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オーロラ

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Vol.12 オーロラの楽しみ方

2010年03月17日 11:00


オーロラ撮影に興味を持った方へ、アドバイスと僕の撮影スタイルを紹介しよう。


オーロラを見るならひとりがよい。何もない荒野であれば、なおのことよい。ことばで表せない体験があなたを包む。ISO500、シャッター速度30秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye

初めてオーロラを見に行くならば、絶対にツアーに参加するべきだ。
カナダならユーコンかイエローナイフ、米国アラスカ州、北欧などが一般的で、市街地に宿泊し夜10時ころから観測地に移動するというのが基本スタイル。最適の場所で、知識のあるガイドが付いてくれるので、ビギナーにとっては心強い。

難を言えば、オーロラの状態に関係なくツアー終了時間にはホテルに戻らなくてはならないこと。「もっと撮影していたい!」と我が儘を言っても、単独行動は許されない。


雪原の中で見たオーロラは、ひときわ印象的だった。香り立つような輝きを、ISO500、シャッター速度15秒で収めた。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD

ツアーに参加してオーロラ撮影にはまってしまったら、個人旅行にチャレンジしよう。
ネットを検索すれば、オーロラ鑑賞を売りにしたロッジやB&Bの紹介ページを捜すことができる。自分のペースで、納得するまで撮影できるのが最大のメリットだ。


冬のオーロラ撮影は、幹線道路から離れられない。普段は何気なく通り過ぎてしまう鉄橋も、オーロラと合わせると最高の被写体になった。ISO250、シャッター速度15秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD

しかし宿泊する場所を決めてしまうと、何が起きてもそこを離れられなくなってしまう。例えば、曇り空など天気が悪かったら一巻の終わり、どうすることもできない。

僕のスタイルは宿泊地を決めずに、3日間くらいのスパンで太陽風の活動状況と天気予報をチェックしながら、より可能性の高い場所に移動する。 400kmくらいの移動もいとわない。

宿泊できる施設があればそこをベースに行動するが、なければ車中泊になるのでシェラフとストーブ、食料は必需品だ。


しかし冬のオーロラ撮影は、ちょいと厳しい。寒さは当然として、車の故障やスタックなどのリスクがある。単独行動をするということは、自らがリスクを背負うということ。それを理解して、様々なシーンを想定して準備をする。無責任に勧められないが、オーロラ撮影を優先したらこんなスタイルになってしまった。

その分、オーロラに出会えた時の感動は、一層深いものになる。

地球と太陽の関係が成立してから数十億年間、変わることなくオーロラは出続けてきた。我々の先輩も同じオーロラの輝きに魅せられ、畏敬を抱き、語り継いできた。時は流れ、カメラを手にオーロラを見上げる自分がいる。

雄大な自然の中に身を置き、彼らが見たのと同じ(ような)環境で見ることを、強く勧めたい。時空を超え、オーロラを共有できる瞬間だ。


深夜、道の真ん中に停車してオーロラ撮影。端に寄せ過ぎるとスタックして動けなくなってしまうので要注意だ。ISO400、15秒、左上にオーロラが見える。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD

オーロラシーズンもそろそろ終盤を迎え、今回で【Earth Color】も最終回。
最後にこの冬撮影した写真を中心に、「LiFE* with PhotoCinema 3」でフォトムービーを作ってみた。

「LiFE* with PhotoCinema 3 - OLYMPUS PEN 特別版 -」の無償ダウンロードを実施中なのでお試しあれ!『OLYMPUS PEN 特別版』による作例動画も見ることができる。
≫ OLYMPUS PEN × PhotoCinema Project





Vol.10 行ってきましたオーロラ撮影ツアー!(その1)

2010年03月03日 11:00

ユーコンの大自然を堪能!

このブログを通じて募集していた、極北のカナダ・ユーコンオーロラ撮影会。いったいどんな旅だったのか? 2回に分けて報告する。

ユーコン準州の街や道の位置関係がひと目でわかる簡略化地図はこちら
※クリックでウィンドウが開きます。


バンクーバーから小型機で2時間、ユーコン準州の州都ホワイトホースに到着する。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

成田空港を19時のAC004便で発つと、冬季オリンピックで盛り上がるバンクーバーには同日10時に到着。さらに目的地ユーコン準州の州都ホワイトホースへは、国内線に乗り換え約2時間、14時過ぎには到着する。
旅の予定は4泊5日、到着した晩からオーロラ撮影のチャンスがやってくる!

