今浦 友喜の

もぞもぞガサガサ。夏は生き物の世界。
蝶を追って森に入ればあたりから鳥の声が聞こえ、土から頭を出した木の芽の小さな林を虫たちが動き回る。森を抜けて渓流を歩けば涼しい風が吹き、川の中には魚がキラキラと泳ぐのが見える。
写真を撮るようになって“夏”をイメージするとき、子供の頃の夏休みの記憶がいつも頭のどこかに浮かんでいる。虫取り網と虫カゴだけ持って朝から晩まで野原を走り回っていた少年時代と、OM-D E-M1 Mark IIを持って朝から晩まで野山を歩く今の自分。大人になってなにか変わったような気分だったけど、実は中身なんかあんまり変わってないのでは?汗だく泥だらけな姿で帰宅する自分を見てそう感じた。

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