見つける・つながる・楽しむ! 写真投稿コミュニティ「Fotopus」
現在位置
ホーム > 写真投稿コミュニティ フォトパスTOP > 花の写真投稿ページ >

OLYMPUS E-SYSTEMで撮る 花と風景写真

OLYMPUS E-SYSTEMで撮る風景写真
自然風景写真家 萩原史郎・萩原俊哉

<< 前の月
次の月 >>
backnumber:2008年02月
いろいろな氷 その2
2008年02月01日 11:00  テーマ [ ]

今週最後のブログは氷をアップめに撮影したものをご紹介します。

 

0201a.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)

 

氷を撮影する場合では氷の質感がとても重要な要素となります。基本的には絞りはF11など多めに絞り込んで、しっかりと質感を表現したいところです。

 

0201b.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)

 

渓流の中に立ちこんで撮影する場合は足元の装備も重要です。この熊川は浅くて立ち入りやすいのですが、大変すべりやすい川底です。実際に何度か転んでしまったことがあります。立ち入る場合はスパイクつきの長靴じゃないと危ないですね。これは釣具店などで入手できます。それ以外の長靴やウエーダーなら簡易アイゼンを装着するくらいのつもりでいたほうがいいでしょう。長靴は防寒仕様でなくても、しっかりと厚手の靴下を履いていれば大丈夫! この熊川は渓流の中にたちこんでいるほうが、外に立っているよりも暖かいんです。

 

0201c.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)

 

氷をアップめに撮影するためには望遠レンズ、特に防塵・防滴仕様のレンズがとても重宝します。浅間大滝は駐車場も完備しており、また渓流も比較的浅いところも多いので氷の撮影にはお勧めですが、くれぐれも無理はしないように慎重に撮影を楽しんでください。また、暖かい日が数日続くと氷がすっかりなくなってしまうこともありますのでご承知おきください!

 

    

蝋梅と雪~融けやすい雪を生かして
2008年02月04日 11:00  テーマ [ ]

冬は他の季節にはない雪が降るという特別のシーズンですが、その代わり鮮やかな色は失われて風景の表情は少し寂しくなりますね。そこでこの時期は、雪を追うのと同時に冬に咲くを花を求めて動くことが多々あります。

 

このブログの1月第3週目にお目にかけた蝋梅(ろうばい)は冬の代表的な花ですが、芳しい香りと温か味のある色が好きで、シーズン中に何度か撮影することがあります。今回訪れたのは岩畳で有名な埼玉県長瀞町にある宝登山のロウバイ園。山の上に咲く蝋梅だけに、風景的に撮れるところが強みです。

 

実はこの日、前日に降った雪がたっぷり残っている状況で、言ってみれば千載一遇のチャンスだったのです。そこでまず考えたのは融けやすい雪を最優先して撮影すること。そのときはまだ大丈夫でしたが強風が吹くという予報も出ていたので、なおさら素早く雪のある風景を撮ることにしました。

 

上の写真は始発のロープウエイに乗り現場について最初のカット。花の上に雪がたっぷり乗っていて、なんともいえない風情を醸し出していますね。立体感をつけるためにサイド光の状態で撮れる被写体を探して写したものです。

080204_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F5.6、プラス0.3EV補正)

 

下の写真は逆光を生かして写したものです。ちょうど背景に山並みが見えていたので、そのあたりのバランスも考慮しました。上空に厚い雲が垂れ込めていますが、それはそれでいい雰囲気です。

080204_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8、プラス0.3EV補正)

 

【撮影地:埼玉県長瀞町宝登山ロウバイ園】

    

蝋梅と雪~余裕を持って
2008年02月05日 11:00  テーマ [ ]

蝋梅と雪という絶好の条件はそれほど長続きせず、ものの30分程度で最良の状態は終わりを告げました。残念ではありましたが、それ以降は余裕を持って撮影に望めました。

 

上の写真は蝋梅だけに狙いを絞り込まず、「蝋梅のある風景」的なイメージで構成したものです。背景の樹にもまだ雪の名残があって、しかも青空には雲も流れており、それなりの雰囲気ですね。

080205_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F5.6、プラス0.3EV補正)

 