マーシュ湖畔にあるインオンザレイクロッジまでは、約50kmほど。ロッジに向かう前に、市内のマーケットに寄り食料品などの買い出しを行う。ロッジの場所は大自然のど真ん中、コンビニなどはない!


今回宿泊したマーシュ湖畔に経つインオンザレイクロッジ、本館はログハウスのお洒落な外観を持つ。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0


ロッジに宿泊していた仲間が集まり、防寒具を着込んでオーロラ撮影に挑む!
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

インオンザレイクロッジは食事ができる本館と、森に囲まれた4棟のコテージからなる。コテージは自炊設備も整っているので、自分の家で暮らすように極北の生活が堪能できる。もちろん今回は、コテージに宿泊した。

真冬のユーコン・・・気になる温度だが、幸いなことにマイナス15度前後と暖か(?)な日が続いている。東京でこんな温度になれば大変なことになるが、空気が乾燥しているせいか、厳しい寒さとは感じないから不思議だ。


チェックインの後、周辺を自由に散策。
夕食の後、一旦部屋に戻り撮影準備を整え、23時に集合し暖かな室内でオーロラの話しで盛り上がりながらタイミングを待つ。0時過ぎ、北の空に兆候が現れ凍ったマーシュ湖の上に移動を開始する。空には満天の星、どんなオーロラが現れるのか期待が高まっていく。

暫くすると北の空が、淡いグリーンに輝き始める。見上げるような激しいオーロラは出なかったが、オーロラの状態に応じて設定やアングルを変えて夢中で撮影を続ける。途中で休憩を入れながら、結局4時過ぎまで撮影が続いた。


極寒の中、凍った湖上にでてオーロラ撮影。残念ながら遠方に現れただけで、激しいオーロラは撮影できなかった。ISO800、30秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

翌日は朝9時にロッジを発ち世界遺産クルアニ国立公園への観光フライトへ。カナダ最高峰のローガン山(5,959m)を中心に、世界最大規模の氷河が創り出す絶景を堪能する。


世界遺産になっているクルアニ国立公園への観光フライトは圧巻。高度3,000m、氷河の奥に標高5,959m、幻の山ローガン山が現れた。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

ローガン山は広大な氷河に囲まれているため、平地から見ることはできない。また太平洋から入り込んだ湿った空気が山塊にぶつかり雲になり、その姿を現すことは滅多にない。ローガン山が、幻の山といわれる所以だ。

さらに天候が安定しない季節、入念に天候をチェックしてフライトは決行された。4人乗りの小型機は明るみだした飛行場を離陸し1時間ほどでクルアニ国立公園に到達、朝日に映える氷河の中を漂うように進んでいく。


クルアニ国立公園は世界最大の氷河地帯、幾つもの氷河がぶつかり大きな流れを作る。カスカウルシュ氷河上空で。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD


自炊設備が整ったコテージを貸し切り、極北の生活を堪能できる。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

正面には、赤く照らされたローガン山が見えている。シーズンに10日とない最高の天候に恵まれ、まるで夢の中にいるような不思議な時間を満喫した。

2日目の夜、次第に曇が増え始め、厚い雲が夜空を覆う。前日と同じように遠方にかすかなオーロラが現れたが、日本を発ってからノンストップで遊び続けたため疲れが溜まっている。
好転が望めないと判断し、早めの就寝となった。




Vol.09 雪と氷の3,900kmドライブ(その2)

2010年02月10日 11:00

ホワイトホースへ帰ろう!


ツンドラの荒野。微妙な色彩の優しいオーロラが現れた。ISO800、60秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 11-22mm F2.8-3.5

引き寄せられるように到着したツクトヤクツクは、人口1,000人の小さな町。住民の殆どがイヌイットで、大規模な油田開発や東西冷戦のレーダー基地などで発展した町だ。

この時期、11時過ぎに明るくなり15時には暗くなる、太陽は全く顔を出さない。薄暗い町を走りながら、宿泊施設を探すがなかなか見つけられない。観光客が来ない冬期は閉まっているのだが、頼み込んでB&B(家族経営などの小規模な宿泊施設)を開けてもらい、どうにか一夜の宿を手に入れることができた。帰国便は8日後、日程にはまだまだ余裕がある。

夜、オーロラは厚い雲に阻まれ現れず、風が強くなり何度も目が覚める。窓の外は地吹雪で真っ白、嫌な予感が徐々に高まっていく。朝を迎えても状況は変わらず、アイスロードが通行止めになっていることを知らされる。
「帰れない」

