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OLYMPUS E-SYSTEMで撮る 花と風景写真

OLYMPUS E-SYSTEMで撮る風景写真
自然風景写真家 萩原史郎・萩原俊哉

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1000万画素の実力
2007年04月02日 11:00  テーマ [ ]

いよいよ4月になりました。この土日で東京都内の桜もすっかり満開。これから桜前線はどんどん広がっていきますね。風景写真家にとってはこの桜の季節と紅葉の季節は最も忙しくなる時期です。むろん私たちも、桜の美しい姿を追いかけて、東へ、北へと走り回ることになります。もしかするとどこかの桜の樹の下でお会いすることがあるかもしれませんね。

 

ところで風景撮影では細かな葉の一枚一枚、細い枝先に至るまで、きっちりと細密な描写をおこないたいものです。軽量小型のE-410は、ただ、小さくて軽量なだけではありません。欧州向けのE-400に引き続き、オリンパスの国内モデルとしては初の1000万画素クラスのデジタル一眼レフでもあるのです。

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 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺境内

 

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺境内

 

さすがは1000万画素の実力。枝垂桜の花びらに至るまで、細かな描写もしっかりとしてくれ、解像感も十分です。

    

ライブビューも進化してる!!
2007年04月03日 11:00  テーマ [ ]

さて、スナップ撮影にゴキゲンな小型軽量のE-410ですが、ライブビューが付きました。それもしっかり進化して・・・なんと露出補正やホワイトバランスがライブビュー画面に反映され、おまけにリアルタイムでヒストグラムが表示されるのです。これはありがたい。

 

たとえば下の画像。水が流れた落ち込みの白トビの状態が、ライブビューで表示た状態でヒストグラムである程度把握できます。ひどく白トビを起こしているようなら露出補正でマイナス側へ補正すれば、その結果もライブビューに反映されるので、ほぼ撮影結果に近い画像状態が事前に把握できるのです。

 

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 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺西谷

 

そうして撮影したカットが上の写真です。ちょっと雰囲気があっていいでしょ!

    

どちらがお好み?
2007年04月04日 11:00  テーマ [ ]

桜で有名な場所に行くときは必ずといってもいいほど早朝に到着するように心がけています。それは道路が大渋滞となること、まだ人が少なめなのでゆっくりおちついて撮影できること、そして朝の光を活かせるといった理由からです。

 

とこどれ風景撮影では多くの場合、ホワイトバランスはオートではなく5300k(太陽光)に固定して撮影しています。それは朝や曇りなど、さまざまに変化していく大自然の雰囲気や空気感をあますことなく画面に収めたいと思っているからです。

 

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺西谷

 

上のカットは光が差し込む前の桜。青味が強く幽玄なイメージですね。画面からも朝らしい印象が感じられます。

 

一方、下の画像はホワイトバランスを6000K(曇り)に変更して撮影したものです。朝らしい色合いではありませんが、桜の色は本来の色が出ています。

 

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺西谷

 

ほんのわずかなことですが、ホワイトバランスをこのようにコントロールすることで、朝の雰囲気を残したいのか、桜本来の色を残したいのか、つまり画面に作者の意図を加えることができる、ということなのです。

    

白い空は天敵?
2007年04月05日 11:00  テーマ [ ]

 ところで天気の悪い日はどのようなフレーミングをしていますか? 春の空はちょっと気まぐれ。いつも青空すっきりとしたいい天気にめぐり合えるとは限りません。でも天気が悪くても素敵な風景にめぐり合えることもあります。霧にけぶる枝垂桜や、しとしと雨に濡れた桜もなかかな風情があります。しかし、そのような天候で真っ白な空を入れてフレーミングすると、露出がアンダーになってしまい桜の色合いが十分に出なかったり、桜の色合いを出そうとあまり明るく補正しすぎてしまうと空が白トビを越してしまい階調がなくなってしまうこともあります。

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺

 

もちろん意図して白い空を飛ばし気味に撮影する方法もありますが、このような天候ではすこし長めの焦点距離のレンズを使ってなるべく空をいれないようにフレーミングしたほうが結果がいいこともあります。

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県身延町身延山久遠寺

27日の久遠寺も昼前にはすっかり曇り。青空が欲しかった!!