中の写真は秩父の山々を背景に据えて雄大な雰囲気を盛り込んだものです。山がすっきりと見えないのは残念でしたが、逆に冬らしいイメージは加味されたように思いますが、いかがでしょうか。

080205_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)

 

下の写真は強風が吹いた瞬間を写したものです。いきなり強い風が襲ってきて樹々にまとわりついていた雪を吹き飛ばしているのですが、おわかりいただけるでしょうか。こんな咄嗟の場合でも、シャッター速度にして最大5段分のボディ内手ブレ補正機構を搭載されているE-3なら、手持ち撮影で素早くそして確実にシャッターチャンスをものにできるですから、ありがたいですね。

080205_3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)

 

【撮影地:埼玉県長瀞町宝登山ロウバイ園】

    

咲き競う日本水仙
2008年02月06日 11:00  テーマ [ ]

日本水仙って「ひがんばな科」だったなんて、知っていますか。そういえば葉の形はヒガンバナに似ているので納得できそうですが、花の形は全然違うので、不思議な感じです。この花、密集して咲いている様は圧巻ですね。皆同じ方向を向いていて、一斉に合唱しているように見えます。

 

上の写真は一塊になって咲いている部分だけをクローズアップしたものです。こういう場合は開放絞りで撮るといいですね。絞ってしまうとピントが合った花の前後もシャープに見えてしまって、雰囲気が出てきませんから。

080206_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.5、プラス0.7EV補正)

 

下の写真は一塊になって咲いている部分を画面の一部としてとらえ、風景的に表現したものです。背景の木立や花、垣間見える青空などが適度にボケて見えることによってシャープに見えている花が強い存在感を持っています。風景写真は絞り込むものだというセオリーは常に当てはまるものではありません。背景をぼかすことによって主役を浮かび上がらせるという風景表現も覚えておくといいと思います。

080206_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.5、マイナス1.3EV補正)

 

【撮影地:東京都清瀬市金山緑地公園】

    

主張する日本水仙の花
2008年02月07日 11:00  テーマ [ ]

花を写すときのコツとして覚えておくといいのは、群れと離れて咲く花を見つけることです。こういう花は、花同士が接近している場合とは違った表現ができるので、自分のバリエーションを増やすには格好の素材ですよ。

 

5~6輪だけ花を咲かせた株がポツンと離れた位置にあったので、それを望遠レンズでとらえたものが上の写真です。望遠レンズでとらえているだけに余計孤立している雰囲気が出ていて、独特のイメージになっていると思いませんか。

080207_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0、絞り優先AE(F2.0、プラス0.7EV補正)

 

下の写真は3輪だけ花を咲かせた株を、下から見上げるようにしてフレーミングしたものです。枯れた木と組み合わせることで、そして日が翳った瞬間に写したことで、寂しげな雰囲気になってくれました。群れて咲く花々を狙うのとは趣が異なって、ちょっといい雰囲気ではありませんか。

080207_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F2.8、プラス1.0EV補正)

 

【撮影地:東京都清瀬市金山緑地公園】

    

思いっきり見上げて日本水仙を撮る
2008年02月08日 11:00  テーマ [ ]

E-3を使っていると、これまで撮るのが難しかったアングルから撮影してみようという意欲が沸々と湧いてきます。この公園の日本水仙ももちろん保護のためにロープが張ってあり、花のそばには近寄れません。でも手を伸ばせばカメラを花に接近させることはできますし、ライブビューとフリーアングルモニターを使えばフレーミングも完璧です。AFが使えるのでピントも合うし、ボディ内手ブレ補正が搭載されているので手ぶれの心配もありません。完璧ですね。

 

E-3なら縦位置に構えても、モニターの角度を調節すればライブビュー画面を難なく見ることができます。これがE-3最大のメリットの1つ。上のような写真も苦もなく撮影できます。

080208_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F2.8、プラス0.7EV補正)

 

下の写真はレンズをZUIKO DIGITAL 7-14mmF4.0に変えて、上の写真と同じアングルから撮影したものです。7ミリ(35ミリ判換算14ミリ)の超広角がもたらす映像効果が加わり、さらにダイナミックな風景になりました。

