オリンパス 花フォトコンテスト 結果発表

総評:

デジタル時代になり、若くて新しい視線や女性的なアングルが俄然幅を利かせています。それに伴い作品の内容も多彩になり、旧来の価値観を塗り替え始めています。が、しかし、その優位性を帳消しにする撮影技術の未熟が目立つようになってきました。ピンボケ、手ブレ、この二つのために受賞を逃すのはあまりに残念でなりません。デジタルの気軽さに流されることなく基本技術を磨いて下さい。

審査員:片岡正一郎

最優秀賞賞品:JTB旅行券 50,000円分

荒びれる

「荒びれる」

ニックネーム:ふる。

講評:お花は奇麗なもの、美しく撮らねばという常識を取り払ったような作品です。花弁や葉っぱが傷んでいても枯れていても、その内に秘めた生命力まで感じさせてくれます。作者のお花への観察と深い愛情が撮らせた一枚ではないでしょうか。

優秀賞賞品:JTB旅行券 10,000円分

元気を出して♪

「元気を出して♪」

ニックネーム:だいちゃんマム

講評:シンプルな背景にお花一輪のシンプルな構成、これ以上ない程単純化された画面ですが、お花と同系色でまとめたおかげで、破綻のない纏まりのある作品になりました。柔らかな表現の中にもしっかり芯のあるピント位置が画面を引き締めて好感が持てます。

虹色の紫陽花

「虹色の紫陽花」

ニックネーム:daiq2q

講評:まず撮影された花期の選択が絶妙です。ガクアジサイの真ん中に咲く両性花と周辺部の装飾花がどちらも盛り、出会い頭ではなかなか出会えない、時期を狙って撮った作品ではないでしょうか。奥行きのための表現「前ボケ」の使い方も手慣れた感じで完成度も抜群です。

雨時の薔薇

「雨時の薔薇」

ニックネーム:kabu

講評:まず目が行く水滴のシズル感はもちろん素晴らしいのですが、それよりもこの作品を目立たせているのは背景の微妙なトーンではないでしょうか。色被りを極力排し、黒つぶれさせることなくコンロールされたグラデーション、これがこのお花を際立たせているのです。

ひと夜、舞う

「ひと夜、舞う」

ニックネーム:ちょこまま

講評:華やかで明るくなりがちなお花作品、それをここまで重厚でシックな作品に仕上げるのは作者の内面の反映でしょうか。クールなブルー系でまとめられた画面から、お花の隠された妖艶さが垣間見えるように感じるのは、作者の術中に落ちた証拠かもしれません。

純白に抱かれて

「純白に抱かれて」

ニックネーム:胡蝶

講評:画面の大部分を覆う薄いピンクの陽炎が、その向こうに見えるお花の花芯を浮立たせています。そのどちらにも色に濁りがなくクリアーで清潔感漂う作品です。お花全体を写すことなくほんの一部でそれを語る、如何に「写さないか」も大切なのです。

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