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TG-610+PT-051 水中写真を手軽に楽しめるスポーティタフ TG-610新機能をリポート

清水 淳 水中カメラインプレッション

Vol.41 TG-610+PT-051 水中写真を手軽に楽しめるスポーティタフ TG-610新機能をリポート

TG-610の製品紹介はこちら  PT-051の製品紹介はこちら

水中でさらに使いやすく機能アップした Tough TG-610



TG-610 PT-051

OLYMPUS Tough TG-610は、1年前に発売されたμTOUGH-6020の後継機種で、高画質1400万画素、広角28mmからの光学5倍ワイドズーム、カメラ単体で水深5mまで撮影可能、落下に強い耐衝撃1.5m、耐低温-10℃などの基本仕様は同じだが、水中撮影ではとても有効なハードやソフトの変更や追加がなされている。
ハード面では何といっても液晶画面の見やすさがあげられる。ソフト面は、水中オートホワイトバランスにつきる。この機能により、初心者の方でも自分の想像どおりの撮影結果が得られるはずだ。
今回のインプレッションはこの2つの機能を紹介するとともに、いろいろなアクセサリーを使用した作例を紹介する。
1.ビーチや水中でさらに見やすくなったハイパークリスタルⅢ液晶
新しく搭載された液晶モニター「3.0型92万ドットハイパークリスタルⅢ液晶」は、従来比4倍の解像度に進化し、ビーチや雪山のような強力な日差しの下などモニターが見にくい環境下でもクリアに見える。ちなみに、μTOUGH-6020の液晶モニターは、2.7型TFTカラー液晶/23万ドットである。3.0型92万ドットという数字は他の現行機種と比較しても大幅に凌駕したスペックだ。

液晶面には反射を抑える特殊コートや傷がつきにくいハードコート、撥水コートが施されている

液晶面には反射を抑える特殊コートや傷がつきにくいハードコート、撥水コートが施されている
レンズ表面にも水を弾く撥水コートを採用

レンズ表面にも水を弾く撥水コートを採用
2.デジタル一眼レフカメラで培ったCCDシフト式手ぶれ補正機構
手ぶれ補正機構は前機種と同様にCCDシフト式手ぶれ補正機構を搭載し、高感度撮影機能と合わせ、ダブルで手ぶれ・被写体ぶれを抑えた撮影を可能としている。水中では、砂の巻き上げや、サンゴを傷つけないように片手で撮影することも多く、また、手ぶれを起こしやすいズーム時や暗い場所での撮影でも安心だ。
カメラ単体で使用する場合は、カメラをたたいてコントロールする「タップコントロール」や暗い環境下でもLEDライトを点灯させる機能などオリンパス独特の機能も面白い。また別売になるが、シュノーケリングなどで使用をする場合は、カメラの流失や水中落下を防ぐ別売のフローティングストラップは必ず用意したい。

5m防水なのでカメラ単体でも楽しめる

5m防水なのでカメラ単体でも楽しめる
純正ストラップなので浮力が調整されていて使いやすい

純正ストラップなので浮力が調整されていて使いやすい
3.E-5から搭載されている新機能「水中オートホワイトバランス」が搭載された
ソフト面においては、フラッグシップモデルのE-5から搭載されている新機能「水中オートホワイトバランス」が搭載された。水中の色味を自動で検出、補正し最適なホワイトバランス(WB)で撮影できるので、静止画はもちろん、動画も水中で色鮮やかに撮影することが可能だ。
「水中オートホワイトバランス」は、シーンモードの水中スナップ、水中ワイド1、水中ワイド2、水中マクロを選択するとデフォルトで設定される。フラッシュを使わない半水面や沈船撮影、フラッシュを使った近接撮影でも、フラッシュの発光状態に合わせて最適なホワイトバランスをコントロールすることができる。さらに、水中動画撮影では今までの水中ビデオカメラでは到達できなかったカラーバランスの整った水中動画の世界を楽しむことが可能になった。

水中ワイド1/プリセット晴天WB 作例

水中ワイド1/プリセット晴天WB
水中ワイド1/水中WB 作例

水中ワイド1/水中WB

ホワイトバランスの設定インプレッション撮影を行った真夏のモルディブのように、かなり明るい環境下で水面に近い状況では、「水中オートホワイトバランス」のカラーバランス調整が、赤めを強く残した状態にコントロールされるシーンと出会った。自動的に最適なカラーバランスにコントロールしている水中ホワイトバランスでも、状況によっては好みの発色よりの赤みが強くなることがあるので、その場合はホワイトバランスの設定を手動で「プリセット晴天」に変更することで簡単に対応することができる。この現象は、浅い水深で、背景がブルーになる場合や逆光時に起きやすい。通常は水中ホワイトバランスにセットしたままでOKだが、覚えておくとよいテクニックといえる。