080208_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL 7-14mmF4.0、絞り優先AE(F4.0、プラス0.7EV補正)

 

【撮影地:東京都清瀬市金山緑地公園】

    

霧氷を見つけて・・・
2008年02月12日 11:00  テーマ [ ]

太平洋側でも雪が降るなど、このところ冬らしい寒さが続いていますね。先週はすこしだけ春めいた風景をご紹介しましたが、今週はまた冬に逆戻り。寒いときには寒い風景を、ということで今日の画像は霧氷です。

 080212a.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)、長野県小諸市

 

どこの山奥なんでしょうか? と思ってしまうような風景なんですが実は小諸の市内から4kmほど浅間山方向へ向かっただけの場所なんです。小諸市の北麓を走る浅間サンラインの道路際には霧氷が付くことがあり、条件がよければそれはそれは美しい風景が広がることがあるんです。

 

 080212b.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)、長野県小諸市

 

そういえば飯山市の千曲川沿いでも木々に付いた霧氷を見ることがあります。おそらく寒気が入り込んだ日など千曲川から発生する川霧が周辺の木々に付着してこのような光景が出現するのだと思います。

 

 080212c.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)、長野県小諸市

 

今日の画像は、実はとある場所に向かう途中、走行中に遭遇した風景です。風景は一期一会、とはよく言われることです。しばらく撮影をしていると、やがてすっきりと青空も見えてきたので、この日は予定を変更してこの霧氷を撮影することにしました。

 

 

    

霧氷を探して・・・
2008年02月13日 11:00  テーマ [ ]

さて、通りがかりとはいえ、せっかく出合えた風景です。少し周辺を探しながら、霧氷を探してみることにしました。そこでいい風景に出会えたら、すぐにでも撮影をしようと思い、霧氷のある風景を見つけてからはE-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDを取り付けて、車の助手席に置いてすぐに撮影できる体制にしておき、霧氷を探すことにしました。

 

 080213b.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)、長野県小諸市

 

 今までなんどかこの近辺で霧氷を見かけていますが、この霧氷の付着する場所(範囲)はある程度決まっているようです。ちょうど浅間サンラインをはさんだ小諸、御代田の付近。標高があがりすぎても低すぎても見かけないですね。そういえば高峰高原から見下ろすとちょうど雲が低い位置にたなびいているのをよく見かけます。寒気が入り込み風がない日にはこれが霧氷となって樹々の枝先に付着するんでしょうね。

 

 080213c.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)、長野県小諸市

 

前日は雪が降り、道路にも結構な積雪がありました。4輪駆動車じゃないとちょっと立ち寄るのを躊躇してしまうような場所でしたが、とても美しいカラマツ林がありました。そこで林に近寄ってZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWDの広角側で狙った風景です。

 

 080213d.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)、長野県小諸市

 

霧氷の撮影は午前中が勝負。この日も10:00過ぎには霧氷も落ち始め、11:00ころにはすっかり消えてしまいました。このような風景は必ず遭遇できるもの、とは限りません。昨日もこのブログで述べましたが、風景は一期一会。せっかく出合った風景なのですから、ぜひとも写しとめておきたいですね。

 

    

冬の滝を訪ねて~唐沢の滝その1~
2008年02月14日 11:00  テーマ [ ]

そういえば、7月のブログではいくつか滝をご紹介しました。その中の浅間大滝は先々週のブログで氷の撮れる撮影ポイントとしても取り上げてみました。今日は7月18日のブログに登場した唐沢の滝です。

 

 080214a.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11、)、ND8フィルター使用、長野県上田市

冬場の滝は近づける滝とそうでない滝があります。この滝は入り口からもそれほど遠くなく、また何度も通っていること、ルート上に足跡がはっきりと残っていたので近寄ってみることにしました。

 

 080214b.jpg

 ▲E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11、)、ND8フィルター使用、長野県上田市

 

中央付近に着いた氷の形がなんともユニークに感じられました。そこでこの氷を中心にフレーミングしたものが中の写真です。実はこの写真、水滴がレンズに付着してしまい、本来ならボツ写真になるところなんですが、なんだかその水滴がちょっとユニークな文様に見えているのであえて掲載してみました。それだけE-3の防塵・防滴処理が信頼できる、ってことなんですね(笑)

