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OLYMPUS E-SYSTEMで撮る 花と風景写真

OLYMPUS E-SYSTEMで撮る風景写真
自然風景写真家 萩原史郎・萩原俊哉

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視点を変えて脇役たちを画面に入れてみよう
2007年05月01日 11:00  テーマ [ ]

いよいよ5月になりました。今日はGWの真っ只中、1日、2日も休みという人も多いかもしれませんね。東北地方ではまだまだ桜の撮影を楽しむことができる場所もありますので、訪ねてみてはいかがでしょうか。

 

ところで、桜の撮影ではつい桜だけをメインに考えてしまいがちですが、すこし視点を変えて、周囲を見回してみると名脇役たちに出会うことができる場合があります。

 

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県郡山市中田町駒坂水月観音寺堂桜

 

上の写真は水月観音寺堂桜。昨年周囲の道路と参道が改修されて、今年は周囲の環境も整い撮影しやすくなっていました。はじめは境内で桜に近づいてアップ気味に撮影していましたが、参道沿いに鯉のぼりがあるのを見つけて撮影したものです。この鯉のぼりを立てたお宅には男の子がいるのでしょうか? ちょっとほほえましく感じられますね。鯉のぼりが綺麗に見えるタイミングを見計らっていくつもシャッターを押したうちの1枚です。デジタル一眼レフだからこそ気軽にシャッターが押せるので、ベストショットを手に入れることができる、ともいえます。すっきりとしたオリンパスブルーの青空に映え、5月らしくていいですね。

 

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、福島県郡山市中田町赤沼龍光寺

 

一方、下の写真は龍光寺の桜です。堂へ上る階段沿いにいくつもののぼりがはためいていました。その赤い色合いとリズム感に惹かれて撮影したものです。道のある風景同様、純自然の景観ではありませんが、人の暮らしや桜との係わり合いが感じられる風景といえるのではないでしょうか?

    

福聚寺の桜
2007年05月02日 11:00  テーマ [ ]

桜の撮影に出ると、天気がよければ早朝から夜まで、まるまる1日撮影しています。その日の撮影の最後の締めくくりとなるライトアップされた夜桜の撮影を何処にしようかと毎回悩みますが、この日は開花状態から判断して福聚寺の桜を選びました。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、福島県三春町中町福聚寺

 

基本は4月16日の高遠の夜桜を撮影したときと同じで、すこし早めに現場に到着して待機します。上の写真はソメイヨシノを前景に構成したものです。ライトの浮かび上がる背後の枝垂桜と青味を帯びた手前のソメイヨシノがちょっと幻想的ですね。このカットを撮影したとき、実際には肉眼ではまだライトアップされた光はあまり感じられない状態でしたが、モニターに映し出された画像を見てみると、光線状態がよくわかります。

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、福島県三春町中町福聚寺

 

さらに時間が経過してから撮影したカットが下の写真です。むろん昼間の光線で撮影したカットも好きですけど、個人的にはこの福聚寺の桜は夕方の青味を帯びた光やライトアップされた幻想的なイメージが好きですね。

    

嬬恋村の春
2007年05月07日 11:00  テーマ [ ]

GWはいかがでしたか? 連休中は比較的天気もよく、青森や北海道では桜も満開。行楽や撮影を存分に楽しむことが出来たのではないでしょうか?

 

さて、群馬県の北西部になだらかな丘がどこまでも続く広大なキャベツ畑が広がっています。この嬬恋村は全国でも有数の高冷地野菜の産地でキャベツの生産量は全国一位を誇ります。北、西、南には浅間山・四阿山・白根山といった2000m級の山岳が連なり、夏でも気温はあまり上がらず、年間の平均気温は8℃前後ほど。そんな嬬恋村にも5月に入ると嬬恋村にもようやく春がやってきます。関東地方でも桜の開花はかなり遅いほうではないでしょうか?

