雪の日に感動的な写真を撮る方法

雪の日に感動的な写真を撮る方法の特集記事です。雪が降り注ぐ様子を撮影するテクニックなど、風景写真の作例を交えて紹介しています。

2.基本的な撮影テクニック

「まず撮って、見て、動いて、写す!」

写真撮影は、まず試しに実際にシャッターを切り、画像を確認することが大切です。
特に雪の日などは長時間撮影や細かく機能設定を変更することが困難なので、最初に雪の白がキレイに出ているかなど、ホワイトバランスや露出などを決めておき、自分の撮りたいイメージに合わせて被写体にアプローチしていきましょう。カメラはOLYMPUS Toughを使用しました。

札幌 時計台を撮ろう

札幌中心部に位置するお馴染みの時計台です。

  • 絞り値:5.6
  • シャッター速度:1/500秒
  • OLYMPUS Tough

真正面から撮るだけでなく、いろいろなアングルや、縦位置、横位置など変化をつけて撮影してみましょう。作例のように、空が青空ではなく時計台の白と同系色の場合は木々の葉の色をアクセントに木々の合間から表現するのもイメージが膨らみます。

初雪の降り出しや、気温の高い時は雪が木々の葉に付着しやすいので、素敵な冬の時計台を写す事が出来ます。

縦位置か横位置か被写体と雪の木々を入れて試し撮り。

  • 明るさ調整前

明るさ調整後

気に入ったアングルでまずはシャッターを切ります。
雪の写真は被写体が暗く写るので、再生して確認し、明るさ調整をして再度撮影します。

低い位置からの撮影は可動式の液晶カメラが便利

時計台の壁面を背景に木々に実をつけた様な雪

素敵な写真は、動いて、見て写すのがポイントです。

札幌のシンボル赤煉瓦旧道庁の作例

  • 絞り値:5.6
  • シャッター速度:1/800秒
  • OLYMPUS Tough

「日中でもフラッシュを使ってみよう!」

フラッシュを発光させる事で雪が降り注いでいる様子を出したり、手前の色を鮮やかに表現することができます。目に見えている降り注ぐ雪は、フラッシュを使う事で表現できます。

フラッシュを発光

フラッシュを指で少し覆うと暖かみが加わります

道庁前の池(フラッシュ未使用)

フラッシュで雪が降り注ぐ様子を撮影

小樽運河(フラッシュ未使用)

小雪が舞うシーンにフラッシュを強制発光