    

ピントの位置
2007年04月06日 11:00  テーマ [ ]

桜を情緒的に撮影するためには前ボケや後ボケを使うのも効果的ですね。でも同じ位置でフレーミングをしてもピントの位置によってもずいぶんと印象が変わってくるものです。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(F2)、山梨県身延町身延山久遠寺

 

たとえば上の画像は手前の桜にピントをあわせたものです。降り注ぐような枝垂桜のリズム感に惹かれて撮影したものです。背景に見える桜が柔らかなボケとなって手前の桜が浮き立って見えています。

 

それに対して、下の画像は奥の桜にピントをあわせたものです。手前に見えていた桜が前ボケとなり、先ほどとはずいぶんと印象が違って見えていますね。 

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 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(F2)、山梨県身延町身延山久遠寺

 

いずれのケースでも、ライブビューで表示させて拡大すれば簡単に詳細なピント位置の調整をすることができます。マクロだけでないライブビューの活用法のひとつですね。

    

王仁塚の桜
2007年04月09日 11:00  テーマ [ ]

都内の桜もすっかり終わり、地面に落ちた花びらなんかもちょっといい雰囲気ですね。この時期、風景写真家としては桜を追う日々がつづいていますが、先週の5日には私たちの故郷でもある山梨県の桜撮影にいっていきました。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県韮崎市王仁塚の桜

 

今日の画像は王仁塚の桜。「わにづか」と読みます。塚の形が鰐口に似ているから鰐塚、あるいは王仁族が住んでいたからその名が付いたとも言われているそうです。なによりもこの桜魅力は残雪の残る八ヶ岳を背景に選ぶことができる1本桜であることでしょう。そのため満開の時期ともなると多くの写真家で賑わう絶好の撮影ポイントです。

 

桜の樹種はエドヒガンザクラ。樹齢は約300年ほどとのことですが、ご覧の通りとても立派な桜で、私たちも好きな桜のうちの一本です。

 

この日は1日中すっきりとした青空になってくれました。青空のオリンパスブルーと桜のピンク、そして八ヶ岳の残雪の白が美しいでしょ!

    

日本一古い桜!!
2007年04月10日 11:00  テーマ [ ]

なんともすごいタイトルですね。でも日本最古の桜といわれている桜が山梨県の北杜市にあります。

 

北杜市武川町の実相寺の境内にある山高神代桜の樹齢は、なんと2000年(200年じゃないですょ!)とも言われ、数々の伝説が今に伝えられているエドヒガンザクラの古木です。その幹の根周りは13.5mで、間近によってみるとその迫力に圧倒されます。一時期樹勢が衰えてしまいましたが、近年の土壌改良や道路の迂回などの努力により、だいぶ樹勢も回復し、今でも美しい花を咲かせています。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、山梨県北杜市実相寺山高神代桜

 

この桜にはじめて出合ったのはもうウン十年前。当時は人もまばらで境内もひっそりとしていたことを覚えています。今では根元のごく周囲に近づくことはできませんが、ライブビュー搭載のE-330なら手を伸ばして低い位置から撮影することも簡単にできます。

 

ところで桜と残雪の残る高山の組み合わせって、ちょっと撮りたい! なんて思いませんか? いや、私たちが好きなだけなんですけど・・・ 実相寺の境内には神代桜のほかにも多くの桜が植えられていますが、場所を選べば甲斐駒ケ岳を背景にすることもできます。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、山梨県北杜市実相寺

 

下の写真は境内の外の道路から境内の中に植えられているソメイヨシノを狙ったカットです。このように望遠レンズで狙うと、手前に見える桜と背景に見える甲斐駒ケ岳との距離感が縮まって見えませんか? これを圧縮効果といいます。望遠レンズではこの圧縮効果を意識して、被写体と対峙してみるのもいいでしょう。

 高山と桜の組み合わせ、おそらく今ごろ山梨県北杜市真原の桜並木や清春美術館の桜もいいんじゃないでしょうか!