 

  ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、群馬県嬬恋村

 

浅間山は嬬恋村を代表する山の一つです。標高は2568mほど。今でも活発な活火山で2004年の秋には噴火し、嬬恋村の我が家にも噴石と降灰がありました。ちょうど浅間山の北に位置するので裏富士ならぬ裏浅間、といったところでしょうか? 山梨出身の人間からすると、なんだか慣れ親しんだような、それでいてなつかしいような景観ですね。浅間山の北側の斜面が見えているので小諸側では雪が消えても嬬恋側では残雪となって、うまく桜とあわせられそうです。そこで是非、浅間山と桜と組み合わせたい、と思いながら探して見つけた場所です。

  

   ▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、マニュアル露出(F8・1/320)、群馬県嬬恋村

 

すこしキャベツ畑を回っていると、とある集落で鯉のぼりを見つけました。そこで畑と四阿山を組み合わせて撮影したものが下のカットです。この四阿山は標高2354mほどで、日本100名山にも数えられている名山です。3方を山に囲まれている嬬恋村は、カメラを向ける方向を選びません。なんだか今回は嬬恋村の山の紹介になっちゃいましたね。

    

浅間山と組み合わせる
2007年05月08日 11:00  テーマ [ ]

嬬恋村の広大なキャベツ畑の撮影は、私たちにとってライフワークのひとつでもあります。どこまでもなだらかに続く丘はまるで北海道の富良野・美瑛のよう、なんて勝手に思っています。もっとも北海道はアズキやジャガイモなどさまざまな作物を栽培していますが、嬬恋村は基本的にキャベツが中心です。とはいえ、規模は小さいですがキャベツだけではなくジャガイモやそばも栽培しているので、村内をくまなく探せば初夏にはジャガイモの花が、晩夏にはそばの花咲く丘風景を撮影することもできます。

 

この時期、嬬恋村のキャベツ畑では美しいラインを見ることが出来ます。ちょうど苗の植え付けの時期となり、リズム感のあるキャベツのラインが出現するのです。またキャベツを植えるために畑を整地して作った畝のラインもなかなかフォトジェニックなのです。

 

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、マニュアル露出(F8・1/250)、群馬県嬬恋村

 

今日の画像は昨日紹介した嬬恋村を代表する浅間山と組み合わせて撮影したものです。浅間山に向かって折り重なるように続く畑を切り取るように望遠レンズで狙っています。天気のいい日は是非とも青空と浅間山を組み合わせて撮影したいものです。

 

ところで嬬恋村のキャベツ畑は純自然風景ではありません。人の手が加わった風景です。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、マニュアル露出(F8・1/320)、群馬県嬬恋村

 

作業の途中で夜になったのでしょうか? キャベツのラインの途中で止まっている植え付けのための機械に惹かれてシャッターを押したものです。私たちの撮影スタイルでは基本的に人工的なものはなるべく排除する方向で撮影することが多いのですが、純自然風景でないキャベツ畑では、むしろ人とのつながりが感じられる風景といえるかもしれませんね。

    

ラインに注目して象徴的に切り取る
2007年05月09日 11:00  テーマ [ ]

昨日の画像は、浅間山を画面に入れることで嬬恋村に広がるキャベツ畑の環境をも画面にとりこんで表現した、いわば風景的に撮影したものです。一方、今日の画像はキャベツ畑のラインのラインに注目して、パターン的に撮影したイメージよりの写真です。

 

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F4)、群馬県嬬恋村

 

風景撮影というと、つい絞込みがちに考えてしまいますが、ここではあえて絞りは開放気味にして、中景の畑のラインだけにシャープ感があるようにコントロールしています。 すこしだけ低い位置で手前のラインがぼけるようにしていることろがミソですね。背景に見える3本の常緑の緑もポイントです。畑に対してすこし斜めとなる位置から写すことで、手前、中景、奥の畑のラインのリズム感を強調しています。 

 

一方、下の画像は芽吹いたばかりのカラマツのラインとキャベツのラインとのリズム感が面白くてレンズを向けたものです。こちらの画像はある程度シャープ感が欲しかったのでF8まで絞り込んで撮影しました。

 

 

 ▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、マニュアルAE(F8・1/250)、群馬県嬬恋村

 

広い風景と異なり、キャベツ畑のラインを写す場合、大半が暗い(黒い)土の部分で占められます。このようなシーンではマイナス1.0EVほどアンダー側に補正して撮影するか、マニュアル露出に切り替えて撮影するのも方法です。上の画像は絞り優先AEで-1.0ほど露出補正をして撮影したもの、下の画像はマニュアル絞りをF8、シャッター速度を1/250秒に固定して撮影しています。晴天ならISO100の場合、被写体にもよりますがF8で1/250秒が基本です。ある程度光線状態が変わらないとした場合、カメラを向ける被写体の色合いによって、露出計ではおおきく変化してしまうような被写体ではマニュアル露出を使う、という手法も考えてもいいかもしれませんね。

    

桜のある風景
2007年05月10日 11:00  テーマ [ ]

