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OLYMPUS PEN Lite E-PL1+PT-EP01 Part.2 M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmと14-42mm&クローズアップレンズの本格的な撮影リポート

清水 淳 水中カメラインプレッション

Vol.34 OLYMPUS PEN Lite E-PL1+PT-EP01 Part.2 M.ZUIKO DIGITAL ED M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmと14-42mm&クローズアップレンズの本格的な撮影リポート

E-PL1の製品紹介はこちら  PT-EP01の製品紹介はこちら

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmと ED 14-42mmで本格的な撮影



M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm
F4.0-5.6 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 PTMC-01
M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6 M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6 水中マクロコンバージョンレンズ PTMC-01

前回のインプレッションでは OLYMPUS PEN Lite E-PL1自体が試作品の段階で、水中写真において肝心のブルーの発色や、フラッシュのTTL調光性能などについては十分に確認できなかったが、今回は、ほぼ製品と同レベルのカメラと防水ケースで行った。
マクロ、ワイド共に、各作品の細かい撮影データや撮影状況などを紹介しながら、今話題の人気機種の使い勝手をレポートする。

マクロ撮影に関しては、純正のM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6に、クローズアップレンズの組み合わせを持ってインドネシアのメナドヘ。この時期のメナドは雨季にあたり、透明度は悪く浮遊物が多いが、被写体は豊富でE-PL1のマクロ撮影も十分楽しめた。
次は、メナドからシルクエアーにてシンガポールに戻り、そこからモルディブ・マーレへ。ワイド撮影は M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6を中心に、半水面や爽やかなワイドフォトを狙ってきた。インドネシアと異なり、この時期のモルディブは乾季。少しの経度の違いでこうも気候が変わるのかと思うほど、透明度が高かった。

また、撮影においては、カメラを若干私なりにチューニングしている。水中で使いやすいセッティングも解説するので、参考にしていただきたい。まだまだ使い始めたばかりの、水中でのPEN。これからチューニングを随所に施し、自分なりに使いやすくカスタマイズしていくつもりだ。
なお、動画撮影についても、ワンポイントアドバイスや、補正フィルターについて、マル秘テクニックを紹介している。ぜひ参考にしていただきたい。

AFが速くフラッシュの調光も良好なマクロ撮影システム



PT-EPL1 UFL-1 PTSA-02 PTCB-E02(R)

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm使用時に、クローズアップレンズの装着を可能にするマクロレンズアダプター PMLA-EP01を使用し、67mm径のクローズアップレンズPTMC-01を併用して撮影した。
注)M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mmでは画角が合わないので使用できない。

マクロ撮影 カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
フラッシュ:UFL-1×1
アーム:PTSA-02
露出モード:水中マクロモード
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/80
ISO:200
露出補正:-2.0EV
フラッシュ補正:-2.0EV
ホワイトバランス:晴天
クローズアップレンズ:PTMC-01使用
メナドへはこのホヤを撮りに行ったようなもの。きれいなホヤの仲間がたくさんいる。細かいピント調整が必要なシーンでは外付け式電子ビューファインダー「VF-2」がありがたい。元々一眼レフで撮影していたので、この手の撮影では覗きたくなる。1灯フラッシュだが、光はよく回っている。

マクロ撮影 カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
フラッシュ:UFL-1×1
アーム:PTSA-02
露出モード:水中マクロモード
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/80
ISO:200
露出補正:-2.0EV
フラッシュ補正:-2.0EV
ホワイトバランス:晴天
クローズアップレンズ:PTMC-01使用
海綿の内側で見つけたガラスハゼ。ちょっとハイキーな仕上がりにしてみた。RAW現像からのJPEGではなく、カメラが作った画像。私の作風としては、倍率が足りない欲求がかなり強く働くが、コンパクトなPENだからこそ入れる狭い場所で撮影した。大型のE-3用プロテクターでは撮れなかった被写体だ。

マクロ撮影 カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
フラッシュ:UFL-1×1
アーム:PTSA-02
露出モード:水中マクロモード
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/80
ISO:200
露出補正:-1.3EV
フラッシュ補正:-1.0EV
ホワイトバランス:晴天
クローズアップレンズ:PTMC-01使用
これもオーバーハングしている環境での撮影。かなり撮りにくい状況だが、片手で持てるほど水中バランスが良いのでジックリ狙えた。コンパクトデジタルカメラと違い、撮像素子が大きいのでボケ味がきれいに出る。暗い環境でもAFの効きは良く、ストレスになることもない。フォーカスライトは元々嫌いであまり使っていない。

マクロ撮影 カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
フラッシュ:UFL-1×1
アーム:PTSA-02
露出モード:水中マクロモード
絞り値:F8.0
シャッター速度:1/80
ISO:100
露出補正:-1.7EV
フラッシュ補正:-1.0EV
ホワイトバランス:晴天
クローズアップレンズ:PTMC-01使用
透明度2m位の泥水のような環境で撮影した。内蔵フラッシュではなく、レンズに対し、離れた位置から斜めに照射されるフラッシュ光の効果でマリンスノーは発生しない。目にピントが欲しいこのシーンでは、電子ビューファインダー「VF-2」が役に立った。マスクが潰れるほどに押しつけて覗くと大きく見える。液晶モニターでは見づらい場合はVF-2が大変有効だ。