 

 

 

    

清哲公民館の桜
2007年04月11日 11:00  テーマ [ ]

有名な桜を撮影するときには必ずといってもいいほど、車で周辺を探しながら被写体を探すことにしています。それは多くの場合、有名な桜には各地の観光協会や自治体のホームページでリアルタイムで開花情報を入手するとができ、その桜が満開になっているエリアと同じ標高にある桜も同じく満開になっていることが多いからです。

 

この清哲公民館の桜もそうして見つけた桜のひとつです。王仁塚の桜同様、八ヶ岳や茅ヶ岳を背景にできることがポイントです。もともとは学校の敷地だったそうで、かつての校庭に植えられたソメイヨシノが今も美しく咲き誇っています。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、山梨県韮崎市

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、山梨県韮崎市

 

上の写真は八ヶ岳を背景に選んだもの。一方、下の写真は茅ヶ岳を背景に選んだものです。センサーにホコリが付かないので、オリンパスブルーの青空も、隅々まできれいですね。

    

桃源郷
2007年04月12日 11:00  テーマ [ ]

山梨といえばフルーツが有名ですね。中でも葡萄は誰もが知るところ。そしてもう1つ、桃があります。これも山梨を代表するフルーツで、春になると甲府盆地一面をピンクの絨毯で埋め尽くすほど栽培が盛んです。東京から中央自動車道をひた走り、笹子トンネルを抜け甲府盆地の視界が広がったとき、ピンクの絨毯に驚いた方はきっと多いと思います。まさに桃源郷です。


この写真は盆地の南東側斜面から北西方向を見て写したもの。はるか彼方に八ヶ岳や茅ヶ岳を望み、眼下には桃のピンクの絨毯が敷き詰められています。圧巻ですね。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、山梨県笛吹市御坂町

 

この時期、スモモも開花します。桃よりほんの少し早めに満開を迎えますが、タイミングがよければ桃との絶妙なコンビネーションを楽しめます。毎年この時期になると山梨へ撮影に出かける日が待ち遠しいものです。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、山梨県笛吹市御坂町

    

甲斐路の春
2007年04月13日 11:00  テーマ [ ]

私たちが撮る風景写真の対象の1つに「道」があります。道のある風景というのは、純自然風景とは一味違い、人間臭くてとても好きなものです。


この日も折りあるごとに、道を意識して撮影をしました。今日のタイトルにあるように「甲斐路の春」がテーマです。桃や菜の花が咲く山の斜面を登っていくと、緩やかにカーブした、とてもいい感じの道がありました。それをさまざまなアングルや位置から撮影したのが、今日の3作品です。同じ道を写しているのですが、みな表情が違って面白いですね。


上の2点は下から上を見ながら、最後の1点は上から下を見ながら写しました。人の顔も見方を変えればさまざまな表情があるように、1本の道も無限の表情があります。これを探すのも写真の醍醐味ですね。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、山梨県笛吹市御坂町【データは3作品とも共通】

    

高遠城址のコヒガンザクラ
2007年04月16日 11:00  テーマ [ ]

数年前から桜の撮影で通いはじめた伊那、飯田地方。その中でも高遠城址公園のコヒガンザクラは特に知られており、全国から多くの観光客が一目見ようと訪れます。ちょうど、一昨日、昨日の土日が満開。今日、明日くらいまでならまだまだ十分に楽しめると思います。

 

私たちが訪ねたのは先週の11日。南面の桜は満開近くでしたが、場所によっては、まだ5分くらいの状態でした。その日は他所をまわった後、高遠でライトアップされた桜を撮影しようと考え、夕方近い時間に到着しました。

 

桜のライトアップを撮影する場合はすこし早めに現地に到着するようにしています。それはすこし空に青味が残っているくらいのほうが画面に青味が残り桜が浮き立って見えてくるからです。時間にして20分くらいが勝負といえます。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、長野県伊那市高遠城址公園

 

ところでライトアップの桜を撮影する場合はどのように撮影していますか? 夜景の撮影ではストロボは使用せず、三脚にしっかりとカメラを固定して、リモートコードやセルフタイマーを使って撮影をします。桜を照らしている光源にもよりますがホワイトバランスはオートか5300K(太陽光)を選びます。RAWで撮影しておけば、あとから微調整も可能なので安心ですね。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、長野県伊那市高遠城址公園

 

    

美和湖畔のコヒガンザクラ
2007年04月17日 11:00  テーマ [ ]

桜で有名な場所があるエリアには、その周囲にも同系統の桜が多いものです。それなりに知られている桜もあれば、あまり知られていない無名の桜・・・ そんな桜たちを探すのもまた楽しいものです。

 