ゴールデンウイークはわりあい天気に恵まれたおかげで、嬬恋村の桜も一気に咲きました。とくに後半は、標高が高いところでも、前半の陽気に誘われて咲いた桜が見頃を迎えて、撮影に向いた状態となりました。そこで先ごろ発売されたE-410を持って、嬬恋村の丘をめぐりました。


E-410は1000万画素もありながらとても小さく軽いので、風景を気軽にスナップできます。上の写真はとある集落で見つけた、ちょっといい感じの「桜のある風景」です。遠くに浅間山が見え、道が集落に向かって伸びているなんて、風情ありますね。ちょうどそこを農作業に向かう方が通りかかったので、素早く1枚写しました。農村の長閑なひと時が切り取れたと思います。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11)、群馬県嬬恋村


上の写真は夕方近くに写したものだったのですが、あまりにこの風景が気に入ったので翌朝にも再び訪れました。下の写真では左からの斜光が差し、桜がより立体的に見えています。このカットは道の存在をより強く意識して、縦位置でフレーミングしました。5月5日の撮影ですが、画面の左に小さく鯉のぼりが見えているのもポイントです。画像をクリックし拡大してご覧ください。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11)、群馬県嬬恋村


嬬恋村には名のある桜があるわけではありませんが、このように風土とマッチした美しい風景がたくさんあります。

    

桜と残雪の山
2007年05月11日 11:00  テーマ [ ]

嬬恋村はその周囲を高い山々に囲まれていることは5月7日のブログでお話したとおりです。ですからいい場所に桜があれば、山と組み合わせて撮ることができます。この日、日本百名山の1つ、四阿山の麓でいい桜を見つけ、あれこれと撮影を楽しみました。


上段の写真は、いわば定番的な撮り方。桜と山の関係を強く意識してもらおうという狙いです。こういう風景に出会ったら、とりあえず撮っておきたいカットですね。


中段の写真は、桜に重点を置いてフレーミングしたものです。桜の美しさや量感を伝えることを第一に考えていますが、背景にカラマツの新緑や残雪を少し見せることで、季節感もわかるような構成です。


下段の写真は、上段と中段の、ちょうど中間的な位置づけとなる表現です。桜の美しさを充分に見せつつ、なおかつ山の稜線を見せることで山の存在感もそれなりに出ています。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、群馬県嬬恋村【データは3作品とも共通】


中段や下段の写真は、余分な要素が入らないよう精密にフレーミングすること、そしてピントがきちんと合っていることが絶対に必要ですが、そういう場合E-410のライブビューが役立ちます。背面モニターは視野率が100%なので、余分なものが写っていないか確実にチェックができます。また7倍や10倍の拡大機能を使えば、ピントは確実に決まります。こういう作品を撮る場合は三脚にセットして、しっかり撮りましょう。E-410ではリモートケーブルが使えますので、併用してブレも極力なくしたいですね。

    

北信州、飯山の春
2007年05月14日 11:00  テーマ [ ]

本州では桜もひととおり終盤を迎え、ちょっと一息。GW明けの先週はようやく春めいてきた長野県の春を探しに北信州を訪ねてみました。

 

長野県の北部に位置する飯山市は、春になると一面黄色い絨毯で覆われます。その正体は菜の花。もちろん飯山市のあちらこちらで菜の花を見ることが出来ますが、なんといっても菜の花公園が有名です。毎年GW中に満開になるように咲かせているので、もしかするとご覧になられた方もいるかもしれませんね。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、長野県飯山市菜の花公園

 

菜の花公園は千曲川沿いにある公園で、すこし小高い位置にあるため、菜の花ごしに千曲川を見下ろすことができます。ここに植えられている菜の花は野沢菜。その野沢菜の花と千曲川の蛇行する様子を背景に選んで撮影したものが上のカットです。河川敷で栽培している菜の花畑も画面にはいるような位置を選んでいます。

 

ところでデジタル一眼レフで撮影する場合、露出モードはどのモードを選んで使っていますか? E?システムには撮影者の意図を写真に吹き込むために、さまざまな露出モードが用意されています。もしシーンプログラムしか使ったことがなければ、露出優先AEやシャッター優先AEを使って、ちょっとハイレベルな撮影にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F4)、長野県飯山市菜の花公園

たとえば下のカットは千曲川にかかる大関橋をフレーミングしたものです。鉄橋の赤い色と黄色い菜の花とのコントラストの美しさを表現したものですが、真っ赤な橋がすこし人工的なイメージが強めに感じられたので、露出優先AEを選び葉の花にピントをあわせて絞り値を開放気味にして、背景をぼかすように見え方をコントロールしています。なんだか、出来上がる絵柄を自分で決められるなんて、ちょっと上達したような気分になりませんか?

