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OLYMPUS E-SYSTEMで撮る 花と風景写真

OLYMPUS E-SYSTEMで撮る風景写真
自然風景写真家 萩原史郎・萩原俊哉

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E-410を連れて北海道へー最終日
2007年06月01日 11:00  テーマ [ ]

5日目は朝からどんよりとした曇り。ちょっと憂鬱でしたが、昨日同様美瑛の丘を回りました。

 

この季節、ちょうど畑での作業が本格化しているため、トラクターが仕事をしている風景に良く出会います。トラクターが通る前と後では土の色が変化して、ちょっと面白い風景が出来上がります。この季節ならではのものですね。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8、プラス0.3EV補正)、北海道美瑛町

 

天候が悪かったこともあり、ちょっと目線を変えて、小さな沼を訪ねました。テレビドラマ「北の国から」でもロケに使われた場所ですが、小さくて可愛らしい沼です。沼の畔近くではニリンソウが咲き、可憐な小風景を形作っていました。腹ばいになって、パチリ。こんな風景もたまには良いものです。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8、プラス0.3EV補正)、北海道富良野市鳥沼公園

 

「パッチワークの丘」などとも呼ばれる美瑛の丘。折り重なる丘の、ある部分は緑、ある部分はベージュ・・・。そんな繰り返しのある風景が、なんとなく心を癒してくれます。背景に見える雄大な山が、北海道らしさを強調してくれますね。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、北海道美瑛町

 

白い花をつける木、その脇を道が走り抜ける・・・、これも美瑛らしい風景です。美瑛の丘の風景に、道がことのほかマッチすることを教えてくれたのは、故・前田真三氏。私たちが美瑛・富良野の丘が好きなのは、氏の影響がすべてといっても過言ではありません。氏の高い美意識には遠く及びませんが、これからも美瑛・富良野の丘を繰り返し訪ねようと思っています。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、北海道美瑛町

 

こうして5日ほどの短い北海道の旅を終えました。相棒となってくれたE-410は、北海道の春を美しく描写してくれて、私たちを満足させてくれました。今回E-410と旅ができて、本当に良かったと今振り返っています。

    

憧れの上高地を訪ねるー大正池にて
2007年06月04日 11:00  テーマ [ ]

先週、自然風景を撮るカメラマンにとっては憧れの地ともいえる上高地へ行ってきました。ニリンソウが見頃だという情報をたよりに訪れた上高地は、新緑もちょうど見頃と重なり、撮影条件としては絶好。今週はそのときの様子をお話してみたいと思います。

 

上高地へは直接マイカーでは入れません。沢渡という大駐車場に車を止め、タクシーやシャトルバスを使います。朝5時半の始発バスには乗り遅れましたが、次のバスに乗車。30分弱バスに揺られながら「大正池」のバス停で降りました。最初に狙うは大正池と穂高の山々の風景で、それは大正池の南端が撮影場所。ここへ来たらこの風景を撮らねば始まらない、そんな定番風景ですが、御多分に洩れず撮ることにしました。

 

最初のうちは雲に隠れていた穂高の山々。でも急に雲が動き出したと思ったら、あっという間にピークが顔を出し雄姿を現してくれました。やっぱり、良いですねぇ。一番乗りをしていたカメラマン氏と「よかったですね」とお互いに笑顔をかわし、シャッターを切りました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11)、上高地・大正池の南端にて

 

この場所から視線を左へ移すと、焼岳が見えます。荒々しい山肌には残雪が。その姿がちょうと鏡のようになった池面に映っていたので、その表情も撮影しました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11・マイナス0.7EV補正)、上高地・大正池の南端にて

 

上の写真はハイライトの描写が、下の写真はシャドー部の表現力がポイントになるのですが、E-410はどちらも難なくこなし、上高地らしさを描いてくれました。こうして朝のすがすがしい空気の中で、撮るものはキッチリと撮れたので、後顧の憂いなく足を田代池方面へ向け移動を開始しました。その話は、また明日。

    

憧れの上高地を訪ねるー田代池あたり
2007年06月05日 11:00  テーマ [ ]

大正池をあとにして、向かうは田代池。こじんまりとした小さな池で、撮影できるポジションも限られているのですが、実にいい顔をした池なんです。上高地では、ここも必ず訪れる場所です。

 

