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昆虫写真ブログ 熱帯の森

熱帯の森


Vol.10 森の中の闇へと

2010年03月12日 11:00 テーマ [ 昆虫, 熱帯雲霧林 ]


イチジクの大木に生い茂る着生植物。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

モンテベルデの森の中に滝があるというので細い林道を降りて行きました。

昼間でも木々が密集していて足元は暗く、まだ昨日の雨でぬかるんでいました。
わずかな光が届く地上付近でも微生物や動植物の命で溢れています。

森の闇の中に入るとなんとなく怖さを感じます。そして、闇の奥に存在する何かを感じます。
闇は人が忘れている感覚を呼び起こしてくれます。闇の中でも見えなかったものが見えてくるようになります。意識下で闇があるから光を感じるのでしょう。


カメラという暗箱の中に一筋の光が入り、そこに映る像を定着させることが写真の原点です。この大きな森という暗箱の中に光を通して森の生命を見ているのかもしれません。まるで自分が植物になったかのように僅かな光でも敏感に感じます。


フリクトゥス・キンケパルティトゥス(ビワハゴロモの仲間)。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

木漏れ日がオオホザキアヤメにあたっていた。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

大きな樹の幹の根元に陽が差し込む。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

滝へと続く道の途中に大きな木が倒れていました。日が当たらないので肉眼では見えにくいのですが、その木の底を覗き込むと白い糸の様なものがたくさん垂れていました。

これは、キノコバエという昆虫の幼虫が作る罠で、そこには小さな蚊のような虫が引っかかっていました。キノコバエの幼虫は糸を引き上げ引っかかった獲物を食べます。自分が吐いた糸も、タンパク源として摂り込み、再利用するといいます。


キノコバエの幼虫の巣にかかった蚊のような虫。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50mm F2.0 Macro

光が届かない世界。そこにも命は宿っています。暗闇の世界にも広がりを感じます。
しばらく歩いて行くと木立の間からもれてくる光の向こうから水が落ちる音が聞こえてきました。


ソクラテア・エクソリザという歩くヤシの木。気根でささえられてる。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

木の上で丸まっているヤスデの一種。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

次回は、幻の鳥ケツァールの話です。


コメント(1)

無花果の大木、迫力でちょっと怖いくらいです。
ヤシの気根もすごい!

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