 

080214c.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11、)、ND8フィルター使用、長野県上田市

この滝は落ち口から流れ出る水の放物線がとても美しく感じられます。下の写真はこのラインを活かすようなフレーミングを心がけました。

 

今日の画像を撮影した時間は午後3時ころ。まだ時間が早くてスローシャッターを切ることができず、水流が充分にぶれずに流感表現をすることができませんでした。そこでNDフィルターをレンズ先端に取り付けて、スローシャッターを確保して撮影を行っています。

 

 

    

冬の滝を訪ねて~唐沢の滝その2~
2008年02月15日 11:00  テーマ [ ]

さて、せっかく冬の間しか見ることのできない氷なのですから、氷と滝の造形美に注目して、象徴的に一部分を切り取ってみることにしました。

 

080215a.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、ND8フィルター、長野県上田市

 

080215b.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、ND8フィルター、長野県上田市

 

080215c.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5、絞り優先AE(F11)、ND8フィルター、長野県上田市

 

言うまでもなく象徴的な一部分を切り取る、ということは撮影者がその被写体のどの部分に惹かれてレンズを向けたか、ということを表している、ともいえます。この3つの写真に共通して言えることですが、必ずしも惹かれた被写体のすべてを画面にフレーミングする必要はない、ということです。たとえば中の写真。昨日のブログの滝全体を写しこんだ写真を比べてみるとわかりますが、中央付近に見えている氷をすべて入れるようなフレーミングはここではしていません。あえてすべてを画面にいれずにフレーミングすることで鑑賞者が画面外に見えているはずの氷の形や大きさを頭の中で想像することになります。昨日の説明的な滝の写真に対して今日の写真がどちらかというと印象的な写真に感じられるのはそういった理由もあるからです。

 

 

    

春の足音~マンサク
2008年02月18日 11:00  テーマ [ ]

 今は一番楽しい時期かもしれませんね。こんなに寒いのに何を言っているかって? だって山へ出かければ雪景色が待っていますし、植物園へ向かえば春の足音が聞こえるじゃありませんか。足の向け方1つでこれほど劇的に風景の印象が変わる季節って、今ですよね。なにせ、先週霧氷や氷をお届けしたと思ったら、今週は春の花ですから。

 

 というわけで、「春に先ず咲く」という由来を持つマンサクがトップバッターです。「豊年満作」に因むという説もあるそうですが、こちらはよれよれした花弁を、満作を祈願して踊る人になぞらえているとか。それにしてもこの花、見た目の面白さとは裏腹に綺麗に撮るのは難しいですね。

 

 上の写真はマンサクを真下から見上げるようにして青空の力を借りてフレーミングしたもの。オリンパスブルーのおかげで絵になったようなものです。カメラマンがしたことは強いて上げるなら花のバランスをとったことだけって感じでしょうか。

080218_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.3・プラス0.3EV補正)

 

 中の写真は“踊る人”をアップにしてみたものです。良く見ると不思議な形をしているものですが、これが曲者でなかなか綺麗に撮れない理由です。どう処理していいかが難しくて、はっきり言って苦手かも。

080218_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro、絞り優先AE(F3.5・プラス0.3EV補正)

 

 下の写真は大きな前ボケを作り少々情緒的に写したものです。本人は“情緒的”に写したつもりですが、いかがでしょうか。

080218_3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro、絞り優先AE(F3.5・プラス0.7EV補正)

    

春の足音~福寿草
2008年02月19日 11:00  テーマ [ ]

 福寿草は新年を迎えようとする頃、鉢植えなどで花屋さんの店先で見かけることがありますよね。これらはもちろんハウス栽培されたもので、実際には2月の今咲く花です。

 

 この福寿草はとてもとても背が低いので撮りにくい花という印象を持っていましたが、今回E-3で撮影してみてその考えを改めました。「フリーアングル液晶+ライブビュー+ライブビュー時AF手ブレ補正」という四拍子が揃っているE-3は、別格の撮りやすさを提供してくれました。

 