極上なブルーの発色!様々なシチュエーションでのワイド撮影



カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
露出モード:水中ワイドモード
絞り値:F11
シャッター速度:1/500
ISO:100
露出補正:+0.3EV
フラッシュ補正:±0.0
ホワイトバランス:晴天
モルディブの乾季、晴天時はものすごく明るい。半水面やこのようなシーンでは、+0.3EVの補正が必要だ。水中ワイドのデフォルト値は-1.0EVなので、セットし直さないと真っ暗なカットになってしまうので要注意。この様な超高輝度下では電子ビューファインダー「VF-2」が有効。

カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
露出モード:A絞り優先
絞り値:F58.0
シャッター速度:1/400
ISO:100
露出補正:+0.3EV
ホワイトバランス:晴天
仕上がり:NATURAL
プールでの半水面。フラッシュもアームも、グリップも外し、多少おとなしくなった雰囲気のシステムでプールへ入り撮影する。フラッシュがポップアップされているので、コントロールパネル上から強制OFFにセットする。フラッシュがONになるとプログラムラインが変わり、シャッター速度がX接点である1/160で止まってしまう。そうするとこの環境では極端な「オーバー」になってしまうので、注意が必要だ。ピントを合わせてからカメラを沈めてレリーズ(シャッター)を切る。

UFL-2×2灯による撮影
カメラ側でフラッシュの発光モード、発光量をコントロールでき、TTL撮影から FP発光(高速シンクロ)、マニュアル発光、外部オートと多彩な照射モードを選 択できる水中専用フラッシュUFL-2を2灯使用しワイド撮影を行った。

カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
フラッシュ:UFL-2×2
グリップベース:PTBK-E01×2
露出モード:水中ワイドモード
絞り値:F7.1
シャッター速度:1/160
ISO:200
露出補正:-1.0EV
フラッシュ補正:±0.0
ホワイトバランス:晴天
爆流の中を爽快にドリフトしながら、次々に現れる被写体を軽快なテンポで撮影していく。 流れが強い時、今までの一眼レフシステムでは抵抗が強いので、持って入ること自体を躊躇しそうだが、E-PL1のコンパクトなシステムならお荷物にならない。

カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
フラッシュ:UFL-2×2
グリップベース:PTBK-E01×2
露出モード:水中ワイドモード
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/160
ISO:100
露出補正:-1.3EV
フラッシュ補正:±0.0
ホワイトバランス:晴天
透明度50m以上はありそうなクリアーな海。あまり被写体は多くないが、どこまでも爽やかな海だ。オリンパスらしいブルーの発色が嬉しいワイド作品になった。背景に抜けるフラッシュ光が多いシーンではオーバーになりやすいが、一発で適正露出が得られる。UFL-2のフラッシュ調光性能の高さが示された。高額なフラッシュだが性能はピカイチだ。

カメラ:E-PL1
プロテクター:PT-EP01
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
フラッシュ:UFL-2×2
グリップベース:PTBK-E01×2
露出モード:水中ワイドモード
絞り値:F5.6
シャッター速度:1/160
ISO:100
露出補正:-1.3EV
フラッシュ補正:0.3
ホワイトバランス:晴天
きれいな甲羅のカメに出会った。手足の動かし具合に合わせて一心にレリーズ(シャッター)を切る。このようなシーンでは、覗きこむ光学ファインダーより液晶モニターによる撮影のほうが撮影しやすいし、周りの環境も同時に把握できる。フィッシュアイレンズだったら、もっと近づかないとこの大きさにはならないので、この手の撮影にはもってこいのシステムだ。

水中モードを簡単に切り替えられる設定を作成する



メニューボタンから歯車の表示を呼び出す。歯車表示をONにセット。Fnボタンに水中モードを割り振る。SCN、iAUTO、動画モード以外のときにFnボタンを押すと水中ワイドモードに変わるもう一度Fnボタンを押すと水中マクロモードにセットされる。

Fnボタンによる水中マクロ/ワイドモードの切り替えと確認方法



水中マクロモード 水中ワイドモード
どの水中モードに設定されているのかは、水中マクロモードの場合はモニター画面左下に魚1匹のマーク、
水中ワイドモードの場合はモニター画面左下に魚3匹のマークが表示されることで確認ができる。

フラッシュの種類に合わせてモードを設定する



水中撮影ではほとんどの撮影にフラッシュを使う。UFL-1やUFL-2を使用する場合はカメラの内蔵フラッシュをポップアップして水中モードにセットしたら、フラッシュの種類によって「RCモード」でリモートコントロールの設定を行う。
 