この日は大晦日。夕方には天候が回復し、新年を迎えると銃やクラクションなど音が出る物が一斉に鳴り始め、スノーモービルが町中を走り回る。新年を迎える光景は、どの国も同じようなものだ。
暫くすると待ちに待ったオーロラが現れ、小高い丘に登り極北のオーロラを堪能。しかし、数時間後にはまたブリザードで真っ白な世界に逆戻りした。

元旦は、一日中ブリザードが吹き荒れ部屋の中に缶詰。翌朝も天候は変わらず、「帰国便に間に合わないのでは・・・」と焦りが募る。こんな気持ちを察してか、隣の住人が昼食に招待してくれ、ベルーガやカリブーなどのイヌイット料理を頂いた。

午後遅くブリザードが去り、夜空いっぱいにダイナミックなオーロラが現れた。しかし直ぐにアイスロード開通とはならない。まず町の除雪作業を優先、数台の除雪車は朝からフル稼動している。町の中を歩いていると「明日の朝にはアイスロードが開通するから心配するな」と人々が声を掛けてくれる。


ツクトヤクツクを代表する1931年建設のカソリック教会とオーロラ。ISO200、4秒、F2.0、お気に入りのZUIKO DIGITAL ED 14-35mmで撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD


「さぁ帰ろう」整備されたアイスロードを走り始めると、西の空が次第に明るくなっていく。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

ツクトヤクツク最後の晩、またしても素晴らしいオーロラが現れた。町の最北まで移動して撮影を始めるが、冷たい風が雪を巻き上げ極北の寒さが襲いかかってくる。撮影を終えて引きあげる時、アイスロード周辺では幾つもの光が行き来している。夜を徹して除雪作業が行われている。

残り時間は3日間、ここまでは時間を掛け小刻みに来たが、帰りは制限時間付きで一気にホワイトホースへ、1400kmのロングドライブだ。


翌朝、オープンと同時に一番乗りでアイスロードに入り、除雪作業中の中を進む。特に吹きだまりには注意が必要で、不用意に突っ込むとスタックして動けなくなってしまう。それでも緊張感は往路には及ばない。知っているということの安心感が心強い。

イヌビックで給油、デンプスターハイウェイで峠を越えユーコンに戻り、日が変わる頃イーグルプレインズに到着し一安心。
夕食の準備をしていると、かすかな光が立ち上っている。

「オーロラが来る」


アイスロードで出会った犬ぞりの一行はツクトヤクツクに向かう。シンプルな交通手段だが、故障のない確実な手段だ。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD


寒さの余り、雪の中に屈み込んだ。小動物が見上げるとオーロラはこんな感じに見えるのだろう。ISO800、20秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 14-35mm F2.0 SWD

静かで優しいオーロラが、夜空に大きな橋をつくる。ふかふかの雪の中に腰を下ろし、オーロラを見あげる。吹きさらしにいるより、雪に埋もれている方が暖かい。

結局、寒さに耐えきれず撮影を切り上げた、仮眠の準備を続ける間もウインドウの外にはオーロラがゆらゆらと揺らめいている。


朝、サイドミラーに映った真っ赤な朝焼けで目が覚めた。久しぶりに見る輝きに、気力が漲ってくる。給油を済ませ、また走り始める。残り850km、焦らず慎重な運転を心掛ける。

目一杯走り、疲れたら仮眠を繰り返し、翌朝には無事にホワイトホースに帰着。どうにか帰国便には間に合った。

ある程度の悪天候は計算していたが、最後の一週間は天気予報と睨めっこで大いに緊張感を味わった。


目が覚めるような鮮やかさ。この3時間後には、夕焼けを撮影しているから面白い。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

極北カナダの厳しさとそこで生きる人々の暖かさ、美しいオーロラ、野生のカリブーと価値ある貴重な旅になった。少々無謀なドライブではあったが、変わりゆく地球の色を自分の目に焼き付けることができた。



Vol.07 オーロラ撮影時に役立つ小物と小技の話し

2010年01月06日 11:00

12月20日から一足先にユーコンへ。オーロラ撮影を続けながら移動を続け、各地で印象的なオーロラに巡り会っている。
夜間のオーロラ撮影では、氷点下-20℃に達することは珍しいことではない。風が吹けば体感温度はさらに低下する。そんな条件でも、何日間か過ごすと体が順応してくるから人体はすごい。 とはいえ、一番厄介なのは不自由な手先。暗い上に凍えているため、作業はままならない。そこで、今回はオーロラ撮影に役立つ・・・いや、必携の小物の話しだ。