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 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F5.6)、長野県伊那市美和湖

 

 上の写真は高遠城址へ向かう途中でみかけた美和湖畔のコヒガンザクラです。ちょうど湖を北上中、ダムのある場所に植えられていた桜に惹かれて立ち寄ってみたものです。湖面と桜を入れられる樹があったのでバランスを考えながら撮影しました。

 

夕方近い時間に到着したため、しばらく撮影していると、ほどなく空がほのかにオレンジ色になりはじめました。そこでコヒガンザクラと背景の山なみを入れて撮影したものが下の写真です。

 

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  ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、長野県伊那市美和湖

 

撮影の段階では空の階調を残すためにちょっとアンダーめに撮影しておき、あとからレタッチソフトで明るさを調整しています。ついでに空の赤味もほんのちょっと加えて、雰囲気を強調しています。ちょっと雰囲気があっていいでしょ!

 

この美和湖と高遠城址との間には勝間薬師の桜があります。ちょうど今頃、満開になっているかもしれませんね。

    

新田の桜
2007年04月18日 11:00  テーマ [ ]

新たな土地に行って、まだ見ぬ桜と出合う。そんな新たな出合いも桜撮影の楽しみのひとつですね。今日の画像は岐阜県恵那市の新田の桜。飛騨・美濃さくら三十三選の桜の一本で、樹高は24mほど、樹齢約450年といわれているヒガン桜です。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、岐阜県恵那市上矢作町

 

まずは近寄って撮影したものが上の写真です。小道に咲かせているスイセンを画面にあしらって撮影しました。この日は晴れてはいましたが、空が思いのほか白く、また花つきもあまりよくないようで、あまりこの写真からは桜の迫力が感じられません。なんだかすでに散ってしまった桜のようにも見えてしまいますね。これではこの桜の魅力が伝わりません。そこですこし離れた場所に移動して望遠レンズで狙いなおしたものが下の写真です。

 

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 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、岐阜県恵那市上矢作町

 

え、本当に同じ桜? と思うほど違うでしょ! 桜にボリューム感が感じられ、背景も白い空ではなくなり桜も暗い背景から浮き立って見えてませんか? 遠目に見えている桜が近くによって見ると案外ボリューム感にかけて見える、ということはよくあります。その逆もまた”真”ともいえ、近くで見てあまり迫力のない桜の場合、そこから意識的に離れて望遠レンズで狙いなおしてみると、このように迫力のある写真を撮る事ができる場合もあります。ちょっとした風景写真のテクニックですね。

 

    

今朝の嬬恋&笠置峡の桜
2007年04月19日 11:00  テーマ [ ]

朝、起きてみてびっくり。昨日は九州でもずいぶんと雪が積もったようですが、群馬県の嬬恋村でもずいぶんと季節外れ(?)の雪となりました。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F5.6)、群馬県嬬恋村

 

群馬県の嬬恋村は浅間山の北麓に位置します。ですからこの時期でも雪が降ることはあるのですが、これだけしっかりと積もるのも珍しいですね。5センチくらいは積もったでしょうか? 桜撮影も本格化していたところだったのでちょっと油断していました。ようやく芽が出たチューリップの上にもどかんと雪が乗っています。

 

さて、先週の桜撮影紀行の続きです。木曽川沿いに車で走行していると、満開の桜を何本か見つけました。そこで木曽川と桜を組み合わせて撮ろうと考え、訪ねたところが笠置峡です。

 

山桜は別として、多くの場合、桜は人の住む場所に植えられていることが多いといえるでしょう。川と桜を組み合わせられる場所も、多くの場合桜は堤に植えられているので、人工的なもの(たとえばコンクリートの護岸など)が画面に入ります。この笠置峡の桜は、人工物が周囲に少なく比較的自然な景観で、桜と木曽川を組み合わせた撮影を楽しむことができました。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、岐阜県恵那市笠置峡【データは2作品とも共通】

 

上の写真の右手にはゲートボール場があったので、それを避けるようにフレーミングしました。ポイントは手前の桜の枝のカタチと奥の桜のリズム感、そしてチラリと見える木曽川ですね。下の写真は対岸に見えていた竹林のリズム感が面白くてフレーミングしたものです。このような暗い背景のあるシーンではオーバーめにならないよう、マイナス側へ露出補正をして撮影するといいでしょう。