    

北竜湖の菜の花
2007年05月15日 11:00  テーマ [ ]

菜の花公園から車で10分ほど。すこし山あいに分け入った、その奥にひっそりと水をたたえる北竜湖があります。湖の中からすくっと成長した樹が印象的で、なんだか神秘的なイメージの湖です。ちょうど葉の花が盛りになる時期と北竜湖周囲の新緑の時期が重なるため、この時期は多くの写真家で賑わう撮影スポットです。

 

 

 

ポイントは菜の花と湖面、そして背景の樹のバランスですね。菜の花と北竜湖の湖面の面積を広めに見せるために、すこしハイアングルから狙うのも方法のひとつですが、ライブビュー搭載のE-330ならわざわざ脚立を必要とせずにハイアングルから狙えることも利点ですね。しかし、あまり位置が高すぎると岸辺で休んでいる人の頭が見える場合もありますので、その場合は高さを調整しながら撮影したほうがいいでしょう。

 

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、長野県飯山市北竜湖【データは2作品とも共通】

 

下の画像は背景に並んでいる常緑の樹の位置を意識しながらシャッターを押したものです。微妙に左右に動くことで背景の見え方が変化していくので 、ファインダーやライブビューで確認しながら撮影しましょう。

 

今年はGWが明けてすぐの8日に訪ねてみたところ、菜の花は程よく密度感たっぷりに咲いていましたが、カタチのよい樹の新緑がまだ出揃っておらず、それ以外の樹の新緑と組み合わせて撮影をしていきました。ちょうど、このブログをアップしている今ごろが、その樹の状態がいいかもしれません。

    

ミズバショウの森
2007年05月16日 11:10  テーマ [ ]

ミズバショウといえば尾瀬が全国的にも有名ですね。でも長野県にもミズバショウ群生地がいくつかあります。ここ、戸隠森林植物園のミズバショウもそのひとつです。どこまでも広がる、広大な湿原の尾瀬の風景とは異なり、林の中にある湿地、といシチュエーションです。そこでまずは風景的にアプローチしてみたものが今日の画像です。

 

 

 

E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F5.6)、長野県長野市戸隠森林植物園

 

この時期の森の樹々はまだ芽吹く前なので、林ごしの背景に山並を見ることが出来ます。この日は午後から空が曇り気味となり、白く見えてしまいましたが、ミズバショウの群落があまり暗くならないよう、明るめの露出を選んでいます。手前に伸びる樹の影もポイントですね。このカットを撮影した後、しばらく木道を歩いていると、小さな小川の流れに沿うようにミズバショウが咲いているのを見つけました。そこでS字を描くラインに注目して撮影したものが下のカットです。

 

 

▲ E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、長野県長野市戸隠森林植物園

 

ミズバショウに限らず、花の群落を群落として捉える場合、ただ闇雲に撮影してしまっては写真に説得力が欠けてしまう場合があります。漫然と広い風景として撮影するのではなく、よく被写体を観察してポイントを見極めることも必要でしょう。

 

ところで戸隠といえば、なんといっても蕎麦。戸隠神社の周辺には数多くのおそば屋さんがあります。それぞれ味も香りも違いますので食べ歩きもちょっと楽しいかも。そして晩夏になると広大なそば畑に花が咲きます。機会があればこのブログで改めて紹介できるといいですね。

    

ちょっとイメージよりかな?
2007年05月17日 11:00  テーマ [ ]

樹々に囲まれた森の中にあるミズバショウの群落では、まれに倒木などもあります。邪魔に感じられることもありますが、視点を変えてみるとなかなの脇役になってくれることもあります。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(f2.0)、長野県長野市戸隠森林植物園

 

何気なく群落を歩きながら見ていると、苔むした倒木のそばに寄り添うように咲いているミズバショウも見つけました。そこで、倒木とミズバショウを切り取るように撮影したものが上のカットです。 望遠レンズを使って被写体を引き付けるように撮影しているため、群落の広大な印象はありませんが、ポイントが絞られているため、ちょっとイメージよりの写真に感じられます。

 

木道は比較的、地面よりも高い位置にありますが、1ヵ所だけ低い位置に降りられるようになっている場所がありました。そこで、思い切ってミズバショウをぐんと低い位置から狙ってみることにしてみました。 

 

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(f2.0)、長野県長野市戸隠森林植物園

 

