嘉敷島のサンゴは、いつ見てもきれいですね。こんなに美しいサンゴを撮っていれば、きっと写真もすぐに上手くなるはずですよ。


渡嘉敷島のサンゴはキレイ!
慣れた人ならスノーケリングで潜っても、こんな写真が撮れます


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止



水深10m防水の『μ(ミュー)770SW』といっしょに、沖縄・渡嘉敷島の海に潜る

2007年04月16日 11:00 テーマ [ コンパクトカメラ, μ770SW, 生態写真 ]

これまで愛用していた『μ(ミュー)760』に代わって、ボクのところに新顔の『μ(ミュー)770SW』がやって来ました。まだ発売して間もないこの新機種の特徴は、何と言っても「水深10mの防水機能」だと思います。
ダイバーであり水中カメラマンであるボクにとっては、この新機能はもうとにかく嬉しい限りです。
仕事中のスナップ撮影やプライベートな海遊び、水遊びの強い味方になってくれることでしょう。
そこで早速、今回は『μ(ミュー)770SW』を持って、沖縄の渡嘉敷島を訪れました。この島は沖縄随一の都会の那覇から、高速船でわずか35分で行ける、サンゴ礁の海とビーチがとても美しい自然の島です。
ボクが大好きな島の1つで、仕事にプライベートに、もう10年以上も通い続けています。
最初は、『μ(ミュー)770SW』を防水プロテクターに入れずに、そのまま海水に浸けることに少し抵抗がありましたが、いざポチャンと潜ってしまえば、ボタン操作も液晶モニターの見やすさも陸上と全く変わらないので、違和感無くそのまま使えました。
シャッターボタンの半押しの感覚とかは、カメラの反応が直接に指先に伝わってくるので、防水プロテクターに入れたときよりも、操作感は良いようです。
海の中でサンゴ礁やクマノミをパチパチと撮っていると、周りで潜っているダイバーたちが、ボクの手元を見て驚いた顔をしているのが、なんだかちょっぴりおかしいなと思いました。

『μ(ミュー)770SW』でハマクマノミを撮りました。液晶モニターは海中でもよく見えます




「これは見たことないカメラだなぁー?」。『μ(ミュー)770SW』を不思議そうに見つめるクマノミのペア。かわいいでしょ!



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中マクロ、マクロ/オン、フラッシュ/強制発光



ホソフエダイの群れを撮って写真上達!

2007年04月13日 11:00 テーマ [ 水中写真 ]

この写真は、タイの「リチェリューロック」で撮ったホソフエダイの群れです。
ホソフエダイは、大きな岩やサンゴの周りで塊のようになって群れています。
タイの他にもモルディブやパラオでよく見かけますが、日本では見られない魚です。黄色の尾ビレとライン、背中の白い斑点など、見た目もなかなかきれいな魚だと思うのですが、どういうわけかダイバーの人気はいま一つのようです。
だけど、ギュッと集まった群れの密集感は写真の被写体としては興味をそそられるものです。しかも都合がいいことに、回遊魚やタカサゴの群れと違って、ササッとすぐに泳ぎ去ってしまうわけでもありません。ボーッと、海底から少し上の中層に浮かび、静かに近づけばかなり寄れる魚です。カメラの被写体には、ちょうどいい魚だと思います。

撮り方は、ウロコで少しピカピカとした身体は正面からまともにフラッシュを当てたら、光りが反射してテカテカとハレーションを起こしてしまうので、アクセサリーの外部フラッシュがあれば、やや斜めから光を当てるといいでしょう。
レギュレーターの呼吸を整えて、静かに間合いを詰めて、さらに腕を伸ばせば、もう少しで触れるくらい(実際には触れませんが)、かなり近寄れるはずです。ぜひ試してみてください。
この時は自然光で撮影していますが、フィルム撮影だったら、もっと暗くて青カブリしていた状況です。
コンパクトカメラでもモード設定をしてパチリと押すだけで、自然光でここまで撮れるのだから、デジタルカメラの進歩には本当に驚きます。

キラキラと美しいホソフエダイの群れ



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター使用



食欲旺盛な怪力乙女、フリソデエビ

2007年04月12日 11:00 テーマ [ 水中マクロ, 生態写真 ]

ダイバーならすでにご存じと思いますが、これはフリソデエビ。
体長2ー44センチメートルほどの小さなエビの仲間です。左右に2つ、白くてフリフリとしたのがハサミで、白地に青や青紫、赤茶の模様をしています。その変わった風貌と美しい色使い、さらにはそう簡単にはお目にかかれないレアな存在から、ダイバーたちの”アイドル”的な生き物になっています。
このエビを見つけて「フリソデエビ」なんて命名するのだから、名付け親の方もロマンチックで素敵ですね。うら若き乙女の振り袖姿、そのものではありませんか! 