 

    

みさと芝桜公園
2007年04月20日 11:00  テーマ [ ]

このところ桜が続いたのでここでちょっと一息。え? 桜のほうがいい! なんて言わないでください。一応は桜つながりなのですから(笑)

 

この時期、群馬県ではちょっとした風景に出合うことができます。高崎市箕郷町のみさと芝桜公園には2.9haの敷地に約26万株もの芝桜が植えられていて、この時期になると丘の斜面全体が赤やピンク、白の芝桜で覆われ、その景観はなかなか圧巻です。

 

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、群馬県高崎市【データは2作品とも共通】

 

このカットはどちらも13日に撮影したもの。その日はまだ園内の芝桜は5分咲程度で、入口付近の芝桜がいいという状態でした。このときは広い風景として撮影することはできませんでしたが、菜の花の黄色、芝桜のピンクと白が色鮮やかに彩ってくれていました。係員に聞いたところによると満開はこのブログをアップしている今日あたりとのことでした。ということはちょうどこの土日には見ごろを迎えているはずです。昼前後はかなりの渋滞を覚悟したほうがよさそうですが、きっと広大な芝桜の丘の写真を撮ることができると思いますょ! 

    

風景的? イメージ的? どちらがお好み?
2007年04月23日 11:00  テーマ [ ]

4月は桜を中心に、というか桜ばかりを追っている私たちですが、今回は20日の芝桜より、さらに目線を変えた被写体を写したので、ご紹介いたしましょう。


それはチューリップです。いわゆる純自然的なものではありませんが、カラフルな風景を作り出してくれる花の代表といってもいいかもしれません。形や色が異なった花が整然と並ぶ様は、人工美の極致ですね。訪れた公園では、木立の下でそれぞれのチューリップが、それぞれの美しさを競い合っているようでした。


上の写真は木立を取り入れて画面構成したものです。人の目が「綺麗だな」と思った部分に少しだけ的を絞って見ているような感覚でフレーミングしているので、風景的な印象が強いと思います。

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F5.6)

 

対して下の写真は、上の写真の画面中央部を切り取ったものです。中央の青い花はムスカリで、ここにピントをあわせ、上下のチューリップはいくらかぼかしています。これも風景写真には違いないのですが、イメージ色の濃い表現になっています。

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)

 

風景的に写しても、イメージ的に写しても、それなりに味わいがあって好きなのですが、皆さんはどちらがお好みですか?

 

【撮影地は2作品とも、茨城県ひたちなか市ひたち海浜公園】

    

カメラ位置の高い・低いで写真が変わる!
2007年04月24日 11:00  テーマ [ ]

今日はちょっとした撮影テクニックをご披露しましょう。決して難しいことではありません。カメラの位置をちょっとだけ、下げてみるんです。


上の写真は、花、茎の緑、花、茎の緑、花というリズム感に惹かれ、普通に立ったときの目の高さから写したものです。風景写真は人の目の高さから撮るのが基本といわれますが、それは普通にしている状態で風景を見ているからです。そうして見つけた風景に感動してレンズを向けるのですから、「目の高さが基本」となるわけです。

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でも、あえて見方を変え、目の高さから見たのとは違う風景を見つけるのも、風景写真のあり方の1つです。その一例がカメラの高さを変える方法です。下の写真は、カメラ位置をお腹の辺りまで下げて写したものです。花同士が重なり合い、密に見えます。
どちらがいいということではなく、このようにカメラ位置を上下に変化させるだけで、写真は劇的に変わるということを覚えておいて欲しいと思います。これを知っているだけで、得をすることは多いはずです。

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F3.5)、茨城県ひたちなか市ひたち海浜公園【データは2作品とも共通】

 

ただ、こんなに簡単なテクニックでも、例えば目の前にとても素晴らしい光景が広がっているとシャッターを切るのに夢中になり、ついつい忘れがちになるものです。そんなハイテンションになっているときは、深呼吸をして心を落ち着かせてみるのもいいですね。

    

芹ヶ沢の桜
2007年04月25日 11:00  テーマ [ ]

さて、今年の桜前線もだいぶ北上してきましたね。私たちの桜紀行もいよいよ東北です。先週は福島県の中通地方へと取材に行ってきました。

 

