高画質:風景の細部まで美しく描写!基本画質の向上
OM-D E-M1 Mark IIは50Mハイレゾショットのときだけが高画質というわけではありません。OM-D E-M1では約1600万画素だった画素数は、本機では約2000万画素へと多画素化。さらに画像処理エンジンも「TruePic VII」から「TruePic VIII」へと進化することで従来比3.5倍の処理速度を達成し、あらゆるパフォーマンスが向上することで、高画質を生み出しています。
このように基本画質そのものが高画質化したため、通常の撮影においても、十分な解像感が味わえるのです。三脚を使用した場合はもちろんですが、手持ち撮影の場合も強力な手ぶれ補正機能のおかげで、ぶれのないシャープな描写になるため、高画質がそのまま維持されます。OM-D E-M1 Mark IIは、普通に撮影しても綺麗に写るというわけです。
上に、3つの比較画像を用意しました。もともとOM-D E-M1も高画質だったので、劇的な差が感じられるわけではありませんが、細部を仔細に見ると、やはりOM-D E-M1 Mark IIに軍配が上がります。
高画質:手ぶれ補正による高画質~01
オリンパスカメラの撮像センサーシフト式の手ぶれ補正機能は、レンズを選ばずに使えるので合理的です。OM-D E-M1 Mark IIに搭載された「5軸手ぶれ補正」は、ボディー単体で約5.5段分の補正効果を発揮するうえ、さらにM.ZUIKO DIGITAL ED 12-100mm F4.0 IS PRO(以下12-100mm)と組み合わせたときは、約6.5段分という世界最高峰のぶれ補正効果が得られます。
しっかりホールドしたつもりでも、微細な手ぶれが発生するとそれだけで画質は劣化しますが、OM-D E-M1 Mark IIに12-100mmを組み合わせれば、手ぶれさせるほうが難しいのです。そこまで言ってしまうと多少大げさかもしれませんが、それほど高い効果があるのは事実であり、その結果として高画質に結びついているのです。
たとえばスローシャッターを使って水をぶらした流感のある表現は、一般的には三脚を使わないと難しいと思われがちです。しかし「OM-D E-M1 Mark II+12-100mm」なら、手持ち撮影でもまるで三脚を使ったかのような表現を行うことができます。場合によっては三脚を持たずに滝や渓流へ入ることができ、スローシャッター効果のある写真を撮ることができるというわけです。重い三脚を持たないことは、体力の消耗を減らし、両手をフリーにすることができるという意味で、安全に撮影を楽しむことにつながります。