ところが、海の中で見る実物は、乙女どころか、食欲旺盛な怪力ジャジャ馬娘なんです。

この時も「リチェリューロック」でジンベエザメの出現を待っている間、ガイドの恭さんが、このフリソデエビを見せてくれました(フリソデエビで時間つぶしとは、なんて贅沢な!)。
指さす岩の隙間を覗くと、大きなハサミと足で、捕らえたヒトデをガッシリと抱えたフリソデエビがいるではありませんか。早速、クローズアップレンズを防水プロテクターのレンズマウントに装着して、マクロ撮影を試みました。

他のエビならカメラを近づけると、じわりと後ずさりをしながら逃げて行くのですが、こうしてエサを抱えたフリソデエビは違います。突然のダイバーの出没に、岩の奥の方へ後ずさりをしたいのですが、エサのヒトデを手放す気は全くありません。
それどころか、あろうことか自分の身体ほどもある巨大なヒトデの足を抱えながら、岩陰に持ち込んで独り占めにしようとするのです。どうですか、この食欲と怪力ぶり! 

人間に例えるなら、巨大恐竜(?)が目の前に迫っているのに、両手一杯にケーキを抱えて、袖を振り乱しながら横取りされまいと主張を繰り返す強欲な娘(実はオバハン?)、といったところでしょうか?
ロマンの欠片もありませんね。でもおかげで、こうして正面顔がバッチリと撮れちゃいました。

名前の通り美しいフリソデエビのアップ



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中マクロ、マクロ/オン、フラッシュ/強制発光、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、クローズアップレンズ使用



ジンベエザメを上手に撮るコツは?

2007年04月11日 11:00 テーマ [ 水中ワイド, 生態写真 ]

当たり前のことですが、被写体がなければ写真は撮れませんから、まずはジンベエザメに遭うことが先決です。幸い今では、世界中のあちらこちらで高い確率でジンベエザメに遭える海が知られるようになってきました。前回はそんな話題に触れましたが、今日はジンベエザメに出会った後のことです。

いかに上手に撮るか。
その大きな姿を迫力のある写真に切り取るには、ワイドレンズでグッと近寄って撮ることです。
近寄ればそれだけ被写体とレンズの間の水の層が薄くなるので、海水の透明度の影響を受けにくく、よりクリアーな写真が撮れるのです。しかもワイドレンズなら、近づいてもジンベエザメの大きな身体を画角内に納めることができます。
この時は、『μ(ミュー)760』にワイドコンバージョンレンズを付けて撮影しています。このアクセサリーは水中脱着式のものですが、ここではジンベエザメ狙いで潜っているので、予め装着した常態でエントリーしています。
ジンベエザメはゆっくりと泳いでいるように見えても、近づくと意外と速く感じるものです。一生懸命フィンキックを繰り返せば併走して泳げるスピードですが、長い距離を泳ぐのは結構キツイと思います。
そこで、何よりも早期発見が大切です。ガイドの動きを注意深く観察しながら、海中でいち早くジンベエザメを見つけるのです。そして直ちにその泳ぎの向きを読みとって、追いかけるのではなくて先回りをして、上手くジンベエザメが泳いで来るコースに入り込めればベストです。

ジンベエザメが近くにやって来たら、とにかく近づいて、あとは泳ぎながらカメラだけは揺れないように身体全体でバランスを保ち、ジンベエザメの姿をフレームに入れて、何度もシャッターを押しましょう。
そうすれば正面顔から横顔、背中、そして大きなヒレの後ろ姿まで、巨体が通り過ぎる間に、ジンベエザメのいろいろなシーンの写真が撮れます。きっと思い出に残る作品になることでしょう。

ジンベエザメを見つけたら、とにかく近付いて!



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



ジンベエザメに遭える海は?

