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水中カメラマン 瀬戸口 靖の「海日和 旅日和」


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捕食中不意打御免!

2007年06月07日 11:00 テーマ [ 水中写真 ]

海に潜っているといつも思うのですが、野生の生き物って、やっぱりスゴイ。身長が170センチもあれば、浅瀬の海の中では、けっこう大きな生き物の部類に入って、それなりのアドバンテージがあっていいはずなんだけど、これが実に情けない。たった体長10センチの小魚に、泳いで追いつけないんです。魚がすばしっこいこともあるけど、あっさりと負けてしまう。
これが広い海の中を群れになって泳ぎ回る、写真のタカサゴの仲間なら、もう戦う前から降参です。タカサゴの仲間は体長20センチほどですが、泳ぎが速くて勝てないどころか、海の中で近寄ることもできない。大きな群れならともかく、1匹で泳いでいる写真なんて、なかなか撮れるものではありません。
ところがどうでしょうか。泳ぎが速くて近寄りにくい魚もコンパクトカメラのμ(ミュー)760で、パチリと撮れたのです。実は、この写真にはちょっとした運とタイミングが味方しています。
この時、この魚は食事中だったのです。それまで群れていたはずのタカサゴの仲間は、エサのプランクトンが海中を流れてくると、とたんにバラバラになって、捕食を始めたのです。エサを食べることに夢中になって、ダイバーがカメラを持って近づいても、泳ぎ去ろうとしなかったのです。人間だって、何かに夢中になっていれば、他のことに気が回らないものです。
斯くして、「捕食中不意打御免作戦」は、見事に成功したのです(笑)。

口を開けてエサ獲りに夢中になっているところを、忍び寄ってパチリ!


■撮影データ

カメラ/μ(ミュー)760、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、防水プロテクター使用


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