 上の写真は花壇の端で仲良く咲いていた花を写したものですが、花の可憐さと風景の奥行きが写っていて良い感じに撮れています。撮影している姿勢はご覧のようなもの(本日の最下部のカットを参照ください)で、決して花壇に入るわけでもなく(当たり前ですが)、無理な姿勢をしているわけでもなく、らくらく撮れました。

080219_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro、絞り優先AE(F4.0)

 

 中の写真はカメラを縦位置にして撮影したものです。このときもフリーアングル液晶のおかげでライブビュー画面を確認しながらスムーズに撮影を行うことができました。

080219_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro、絞り優先AE(F5.0・プラス0.3EV補正)

 

 下の写真は雪が降った翌日に撮影したものです。雪を割って福寿草が顔を出しているなんて、早春を感じさせるカットですね。この写真はローポジションがとれる三脚を使い、低い位置からフリーアングル液晶とライブビューを併用しながら撮影したものです。降雪直後ですから腹ばいになることができない状況でも、E-3なら問題なく撮影を行うことができました。

080219_3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0ZUIKO DIGITAL 2X Teleconverter EC-20、絞り優先AE(F4.0・プラス1.3EV補正)

 

 

080219_4.jpg

▲一番上のカットを撮影したときの姿勢

    

春の足音~モクレンの蕾
2008年02月20日 11:00  テーマ [ ]

 花が咲いていなくても、花が咲いているかのような華やかさを見せてくれるのがモクレンの蕾です。あと少しで花開くという頃、蕾はふわっと膨らんでフォトジェニックになります。これを逆光で眺めると、綿毛がラインライトに輝いて、その美しさが格別です。

 

 上の写真は逆光で、しかも背景に点光源がある場所を選んでポジションをとったので、モクレンの蕾は輝き円形ボケも綺麗に出ました。こういう写真の場合、ポイントは蕾のバランスのよいところを狙うことです。

080220_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.5)

 

 中の写真はペアになっている蕾を見つけたので、その仲睦まじい雰囲気を抽出しました。シンプルなだけに、蕾や円形ボケの位置には注意を払いました。

080220_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 150mm F2.0ZUIKO DIGITAL 2X Teleconverter EC-20、絞り優先AE(F4.0・プラス1.3EV補正)

 

 下の2カットは一見同じように見えますが、実は絞り値が異なります。上はF3.4(開放絞り)、下はF5.6です。絞り値が異なるので当然被写界深度も変わりますが、ここでお見せしたいのは円形ボケの大きさです。つまり絞りを変えると円形ボケの大きさを変えることができるという話なのです。円形ボケは大きければ良いと言うものでもないので、状況に合わせて絞りを変えて円形ボケの大きさをコントロールしてみてください。

080220_3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.4・マイナス1.0EV補正)

 

080220_4.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F5.6・マイナス1.0EV補正)

    

春の足音~梅、香り漂う距離で
2008年02月21日 11:00  テーマ [ ]

 言うまでもなく梅は早春のシンボル。梅の開花が告げられると写真家の血が騒ぎますね。桜が咲くまでの中継ぎというよりも、春を満喫できる素晴らしい被写体です。

 

 でも梅はなかなか手強い被写体(そういえば月曜日のマンサクのときもそんなことをお話しましたね)です。樹全体が花で覆われる桜と違って、梅は枝が目立つ樹ですから、そのあたりの処理が難しいのです。ですから勢い、梅香薫る距離からのクローズアップが増える傾向がありますね。

 

 上の写真は紅梅をクローズアップしました。幸い背景の枝が格好良かったのと、青空の力のおかげで絵になってくれました。

080221_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL 35mm F3.5 Macro、絞り優先AE(F4.0)

 

 下の写真はどういう状況で写した写真だが分かりますか。逆光に輝く花の背景に梅の幹が来るポジションを探し、思い切り補正をかけて撮影したものです。補正量はマイナス2.7EV。画像処理は一切していません。

080221_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.5・マイナス2.7EV補正)

    

春の足音~梅、枝の形を作画に活かそう
2008年02月22日 11:00  テーマ [ ]