月明かりで照らされた凍った川にでて、上空に現れた穏やかなオーロラをE-P2で撮影。設定はISO800、F4.0、15秒、最新機種のパフォーマンスを実感した一枚だ。
RAWで撮影してOLYMPUS Studio 2で現像した。

E-P2ZUIKO DIGITAL ED 9-18mm F4.0-5.6

まず一番重要なバッテリー、カメラが冷え切ってしまうとバッテリー交換のサイクルは必然的に早くなる。対策として、僕はプロテクターカバーをカメラに装着している。使っているのは、エツミの「デジタル プロテクターカバー2」という製品、保温性のある素材を使用しバッテリーがあるグリップ部分にポケットがあるので、カイロを入れ保温することができる。
本来は手を保温するためのポケットだが、撮影中グリップを握り続けていることはあり得ないのでリモートケーブルがあると便利だ。

カイロポケットが付いたプロテクターカバーは、長時間のオーロラ撮影に効果を発揮するが、透明の窓部分が硬化することと、操作がしづらいのがネックだ。
雲台への取り付け時。バッテリーカバー開閉の邪魔にならないようにマウントをずらして取り付けると後々便利だ。

それでもバッテリー交換の必要性は防げない。カメラを雲台に固定する時、バッテリーカバーが開閉できるように取り付けるだけでも、交換時のストレスはかなり回避できる。撮影環境やスタイルによっても異なるが、予備バッテリーは多めに持参したい。

バッテリーの次に重要なのがメディア。今まで紛失やクラッシュの可能性を考慮して4MBのコンパクトフラッシュカードを小分けにして使用してきた。しかし気が付いたら、十数枚を常に持ち歩いていた。

今回からはRAW+JPG撮影に切り替えることもあり、頻繁にカードを交換する必要性が高まった。
そこでE-3用にサンディスクのコンパクトフラッシュ「エクストリーム プロ」の32GB、E-P2用にSDカード「エクストリーム」の32GBを用意した。

大容量で低温や湿気対策が万全なサンディスク製エクストリーム プロ 32GB、今まで使用してきた4GBだとなんと8枚分!これで安心して撮影に集中できる。

超高速の読みとり/書込みに加え、特に厳しい撮影環境での作動と湿気や湿度に対する対応が強化されている。一回の撮影でも安心の大容量、使用環境が-25℃〜85℃とオーロラ撮影にはもってこいのメディアといえる。今回体感温度-43℃での撮影を体験したが、変わらぬスムーズな書き込みを実証してくれた。お気に入りのE-3と合わせ、タフな使用環境で欠かせないアイテムになった。

人差し指と中指が自由に使える便利なアクシーズクイン製の2WAYフィンガースルーミトングローブ、-20℃まで対応の牛革製がお気に入りだ。
防寒用の衣類はツアー参加者にはレンタルがあるが、グローブは自分のものを用意したい。特に凍える手での手作業が多くなるので、防寒性とサイズが合っていることは当然のこと、使いやすさが大切だ。 僕が使っているのは、アクシーズクインの「2WAY FINGER THROUGH MITTEN PRO」という-20℃まで対応している製品。
アウターは撥水加工された牛革のミトンタイプ、インナーグローブは防風フリース製で単体での使用も可能、人差し指と中指、親指の第一関節部分の切れ込みから指を出すことができる。

このグローブが優れているポイントは、ミトンの人差し指部分に付いている止水ファスナー。開けると指が出せるので、オーバーグローブを外すことなくカメラの設定変更などの作業が確実に行える。

部分的にナイロンを使用した-15℃まで対応の軽量モデルもあるが、しなやかさと保温性を考えると、オーロラ撮影には牛革製のPROがお薦めだ。

最後に撮影が終わったときの注意をひとつ。

外気で冷え切った機材を、暖かな室内に持ち込んだらたちまち結露してしまう。
大きめのジップロックやドライバッグに入れ、温度がなじんだら取り出すようにすれば、結露を防ぐことができる。

ジップロックも利用できるが、防水対策が万全なドライバッグならば耐久性もあり使い回しも可能だ。様々なタイプがアウトドアスポーツ専門店で購入できる。



Vol.06 失敗を恐れずどんどん撮影すべし!

