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OLYMPUS E-510と旅するバスク地方(フランス) - MARK DESMOULINS

OLYMPUS PRO PHOTOS

MARK DESMOULINS

OLYMPUS E-510と旅するバスク地方(フランス)

PROFILE

マルク・デムーラン(Marc Desmoulins)は、1971年にある職人と働いたところから写真の道を歩み始めました。

職業訓練を経た後も技術を磨き続け、シトロエンに写真家として採用されました。

9年後には、事業に取り組むようになり、さらにその2年後、技術を磨き上げた彼はフリーランスの写真家になりました。

それから10年後、デジタル技術の到来により写真の歴史は新しいページを迎えました。

その新技術をすばやく取り入れたデムーラン氏は、現在ではデジタル写真のデモンストレーターとして、そして教える立場として活躍。

一方で、特に親密なクライアントからは引き続き写真家として仕事を引き受けています。

膨大な作品集を築き上げた彼個人の作品は、数多くの展示会において目にすることができます。

COMMENT

昔々…

『ユサイン・オナ(Usain Ona)』、または如何にして創造の天才である調香の名匠に出会ったか。

それは人生で何度か経験する、まるで磁気と地球の力に翻弄されるボールになったかのような気分になる出来事のひとつでした。このような出会いは決して忘れることはありません。野性的なバスク地方を冒険中に、インド・ヨーロッパ語族の始まり以前の言語を話す、驚くべき人々に出会いました。彼ら自身によれば、世界はバスク人の到来によって存在することができたというのです。

部分的に砂利が敷かれた道を曲がると、マキラと呼ばれる杖を持ち、ピレニーズ犬を従えた羊飼いに導かれた羊の群れが目の前にいることがあります。冬の間に重粘土に浸みこんだ雨は、春の日差しを合図に魅惑的な湿気となって山々から発散されます。古代のこの地方の人々の中には、ニューファンドランド沿岸まで遠征して、クジラ漁や、後にはタラ漁も行っていたとされています。アメリカを発見したのはバスク人とバイキングだったのではないでしょうか。そしてバイヨンヌこそが世界のチョコレートの中心地なのではないでしょうか。

私は奇遇にも、バスク地方で創造の天才である調香の名匠と知り合いました。この地方にはちょっとした言い伝えがあります。ポーランドから来たユサイン・オナという名の青い目をした灰色狼が、満月の夜にバスティド・クレランス村にあるユダヤ人墓地に現れ、イザーク・ゼブレブ(Isaac Zev-Lev)という名調香師が1640年に埋葬された墓を訪れるというものです。物語の続きは画像が雄弁に語ってくれるはずです。

そこで皆さんを、現代の一般概念でなく創造の天才の概念を通した、一週間の魔法の旅にご招待し、彼の香りが地球の隅々まで行き渡るまでをたどりたいと思います。

このフォトエッセイの写真はすべて、デジタル一眼レフカメラOLYMPUS E-510と、ZUIKO DIGITALの11-22mm、14-54mm、そして今回初使用となるED 70-300mmの各レンズで撮影したものです。小型軽量で10メガピクセルを搭載したこのカメラは、極めてシャープな画像を撮影できます。ISO800どころかISO1600で屋内撮影するときでも、手ぶれ補正機構のおかげで、撮影後も含めてフラッシュやノイズ低減を使用することはありませんでした。写真の処理には、TIFF形式でも非常に処理の速いOLYMPUS Studio 2.1ソフトのみを使用しました(MacBook Pro Core2 Duoを使用)。このソフトには多彩な機能が内蔵されているので、画像処理には最適のツールです。

OLYMPUS E-510で作ったこのフォトエッセイを、皆さんで楽しんでいただけると嬉しく思います。