写真コミュニティフォトパスTOP > ナビゲーターズブログ > 武田 双雲の写真ブログ 10cm紀行 〜気付かないくらいそばに感動はあった〜

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2009年01月21日

書と表現と個性

伊勢丹相模原店で行った
個展会場には来場者が
書を自由に書いていい展示する場所を設けた。
期間中に500名近くの人が書を書いてくれた。

まずは施工スタッフのお兄さんが挑戦

20090121_01.jpg
いきなりブレた写真

パソコンのやりすぎでどうも漢字忘れが激しいらしい。
「健康」という字を忘れて思い出しながら必死で書いた書は

20090121_02.jpg
「健?」

なんだか「健」と「康」が合体したような字?!
不思議で魅力的な字。

20090121_03.jpg
息子が挑戦

次は、僕の3歳の息子が挑戦。
息子は1歳の頃から僕の真似をして
墨をすったり、筆で遊んでいた。

そして彼が一生懸命
よだれを垂らしながら書いた書は「線路」

電車にはまっている彼はどうしても線路が書きたかったそうだ

20090121_04.jpg
うまい書

今度は小学1年生のまさ大くんの「にじ」
僕の「しょぼん」(池田書店)を毎日みて
練習したという。その成果が字のうまさに現れている。
「に」の二画目の線質がたまらなく巧い。

20090121_05.jpg
かわいすぎるポーズ

この女の子。
生まれながらにしてもった天性のかわいさ。
「たのしむ」という字もポーズも目つきも、将来が楽しみだ。

20090121_06.jpg
アメリカとロシア

着物を着たアメリカ男性と
日本人ぽいロシア女性が
どんなの書くのかな?
とドキドキワクワクしながら完成を待っていたら

20090121_07.jpg
日本人より上手い?

びっくり。
なんともいい書を書くではないか。

アメリカ人男性は日本が大好きで
僕の字も好きでいてくれて、
僕の字を模倣しながら日々書を練習しているとのこと。


書には、その人の個性が自然と現れる。

言葉の選び方。
書く時の身体運動
筆の運び方。

人は筆を通して、
個性を表に現しているような気がする。

表現しようとしなくても
筆で自分の選んだ言葉を書く時点で、

自然と表現しているのだ

否、

表現せざるをえない。

と言った方がいいかもしれない。

人が書く字はずっと見ていても飽きない。

自分にとって必ず新しい発見があるからだ。

他人の書く字はすべて
僕にとって勉強になる。

人の字が好きだ
人の個性が好きだ


武田双雲


【インフォメーション】

著書
『ひらく言葉』(河出書房新社)
『しょぼん ひらがな』、『書本 漢字』(池田書店)

使用カメラ:E-520
使用レンズ:ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro

※本ブログに掲載する全ての内容の一切の無断転載及び転用を禁止いたします。

コメント(1)

写真にも、その人の個性が表れると言われております。被写体の選び方、構図、光をどう表現するか、ファインダーから見た景色そのものがその人の心を写しているかもしれません。その意味では、書は嘘つけないですね。

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