2009年12月24日 11:00

ブレークアップの瞬間。天空が裂け、眩いばかりの光が降り注ぐ。 大自然が繰り広げるスペクタルショーの前では、余程冷静な人間でない限り、引き込まれてしまい写真を撮り続けることは難しい。

頭上に広がるブレークアップで、眩いばかりの光が広がる。この光景には恐怖感さえ感じる。ISO320、15秒で撮影。E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

事前情報を頭に叩き込んでいても、初めてのオーロラ撮影は戸惑うことが多い。ヘッドライト頼みの真っ暗闇、そして耐え難い寒さ。冬の撮影ならば-10℃は当たり前、時には-40℃になる可能性もある。 寒さ対策は次回に持ち越すとして、まず暗闇でも自分のカメラを自在に操作できる練習をする。通常撮影のように手に持った状態ではなくて、三脚に装着した状態で思い通りの操作ができることが重要。手の中では慣れで難なく操作できても、三脚装着状態では微妙に感覚が異なる。

やっと撮影した貴重なオーロラ写真は、再生してチェックする。その結果を2枚目以降に生かすプロセスは、前回までに触れてきた。
この時、失敗作でも決して消去してはならない。メモリー容量に限りがあるのでついつい消してしまいたくなるのだが・・・。

オリンパスEシリーズ、ペンシリーズとも、撮影時に「仕上がり」や「シャープネス」「コントラスト」「彩度」「階調」などを設定できる。E-30以降のモデルなら、アートフィルターでオーロラを撮影しても楽しい表現ができるだろう。

撮影時にはガッカリした失敗作も、落ち着いて見直すと違う認識が生まれることがある。ホワイトホース市街地の灯りで赤く色付いた雲が邪魔したが、変わった雰囲気の写真になった。
E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

ところが、撮影の現場で細かな操作は難しい。いちいち結果を細かく確認していたのでは時間の無駄。オーロラはどれくらいの時間出ているのか分からないのだから、撮影に集中するべきだ。
こんな時には、オリンパスが提供している画像ソフト「OLYMPUS Master 2」、或いは別途購入する「OLYMPUS Studio 2」(両者の違いは、写真のセレクト機能とRAW現像機能の充実度の差)の純正ソフトが便利。
RAWで撮影しておけば、後から設定の変更や(E-3以外ならば)アートフィルター加工を加えることができるのだ。

OLYMPUS Studio 2で甦ったオーロラ。目視では確認できなかった空を覆うグリーンや上端の紫が浮かび上がった。

ISO200、15秒で撮影したが失敗。確認後、ISO感度を上げて撮影を続けた。
E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

E-3がそのまま出すJPG画像には大変満足していたので、今まで僕はJPG(画質はラージスーパーファイン)のみで撮影してきた。E-3の画像は対応していないが、対応機種で撮影した画像をアートフィルターで遊んでみたいので、今後はRAW+JPG(JPGはパソコンでの確認やブログで簡単に使いたい時用)で撮影して「OLYMPUS Studio 2」で現像することに決めた。

「OLYMPUS Master 2」「OLYMPUS Studio 2」で補正すれば、失敗作でもそれなりに見栄えを整えることができる。画質は若干落ちたとしても、ゼロではない。何より貴重なオーロラ写真、0か1(0.5でも)ならば僕は後者を選ぶ。

OLYMPUS Studio 2で加工すると、複雑な形のオーロラと微妙なグラデーション浮かび上がり、撮影時の感動が甦ってきた。

繊細なオーロラをISO200、15秒で撮影したが、真っ暗で何が何だか分からない写真になってしまった。
E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

20日からは一足先にオーロラ撮影のためユーコンへ向かう。E-P1で撮影したオーロラ写真や、バッテリーの消耗、記録メディア、撮影時に知っておきたい小技をユーコン現地からレポートする。


定点撮影で、ISO設定を変えて画像比較をしながら約50分間に86カットを撮影、それを繋ぎ合わせオーロラの動きを再現した。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye


Vol.05 ひと味違ったオーロラ写真

2009年12月16日 11:00

天空が割れるような激しいオーロラを、ブレークアップという。しかし、この壮大な天空ショーには、なかなかお目に掛かれないのが現実だ。今回は、静かに控えめなオーロラを、キラリと光るオーロラ写真にする撮影テクニックの話をお届けする。

まずオーロラ撮影は、イメージを膨らませながらロケハンから始まる。
今回訪れるホワイトホースならばオーロラベルト(※)の南に位置するので、オーロラは北の方角に現れる。コンパスやGPSを使って大まかな方角を把握してなるべく開けた場所を捜す。次に三脚を立てメインで使用するレンズを装着、こうして明るいうちに全体の構図を大まかにチェックする。

レンズのピントは無限大に合わせて、テープで固定すれば撮影中にずれる心配がない。
距離目盛りが付いているレンズならば∞のマークに合わせるのだが、意外とこの範囲がアバウトなので一度風景を試し撮りで確認することを薦める。