目に付く風景を撮影をしながら大正池から田代池へ向かって歩くこと1時間半、いよいよ田代池も間近です。道を右に折れればすぐ田代池という、まさにその場所で、実は素晴らしい景色が拝めます。それがこの写真。小さな水溜りに穂高の山々が綺麗に写りこんだ絶景が見られるのです。ただし、立ったままでは見えません。目線を思い切り下げ、というより腹ばいになってようやく見れらる風景なんです。当日、腹ばいになって汗をかきながら撮影していた私を見かけた皆さん、真相はコレだったんです。今度上高地を訪ねようと計画している方がおられるなら、是非腹ばいになってご鑑賞くださいね。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11・マイナス0.7EV補正)、上高地・田代池直前の小さな小さな池の前にて

 

さて、絶景を撮影した後は、目的の田代池です。透明な美しい水がサラサラ流れる田代池は、上高地の中でもカメラマンに大人気の場所です。とくに冬、霧氷がつき朝の逆光で風景が立体感を持つ時間帯は、数多くの傑作を生んでいます。いつか写してみたい風景ですね。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11・マイナス0.7EV補正)、上高地・田代池にて

 

上の写真は腹ばいになり手持ちで撮影した写真ですが、小型軽量のE-410は窮屈な姿勢でも楽々撮影ができ、狙い通りのカットが撮れました。こうして田代池の撮影を終え、次に向かうのはホテルが立ち並ぶ中ノ瀬園地周辺ですが、その話はまた明日。

 

    

憧れの上高地を訪ねるー中ノ瀬園地周辺
2007年06月06日 11:00  テーマ [ ]

田代池を出て、再び撮影をしながら移動。ホテルが立ち並ぶ中ノ瀬園地あたりに到着したのは11時ごろでした。このくらいの時間帯になると、太陽も真上にさしかかりフラットなライティングになります。撮影条件としては厳しいものがありますが、風景の良さに助けられ、シャッターを切り続けることができました。

 

梓川の上に架かる田代橋からは、残雪の連山と、新緑と、そして梓川が一体となった素晴らしい風景を見ることができます。誰もが記念写真を撮るポイントの1つです。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・マイナス0.7EV補正)、上高地・田代橋にて

 

上高地温泉ホテルの前には一際目立つ木が1本立っています。スモモの木で、ちょうどこの日満開を向かえ、背景の山々との取り合わせが見事でした。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8・マイナス0.7EV補正)、上高地・上高地温泉ホテル前にて

 

新緑も見頃だったこの日、太陽の日差しのおかげで梓川の水の色も美しく、両者がとてもいいコンビネーションを奏でていました。上高地らしい風景ですね。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、上高地・中ノ瀬園地付近にて

 

上高地では溢れんばかりの被写体の洪水に見舞われますが、この日使っていた高倍率ズーム・ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3のおかげで、レンズ交換をせずにスイスイ撮影を進めることができました。

さて次はいよいよお目当てのニリンソウですが、それは明日お話します。

    

憧れの上高地を訪ねるーニリンソウとの出会い
2007年06月07日 11:00  テーマ [ ]

今回の上高地行は、ニリンソウとの出会いが目的の1つでした。明神池辺りに群生しているというので、中ノ瀬園地から河童橋を経由して、期待を胸に歩を進めました。

 

明神池へは、有名な河童橋から1時間弱の距離ですが、その途中でもアチコチにニリンソウが見られます。ただ、どうしても大群生を見たかったので、小群生は無視しました。そろそろ明神池も近いという頃になって、道の右側に群生を発見。花にギリギリまで寄れて撮りやすそうな群生だったので、コレを撮ることにしました。

 

まずは群生風景として広めにフレーミング。花の規模がわかるでしょうか。道行く誰もが足を止めて、この風景に見入っていました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11)、上高地・明神池近く

 

次にアップ。可憐なこの花をどのように写したら良いのか、試行錯誤の時間が実に長かったですねぇ。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F11)、上高地・明神池近く

 

高倍率ズーム・ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3は、ズーム全域で45センチまで寄れるので、小さなニリンソウでも割合大きく写せます。マクロレンズがない場合、ピンチヒッターとして使えますね。

 

ニリンソウを思い切り写した後は、最後の目的地・明神池です。その話は・・・また明日。

    

憧れの上高地を訪ねるー明神池
2007年06月08日 11:00  テーマ [ ]

この日最後の撮影地となったのは明神池です。この池は穂高神社奥宮のさらに奥にあって、神秘的なムードに包まれています。拝観料を払って見ることができます。

 

