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社員 AMYのOLYMPUS カメラブログ

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ライブコンポジット開発者による、星景写真撮影のコツ

Day2014年11月25日 11:00 テーマ [ E-M1, E-M10, 開発メンバー ]

※画像はクリックすると拡大表示になります

ふふふ~。もうお気づきでしょうか(^^)
オリンパスカメラブログに変わりました~。

こーんな写真 撮ってみたい!!
この稲妻の写真は、今回ご紹介するライブコンポジット機能を応用したものなんですよ。

本日の撮影は開発者 I さんによる撮影でお送りします。
TOPはOM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PROにて撮影しています。

本日の撮影機材:OLYMPUS OM-D E-M1OLYMPUS OM-D E-M10M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO


こんにちは、AMYです♪
天気の良い日は星空が綺麗な季節になりましたね~。帰り道はついつい空を見ながら歩いてしまいます。今日は星撮影が好きでよく撮っているという、ライブコンポジットの開発者 I さんの作品と機能や撮り方のご紹介でお送りいたします。

ライブコンポジットの最大の特徴は、背景の明るさが長時間露光でもオーバーになりづらいこと。背景と移動する輝点などの光跡との露出バランスがとれることなんですね。

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まず、ライブコンポジット開発の経緯をお話します。
星の撮影をされているプロカメラマンの方にOM-D E-M5を使用された感想をお伺いする機会がありました。その時にE-M5で初搭載したライブバルブ/タイムをさらに進化させようということで、ライブコンポジットの元となるアドバイスを頂いたのが開発のきっかけです。
そのプロカメラマンの方が、三脚、レンズ性能、カメラのメカ部分の操作性、画像処理など様々な点にこだわりを持たれて作品作りされていること、撮影時のエピソードや天体写真について夢中に語る姿に感銘を受け、ぜひ他のたくさんの人にもこのように楽しんでいただきたいと思い、開発に着手致しました。
開発時はいくつも予期しない問題が発生しましたが、開発スタッフの協力を得て、一つ一つ解決し、OM-D E-M10で初めて搭載することができました。

ライブコンポジット開発で拘ったポイントを3つ紹介いたします。

1.光の軌跡が途切れない合成
今まではメカシャッタで連写した画像をコンポジット合成(比較明合成)していたので、どうしてもメカシャッタの開閉動作にかかる時間の分だけ露光していない時間がわずかに発生して、これが光の軌跡が途切れる原因になっていました。

ライブコンポジットではメカシャッターを開いたまま、電子シャッターで連写した画像を合成することでこの時間を限りなく0にし、星の軌跡以外にも花火や車のヘッドライトなど早く動く光の軌跡も途切れず綺麗に撮影できるようにしました。

撮影:OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

左:メカシャッタ-連写した画像を合成   右:ライブコンポジット(電子シャッタ-連写)


2.ノイズリダクションによる高画質化
この機能で撮影される主な被写体が星や花火など芸術性の高いものが多く、画質にこだわりをもたれる方も特に多いと考えて、そういった方々にも満足してもらえるよう高画質を追求しました。ノイズリダクション処理などコンポジット合成に適した画質改善のための画像処理を新たに開発して高画質化を図っています。

ノイズリダクション処理


3.  カメラ内処理シーケンス
RAW画像保存ができるようにカメラ内処理シーケンスを開発しました。これによって撮影後に色合いや、明るさ、コントラストなどの画質調整を詳細にできるようになります。撮影時に設定できる画質設定であればRAW編集機能を使って、パソコンなどを使用せずに、カメラだけで画像編集できるので非常に便利です。(OLYMPUS Viewerの画像編集機能を使えばさらに細かな調整が可能です。)

撮影:OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

撮影元画像

撮影:OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

ホワイトバランスをCWBで4000K、ピクチャーモードをVIVID、彩度を+2に設定してRAW編集

撮影:OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO

さらにシャドウ&ハイライトコントロールでコントラストを上げてRAW編集

私自信も、開発を通していつの間にか星の撮影にはまっていました。社内には天体撮影が好きな人が結構いて、一緒に撮影に行くこともあります。撮影時には、ライブコンポジットで星が流れる写真を撮影しながら、もう1台のカメラを使ってライブタイムで露出設定に迷うことなく天の川を撮影したり、タイムラプス動画を撮影したりと、同じ場所でもこれらの撮影機能を使ってさまざまな撮影ができるので、時間を忘れて撮影を楽しんでいます。

撮影:左・OM-D E-M1、M.ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6
右・OM-D E-M10、M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0

左:ライブコンポジットで撮影、右:ライブタイムで撮影


インターバル撮影でタイムラプス動画を生成

最後に
ライブコンポジットは、星はもちろん、今までバルブ撮影していた花火や飛行機の飛行軌跡、ホタル、ペンライトアートなどさまざまな光の軌跡をより印象的に撮影することができます。