 梅を表現する場合にいつも心掛けていることがあります。それは枝を味方につけるということ。昨日、梅の樹は枝が目立つから難しいとお話しましたが、逆に言えば枝が梅を特徴付けているのです。その枝を上手くからませてあげることができれば、梅らしい風情を表現することができるはずです。

 

 上の写真は曲がりくねった枝を画面のポイントとしてフレーミングしたものです。とくに画面右下に見えるV字型に折れ曲がった部分は、梅の枝らしさを見せるにはどうしても必要な要素と考えました。

080222_1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.2・マイナス0.3EV補正)

 

 中の写真は太い幹の股に垂れ下がった枝をフレーミングしたものです。力強い幹の風貌と可憐な白梅の対比がポイントですが、花の左の背景に見えている曲がりくねった枝のシルエットも、置き場所にこだわった部分です。

080222_2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.2)

 

 下の写真はちょっと変り種。梅の樹全体のシルエットが印象的だったので、花を無視してフレーミングしてみました。日差しの強い日だったからこそ生きる表現方法ですし、さらに印象深くするためにモノクロに仕上げてみました。

080222_3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F7.1)

    

奥日光氷景~華厳の滝
2008年02月25日 11:00  テーマ [ ]

 華厳の滝がいい具合に氷結しているという情報を得たので、さっそく出かけてみることにしました。和歌山県の那智の滝、茨城県の袋田の滝と並んで日本三大瀑布の1つ、華厳の滝がいったいどんな表情を見せてくれるのか、楽しみです。

 

 華厳の滝はエレベーターを利用して会いに行きます。エレベーターを降り、左側通行の通路を抜けると観瀑台に到着。目の前には華厳の滝の雄姿が展開しています。

080225-1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F9.0・マイナス0.7EV補正)

 

 青白い氷をまとい、眩いばかりの陽光を浴びた滝は、まるで翼を広げ天に昇る白龍のような姿をしていました。その印象的な部分だけを抽出。明るい状況だったので、最小絞りまで絞り込んでもシャッター速度が下がりません。そこでPLフィルターを使って撮影。水のしなやかな表情をつかめたと思います。

080225-2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F22・プラス0.7EV補正)

 

 鋭利な刃物のような氷、ダイナミックな水の表情、それらを表現してみようとしたのが3番目の写真です。ある程度絞って被写界深度を稼ぎたかったこと、E-3の最高速度1/8000秒を使いたかったことから、ISO感度は800を選択しています。華厳の滝の、狙い通りの一瞬を切り取ることに成功しました。

080225-3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F5.6)

 

 最後の写真は視点を集中させていきながら、滝のエッセンスを引き出すというスタイルの逆を実践したものです。周囲の環境、この場合は柱状節理の迫力ある壁面を見せることで、滝の成り立ちや物語を感じてもらえたら、と言うのが狙いです。

080225-4.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11・マイナス0.7EV補正)

    

奥日光氷景~氷る桟橋
2008年02月26日 11:00  テーマ [ ]

 奥日光撮影のメインといえば中禅寺湖。とくに厳冬期は氷がよいスパイスとなって、色の乏しい風景にインパクトを与えてくれます。この日も桟橋にびっしりと氷が張りつき面白い風景を作っているのが目に飛び込んできました。

080226-1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8.0)

 

 気になった部分をクローズアップしてみると言うのはファーストステップとしては手堅い方法です。とはいえただ望遠ズームでアップにするだけでは味気ないと思ったので、水鳥が画面に入るのを待ってシャッターを切りました。小さいのでわかりにくいかもしれませんが、この一羽がいるかいないかによって印象は大きく変わります。

080226-2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F8.0)

 

 最終的にまとめたい「絵」は背景の山と組み合わせたものというのは、この風景と出会ったときから決めていました。それがこの場面を象徴する風景のように思ったからです。それを実戦したのが3番目の写真です。風が強かったことを示す意味で形の良い波が来た瞬間にシャッターを切りました。この写真は中禅寺湖に訪れた冬を比較的冷静な語り口調で表現したもので、タイトルをつけるとしたら「中禅寺湖冬物語」でしょうか。

080226-3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8.0・マイナス0.7EV補正)

 

 背景の山の山頂部分をあえてカットして画面構成してみたのが4番目の写真です。こちらは風景をより象徴化したイメージ的な表現です。タイトルは「真冬の使者」とでもしましょうか。