※オーロラベルトとは?
地磁気極を中心に地球の両極にドーナツ状にオーロラは現れ、その位置は地磁気緯度で65〜70度になる。


北極圏という言葉に駆り立てられるように、頻繁にユーコンを目指す。フラッシュをたいて、北極圏のモニュメントを浮かび上がらせた。撮影の定番、ISO200、F2.8、15秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

この時、漠然とオーロラだけを写しても、何の面白みもない。山や針葉樹のシルエットなど風景を写し込めばオーロラのスケールが表現できる。また、街路灯や建物の窓灯りなど、アイデア次第では面白い演出ができる。

森の中から立ち上がるように現れたオーロラ。ISO400、F3.5、60秒で撮影。
(E-510/ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye
スプルースの森の中、灯りがついたティピーを入れアクセントにした。ISO400、F3.5、60秒で撮影。
(E-510/ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye

今回宿泊するインオンザレイクは、マーシュ湖畔の北側に位置している。湖は凍っているので、湖上に出て撮影すればロッジの灯りが良いアクセントになる。
何本かのレンズを使用するならば、同じように予備レンズもテーピングしておく。

E-30、E-620、E-P1、E-P2には電子水準器が付いているので、撮影中でも簡単に水平が出せる。微妙に傾いているのは気持ちが不安定になるが、水平が必ずしも良いとは思わない。被写体の迫力が表現できれば、思い切りアングルをつけても面白い写真が撮れる。

たき火で暖をとりながらオーロラを待つと、薄い三筋のオーロラが現れた。ISO200、F3.5、3.2秒で撮影。 (E-510/ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye

写し込む対象物が近くにあれば、フラッシュを使用するのも面白い。加えて人物やテントなどを浮かび上がらせれば、臨場感を上手に演出できる。
この時、問題がひとつ。

ロケハンでレンズは無限大に合わせているので、そのままでは手前の被写体はぼけてしまう。しかし、真っ暗な中ではフォーカスを合わせるのは至難の業だ。

こんな時は、オートフォーカス設定に戻しヘッドライトを被写体に当てピントを合わせ、再びマニュアルモードに変更してピントリングをテープで固定する。特にE-3は暗所でのオートフォーカスに優れているので、この方法は有効だ。


刻々と変化するオーロラ。当然、ロケハン通りに行かないことは多々ある。そんな時の対処法も紹介しよう。

暗闇の酷寒。この環境下では、自分の行動もままならない。慌ててばかりでは仕方がないので、まずゆっくりオーロラを眺めてみよう。
そのなかで「どうしたいのか」「どんな写真が撮りたいのか」を落ち着いて考える。その為に「どんなレンズを使おうか」「こんなアングルで撮影したら面白い」と、あなたのイマジネーションを自由に働かせる。慌てる必要はない。

満月の夜、ツンドラの原野で待ったオーロラは言葉にできない。その感動を表現するために、自分のシルエットを写し込みISO800、F3.5、15秒で撮影。
(E-510/ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye

もしヘッドライトだけでは視界が限られるならば、大きめのランタンを灯して身の回りを整理するのも手だ。
但し周囲に他のカメラマンがいる場合は、点灯には注意が必要だ。これはオーロラ撮影の大切なマナー。まず一声掛けてから!

僕の場合、一人でいることを大切にしているので、初めから一人でいられる場所を選択しているが・・・。



Vol.04 オーロラ撮影に使うレンズは?

2009年12月09日 11:00

前回はISO感度設定を変えながら撮影するコツを紹介したが、今回はどんなレンズを使えば良いかの話をしよう。
夜空一杯に広がるオーロラをカメラに収めるには、画角は広い方がよい。理想を言えば、35mm判換算で20mmほどあれば、ダイナミックに切り取ることができる。それでは、オリンパスの誇るズイコーレンズ群の中から、オーロラ撮影に適したレンズをピックアップしてみよう。


頭上に迫るオーロラをISO320、シャッター速度を15秒、焦点距離14mmで撮影。ファインダーを覗きながら、臨機応変に画角を変更する柔軟さも必要だ。
E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

まず、E-3の標準ズームレンズとして汎用性の高い【ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD】(ハイグレード)は、日中は風景を撮影したままオーロラ撮影に移行できるオールラウンダー。山に入って撮影するなど機材を最小限に抑えたい時は、迷わずこのレンズを選ぶ。
加えて【ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD】(ハイグレード)と【テレコンバーターEC-20】があれば、描写と機動性を両立できる最強の組み合わせになる。


絡み合うような複雑なオーロラを、ISO200、シャッター速度10秒で撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