木道の階段を下りてコンクリートのブロックが敷き詰められた、ほんの数人が入れる場所には、リュウキンカとミズバショウが仲良く群生していました。低い位置にカメラを構えて、リュウキンカがほどよい前ボケになるよう、カメラの位置と開放絞りを選択して撮影しています。絞り開放ではピント位置はシビアに調整する必要がありますが、ライブビューのBモードを使えば拡大してあわせられるので、バッチリですね。低い位置から狙うことの利点は、普通の視点では見ることの出来ない世界が見つけられることがある、ということです。特に前ボケをうまく画面に取り入れれば、十分に雰囲気作りをおこなうことができる場合があります。

 

 どちらのカットもローアングル三脚を使ってかなり低い位置から撮影したものです。もちろん、ファインダーを覗くには低すぎるので、ここでもライブビューが大活躍です。

    

そういえば・・・
2007年05月18日 11:00  テーマ [ ]

ミズバショウの森の入口には淡いむらさき色の花が咲いていました。そういえば、今年は全くカタクリを撮っていなかったなあ、と思いながら、せっかくですからこの可憐な花の撮影をすることにしました。

 

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(f2.0)、長野県長野市戸隠森林植物園

 

上のカットは前ボケを活かして撮影したものです。ローアングル三脚を使って低い位置から狙ってみました。ピント位置にあったカタクリのすぐ横の葉にもピントがあってしまい、とても目立ってしまったので手前にあったカタクリの花を前ボケになるようにかさねて目立たないようにしています。前ボケにはこんな使い方もあるんだぁ、と自分で感心してしまいました。

 

▲E-330、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(f2.0)、長野県長野市戸隠森林植物園

 

カタクリは好きな花のひとつですね。斜面一面に大群落している風景も好きですが、気に入った花を見つけて、望遠レンズであれやこれや考えながら撮影するのも好きです。

 

よくよくカタクリを見ていると、まるでささやきあっているかのように向き合っている二つの花を見つけました。恋人同士? それとも中の良い姉妹? そんなことを考えながらシャッターを押しました。いやいや、妄想癖があるなんて思わないでください(笑)。シチュエーションを勝手に想像しながら撮影するのもけっこう楽しいですょ! 

    

1000万画素のE-410
2007年05月21日 11:00  テーマ [ ]

今週は先ごろ発売されたE-410の話を特集してみましょう。オリンパスE-SYSTEMの第2章のスタートダッシュを任されたカメラが、E-410。このE-410には1000万画素のセンサーが搭載されましたが、まずはこれが大きなトピックといえるでしょう。これだけの画素数を持っていれば、大伸ばしにも余裕で対応するので、私たちのように風景写真を撮るカメラマンにとっても、とても嬉しい相棒といえます。


写真は森の中で咲くルピナスをとらえたものです。見てもおわかりの通り、きめ細かい描写が必要な場面ですが、このようなときもE-410なら、安心して撮影することができます。どんなに緻密な表現力を必要とする場面に出会っても、E-410を持っていれば臆することなくシャッターを切ることができるでしょう。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、埼玉県滑川町 国営武蔵丘陵森林公園

    

ライブビューは、やっぱりスグレモノ
2007年05月22日 11:00  テーマ [ ]

もうすでに何度か話題として登場しているライブビュー機能ですが、当然E-410にも搭載されています。私たちのような風景写真家にとって、これが実に重宝するというか、具合が良いのです。


なんといっても風景写真はピントが命ですから、ピントには必要以上にこだわります。オートフォーカスでピントをあわせる、ファインダーをたよりにマニュアルフォーカスでピントをあわせるのももちろん良いのですが、拡大表示機能のあるライブビューが搭載されているE-410の場合、私たちは多くの場面でライブビューを使いピントを追い込みます。


上の写真は画面右奥の花にピントを合わせたいのですが、AF測距点を使った場合はAFロックをしてフレーミングしなおすという手間が必要です。その点ライブビューの拡大表示なら、画面の任意の場所を10倍や7倍に拡大して、2.5型の大きなモニターで確認できるので確実です。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・プラス0.3EV補正)


下の写真は葉の上に乗った水滴にピントを合わせなければなりません。マクロレンズは被写界深度が浅いので、ピント調節には神経を注ぎます。しかしライブビューの拡大表示機能を使えば、間違いなくピントはピタリと来ます。この場合はカメラを三脚に装着して操作をしました。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro、絞り優先AE(F2.8プラス0.7EV補正)