池は針葉樹に囲まれ、目の前には明神岳が屹立しています。水はあくまで静かで、それまでの上高地とは様相が異なります。それだけに疲れた心や体が癒され、とても神聖な気持ちになりました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F8)、上高地・明神池

 

明神池をあとにしてバスターミナルへ戻る途中、猿の大群に遭遇しました。餌を求めて移動していたようです。子猿もたくさんいて、毛づくろいをしているペアも。この日の最後のカットは、そんな様子をおさめたものになりました。

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▲E-410、ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3、絞り優先AE(F6.3)、上高地・明神池と河童橋の中間あたりにて

 

お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、この上高地取材ではE-410ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3のセットだけで撮影をしました。この小型軽量のシステムのおかげで、撮影は実にスムーズでした。よい時期、よいタイミング、よい出会いにも恵まれたおかげで、楽しい1日でもありました。こうして上高地での取材を終えましたが、歩いた距離が半端ではなかったので、二三日の間、ひどく筋肉痛に悩まされたことを、最後のご報告いたします。

    

初夏の花ーアジサイ
2007年06月11日 11:00  テーマ [ ]

先々週の北海道、先週の上高地と大風景が続いたので、今週は花の写真をお届けしましょう。

 

最初はアジサイ。公園や植物園に出かけなくても、道路の植え込みに見られ、いろいろな色、形が楽しめるアジサイは、この時期楽しみな花の1つですね。

 

今日は森の中で咲いていたアジサイをご紹介します。木漏れ日を利用して背景に円形ボケを出すようにしてみましたが、ちょっとアングルを変えるだけでも、背景の雰囲気は劇的に変わります。1枚写したら、仮にそのアングルが気に入っていても、別のアングルを探してみるといいですよ。

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E-410ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro、絞り優先AE(F2.8・プラス0.3EV補正)、東京都調布市 神代植物公園【データは共通】

    

初夏の花ーハナショウブ
2007年06月12日 11:00  テーマ [ ]

今日の画像はハナショウブ。アヤメ科の多年草でノハナショウブを改良した園芸品種です。初夏になると水郷地帯でよく見かける花ですね。有名なところでは静岡県の加茂花菖蒲園、茨城県の潮来、千葉県佐原市水生植物園、東京では堀切菖蒲園、水元公園、北山公園などで楽しむことができます。

 

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  ▲E-410ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(F2.0)、東京都調布市神代植物公園

 

ハナショウブは江戸時代の後期から盛んに品種改良されるようになり、現在では江戸系、肥後系、伊勢系といった品種群が主流のようです。 

いずれがあやめ、かきつばた、これは区別が難しいことをあらわす言葉ですが、あやめは比較的乾いた山野でも見ることができます。山梨県の櫛形山、群馬県池ノ平湿原の群落などははかなか見事ですね。

 

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5、絞り優先AE(F4)、東京都調布市神代植物公園

 

ハナショウブといえば、水郷地帯に咲く花のイメージではないでしょうか。花を咲かせている場所ではよく木道を見かけますが、それを画面に取り入れて風景的に撮影してみたものが下のカットです。木道の印象をやや弱めて手前のハナショウブを引き立てるために開放絞りで撮影しています。

    

初夏の花ービョウヤナギ
2007年06月13日 11:00  テーマ [ ]

天気がいいときは、眩しいくらいの黄金色が美しいビョウヤナギが今日の花です。たくさんのツンツンしている雄しべが印象的ですね。この花はオトギリソウ属で、和名は漢字で「未央柳」だそうです。

 

上の写真は、その雄しべの影に注目してフレーミングした写真です。花の形がわかるように撮るよりも、印象的な部分に狙いを絞るほうが、個性的な写真になります。

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下の写真は、背景に見える雄しべがきれいにぼけている様子が気に入ってシャッターを切りました。マクロレンズならではの世界ですね。一般的に被写体は目で探せといわれますが、このようにファインダーを通すことによって初めて面白いと思える世界が見つかることが、マクロレンズの場合はよくあります。

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E-410ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro、絞り優先AE(F3.2)、東京都調布市 神代植物公園【データは共通】

    

初夏の花ーイモカタバミ
2007年06月14日 11:00  テーマ [ ]

今日の画像はイモカタバミ。カタバミ科、カタバミ属の南アメリカ原産の帰化植物です。根にイモのような塊があることからこの名がつけられたそうです。春から初夏にかけてあちらこちらで見かけますね。いわゆるカタバミよりも花が大きめで、きれいなピンク色が可憐な花です。