水中スナップ/水中WB
水中WBで赤みが強くなった作例

水中WBで赤みが強くなった画像
水中スナップ/プリセット晴天WB
左画像と同条件下でWBを手動でプリセット晴天WBに設定した作例

左画像と同条件下でWBを手動でプリセット晴天WBに設定した画像

純正防水プロテクターPT-051



TG-610用に開発された防水プロテクターPT-051 対水圧40mで本格的なダイビングにも対応しているPT-051

水中撮影はカメラ単体で使うより、防水プロテクターに入れたほうがグリップもよく大型のシャッターレバーで使いやすい。Tough TG-610用に開発された防水プロテクターPT-051は、今まで同様に対水圧40mで本格的なダイビングにも対応している。純正水中フラッシュやコンバージョンレンズも前モデル同様に装備可能で、レンズリングには52mm径のネジが切ってあり、ステップアップレンズを使用してクローズアップレンズ、ワイドコンバージョンレンズなど取り付けてより魅力ある作品が撮影できる。光ファイバーケーブルを固定するアダプターPFCA-01は防水プロテクターに同梱されているので、手持ちの外部フラッシュが光ケーブルを使える場合はありがたい添付品だ。
唯一、PT-051が、今までのプロテクターと異なるなる点は、TG-610とTG-810の2機種を、アダプターを使って兼用できることだ。実際にアダプターを入れ使用しても違和感は、特に感じなかった。
G-610とTG-810のアダプターがPT-051に同梱される

TG-610とTG-810のアダプターがPT-051に同梱される
防湿のためにシリカゲルを入れる。リアボディーを閉めるときに挟まないように注意し、水中使用の前にOリングに専用グリスを塗りメンテナンスを行う。万が一のために水没防止検査を必ず行うようにしたい

防湿のためにシリカゲルを入れる。リアボディーを閉めるときに挟まないように注意し、水中使用の前にOリングに専用グリスを塗りメンテナンスを行う。万が一のために水没防止検査を必ず行うようにしたい

外部Tough TG-610の水中ホワイトバランスの実力をいろいろな条件で検証



1.水中ホワイトバランスを使ってカメラ単体で撮影
新しく搭載された液晶モニターは、ビーチなどの明るい屋外での視認性が向上している。水面近くの明るい環境下でもモニターの確認をしながら撮影ができた。できるだけ順光になるようにアプローチし、露出補正は若干プラスにセットして水の透明感を表現するのがコツ。
カメラ:Tough TG-610
撮影モード:水中スナップ
絞り値:F3.9
シャッター速度:1/60
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:+0.7EV
フラッシュ:OFF
ISO:160
撮影地:モルディブ
作例:水中ホワイトバランスを使ってカメラ単体で撮影

2.水中ホワイトバランスを使ってワイド撮影
実際に見た水中より鮮やかに写る。背景も水色も実際にはもっと緑っぽく濁りもひどかったが、Tough TG-610で撮影すると透明度も上がり明るく鮮やかに写る。浮遊物が多く通常であればマリンスノーが激しく出そうな環境だが意外にきれいに仕上がった。水中ホワイトバランスの効果は計り知れない。
カメラ:Tough TG-610
プロテクター:PT-051
撮影モード:水中ワイド1
絞り値:F3.9
シャッター速度:1/100
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:0.0EV
フラッシュ:ON
ISO感度:ISO(AUTO:80)
撮影地:モルディブ
作例:水中ホワイトバランスを使ってワイド撮影

3.水中ホワイトバランスを使ってマクロ撮影
ズーム最望遠時の水中での最短撮影距離の目安は約60cm必要になる。遠めの被写体を撮影したい場合は、UFL-1の併用をお勧めしたい。爆流のビーチポイントでキンギョハナダイを狙って、かなりの枚数を撮影したなかの1枚。前モデルμTOUGH-6020に比べてAF反応が良くなった感がある。
カメラ:Tough TG-610
プロテクター:PT-051
撮影モード:水中マクロ
絞り値:F5.9
シャッター速度:1/250
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.7EV
フラッシュ:ON
ISO感度:AUTO(ISO200)
撮影地:慶良間/沖縄
作例:水中ホワイトバランスを使ってマクロ撮影

