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OM-D E-M1 Mark IIで風景写真を撮る

「世界を変える高速連写」を旗印として登場したOM-D E-M1 Mark IIは、ミラーレスカメラの常識を変え、高速連写や高速AFにおいて、世界のトップブランドへと駆け上がりました。しかし忘れてはならないのは高速性能だけがOM-D E-M1 Mark IIの魅力ではないということ。実は風景写真を撮るための高画質性能や撮影機能も必要十分以上のレベルで搭載されているのです。つまり風景写真も思う存分に楽しめるというわけです。(写真家 萩原史郎)

高画質:風景写真における50Mハイレゾショット活用法

OM-D E-M1 Mark IIにおける高画質の象徴と言えば「50Mハイレゾショット」です。これは1回のシャッターで、半画素ずつずらしながら8回露光した画像をもとに、約5000万画素相当の画像を生成する機能です。こんなに小さなボディーから、2017年現在で高画質の頂点と言える「5000万画素」が生み出されるという事実には驚きを隠せません。

このハイレゾショットの技術はこれまでにも搭載されていました。しかしOM-D E-M1 Mark II以前は、完全に静止している被写体には強いけれど、水のように動く被写体を撮ると不自然な描写になることがあり、風景写真のジャンルではあまり実践向きではありませんでした。しかしOM-D E-M1 Mark IIではその弱点が克服され、水を撮影しても自然な描写が得られるようになったのです。風景写真家にとっては飛び上がるほど嬉しい事実です。ぜひ使ってほしい機能ですが、水を被写体とした場合、いくつか心がけたいポイントがあります。

水風景で50Mハイレゾショットを成功させるための4か条

  • 1. カメラぶれを防ぐために剛性の高い三脚を使うこと
  • 2. 三脚の石突を水中に立てないこと
  • 3. 風が吹いていないときにシャッターを切ること
  • 4. ハイレゾショット設定を行うこと

ハイレゾショットは、1回のシャッターで8回の露光をしているため、手持ちでは絶対にぶれてしまいます。そのため剛性の高い三脚を使うことは必須条件です。また三脚を水中に立てないことも重要です。水の振動の影響を受けてカメラぶれが発生するからです。同じ理由で、風が吹いていない瞬間に撮影をすることも大切です。風もカメラぶれの原因になるからです。さらに「撮影メニュー2」から、シャッターボタンを全押しした後、シャッターが切れるまでの時間を設定しておきます。私は「2秒」を選んでいます。1秒以下の設定では、シャッターボタンを全押ししたときの振動が残り、ぶれの原因になるように思うからです。

動かない氷と岩だけというシチュエーションは、もっとも確実にハイレゾショットを決めることができます。湖沼一面に張った氷を撮影する場合も同じく、ハイレゾショットが成功しやすい場面です。

水以外の風景を撮る場合、風で葉が揺れてしまうような条件ではハイレゾショットは成功しにくいことも覚えておきましょう。風が吹いていても撮影はできますが、解像感が出ている写真にはなりにくいからです。このような場合は風が完全に止んでいるときに撮影します。そういう意味ではむしろ、動かない岩と水だけで構成されている渓流や滝のほうが、ハイレゾショットの被写体としては適していると言えます。

無風の状態だったので、ハイレゾショットにチャレンジ。こういった風で動きやすい被写体の場合は、無風であることが条件です。無風であれば、解像感のある素晴らしい描写を楽しむことができます。

石畳と杉の巨木をメインにしていますが、背景には動きやすい葉が見られるので、できるだけ風がない瞬間に撮影をしたほうがよいでしょう。風で葉が動いたとしても、OM-D E-M1 Mark IIなら不自然な描写にはなりません。

滝や渓流などの水を被写体とした場合、従来のハイレゾショットでは綺麗に描写できませんでしたが、OM-D E-M1 Mark IIでは問題ありません。これは滝にかかる虹を撮影したものですが、画像のどこを見ても不自然な描写はなく、超高解像画像となっています。

渓流に落ちたイチョウの落葉を主役に撮影したものです。イチョウの落ち葉のリアリティある描写に加えて、水の流れも自然に見えています。

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