旅の最終日にモンテベルデ近くの熱帯雲霧林自然保護区を訪れました。
なんとそこで、この季節にはこの森にいないはずの熱帯でもっとも美しいといわれる鳥ケツァールに出会うことができたのです。
地上から20mぐらい離れている木の高いところの葉の茂みの向こうにかろうじて見えました。
そこで望遠レンズにテレコンバータをつけ、ファインダーを覗くと鮮やかな胸の赤が目に入りました。
他の鳥と喋っているのでしょうか?しばらく鳴きながら首を振っていましたがすぐに別の木へと飛び去っていきました。
つかの間の美しい光景でした。
ケツァールが幻の鳥と呼ばれる所以は、密猟や森林の伐採や農地の開発などにより、数がかなり減少していることがあげられます。
生態系が崩れることによって、ほんとうに幻の鳥にならないようにしなければなりません。そのためコスタリカでは保護活動が熱心に行われています。
宿舎への帰り道で、空を見上げると雲がひとつもない星空に月が出ていました。暗闇の中から虫たちの声が聞こえてきました。
もうすっかり暗くなった森も月明かりに照らされて、樹々の姿がうっすらとシルエットに浮かび上がっていました。
次回は、大切な命についての話です。
コメント(1)
ケツァール美しいです。
テレビも写真もあまりみられないけどとても惹かれます。
あと、ノギハラバシリスク!水面を走る姿かわいいですよね☆
実際は怖い雰囲気?なのでしょうか??