2007年04月10日 11:00 テーマ [ 水中ワイド, 生態写真 ]

ジンベエザメは世界中の熱帯や亜熱帯の海に生息していますが、広い海の表層を回遊しているため、ダイバーが見たいと思っても、ただ漠然と海に潜っているだけでは、そう簡単に出会える生き物ではありません。
もちろんダイビングを始めて数十回で、偶然にもジンベエザメに出会った幸運なダイバーもいますが、何百回、千回と海に潜っているのに未だにジンベエザメを見たことのないダイバーもまた、たくさんいるのです。
そのため、ひと昔前なら「ジンベエザメに遭えたらダイビングをやめてもいい」と、ダイバーたちの間でそんなセリフもチラホラと聞こえましたが、もしもそれを実行していたとしたら、今では毎年多くのダイバーがフィンを脱いで陸に上がることになっていたでしょうね。

いつ、どこでジンベエザメが見られるのか?
情報化が進む現代では、以前では到底考えられなかった「ジンベエザメに遭える海」というのが知られるようになってきました。
毎年、秋からGWごろまで行われる今回のスミランクルーズも、ジンベエザメが高い確率で見られる海です。年によって当たりハズレがあるようですが、今年は大当たり年です。現地ではとても盛り上がっていますよ(e-diveの恭さん、ジンベエ出してくれてありがとう!)。
他には、同じタイなら、マレー半島を挟んで反対側のサムイ島またはタオ島へ行って「チュンポンピナクル」に潜れば、ジンベエザメがしばしば見られます。また、遭遇率の高さや手軽さで言えば、モルディブのダイブクルーズも人気です。
特に雨期は8ー9割以上のクルーズでジンベエザメが見られるというし、ボクも過去に数回遭遇しています。3ー5月の西オーストラリア・エクスマスもジンベエザメが高確率で見られることで有名です。フィリピン、ガラパゴスなど、その気になれば、今ではジンベエザメは狙って遭える生き物になったようです。
何よりも、そのことがいちばんの驚きですね。

上から見たジンベエザメ



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



ジンベエザメに接近遭遇

2007年04月09日 11:00 テーマ [ 水中ワイド, 生態写真 ]

やっと現れてくれたリチェリューロックのジンベエザメですが、どうやらダイバーのことが嫌いだったわけではないようです。ダイバーが近づいても決していやがる素振りを見せず、それどころか大きなヒレをゆっくりと左右に動かしながら、その優美な姿を惜しみなく見せてくれます。
この時は運が良く、ジンベエザメはまるで背中に触れるくらい近くを通り過ぎて行きました。頭の先から尾ビレまで、名前の由来にもなっている縞と水玉模様が、ずいぶんと長い時間をかけて過ぎ去ったように思います。もう夢中でシャッターを押し続けました。
ジンベエザメの出現に備えて、より大きな被写体や広い風景をフレームに納めることのできるワイドコンバージョンレンズをアクセサリーとして、あらかじめ防水プロテクターのレンズ前面に装着しておいたのが良かったと思います。
それにしても、最後に大きな尾ビレが目の前で左右に動いたときの、あの吹き飛ばされそうな水流は今でも忘れられません。

ド迫力のジンベエザメ!



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



世界最大の魚類、ジンベエザメが現れる!

2007年04月06日 11:00 テーマ [ 水中ワイド ]

ギンガメアジ、バラクーダ、ロウニンアジ、カスミアジ……タカサゴの群れに加えて、根を覆うフエダイの大群。リチェリューロックでは、まるでおもちゃ箱をひっくり返したような無数の魚たちに囲まれて、毎回楽しいダイビングが続いていました。
とても幸せでしたが、だけど何か1つだけ足りないような気がしていたのも確かです。
そしてリチェリューロックに潜りはじめて2日目に、ようやくその待ち人(魚)は現れたのです。
世界最大の魚類、ジンベエザメ。大きくなると体長18mにも成長します。例えるなら、車4台を並べたよりも長く、タテにすれば6階建てのマンションにも匹敵する巨体です。
この日に現れたジンベエザメは、まだまだ若い個体でしたが、それでも6mはあったと思います。これほど大きな野生生物に自然界で出会えるなんて、感激です! つくづくダイバーでよかったと思います。

ジンベエザメとダイバー。大きさがわかりますか?