 

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL 40-150mm F3.5-4.5、絞り優先AE(F4)、東京都調布市神代植物公園

 

繁殖力は旺盛のようで、人があるくような道端でも結構咲いているのをみかけます。このカットは植物園にある福寿草園の柵の外側に咲いていたものです。すぐ脇には竹でできた柵があり、そのリズム感が面白く感じられました。そこで、ただ端に花をマクロ的に撮影するのではなく、あえて風景的に捉えてみたものです。ポイントは奥に見える竹の整然とした並び具合。奥行き感を活かすために可能な限り左奥が見えるような位置にカメラを構え、絞りはF4を選択して撮影を行いました。

 

 

 

 

    

初夏の花ーユリ
2007年06月15日 11:00  テーマ [ ]

今年もそろそろユリの季節がやってきます。そこで今日は、昨年の6月21日に写したユリの写真をご紹介します。

 

近年、スキー場のゲレンデを利用したユリ園があちこちに開園しています。初夏から夏にかけて、高原を彩るユリの花風景は、カメラマンにとって楽しみの1つとなっています。

 

上の写真は、花畑を俯瞰する位置から撮影したものですが、ひしめき合って咲く花のボリューム感が凄いですね。

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▲E-330、ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F5.6・マイナス0.3EV補正)

 

下の写真は、E-330ライブビューを使い、花にぐっとカメラを近づけて写したものです。花の存在感がよく出ていると同時に、遠近感も強調されて、奥行きの深い写真になっていると思いませんか。レンズの広角域をうまく使う方法として、覚えておいて損はしませんよ。

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E-330ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F4.0・マイナス0.3EV補正)

埼玉県所沢市 ゆり園【撮影地は共通】

    

初夏の奥入瀬渓流を訪ねて ー三乱の流れー
2007年06月18日 11:00  テーマ [ ]

いよいよ入梅、といってもいい天気が続いていますねー。初夏といえば渓流や滝で涼しく撮影しよう! というわけでもありませんが、先週は青森県の奥入瀬渓流で撮影してきました。

 

私たちが渓流や滝を撮影するときは決まって天気や時間を選びます。晴天の日中は避け(もちろん光が差し込むシーンもダイナミックな写真になることもありますけどねっ・・・)曇りや雨の日、あるいは晴れの日ならば夕方近い時間など、光が全体にほどよく回るほうが、森の奥深くに流れているような、落ち着いたシーンになりやすいからです。また曇りや雨の日ではシャッター速度も遅くなるので、水の流れをぶらすような撮影にも向いているからです。

 

さて、今日の画像は三乱の流れ。十和田市から奥入瀬渓流を上流に向かって遡るように奥入瀬に入り、奥入瀬バイパスの分岐をすぎてすぐの流れです。十和田湖方向からアクセスすると、石ヶ戸の先になります。

 

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、プログラムAE、青森県十和田市奥入瀬渓流三乱の流れ

 

以前にも話題にしましたが、カメラの露出モードはなにを選んでいますか? 上のカットはプログラムオートで、何もせずにそのまま撮影したものです。プログラムオートは多くのシーンで最適になるよう、あらかじめ決められたプログラムラインにしたがってシャッター速度と絞り値が決定されますが、このようなシーンでは必ずしも撮影者の意図したものになるとは限りません。水の流れをぶらして撮影したいシーンではもっと遅いシャッター速度を選びたいところです。そこでシャッター速度を遅くして撮影したカットが中段の写真です。 

 

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  ▲E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11・1/4秒)、青森県十和田市奥入瀬渓流三乱の流れ

 

このときは使い慣れた絞り優先AEを選びF11まで絞り込んでスローシャッターにしました。シャッター速度優先AEはもちろんのこと、プログラムAEでもシャッター速度を変えることができるので試してみてください。さらに渓流ではもうひとアイテムを加えることでさらに表現を変えることができます。

 

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   ▲E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11・1秒)、青森県十和田市奥入瀬渓流

 

下段の写真はレンズにPLフィルターを装着して撮影したものです。PLフィルターは水面や葉表面などの余計な反射を取り除き、くっきりと見せたり緑を鮮やかにするなどの効果があります。また光量が約1.5段ほど落ちるので、より遅いシャッター速度を選ぶことができる、というわけです。中段の写真は絞りF11でシャッター速度が1/4秒でしたが、下段の写真はF11で1秒ほど。ですから水の流れのぶれの度合いも大きい、というわけです。そんなスローシャッターで撮影するのだから、三脚は必携ですょ!

