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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第1章

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2008年09月09日

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Vol.05 地球を感じる火の島・アイスランド

2008年09月09日 11:00 テーマ [ ]

北極圏近くに位置するアイスランドのレイキャヴィックはクルーズの寄港地としても人気を集めています。
同じ緯度に位置するフィンランドやスウェーデンと比べて冬の気温もそれほど下がりません。これはアイスランド自体が生きる火山島であることも一因で、且つ島を囲むように暖流が流れていることが影響しています。この火山島という特徴を活かし、お茶を沸かすにも、暖を取るにも地熱による豊富な温泉が活用されています。

アイスランド観光の代名詞ともなっているブルーラグーンという温泉施設がありますが、その温泉のすぐ脇に隣接する発電所からの温排水を家庭に送ることで、暖房に使用しているというわけです。(アイスランドの発電の約99%以上は、水力と地熱等クリーンエネルギーで賄っています。電力の約15%は地熱発電によるものです)。
石油資源を使うことが少ないため、レイキャヴィックは「空気のきれいな街」としても世界にその名を馳せています。このような取り組みで、将来的に化石燃料を全く使わない社会の実現を目指しているそうです。地球に優しい環境への取組み。同じ火山を持つ島国である経済大国の日本が人口30万人の小国・アイスランドに学ぶことも多いようです。


レイキャヴィックの街並み(E-410 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

広大な溶岩大地の中に位置する露天風呂・ブルーラグーン(E-410 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

レイキャヴィックのシンボル・ハトルグリムスキルキャ教会(E-410 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

アイスランドは大西洋中央海嶺とホットスポットの真上に位置しているため、海洋プレートの生成が地上で見られる珍しい島です。
レイキャヴィックから車で約2時間、「ギャゥ」と呼ばれる地球の裂け目は恐竜が闊歩しそうな地球の創世記のような風景です。ブルーラグーンと並んでアイスランドのもうひとつの代名詞・ゲイシール(間欠泉)では数分おきに地中から吹き上げてくる温水に地球の息吹を感じます。
氷河から流れ出た河水が幅70メートル、高さ10〜15メートルから落下し、豪快な飛沫を上げる滝・グトルフォスには地球のスケールを感じ、圧倒されます。ゲイシール、グトルフォスと同じくゴールデンサークルと呼ばれる場所に位置するシンクヴェトリル国立公園。ここには遡ること1000年以上前、世界で初めて民主議会が開かれた場所が存在します。それは人間の祖先が生まれたアフリカでもなく、文化が花開いたヨーロッパでもなく、民主主義を掲げるアメリカでもなく、周りを海に囲まれたアイスランドだったのです。
1969年、アームストロングは人類史上初の月面への第一歩を記しました。その月面擬似体験を行った場所が地球上でどこよりも月面に似ていたアイスランドの一部でした。ここはアイスランド人にとっても、地球人である我々にとっても「宇宙に触れ、地球を感じる神聖な場所」なのです。


間欠泉を意味する英語にも転用されたゲイシール(E-410 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

氷河から溶け出した水が河を形成する(E-410 / ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0

プレートの裂け目に清水が流れる地球の割れ目・ギャゥ(E-410 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

岩壁が連なるギャゥは毎年2センチ広がるという(E-410 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5

Vol.06 極北の氷の大地・グリーンランド編に続く...


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