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



いよいよ「リチェリューロック」に潜る

2007年04月05日 11:00 テーマ [ 水中ワイド ]

ボン島、タチャイ島で潜った後は、いよいよリチェリューロックへ船を進めます。
ここは360°水平線に囲まれたアンダマン海の大海原に、見えるか見えないか、ほんのわずかだけ姿を現す小さな瀬です。広い海の中ではつい見逃してしまうほどちっぽけな岩ですが、実はとてつもない数の魚が群れているのです。
しかもあの世界最大の魚、ジンベエザメがしばしば出没することで知られています。
ダイバーにとっては、まさに夢の“岩”なのです。潜ると、たちまちギンガメアジの群れに囲まれました。

ギンガメアジの群れが歓迎してくれました



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



被写体の宝庫「ボン島」で撮った、振り向きざまの1枚

2007年04月04日 11:00 テーマ [ 水中ワイド ]

クルーズ2ダイブ目もボン島で潜りました。
すると、またまたマンタの出現です。しかも2匹!
水中にいるボクたちの周りを大きく回るように、優雅に旋回して行きました。
「あと、もう少し近ければ……」。今回は残念ながら、このカメラでは撮れませんでしたが、ボン島は写真に撮りたくなるような被写体の宝庫です。そろそろボートに上がる時間だというのに、目の前に次から次へと魚が現れるのです。
ついにタンクの空気も残りわずかとなった頃、水面から差し込む太陽の光の中を、タカサゴの群れがササッーと通り過ぎました。「しめた!」と思って、とっさにカメラを向けた1枚です。

どうです! この魚の群れ!



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



タイ・カオラック発のダイブクルーズに参加しました!

2007年04月03日 11:00 テーマ [ 水中ワイド, 旅メモ ]

タイ屈指のダイブサイトで、ダイバー憧れのスミラン諸島のダイブクルーズに参加しました。
プーケットの北にあるリゾート地のカオラックから船に乗って、インド洋アンダマン海に浮かぶ数珠玉の島々を潜り巡る、ダイバーにとっては夢のクルーズ旅です。
案内役は「マリンファン」のコーナーでもお馴染みの「e-dive」最強ガイド軍団の面々!
今回のクルーズコースは、スミラン諸島はもちろん、その北に浮かぶボン島、タチャイ島、さらにはスリン諸島まで足を伸ばし、そして今年大当たりしているリチェリューロックでジンベエザメを狙おうという盛りだくさんなプランです。果たしてどんな旅になるのでしょうか。
クルーズ初日の1ダイブ目は、ボン島で肩慣らしのダイビング……と思いきや、いきなりマンタの出現です。しかも「ここでは、すごく珍しい」(ガイドのショージさん談)というインディアンバタフライフィッシュにも逢えました。
ダイビングをはじめて22年が経ちますが、初めてのことです。
黄色と黒の縞模様がきれいで、いやぁ、とても感激です(笑)。
写真はそのガイドのショージさんです。BCのポケットにもスッポリと入るコンパクトな『μ(ミユー)760』だから、こうしてサッと取り出して、パチリと水中スナップ写真もとても簡単&きれいに撮れるのがいいですね。
浮上した後の海面でも、パチパチと片手でシャッターを押せるから、こんなスナップ写真まで撮れちゃいました。

水中のダイバーをパチリ



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



海上に浮かぶボートを撮ってみました



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン、防水プロテクター、ワイドコンバージョンレンズ使用



宮古島の公設市場で「なまりぶし」を手に入れる

2007年04月02日 11:00 テーマ [ 旅メモ ]

撮影旅行で沖縄へ行くと、ボクがいつも楽しみにしているのが、島の市場巡り。
この時も最終日の飛行機搭乗までの時間を利用して、宮古島の公設市場を散策しました。
形は曲がっているけど青々として苦そうな「ゴーヤ」や島で作られた「宮古みそ」など。
見るからに美味しそうな食材が所狭しと並べてあります。
中でも宮古島でのボクのお目当ては、この「なまりぶし」。カツオを三枚におろして煮た後に燻したもので、カツオ節と違って保存はきかないけど、柔らかい半生の歯ごたえと、口に含んだときのフワッとしたカツオの香りが、たまらなく美味しいのです。
ちぎって醤油マヨネーズで食べれば酒の肴にいいし、炒め物やみそ汁に入れてもイケる。
土産物屋では真空パックも売られているけど、こうして市場でおばぁに新聞紙にくるんでもらったもののほうが、やっぱり美味しいんですよね。

ここが宮古島の公設市場。雨だというのに島の人たちで賑わっていました



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/風景&人物、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン



まるまると太った立派なカツオの「なまりぶし」。1匹1,400円、半身で700円でした



■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/風景&人物、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、手ブレ防止/オン



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