 

十和田市ホームページ>観光スポット>奥入瀬渓流ガイドマップ

 

    

初夏の奥入瀬渓流を訪ねて ー阿修羅の流れー
2007年06月19日 11:00  テーマ [ ]

奥入瀬渓流は全長約14キロ。その間には随所に見所があって、まるで王冠に散りばめられた宝石のよう…とは言い過ぎかもかもしれませんが、自然写真を撮る者にとってみれば、一概に大げさとは言い切れませんね。

 

その中でも白眉といえるのが「阿修羅の流れ」です。緩急のある流れの中にあって、阿修羅の流れは、その名に相応しく豪快そのもの。十和田湖からの水流が、ダイナミックに駆け抜けていきます。

 

この阿修羅の流れを横位置フレーミングで表現したのが、上の写真です。画面の左右幅いっぱいに流れを配置し、ジグザグに蛇行する様子に着目しています。流れの美しさが感じ取れると思います。

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E-410ZUIKO DIGITAL 11-22mmF2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、青森県十和田市 奥入瀬渓流 阿修羅の流れ

 

下の写真は縦位置フレーミングを使い、画面下部に豪快に流れ下る水流を配しました。流れの力強さ、風景の奥行感などが楽しめると思います。

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E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11・プラス0.3EV補正)、青森県十和田市 奥入瀬渓流 阿修羅の流れ

 

このように横位置、縦位置を使い分けることによって、同じ被写体でもイメージの異なる表現を作り上げることが可能です。1つのフレーミングにこだわらず、表現の幅を広げてみてください。

    

初夏の奥入瀬渓流を訪ねて
2007年06月20日 11:00  テーマ [ ]

渓流や滝を撮影する場合、曇りや雨の日を選んで撮ると、18日のブログに書きました。光が全体に程よく回り、隅々まで描きやすくなるわけですが、そんなライティングの日を選んでも、なおかつ明暗差がついてしまう状況はあるわけです。

 

たとえば白い流れ、黒い岩などが混在するシーンはまさにそれです。上の写真が好例というわけです。白い流れが白飛びしないように撮ると、どうしても全体的に暗くなってしまいます。

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E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、青森県十和田市 奥入瀬渓流 銚子大滝付近

 

そこでRAW現像ソフト「OLYMPUS Studio2」でRAWから現像するときに、露出をプラス1.0EVほど補正して、明るくしてみたのが中央の写真です。全体的に明るくなりましたが、左のベージュの岩、水の白さなどがオーバー気味で、決していい仕上がりとはいえませんね。

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OLYMPUS Studio2にて「露出補正」を「プラス1.0」にして現像

 

こういう場合、「自動トーン補正」機能を使うととてもうまい具合になります。これは画像のハイライト部を保ったまま、暗い部分を適切な明るさに自動補正するものです。ソフトまかせの「自動」のほかに、効果を自分で決定できる「手動」があります。このカットでは手動にして「強度:50」を適用しました。どうですか、いい調子に仕上がったでしょう。

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OLYMPUS Studio2にて「自動トーン補正」の「手動」を使い「強度:50」を適用して現像

 

E-410にはOLYMPUS Studio2の体験版が同梱されています。RAWを思いのままに操るならば、なくてはならないアイテムです。試用して気に入ったら、購入を考えてみたら、いかが?

    

初夏の奥入瀬渓流を訪ねて ー雲井の滝ー
2007年06月21日 11:00  テーマ [ ]

さて、奥入瀬渓流といえば、本流の美しい渓流の流れだけでなく、数々の美しいフォルムの滝でも知られています。今日はそんな滝のひとつ、雲井の滝です。落差約25m、2段になって流れ落ちる滝で、雲井の滝バス停から見ると樹々の間から見え隠れしています。

 

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  ▲E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、青森県十和田市奥入瀬渓流雲井の滝

 

滝のフォルムを撮影する場合、その最も美しい部分を切りとる、という方法があります。この滝は2段になって屈曲するように流れ落ちていますが、その段になっている部分に注目して撮影したものが上のカットです。滝の下の部分をあえて見せないことで、滝の規模を鑑賞者に想像させるという効果もあります。一方、滝の全容を風景的に捉えたものが下のカットです。

 

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  ▲E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、青森県十和田市奥入瀬渓流雲井の滝

 

この滝は滝つぼのごく近くまで近寄ることができますが、バス停から見えたイメージを盛り込みたくて、あえて少し離れて周囲の雰囲気を含めてフレーミングしました。可能であれば近づいたり、離れたりしてさまざまな角度からアプローチしてみてはいかがでしょうか?