4.水中ホワイトバランスを使って半水面撮影
半水面の写真を狙うのであれば、Tough TG-610単体より防水プロテクターPT-051を併用したほうが成功の確率が上がる。最終対物レンズとなるレンズ直径が大きいほうが撮影しやすいからだ。あらかじめ遠方にピントを合わせ、半押ししてキープ、そのままモニターをのぞかずにレンズ半分まで水につけレリーズを切ると上手くいく場合が多い。どちらにしても数多く撮ることが必要だ。
カメラ:Tough TG-610
プロテクター:PT-051
撮影モード:水中スナップ
絞り値:F3.9
シャッター速度:1/500
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:+0.7EV
フラッシュ:OFF
ISO感度:ISO(AUTO:80)
撮影地:モルディブ
作例:水中ホワイトバランスを使って半水面撮影


ハイビジョンムービー撮影



通常水中の動画撮影は、ひどい青被りが生じるため、市販の水中用カラーフィルターを装着して撮影するか、ごく浅い深度で青被りしない状況下で撮影しなければならなかった。今回のTough TG-610はハイビジョン動画撮影機能に加えて、待望の水中ホワイトバランスが搭載され、様々な水中シーンを自動的に判断してホワイトバランスを制御してくれる。水中モード選択時には、デフォルトでこのホワイトバランスが設定される。水中ホワイトバランスが苦手なシチュエーションや、従来の水中動画撮影のようにプリセット晴天が良い場合は変更することもできる。

ハイビジョンムービー撮影:1
1.画像サイズは720pを選択する
ハイビジョンムービー撮影:2
2.ムービー録画スタートボタン
ハイビジョンムービー撮影:3
3.プロテクター上ではこのボタンが録画ボタンに割り当てられる
ハイビジョンムービー撮影:4
4.水中ホワイトバランスの設定画面(※ごく浅い水深で水中ホワイトバランスの赤みが気になる場合は、プリセット晴天ホワイトバランスを選択する。通常は水中ホワイトバランスでOK)

Tough TG-610+PT-051 水中動画作例
この動画はハウスリーフのごく浅い水深で撮影した。流れが適度にあり透明度が良いビーチだが、浮遊物が多い。流れてくる浮遊物にAFが反応しピントがたまに前後するが、コンパクトカメラのムービーとしてはきれいに撮れる。水面に近い、浅く明るい場所では、露出補正をプラス側に振って撮影したほうが透明感が出る。今回のロケではスノーケルや半水面系は+0.7EVを多用した。その他水中シーンはほぼ0.0EVでOKだ。
カメラ:Tough TG-610
プロテクター:PT-051
撮影モード:水中スナップ
ホワイトバランス:水中WB
露出補正:+0.7EV
画質:ファイン/720p
撮影地:モルディブ
作例:Tough TG-610+PT-051 水中動画


純正アクセサリーを使う



フラッシュや、コンバージョンレンズを使うことによって撮影領域を広げるだけでなく、撮影を作品として創造する楽しさが生まれる。外部フラッシュは、レンズとフラッシュの位置を離したり、照射角度を変えて陰影に変化を出したり、同じ場所からの撮影でも全然印象の違う写真をとることができる。コンバージョンレンズを使えば、近接撮影やワイド撮影なども安価で手軽にレンズ効果が得られるのでぜひ使ってもらいたいアイテムだ。
これらのアクセサリーの装着方法とアクセサリーを使用した作例を紹介していくので参考にしてもらいたい。

水中専用フラッシュUFL-1
単3電池2本で作動するスレーブTTL方式の水中外部フラッシュUFL-1。
ガイドナンバーは14と小さいが、シューアームを使って簡単に取付け、パワーONで設置は終わり。後は一切調整不要の「フルオート・クリップオンフラッシュ」なので初心者にはおすすめのフラッシュだ。今回はもう一歩踏み込んで、同梱の光ファイバーアダプターPFCA-01を使ってダイレクトに信号のやりとりを行う方法を紹介しよう。

水中専用フラッシュ UFL-1のセットアップ
水中専用フラッシュ UFL-1のセットアップ:1
1.PT-051に光ケーブルアダプターを取り付ける
※光ケーブルアダプターPFCA-01(同梱)
※光ケーブルアダプターPFCA-01(同梱)
水中専用フラッシュ UFL-1のセットアップ:2
2. UFL-1に光ファイバーを固定する
水中専用フラッシュ UFL-1のセットアップ:3
3.UFL-1の電源スイッチ(左側)をTTLの位置にセットして使う


