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水中カメラマン 瀬戸口 靖の「海日和 旅日和」


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石垣島のマンタ

2007年06月14日 11:00 テーマ [ 水中ワイド, 生態写真 ]

石垣島へ潜りに行ったら、ぜひとも一度は遭いたいのが、このマンタです。正式名称はオニイトマキエイ。その名の通りエイの仲間で、大きなものは体長6ー7メートルにも成長する世界最大のエイです。世界中の亜熱帯や熱帯の海に棲んでいて、海の表層や中層を泳ぎながらエサのプランクトンを食べて暮らしています。

日本では沖縄、九州、四国、小笠原のほか、駿河湾や東京湾沖からも報告例がありますが、ダイバーが潜って見られる場所となると、やはり沖縄の海が圧倒的に多くなります。頭の前に左右2つの頭ビレが伸びていることから、これを糸巻きに見立てて、こうした和名が付いたのでしょうね。ちなみに英名ではマンタレイ、デビルフィッシュ、デビルレイなどと呼ばれ、ダイバーたちの間ではマンタの名で親しまれています。

大きな身体といい、魚らしからぬ風貌といい、穏和な性格もあって、ダイバーにとても人気の魚です。そのため世界中には、潜ってこのマンタに高確率で遭えるダイビングポイントが、いくつも知られるようになりました。中でも石垣島の「川平石崎マンタスクランブル」は、一年を通して高い確率でマンタに遭えて、しかも一度現れたらしばらくの間、サンゴ礁の上にとどまるため、海中で長い時間、目の前を泳ぐマンタを見ることができるのです。春から夏、秋は特に遭遇率が高くて、時に1ダイブで10匹以上のマンタを見ることもあります。5〜6匹のマンタが一列に連なって泳ぐ夢のようなシーンも、ここではしばしば現実として起こります。遭遇率の高さといい、見られる時間の長さ、集まる数の多さと、こんなに凄いマンタポイントは、世界を見渡しても、そうたくさんあるものではありません。そんな素敵な海が石垣島にあるなんて、私たち日本人ダイバーはとても幸せですね。

撮影のコツは、マンタはとにかく身体が大きいので、ワイドレンズを付けて、なるべく近づいて撮ることです。もちろん、静かにゆっくりと。ダイビングガイドが指示した場所でジッと待っていれば、必ずマンタはそこを通ります。マンタが近づいてきたら、息をこらえて泡をマンタの身体に当てないようにして、マンタを驚かさないようにシャッターを押します。決してマンタを追いかけてはいけません。そうすれば、マンタはきっと、目の前を何度も旋回するように泳いで、優雅な姿を惜しみもなくダイバーに見せてくれることでしょう。
石垣島へ行ったら、μ(ミュー)770SWを持って、ぜひ「川平石崎マンタスクランブル」に潜ってみてくださいね。

「川平石崎マンタスクランブル」にやってきたマンタ。ここでホンソメワケベラなどの小魚に、身体に付いた寄生虫などをとって掃除をしてもらいます


頭上スレスレを泳ぐマンタ。ここのマンタはダイバーをあまり嫌がりません。動き回らずに静かにしていれば、こうしたシーンもよくあります



■撮影データ(共通)
カメラ/μ(ミュー)770SW、シーンモード/水中ワイド1、マクロ/オフ、フラッシュ/発光禁止、ワイドコンバージョンレンズ、防水プロテクター使用

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