ED 12-60mmの登場で中途半端なポジションになった感がある【11-22mm F2.8-3.5】(ハイグレード)だが、11mm(35mm判換算22mm)F2.8の"単焦点レンズ"と考えれば魅力的な存在。焦点距離の差は僅か2mm(35mm判換算)でも、『たかが2mmされど2mm』なのだ。
ズイコーレンズ群の中、画角の広さと明るさを備えているのでオーロラ撮影必携、コストパフォーマンスの高い1本と言える。

それでも、夜空いっぱいに広がったオーロラを表現することはできない。そこで、変化球として使いたいのが【ED 8mm F3.5 Fisheye】(ハイグレード)だ。多用するとワンパ ターンになりがちなこのレンズだが、独特の世界観を表現できるお気に入りの一本だ。

ISO感度を変更しながら撮影するスタイルは、このレンズを使ってどう撮影するかの試行錯誤から生まれた。 視界の広がりを表現したい時は横位置で、頭上の空間的な広がりを表現したい時には縦位置でと、オーロラの出方やロケーションに応じてポジションを変えれば全く違う表現ができる。


ED 8mm Fisheyeを使い、ISO800、シャッター速度25秒で横位置撮影。下の弱い光は微妙な線が出ているが、上の強い光は潰れてしまった。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye


頭上に広がるオーロラの優しい光。ISO1000、シャッター速度40秒で縦位置撮影。
E-3ZUIKO DIGITAL ED 8mm F3.5 Fisheye

年末、20日から再びユーコンにオーロラ撮影に行くが、今回、是非持っていきたいのが次の2本のレンズ。

まず、明るいレンズの筆頭【ED 14-35mm F2.0 SDW】(スーパーハイグレード)は、F2.0通しなのでオーロラの出方に応じて多彩な画角変化が楽しめる魅惑の1本だ。
そして、是非チャレンジしたい【ED 7-14mm F4.0】(スーパーハイグレード)は、ズイコーレンズ群一の超広角レンズ。こいつの実力の高さは、周知の事実。少し暗いのが難と言えば難だが、小技を駆使してどんな表現ができるかが楽しみ。

合わせて【ED 9-18mm F4.0-5.6】(スタンダード)も持って行こう・・・待てよ、その前にそんなに頻繁にオーロラが出るのか?
それが一番の問題だ!





Vol.03 デジタルカメラのオーロラ撮影

2009年12月02日 11:00

今回からは、オーロラ撮影の具体例を紹介しながら、話を進めていく。

オーロラは常にその形を変え続けているので、シャッター速度が遅いとオーロラがぶれてしまう。オーロラ撮影には明るいレンズがベストとされている理由だ。
確かに明るいレンズのメリットは大きいが、個人的な意見としてはデジタル時代には決定的なデメリットにはならないと考えている。


デジカメなら誰だってオーロラ撮影は可能だ。僕はまずISO200、15秒で一枚目を撮影することが多い。
E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

デジタルカメラの最大のメリットは、ISOを自由にコントロールできること。このメリットを最大限に利用すれば、誰だって簡単にオーロラ撮影ができる。

一般的に高感度に弱いと言われるフォーザーズだって、その特性と上手に付き合っていけば良いのだ。


僕の撮影プロセスはこうだ。
撮影モードはマニュアル、シャッタースピード15秒、F値は開放に設定する。リモートケーブルがあればより良いが、必須ではない。ISOはまず200に設定し様子伺いをする。
ノイズリダクションは処理に時間が掛かるのでOFF。
仕上がりやシャープネス、コントラスト、彩度、階調は個人の好みで良いと思うが、RAWで撮影すれば、オリンパスのソフト(OLYMPUS Studio 2/OLYMPUS Master 2)で後から自由に変更できる。後でできることは後回しにして、とにかく撮影に集中する。

撮影後、画像を再生してチェックする。必要ならば5倍に拡大すると良い。
オーロラが弱くハッキリ写っていなければ、ISOを一段、更に一段と変えながら撮影していく。


設定はISO320、F4.0、15秒で撮影。オーロラにメリハリを付けたければ、彩度をあげると記憶に近い色になる。
E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

ISO400、F2.8、15秒で撮影。オーロラの強さが刻々と変化する中で、やや弱い周期の撮影だった。こんな時はISOを一段上げるようにしている。
E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

E-3の場合、状況に応じてISOを250-320-400と変え、ISO400辺りをひとつのラインにしている。ISO400を越えると、撮影条件によってはノイズが目立つようになるが、僕はISO800までは躊躇なく使っている。限られたチャンスをものにするには、ノイズにこだわるよりも、まずカメラに収めることが最優先だ。