この福島県の中通地方、特に三春の周辺には数々の枝垂桜が多いことで知られます。ここ数年は毎年のように通っていますが、いまだすべての桜を撮りつくせていないほど美しい桜が点在しています。三春町だけでも2000本の枝垂桜があるというのですから、なるほど、納得ですね。東北自動車道から磐越自動車へ入り、三春PAを過ぎて船引三春ICのすこし手前あたりで左側を注意していると、それはそれは目立つ枝垂桜が見えてきます。東北自動車道方面から訪れた来訪者を、最初に出迎えてくれる枝垂桜がこの芹ヶ沢の枝垂桜です。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県三春町芹ヶ沢

 

根回りは約4.6m、樹齢は350年ほどの桜で、すこし小高い丘の上に一本だけぽつんと在る樹形の美しい桜です。枝には支柱が一本もなく、どこから見てもバランスがいいことも、この桜の魅力ですね。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県三春町芹ヶ沢

 

この桜は南側の道路に面しており、午前中から夕方までどの時間帯でも日当たりが良く、また角度によってさまざまな表情を見せてくれます。この日の桜撮影のスタートはこの桜から。上の写真と中の写真は午前中に撮影したものです。一方、下の写真はひとしきり周辺の桜を撮影しあと、移動中に近くを通ることがわかっていたので再び立ち寄った時に撮影したものです。夕方近い斜光ということもあり、桜にも立体感が出てますね。

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、福島県三春町芹ヶ沢

 

いろいろな光線状態の時に訪ねてみると、また違った表情を楽しむことができる場合があるので、可能であれば時間を変えてアプローチしてみるのもいいでしょう。

    

天然記念物!
2007年04月26日 11:00  テーマ [ ]

さて、今日の画像は三春の滝桜。 福島の枝垂桜で最も有名な、いや日本を代表的する枝垂桜の一本といってもいい桜ですね。おそらく桜に興味がある人なら、その名前を一度は聞いたことのある桜でしょう。

▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県三春町大字滝字桜久保

 

上の写真はオーソドックスに滝桜の全容がわかるように撮影したものです。樹齢は推定1000年といわれ、樹高は12m、根回り11m、枝張りは南北18.5m、東西25.2mほどの古木でありながら巨木でもあります。エドヒガン系のベニシダレザクラで、岐阜県本巣市の根尾谷の淡墨ザクラ、山梨県北杜市の山高神代ザクラとともに日本三大桜の一本に数えられています。

 

滝桜は、その姿がまるで桜の花が滝のように降り注ぐように見えることからその名が付けられた、とも言われていますが、その降り注ぐようなイメージを意識して撮影したカットが下の写真です。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県三春町大字滝字桜久保

 

滝桜に最も近づけるところまで行き、手持ち撮影で標準レンズの広角側で狙ったものです。支柱を目立たないようにして、手前に花の密度感のあるポジションを選ぶことがポイントです。オリンパスブルーの青空もとっても綺麗に見え、桜の花の色が浮き立って見えていますね。

 

 今年は17日に満開となりましたが天候が悪く気温が上がらないこともあり、いつもの年よりも長く満開状態が続きました。私たちは天気予報と三春町の滝桜開花情報を基にして20日に取材日を決めましたが、その日はすかっとよく晴れてくれて、すっきりとした青空の下で撮影をすることができました。

    

雪村桜
2007年04月27日 11:00  テーマ [ ]

三春町に隣接する郡山市にも数多くの美しい桜があります。今日の画像はその中のひとつ、雪村桜です。

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県郡山市西田町大田字雪村

 

JR磐越東線三春駅から徒歩でも15分ほどでいけるほどの距離で、数台分の駐車場も完備しています。 室町時代の画像、雪村がその晩年に隠匿して構えた庵に佇む桜で、樹齢は約400年ほどといわれています。この桜の魅力はなんといってもその周囲の環境のよさではないでしょうか? ちいさな庵、背景の竹林と、揃いも揃った名脇役たちが桜の魅力をぐんと引き立ててくれます。

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県郡山市西田町大田字雪村

 

この日は天気が良く、背景を青空にしたいと考え、桜に近づいて撮影したものが下の写真です。このときの雪村桜はピークを過ぎて終盤を迎えていましたが、それでも十分に満足できる撮影を楽しむことができました。

    

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