このような写真はなかなか難しく撮影できなかったのですが、ライブビューで経過を見ながら、簡単に撮影できるようになりましたので、たくさんの方に撮影を楽しんでいただきたいです。
また、以前からバルブ撮影をされてきた方にもご満足頂ける機能にできたと思います。この機能を使って、今までなかったような写真を生みだして頂けたら非常にうれしく思います。


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開発者 I さんに、撮影時の寒さ対策を聞いたところ、防寒具はスノーボードのウェアでなんとかしのいでいるとのこと。その他、真っ暗な環境なので、赤色のLED(目が暗いところに慣れるのを妨げない)ライトを持って行ったり。長時間寒い中撮影するとレンズが曇ってくるので、レンズを暖めるように意識しているのだそう。ほかにも、覚えきれないぐらい撮影のコツを教えていただきました。この冬、I さんの撮影コツを思い出しながら撮影をしてみたいと思います。また機会がありましたら、ご紹介させていただきますね。ライブコンポジット機能は現在 E-M1、E-M10、E-PL7に搭載されています。こんな撮影をしてみたいなぁ、、と、お友達から相談を受けた方は、これらの機種をおすすめくださいね~(^^)/


今日も遊びにきてくれてありがとうございます。
冬の撮影は体を冷やさないよう、寒さ対策万全にしてお楽しみください。


☆☆☆ 今日のひとりごと☆☆☆
ホワイトバランスのお話なんですが、記事内の写真でCWBで4000Kを設定する理由も聞いたんですよね。AWBや太陽光の設定だと、夜空が茶色っぽくなるので、人間の感覚とあわせるため、少し青みがかった夜空の色にするために4000K付近にすることが多いんだそう。なるほど・・・。

こうした Iさんに教えていただいたコツ。ボリュームがものすごいので、機能使いこなし&撮影のコツ的なノートを作ってみました。整理しながら書いていくと、自分の中にしっくり入ってくるような気がします。社内の各ジャンルの達人達から聞いたメモは、ここでご紹介していけたら良いなぁ。


 

コメント(13)

コメント画像

私もこの連休最終日の朝、タイムプラス動画をE-M10で撮影しましたよ!これからの撮影は寒さとレンズ結露との戦いですね。(笑)タイムプラス動画 http://youtu.be/9dFkCFpL5f8

「機能使いこなし&撮影のコツ的なノート」!それをぜひ紙媒体にしてください。電子書籍じゃダメです(+_+)同時に複数ページを見られないからw

コメント画像

E-M1のファームウェアをアップデートしてライブコンポジットを楽しんでいます。バッテリーを長く持たせるコツなどありましたらお教え下さい。

コメント画像

ライブコンポジットもまだ使ったことないです…今度チャレンジしてみます。今は紅葉狩りに忙しくて(笑)ようやく東京近辺も見頃を迎え始めましたね。写真は松戸の本土寺です。ちなみに以前の写真はお察しのとおり袋田の滝です、今更ですが。

寒い場所でバッテリーを長く持たせるコツとしては、できるだけ新しい、充電したてのものを使うこと。直前まで体温程度で保温しておくことが有効です。

細かいテクニックとしては、液晶表示を一番暗くしておいたり、バックライトをOFFにしておくのも良いですね。あとはバッテリグリップや、外部給電するのも良いです。

あ、OM-Dシリーズはなぜか、液晶のバックライトがOFFにできないので、次期機種からはバックライトをOFFにできるようにして欲しいですね。(星撮りの時バックライトが消せないと、複数台で撮るときにまぶしい)

ライブコンポジットのシャッター速度の範囲が、早い方も、遅い方ももっと設定できる範囲が広くなると表現できるものが増えるので嬉しいですね。

>コッコッコッコッ、コケッコ♪ さま
出来たらいいですねぇ(^^)同時に複数ページを見られる紙ならではの魅力、私も同感です!!電子書籍ならではの用途や好みと紙ならではとありますね。

>夢八分 さま
芦ノ湖で雲海が見られるのですね!!ここなら私も気軽に行けそうです(^^)早起きはハードル高いですが・・・。タイムラプス面白いですよね♪

>アケルナル さま
添付の写真、すっごく綺麗ですね!!見てみたい景色です。ライブコンポジットお楽しみいただきありがとうございます。コツは聞いてないんですよねぇ。あったらまたの機会に触れますね♪

>ふぐ さま
ありがとうございます!やはり袋田でしたか(^^)いいなぁ。本土寺の紅葉、鮮やかで綺麗ですねぇ。写真を楽しんでいる様子を伺うと嬉しいですね、刺激受けます。

>だいとしぃ さま
いろいろアドバイスありがとうございます!!(^^)/いいですねー。読者の皆様同士でお友達のように楽しく盛り上がってくださるのは歓迎です。
機材を使いこんでいらっしゃるのが伝わってきました。感謝です!!