このようにライブビューの拡大表示機能は、私たちにはなくてはならないものとなっています。まだ使ったことがないという方がもしいらっしゃいましたら、是非使って欲しいですね。

 

【撮影地は2作品とも、埼玉県滑川町 国営武蔵丘陵森林公園】

    

こんなところも進化している!
2007年05月23日 11:00  テーマ [ ]

E-410のライブビューはさらに進化を遂げています。それはホワイトバランスの変更や露出補正を行うと、その結果がライブビューに映し出される映像に反映される、ということです。

 

 

▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(f2.0・露出補正なし)、群馬県嬬恋村浅間高原

 

上の画像は浅間高原のしゃくなげ園に咲くシャクナゲを撮影したものです。この日はあいにくの天気で背景を明るい曇天の空に抜くと、明るい背景の影響をうけてしまうので露出補正をしなければふつうはこのように暗めに写ってしまいます。むろん、ライブビューに表示されている映像もこのように暗く写っています。そしてここでもE-410のライブビューが大活躍してくれます。このシーンをE-410のライブビューで表示させている状態で、露出補正を行うとその結果が表示されている映像に反映され、補正量に応じて画面の明るさが変わって見えてきます。しかもそのときに表示されているヒストグラムはリアルタイムの状態が表示されているので、ヒストグラムの山の状態を確認しながら操作をおこなうこができ、最適な露出補正を確実に導き出すことができる、というわけです。

 

 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(f2.0・+1.3EV補正)、群馬県嬬恋村浅間高原

 

そこで下の画像は上の画像と同じシーンを、リアルタイムで表示されているヒストグラムの右端が範囲を超えない程度にプラス側に+1.3EVほど露出補正を行ったものです。シャクナゲの花の色合いがしっかりと表現され、見栄えもよくなっていますね。もちろんホワイトバランスも同様にライブビュー画像に反映されるので、ほぼ最終的な画像の状態を撮影する前に確認することができる、といってもいいでしょう。

 

画像の一部分の拡大機能やフレーミング、そしてファインダーでは確認しにくいアングルでの撮影だけでなく、難しいシーンの露出補正やホワイトバランスのチェックなど、およそ風景撮影のあらゆるシーンで便利に使うことができるのもE-410のライブビューの進化した部分ですね。 

 

 

 

    

世界最小・最薄・最軽量!!
2007年05月24日 11:00  テーマ [ ]

E-410はなんといっても世界最小・最薄・最軽量! それでいて1000万画素なのだから、いうことなし。なにせサイズは129.5×91×53mmほど、重さはボディのみでなんと400gを下回る約375gしかありません。

  

 

▲E-410、ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6、絞り優先AE(F8)、群馬県嬬恋村浅間高原

 

もともと小型軽量化を可能としたE-システムなのですから、さらに小型軽量化されることで、より携帯性が向上していることはいうまでもありません。そういった意味では風景の撮影もずいぶんと楽になりますね。特に湿原や山歩きなど、長時間機材を持って歩くようなシーンでは明らかに体への負担が軽減されます。むろん、ザックへの収納性も優れており、いつもならカメラボディしかはいらないような隙間にも、E-410と標準レンズなら入れられる、なんてことも。なるほど、世界最小、最薄、最軽量は伊達じゃないということを実感しました。

 

 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6、絞り優先AE(F8)、群馬県嬬恋村浅間高原

 

浅間高原のしゃくなげ園は、駐車場に車を止めてすこし山の斜面を登ったところにあります。急斜面、というわけではありませんが、それでもいつものように機材をザックに満載して登っていくにはすこし大変に感じられました。そこでE-410にレンズキットのZUIKO DIGITAL ED14-42mm F3.5-5.6だけを取り付けただけの身軽な装備で撮影してきたものです。いつものようにたくさんの機材を背負って撮影するのと違い、とても楽に撮影することができました。

 

ところで浅間高原のしゃくなげ園は今がちょうど見ごろ。すこしわかりにくいところにありますが、嬬恋高原ブリュワリー前からまっすぐに浅間山へ伸びる道路に入り、あとは案内板を頼りにいけばしゃくなげ園にたどりつけます。天気のいい日にでかけてみてはいかがですか? 

 

    

レタッチしなくても、色が綺麗!
2007年05月25日 11:00  テーマ [ ]

「デジタルカメラって、レタッチしなくちゃ駄目なんじゃないの」と思っている方、いませんか。ちょっと前ならYesだった答えですが、最近ではそういう流れは薄れつつあり、とくにE-410にいたっては、写したまんまでOK!