ISO800、F3.2、15秒で撮影。ISO800になると星も映し込めるので、良いアクセントになっている。
E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

但し、高感度での長時間撮影はノイズが極端に目立つようになるので注意したい。
数日間の撮影日程ならば、初日にピクセルマッピングを行うことを薦める。

※ピクセルマッピングとは──
撮影素子の画素に欠損が生じた際の補完など、CCDと画像処理機能のチェックと調整を同時に行う機能。カメラのメニューから設定できる(未対応機種もあり)。


ISO1000、F2.8、15秒で撮影。ピクセルマッピングを事前に行っていれば、もう少しノイズは押さえられただろう。 E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

ISO3200、F2.8、15秒で撮影。ISO3200ではノイズがかなり目立つ反面、優しい輝きが表現できている。
E-3ZUIKO DIGITAL 12-60mm F2.8-4.0 SWD

愛機E-3は、オリンパスの現行ラインナップでは一番古いモデルになってしまった。
後に登場した、E-30、E-620、E-P1/E-P2は高感度特性が向上しているので、限界はもっと高くなっている。この冬、是非E-P1でオーロラ撮影をしてみたい。

今回はオーロラの強さとISOの関係を見て頂くために、シャッタースピード15秒の写真をピックアップした。オーロラが強ければ、10秒、8秒とシャッタースピードを速くすれば良い。

現像所でポジを受け取り開封するまでの緊張感、ライトボックスで対面した時の興奮・・・
もう過去のものだ。



Vol.01 宇宙からのメッセージ「オーロラ」を撮る!

2009年11月18日 11:00


E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

こんにちは。フォトライターの小貝哲夫です。12回の予定で【Earth Color】というキーワードで、オーロラを中心に僕が惚れ込んだユーコンの大自然の話しをしていきます。

ある夏、僕はカナダ・ユーコン準州クルアニ国立公園の氷河にいた。ここに2泊して南下、ユーコン鉄道でホワイトホースに戻る予定だった。ところが、天候悪化で氷河の上で足止めを食っていた。


カナダ最高峰のローガン山を抱くクルアニ氷河で足止めを食った結果、素晴らしい出会いに恵まれた。

2日目、3日目と天候は回復せず、帰国予定の日にも下山することはできなかった。

4日目。カナダ最高峰のローガン山は真っ赤に染まり、天候の回復を予感させた。
「やっと下山できそうだ」、安心して寝袋に入った。


深夜。
「凄い、オーロラが出ている!」という仲間の声で目が覚めた。カメラを抱えてテントから飛び出した。夜空に青白く輝くカーテンがなびいている。
ローガン山に掛かるオーロラ。初めてのオーロラ撮影は、惨敗。撮影の要領を得ないまま、静かにオーロラは消えていった。

「これがオーロラだ」
慌てて三脚を立て撮影を始めるが、ドタバタしている間に光は静かに消えていった。
8月の氷河、初めてのオーロラ体験。

無事帰国し、画像をパソコンに取り込んでチェックした。氷河の写真はセンサーに付いたゴミだらけ、オーロラも納得いく写真は一枚もなかった。惨敗だ。


あの夏の夜以来、カナダの原野を歩き、自然の風景や野生動物を追いかけている。埃の中でも雨中でも、どんな環境でも安心して使えるカメラが欲しい。

紆余曲折の後、2007年11月に待望のE-3登場。防塵防滴、ボディー内手ぶれ補正、強力なダストリダクション、視野率100%・・・タフなE-3は僕が求めていた理想のカメラだった。
今、最強の相棒と共にユーコンの自然を感じ、その瞬間を収めることが僕の最大の興味になっている。
グリズリーやカリブー、ハクトウワシなどの野生動物も豊富に生息している。彼ら野生動物の世界に、僕がお邪魔している感覚がたまらなく嬉しい!E-3ZUIKO DIGITAL ED 300mm F2.8
オーロラは、遠く1億5千万km離れた太陽からのメッセージだ。
しかし、そこに行けば必ず出現するとは限らない。渡航の計画を立て、現地に向かう。イメージを想像しながら場所を決める。そして、夜が訪れるのを静かに待つ。太陽風の強弱にも影響されるし、天候が悪ければ観測もできない。
でも、こんなプロセスがあるからオーロラの撮影は面白い。感動は一層深いものになる。

E-3で撮影したオーロラは、生涯忘れ得ない感動的なものだった。
E-3ZUIKO DIGITAL 11-22mm F2.8-3.5

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