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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第1章

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2008年09月24日

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Vol.07 茫漠たる原野・ヨルダン

2008年09月24日 11:00 テーマ [ ]

ヨルダンの玄関港は最南端に位置する港町・アカバです。
日本からの世界一周や地球一周クルーズでは中東寄港の際にお馴染みの人気港です。
日本から地球をぐるりと回るとき、時差や航路の関係上、基本的に西回りとなりますので、インド洋から紅海を経て、アカバ湾へと進み、その後スエズ運河へと向かいます。


名前の由来には諸説があるが、紅海自体は青く澄んだキレイな海 (E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

アカバ湾に沈む太陽。旅をリアルに実感するひととき (E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

アカバ入港を歓迎してくれた軍楽隊の方 (E-3 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

Vol.05でアイスランドにあるギャゥと呼ばれる地球の裂け目の話をしましたが、この紅海も実は地球の裂け目であり、地溝帯に海水が溜まった場所です。そしてアカバ湾は世界的なダイビングのメッカ。8年前の話になりますが、友人の写真家がアカバ湾を航く客船上から、船と並んで泳ぐイルカたちを撮影しました。
その水の透明度と水面にゆらめくイルカの写真にとても魅せられたことを鮮明に覚えています。
エジプト、イスラエルとサウジアラビアの間に位置するアカバは海上交通の要所であり、現在は一大リゾート地としてもその名を馳せています。そんな魅力的な一面を持った街ですが、ここを訪れる人の大半の目的地は内陸に位置するワディラム砂漠やペトラ遺跡となります。


高い山が点在する赤い砂漠・ワディラムの地 (E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0

遊牧民・ベドウィンの交通手段は今も昔もラクダたち (E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

ヨルダンの観光スポットベスト3にも入るワディラム砂漠とペトラ遺跡ですが、世界的にも有名になったのはそれぞれ映画の舞台となったことが理由でしょう。ワディラム砂漠は「アラビアのロレンス」の舞台となりました。この映画のタイトルを見ると「月の砂漠」をいつも連想してしまいます。実際のワディラムは赤い岩砂漠、語源は高い谷や月の谷からきています。遊牧民・ベドヴィンたちが暮らすようなテントに泊まって、いつか砂漠に広がる満点の星空や夜空に浮かぶ月を見たいなぁと思っています。一方、ペトラ遺跡は「インディー・ジョーンズ/最後の聖戦」に聖杯の隠された場所として登場しました。ボクも「シク」という細長い岩の谷を抜け、大きな岩山の間か初めて姿を現した宝仏殿「エル・ハズネ」を目にしたときはまるで映画のワンシーンの中にいるような錯覚を覚え、感動しました。ペトラ遺跡は柔らかい岩を削って作られているように、ギリシャ語の「岩」が語源となっています。


映画「インディー・ジョーンズ/最後の聖戦」で一躍有名になったペトラ遺跡の宝仏殿 「エル・ハズネ」 (E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0

「エル・ハズネ」は地下1階、地上2階で構築されている。写真はその内部 (E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F4.0

お土産屋さんで売られている岩や砂を使った記念品 (E-3 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

今から2300年も前にこれだけの彫刻品とも呼べる巨大な神殿を作った人々がいたという事実に驚きます。
最盛期のペトラの街では奴隷を一切使わず、人々が互いに助け合う調和の世界が築かれていたことが、ギリシャの記録に残っています。これを示す具体的な証として、岩肌に刻まれた「平和」という文字が発見されたそうです。
私たちが住むこの地球を「調和」や「平和」に溢れた「和」の世界として後世にも繋げていきたいものです。

Vol.08 カリブ海の孤高・キューバ編に続く...


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