UFL-1→RCモードOFF、UFL-2→RCモードON。

モニターバックライト点灯時間の設定とワンタッチON/OFF



E-PL1のモニターバックライトの設定。メニューからバックライトの設定時間をあらかじめ決めることも可能。デフォルトは「HOLD」。
私の場合、動画録画ボタンにバックライトのON/OFFを割り振り、マニュアルでモニターバックライトをコントロールしている。この設定の利点はバッテリー消費の増大につながるモニターバックライトを不要時は常にOFFにしておけることだ。

水中での動画撮影 清水淳ワンポイントアドバイス



水中での動画撮影は、フラッシュが使えないためにひどい青被りが発生する。水中ライトでは光量が少なすぎて役に立たない。特にワイド撮影時はこの問題が顕著に出るので、マル秘テクニックとしてカラーフィルターを使用する。
コンパクトデジタルカメラ用に用意されている外付けのカラーフィルターを改造して、レンズの遮光版に両面テープで固定してプロテクター内で使用する。市販されている状態のまま取り付けると厚さがあり、ポートにあたるので、注意が必要。動画での撮影は露出補正を±0.0EVで行う。スチールのようにマイナスに振ることはない。動画撮影時のモニター画面に各設定状況が記されているので参考にしてほしい。意外に水中音も録音されるので面白い。
モルディブの水中動画の作例も参考にしていただければ幸いだ。両作例共にカラーフィルターを使用している。水中での撮影時には不用意に動画録画がスタートしないように、動画ボタンにはバックライトのON/OFF1を割り振ってある。動画撮影時はモードダイヤルを動画にセットして、録画スタートはレリーズレバーでピントを合わせてから始まるようにしている。

E-PL1+PT-EP01 水中動画作例
ダイバー
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
露出モード:プログラム
露出補正:±0.0EV
WB:晴天
AF:S-AF
IS:IS1
画質:HD
録音:ON
撮影地:モルディブ
カラーフィルター使用
ギンガメアジ
レンズ:M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
露出モード:プログラム
露出補正:±0.0EV
WB:晴天
AF:S-AF
IS:IS1
画質:HD
録音:ON
撮影地:モルディブ
カラーフィルター使用
※こちらの動画はWEB掲載用にサイズ変更・圧縮処理を行っております


システム構成例



E-PL1専用防水プロテクター PT-EP01、アクセサリー
防水プロテクター PT-EP01
PT-EP01
水中専用フラッシュ
UFL-1

デジタルカメラの内蔵フラッシュに連動してスレーブオート発光する水中専用フラッシュ。水中の多彩なシチュエーションに対応できます。

UFL-1
水中専用フラッシュ
UFL-2

カメラ側で発光モード、発光量をコントロールできる水中専用フラッシュ。

UFL-2
電子ビューファインダー
VF-2

視野率100%、高精細144万ドットの明るくて見やすい外付式電子ビューファインダー。

VF-2
ブラケット
PTBK-E01

水中ライトや外部水中フラッシュを取り付けるための専用ブラケットです。PTBK-E01を2個使用することにより、左右にグリップを付けることも可能です。

PTBK-E01
ショートアーム
PTSA-02

水中専用フラッシュを防水プロテクターに接続するための短いアームです。

PTSA-02
水中光ファイバーケーブル
PTCB-E02

カメラの内蔵フラッシュの発光信号を光ファイバーで伝達することにより、カメラのボディ側でフラッシュの発光を制御することが可能になります。

PTCB-E02
ズームギア
PPZR-EP01

マイクロフォーサーズレンズのズーム操作を可能にするギアです。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用。

PPZR-EP01
反射防止リング
POSR-EP01

周りからの反射光を防ぐためのリングです。M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6用。

POSR-EP01
ズームギア
PPZR-EP02

マイクロフォーサーズレンズのズーム操作を可能にするギアです。M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6用。

PPZR-EP02
反射防止リング
POSR-EP02

周りからの反射光を防ぐためのリングです。M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6用。

POSR-EP02
バランスウエイト
PWT-037

防水プロテクター下部に取付け、水中で中間浮力を調整するためのウェイト。

PWT-037
マクロレンズアダプター
PMLA-EP01

水中マクロコンバージョンレンズ「PTMC-01」を防水プロテクター「PT-EP01」に取り付けるためのアダプターです。取り付けることによるマクロ撮影が可能になります。

PMLA-EP01
水中マクロコンバージョンレンズ
PTMC-01

水中で約2倍(面積比)の拡大撮影が可能な水中マクロコンバージョンレンズ。

水中マクロコンバージョンレンズ PTMC-01

使用レンズ


標準ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6

35mm判換算で28-84mm相当と使用頻度の高い焦点域をカバーする標準3倍ズームレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 14-42mm F3.5-5.6
超広角ズームレンズM.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

35mm判換算で18-36mm相当の焦点域、画角100°をカバーする超広角ズームレンズ。

M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

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