 

    

初夏の奥入瀬渓流を訪ねて ー双竜の滝ー
2007年06月22日 11:00  テーマ [ ]

奥入瀬渓流の名瀑、雲井の滝の奥には、実はもう一本滝が落ちています。双竜の滝と名づけられた滝で、奥入瀬の滝の中でもトップ1の美しさを秘めています。

「双竜」の所以は、落ち口にある岩によって水流が二筋の別れ、2匹の竜のように見えることからだそうです。この双竜の滝は、雲井の滝を正面に見て左の斜面を登り15分ほどで出会える滝なのですが、一切の案内表示がないので幻の滝なんです。

 

その双竜の滝は、こんな姿をしています。まさに双竜! しなやかな二筋の流れが印象的です。このカットはホワイトバランスをオートにして写したものですが、少々青みがかっていて現場の雰囲気が良く出ています。

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E-410ZUIKO DIGITAL 11-22mmF2.8-3.5、絞り優先AE(F11・マイナス0.3EV補正)、青森県十和田市 奥入瀬渓流 双竜の滝

 

RAWからの現像時にホワイトバランスを5300Kに指定したものが下の写真です。いわゆる「太陽光」に相当しますが、デーライトタイプのフィルムで写したように表現されています。青味が解消されて、いい感じですね。このようにホワイトバランスを使い分けることによって、イメージを変えることも可能です。

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▲ホワイトバランス5300Kにて現像

 

双竜の滝を撮る場合、足元の準備を怠りなく! くれぐれも軽装は控え、しっかりとしたトレッキングシューズや長靴を履いて出かけましょう。レンズはZUIKO DIGITAL 11-22mmF2.8-3.5ZUIKO DIGITAL 7-14mmF4.0のような超広角ズームを用意しておけば万全です。

    

天上の花園ー奥日光千手ヶ浜のクリンソウ
2007年06月25日 11:00  テーマ [ ]

今週は山や高原に咲く初夏の花をご覧いただきましょう。まずは奥日光です。東京からのアクセスがわりあい楽な日光は、撮影地としての奥深さもあって人気の場所。なかでも中禅寺湖の千手ヶ浜に咲くクリンソウの群生は見事で、花の被写体としては第一級のものです。

 

千手ヶ浜へは乗用車では行けません。戦場ヶ原の赤沼という場所から低公害バスに乗車して向かうという方法があるのですが、なんとなく味気ない気がして、私は竜頭の滝近くの菖蒲ヶ浜から湖畔沿いに歩くことにしました。片道約3.8キロの道のりですが、アップダウンのある道を風に吹かれながら歩き、1時間弱で千手ヶ浜に到着しました。

 

そこで目の当たりにしたクリンソウの咲く風景は、まるで天上の花園のようで、木陰からふいに天使が顔を出しそうでした。

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E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F3.2・プラス0.7EV補正)

 

群生地には細い流れがあって、その周囲にもクリンソウがびっしり咲いています。そんな水の存在を生かしながら写したものが下の作品です。水のおかげで、花風景に一味加わりました。

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E-410ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F3.2)

 

この見事な群生風景は個人の方の努力によって毎年見ることができるものだそうで、無料で開放されています。維持管理のための募金箱が設置されていますので、気持ちよく協力し、また来年の再会を楽しみにしたいものですね。

 

【撮影地・栃木県日光市 千手ヶ浜】

    

白い絨毯ー奥日光戦場ヶ原のワタスゲ
2007年06月26日 11:00  テーマ [ ]

6月の戦場ヶ原は白いワタスゲの群生で知られていますが、これほどの密度感はどうですか。通りがかりのカメラマンの方のお話によれば、近年まれな咲きっぷりと聞きました。確かにすごいですねぇ。

 

上の写真は遊歩道上から、樹々の間から見えるワタスゲの群生を、ズームレンズのテレ端(200mm域)を使って写したものです。背景の白樺とのコンビネーションが良いですよね。