080226-4.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F8.0)

    

奥日光氷景~氷の芸術
2008年02月27日 11:00  テーマ [ ]

 今回の奥日光撮影ではE-3のおかげでらくらく撮影できたカットがたくさんありました。今日はその中から中禅寺湖畔で見つけた氷の芸術を写した4点をご紹介しましょう。いずれも液晶モニターのライブビュー画面を見ながら、カメラを地面あるいは水面すれすれまで下げた位置で撮影したもの。つまりライブビュー、2軸式フリーアングル液晶モニター、ライブビュー時AF、手ブレ補正の4つがあってこその写真ばかりです。

 

 1番目は中禅寺湖の東岸でみつけた氷です。首をにゅっと伸ばしている亀のように見えませんか。おまけに目もついていて、とても印象的でした。

080227-1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8.0)

 

 おなじく中禅寺湖の東岸でみつけたもので、流木に波飛沫があたり夜半のうちにできたツララ状の氷です。画面構成としてはやや左側に氷を、それに相対する右背景に形の良い山並みを置きバランスをとりました。

080227-2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8.0)

 

 3番目の氷は中禅寺湖の北岸でみつけました。ゴミが含まれない清潔な氷が綺麗ですね。でも撮影は大変でした。水面ぎりぎりまでカメラを下げフレーミングをしている最中に波が押し寄せてくるので、その度に撮影を中断。でも一度だけカメラがずぶ濡れになってしまいましたが、防塵防滴が完璧なボディとレンズのおかげで何の支障もなく撮影を続けることができました。

080227-3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11)

 

 最後の氷も中禅寺湖北岸のものです。斜逆光によって立体感が出ています。それにしても面白い形をしていますね。

080227-4.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11)

    

奥日光氷景~ツララ
2008年02月28日 11:00  テーマ [ ]

 厳冬期の湖沼で波打ち際に目をやると、こういうシャンデリアのような豪華なツララに出会えるチャンスがあります。風が吹き気温が下がると飛沫が立ち、次第にこういうツララに成長していくのでしょう。ワクワクする被写体ですね。

 

 逆光のライティングを選び、カメラ位置を下げることで上の写真のようなフレーミングが可能となりました。ちょうど日没間際だったことも幸いして、黄金に色づき、とても綺麗でした。

080228-1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.3・プラス0.3EV補正)

 

 上の写真よりさらにカメラ位置を下げ、背景に波飛沫の光が入るようにフレーミングしたのがコレ。光が円形ボケとなり、透明感のあるツララをさらに美しいものにしてくれました。

080228-2.jpg

E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.4・プラス0.3EV補正)

 

 中の写真をさらに発展させたのが下の写真です。前景に雪を置くことで、逆光で輝く雪が円形ボケの前ボケを作り、さらに美しい風景となりました。波が荒い瞬間にシャッターを切ったことで、舞い上がった飛沫も良い味となっています。

080228-3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD、絞り優先AE(F3.4)

    

奥日光氷景~達磨氷
2008年02月29日 11:00  テーマ [ ]

 中禅寺湖の北岸には大きな岩が点在していますが、その岩を氷が覆い、白い達磨がひしめき合っているように見える場所が何箇所もありました。達磨氷なんていう正式な名称があるかどうかわかりませんが、なんとなくそんなイメージなんです。

 

 少し低い位置から撮影したものですが、丸みを帯びた感じが達磨に見えませんか。光が真横から当たっていて立体感が出ているのも幸いしています。

080229-1.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F11)

 

 日没間際になると白い氷がオレンジ色に色づき始め、それまでと違った表情を見せてくれました。青白い氷は冬の厳しさを物語りますが、オレンジ色に染まった氷は、急激に下がり始めた気温とは対照的に、どこか温か味を感じさせてくれます。

080229-2.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)

 

 太陽が沈んだ方向の空へ目を向けると、とても印象的な雲が蒼穹を飾り、一日のフィナーレを迎えるのに相応しい風景となっていました。

080229-3.jpg
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD、絞り優先AE(F8)

    

<< 前の月
次の月 >>