UFL-1を取り付けたセット
UFL-1を取り付けたセット
・使用するバッテリーはパワーもありエコ、エネループを使用している。
・アームは長く自由度が高いPTSA-03。
・光ファイバーはPTCB-E02。
※アームは、レンズ類を使用せず単にフラッシュのパワーアップを計るのであればコンパクトなPTSA-02でも良いが、コンバージョンレンズを使用する場合は、被写体との距離が十分にとれる長めのアームPTSA-03が望ましい。


UFL-1+クローズアップレンズ

UFL-1+クローズアップレンズ 作例
カメラ:Tough TG-610 プロテクター:PT-051
撮影モード:水中マクロ 絞り値:F5.9
シャッター速度:1/250 ホワイトバランス:水中WB
露出補正:-0.7EV フラッシュ:ON
ISO感度:AUTO(ISO100) 撮影地:慶良間
クローズアップレンズを使用する場合は、フラッシュと被写体との距離が十分にとれる長めのアームPTSA-03を使用する。エビのハサミで一度ピントを拾って半押しAFロックし、カメラを前後させて再度ピントをエビの目に合わせる。モニターが断然良くなったのでこの作業もやりやすくなった。
フラッシュ:UFL-1
アーム:PTSA-02
ステップアップリング:PSUR-03
光ファイバーケーブル:PTSA-E02
クローズアップレンズ:PTMC-01
アクセサリ
ステップアップリング(PSUR-03)
ステップアップリングは
PSUR-03を使用する

UFL-1+ワイドコンバージョンレンズ

UFL-1&ワイドコンバージョンレンズ 作例
カメラ:Tough TG-610 プロテクター:PT-051
撮影モード:水中ワイド1 絞り値:F3.9
シャッター速度:1/160 ホワイトバランス:水中WB
露出補正:0.0EV フラッシュ:ON
フラッシュ:ON 撮影地:モルディブ
純正ワイドコンバージョンレンズは高価で重量があるが周辺に流れが発生しないうえに、解像感がすこぶる高い。カメラやプロテクターの大きさに比べ大きいが、カメラ自体の画家が広角型の28mm仕様なので純正のこのレンズを必ず使用していただきたい。他のレンズを装着するとケラレが発生するので注意が必要だ。外部フラッシュを使っているので浮遊物が多い環境で撮影してもマリンスノーは発生しない。
フラッシュ:UFL-1
アーム:PTSA-02
ステップアップリング:PSUR-03
光ファイバーケーブル:PTCB-E02
ワイドコンバージョンレンズ:PTWC-01
アクセサリ
ステップアップリング(PSUR-03)
ステップアップリングは
PSUR-03を使用する

システム構成例



防水プロテクターPT-051 (レンズ取り付け部径 52mm)
防水プロテクター:PT-051
防水プロテクター:PT-051
ワイドコンバージョンレンズ
PTWC-01

デジタルカメラ用防水プロテクターの前面に、直接取り付けられるコンバージョンレンズ

PTWC-01
※ 取り付けには、52mm→67mmのステップアップリングが必要です。
マクロコンバージョンレンズ
PTMC-01

水中で約2倍(面積比)の拡大撮影が可能な水中マクロコンバージョンレンズ。

PTMC-01
※ 取り付けには、52mm→67mmのステップアップリングが必要です。
ステップアップリング
PSUR-03

防水プロテクターにコンバージョンレンズを装着するため、レンズ取付部径を52mmから67mmへアップするリング

PSUR-03
水中専用フラッシュ UFL-1

デジタルカメラの内蔵フラッシュに連動してスレーブオート発光する水中専用フラッシュ。水中の多彩なシチュエーションに対応できます。

UFL-1
ショートアームPTSA-03

水中専用フラッシュを防水プロテクターに接続するための短いアームです。

PTSA-03
ショートアームPTSA-02

水中専用フラッシュを防水プロテクターに接続するための短いアームです。

PTSA-02
水中光ファイバーケーブルPTCB-E02

水中撮影用外部フラッシュ用接続ケーブル

PTCB-E02
カラビナ付きフロートハンドストラップCHS-06

高浮力のハンドストラップです。
このストラップをカメラに装着しておけば、水中での紛失が防げます。
※ダイビングではご使用にならないで下さい。クッション内部の空気が少なくなると浮力が小さくなります。

CHS-06

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