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E-410ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F5.6・プラス0.3EV補正)

 

下の写真は、同じく遊歩道上から手前の樹々も生かして撮影したものです。これはこれで雰囲気があって、悪くありません。

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E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)

 

このワタスゲの咲く戦場ヶ原は湿原地帯で、当然立入禁止になっています。残念なことにこの日、立入禁止区域に堂々と入って撮影しているカメラマンの二人連れに出会いました。もちろん注意しましたが、どうやら立入禁止を知っていての行為だったようです。この悲しい行為に後味の悪い思いをしました。

 

立入禁止区域には入らない、この当たり前の基本的ルールを破って写した写真に、いったいどれだけの価値があるのでしょうか。仮によく撮れていたとしても、その写真に誇りが持てるのでしょうか。

 

【撮影地・栃木県日光市 戦場ヶ原】

    

志賀高原は今が新緑!
2007年06月27日 11:00  テーマ [ ]

標高の高い高原では今ごろが新緑の季節。紅葉の名所は当然新緑の名所でもあります。ということで木々の美しい緑を求めて志賀高原へいってきました。

 

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、長野県山ノ内町志賀高原

 

志賀高原といってもずいぶんとエリアが広いですよね。今日の画像は新緑や紅葉撮影でも好きな場所のひとつ、平床です。斜面にカンバ類が多く、この時期の緑色、紅葉の時期の黄色と色とりどりの自然の織り成す変化を楽しむことができます。上のカットはPLフィルターを使って葉の緑の余計な反射を取り除いています。PLフィルターを使うと緑色の鮮やかさが増しますがシャッター速度が遅くなるので手ぶれをおこさないよう注意しましょう。

 

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、長野県山ノ内町志賀高原

 

下の画像も同じ場所で撮影したものですが、さきほどとは違う方向を向いて撮影したものです。上の画像は光線があたり強い影もでていますが、下の写真は霧に包まれています。この間わずか数分。高原の天気は変わりやすく、この日は劇的に変化してくれました。

 

 

 

    

志賀高原の花たち
2007年06月28日 11:00  テーマ [ ]

志賀高原を歩いているといろいろな花たちに出合うことができます。 いくつもわる湖沼のうちのひとつ、蓮池のほとりを歩いているとヒオウギアヤメを見つけました。

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、長野県山ノ内町志賀高原

 

水面に浮かぶヒツジクサとの対比が面白く感じられたので風景的に撮影したものです。ヒツジクサも来月には可憐な花を水面いっぱいに咲かせてくれるので、今から楽しみですね。

 

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 ▲E-410ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F5.6)、長野県山ノ内町志賀高原

 

さて、最近になって蓮池のほとりでよく見かけるようになってきた花がこのルピナスです。近隣のホテルなどで植えられていたルピナスの種が流れ出して根付いたのでしょうか? 詳細ははっきりとわかりませんがすこしづつ増えてきているようです。背景にダケカンバの幹が入る位置を選んで絞り開放で撮影したものです。生態系への影響の是非はともかく、高原に咲くルピナスは風情があります。

 

    

やっぱりレンゲツツジ
2007年06月29日 11:00  テーマ [ ]

さて、志賀高原へ向かった一番の理由はレンゲツツジを撮影すること。この時期、志賀高原ではあちらこちらでレンゲツツジの美しい色合いを楽しむことができます。

 

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E-410ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6、絞り優先AE(F8)、長野県山ノ内町志賀高原

 

蓮池のほとりではレンゲツツジが満開でした。上のカットは対岸からヒツジクサを前景に配置して撮影したものです。ほんのすこしだけ青空が見えていたのでタイミングを見計らってシャッターを押しています。 一方、下のカットは手前の縁にあったレンゲツツジを前景に大きく取り込んで撮影したものです。

 

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E-410ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F8)、長野県山ノ内町志賀高原

 

実際には手持ちに切り替えてボリューム感の一番感じられる位置を探りながらシャッターを押しました。標準ズームの広角側を使っているのでちょっとしたパースペクティブが感じられますね。ポイントは前景。程よく近づくことがコツですが、遊歩道を外れることは言語道断。でもE-410ならライブビューを使って手を伸ばせばOK!環境にもやさしいカメラ、って言ったら大袈裟でしょうか?(笑)

この日(6月20日)は一沼でもレンゲツツジがいい状態でした。今ごろはもう少し標高の高い平床あたりがいいかもしれませんね。

 

 

    

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