これは決して誇張ではありません。もともとE-SYSTEMの色はとても完成度が高くて、レタッチをあまり加えずとも良かったのですが、E-410の場合、このブログに関して言えばレタッチなしがほとんどです。当然、こういう話の流れからして、今日の2作品はともに写したままの画像です。


上の写真は白、ピンク、黄色が折り重なるバラの風景ですが、見たとおりの色が出ています。カメラの設定としては「VIVID」を使い、鮮やかになるようにしていますが、記憶の通りに表現されているといっていいと思います。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F3.5・プラス0.7EV補正)


下の写真は薄紫色が印象的なバラです。とても繊細な色ですが、印象どおりに描けています。鮮やかな色だけでなく、こうした色もきちんと表現してくれるE-410、とてもたよりになります。


▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro、絞り優先AE(F2.8・プラス0.7EV補正)


レタッチができないとか、難しいからといってデジタル一眼レフをあきらめている方がもしもいらっしゃるとしたら、それはもったいない話です。そんな心配は今やいらないんですから。

 

【撮影地は2作品とも、東京都調布市 神代植物公園】

    

E-410を連れて北海道へー初日
2007年05月28日 11:00  テーマ [ ]

今週は5月21日から25日にかけて訪れた北海道の旅を綴りたいと思います。北海道は何回も訪れているのですが、5月の春真っ盛りは初めて。お供は最新のデジタル一眼レフE-410。期待は高まります。

 

北海道へはフェリーを使って苫小牧から上陸、その日のうちに帯広まで行き宿泊しました。本格的な撮影は翌21日からスタートです。朝から快晴のその日、まず帯広から足寄を経由してオンネトー湖を目指しましたが、その途中で1本の桜に出会いました。緩やかで小さな丘の上にあるピンクの強い桜で、ひとしきり撮影を楽しみましたが、幸先よいスタートが切れました。

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 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、北海道足寄町

 

次に訪れたのは、最初の目的地としたオンネトー湖。湖面の色が美しく、神秘的な雰囲気を持つ小さな湖です。このあたりは春がまだ浅いとあって、雌阿寒岳や阿寒富士には雪が残り、樹々は茶色です。まだ訪れる人も少ないせいかとても静かで、ゆったりとした時間が流れていました。

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 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・マイナス1EV補正)、北海道足寄町オンネトー湖

 

オンネトー湖を出て屈斜路湖へ向かう途中でも桜に出会いました。雄大な風景の向こうにポツンと1本だけ立つ桜の風情が印象的で、気がつくと1時間近く撮影に没頭していました。

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 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・マイナス0.3EV補正)、北海道弟子屈町

 

午後になり次第に雲が広がった頃、藻琴山の芝桜公園に到着しました。今まさに満開となった芝桜が出迎えてくれたのですが、目がチカチカするほどの色の洪水に圧倒されました。以前ここを訪れたときはピークを過ぎていたので、そのリベンジが果たせたといったところでしょうか。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11・プラス1EV補正)、北海道大空町芝桜公園

 

初日の最後は、芝桜公園と川湯温泉を結ぶ網走川湯線の途中にある藻琴山展望駐車場で、屈斜路湖が一望できるビューポイントです。この頃から再び光りが差し始め、風景が立体的に見え始めました。一日の終わりとしては、まずまずの風景でした。

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E-410を連れて北海道へー二日目
2007年05月29日 11:00  テーマ [ ]

北海道の二日目は道東の桜を訪ねるのが目的です。最初の目的地は厚岸にある厚岸神社と国泰寺の桜。厚岸神社では境内から海に向かって桜を眺めることができたり、国泰寺では桜の古木を見ることができるなど、いい出会いに恵まれました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・プラス0.7EV補正)、北海道厚岸町厚岸神社

 

次に目指したのは根室の桜ですが、距離が遠いため、途中寄り道をしながら移動しました。最初の寄り道点は、浜中町の涙岬という哀愁に溢れた名を持つ岬です。別名「乙女の涙」とも言われ、断崖に乙女の横顔が現れています。海に向かって右手には立岩という奇岩も見られる名所です。風が強く、海に飛ばされそうな恐怖も味わいながら、撮影を楽しみました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11・マイナス0.7EV補正)、北海道浜中町涙岬

 

2つ目の寄り道点は霧多布岬です。駐車場に車を止め歩いてゆくとすぐに灯台、さらにその先に進めば鳥の楽園が眼前に広がります。海を身近に感じながら、岬の風景を堪能しました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F6.3)、北海道浜中町霧多布岬

