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沖縄・池間島 漁師親子の海人(いんしゃ)日記

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ハブクラゲの毒

2007年08月24日 11:00 テーマ [ 魚の話 ]

みなさん、ハブクラゲを聞いたことがありますか?
沖縄の海に生息する猛毒を持ったクラゲです。船長の子供の頃は毒クラゲと呼ばれていたんだけど、20ー30年前ぐらいからハブクラゲと呼ばれるようになりました。

ハブクラゲは、ノドや胸など内臓の近くを刺されると、意識不明に陥る危険があるほどの猛毒を持っています。しかも、刺された箇所は4、5年の間黒い傷跡のまま残ります。ハブクラゲの大きさは、大きくてもせいぜい大き目の湯のみ茶碗の直径ぐらい。毒のある足は輪ゴムほどの細さなのに、そんなにすごい毒を持っているなんて驚きます。
危険なハブクラゲですが、この毒を一度吐き出した後は、しばらくは毒を作れないんですよ。ですから船長たち海人は素潜り漁などでハブクラゲを見かけたら、棒やモリで毒のある足をつついて毒を吐き出させます。毒を吐き出した後は、50cmもある足がしゅるしゅるしゅると渦を巻いて縮みます。そうなれば、もう安心です。

万が一刺されたらお医者さんは「酢をかけなさい」と指導しています。でも海に酢なんて持っていかないでしょ?
海人たちは刺された箇所に油をかけます。これはクリーム、日焼け止め、植物油、機械油、何でもいいの。そして燃えるものに火をつけて患部を「痛い!」と感じるまであぶります。これで、ハブクラゲの毒が体内に入ることを防ぎます。水ぶくれができますが、この中に毒が入っているんですよ。
少々手荒な治療法ですが、これも沖縄海人たちの知恵ですね。管理されたビーチには酢を用意しているところが多いので、みなさんはこれを利用してくださいね。

ビーチに設置された酢箱。刺されないように注意してくださいね


コメント(1)

すごい看板ですね!!こちらでは見かけることすらないと思いますが酢が毒に利くとは初耳でした。

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