 

桜の目的地は根室にある清隆寺で、境内にあるチシマザクラがそれです。推定樹齢は100年以上あり、樹高も3メートル近くのチシマザクラとしては大木です。桜前線最後の到達地で見た桜は、とても可憐なものでした。

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 ▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F5.6・プラス0.3EV補正)、北海道根室市清隆寺

 

二日目の最後は摩周湖まで戻り、夕陽を狙うことにしました。空は快晴で雲1つなく、単調な夕暮れを迎えましたが、最後の最後に少しだけ空が赤く焼けて、夕陽の撮影を楽しむことができました。一日の締めくくりとしては申し分のないものでした。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F9)、北海道弟子屈町摩周湖

    

E-410を連れて北海道へー三日目
2007年05月30日 11:00  テーマ [ ]

北海道の三日目は、宿泊地の川湯を出てすぐに見つけた桜からスタートしました。広大な牧草の丘にポツンと佇む1本のエゾヤマザクラは、いわゆる「絵になる」桜でした。さまざまなアングルから、さまざまな背景を選びながら撮影ができるので、風景写真家魂に火がつきました。気がつけば2時間近くが経過していて、実に満足のゆく時間を過ごせました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F9、マイナス0.7EV補正)、北海道弟子屈町

 

次に訪れたのは、5月21日に満開宣言が出された、上湧別町にあるチューリップ公園です。北海道ですからある程度の大きさは想定していましたが、想像を超えるとてつもない規模のチューリップ畑が広がっており、関東クラスのチューリップ畑を見慣れた脳髄は、衝撃をくらってしまいました。平坦地なだけに、その規模を写真で伝えるのが難しい・・・、それが残念です。ここでも時の経つのを忘れ、昼食をはさみ都合4時間程度チューリップと戯れていました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11、マイナス0.3EV補正)、北海道上湧別町チューリップ公園

 

三日目の最後は、層雲峡の新緑です。そろそろ層雲峡でも新緑が見られるのでは、という予想を元に上湧別から大移動しましたが、その甲斐あって美しい新緑に出会えました。到着した時刻が午後5時くらいだったので、良い具合に斜光が差し込み立体的に風景が見え、新緑も際立っていました。コントラストの高い状況でしたが、充分に納得のゆく撮影となりました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11、マイナス0.3EV補正)、北海道上川町層雲峡

    

E-410を連れて北海道へー四日目
2007年05月31日 11:00  テーマ [ ]

四日目の北海道は、美瑛・富良野の丘です。このあたりの丘は、いまや北海道を代表する風景となり、プロ・アマ問わずカメラマンには絶大な人気を誇ります。私たちも例外ではなく、北海道を訪ねるときは必ず立ち寄る場所です。この日は朝のうち広がっていた雲も昼前にはすっかり姿を消し、美しい青空が広がる絶好の撮影日和となりました。

 

この丘には有名な木がたくさんありますが、私たちが一番気に入っているのは「哲学の木」。風景写真家・前田真三氏の常設写真展示場「拓真館」のそばにあって、姿のとても美しい木です。この木と対峙すると、おのれの写真哲学が問われているようで、神妙な気分になります。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、北海道美瑛町哲学の木

 

この5月に丘を訪れてみて感じたのは、タンポポの見事さです。1枚の畑すべてをタンポポが覆う姿が、農家にとっていいか悪いかは別にして、景観としては美しいものです。こうした風景に出会うとついついレンズを向けていました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、北海道美瑛町

 

ちょうどこの季節は、畑のラインが美しい頃です。畝を作り、苗を植える前の畑は芸術的な様相を呈しており、実に写真的な風景です。この日のように良く晴れて、背景に十勝の連山が見えると、たまらない魅力を発揮します。こういう風景を撮りたかった・・・、心からそう思えます。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F6.3)、北海道美瑛町

 

白樺並木の脇を道が走り、丘へと続いている・・・。そんなイメージをこれまでも探していましたが、なかなか都合のいい場所に巡り会えませんでした。しかし今回は、理想に近い風景を見つけることができました。とても牧歌的で、気にいった風景の1つになりました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、北海道美瑛町

 

この日の最後は、1本の木のある風景で締めくくりました。この木は初めて出会った木なのですが、背景の山との重なり、手前の丘に伸びる影のバランスが良く、一目惚れしてしまいました。きっとこれからも美瑛の丘を訪ねるごとに、会いに行くことになりそうです。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・マイナス0.3EV補正)、北海道美瑛町

    

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