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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第1章

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2008年09月30日

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Vol.08 カリブ海の孤高・キューバ

2008年09月30日 11:00 テーマ [ ]

アーネスト・ヘミングウェイがこよなく愛した街・ハバナ。高校生のとき、「老人と海」を手にしたボクは残念ながらその深みをあまり理解できませんでした。
それから20年近く経過し、少しだけその世界を感じられるようになった気がします。
旧市街を眺める丘に立ち、客船が入港してくるのを待っていたとき、近くに教会があるのか2人のシスターが同じように街並みを眺めていました。ほんの一瞬、物語の中の時代に紛れ込んだような異世界を感じました。


古き良き時代が色濃く残るオールド・ハバナの市街地にて (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

オールド・ハバナの街並みを望む (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

ボクが訪れたのは3年前の2005年。この年、大型ハリケーン「カトリーナ」がアメリカ南東部を襲いました。ハリケーンの通り道であるハバナですが、この訪問時にも大型のハリケーンに遭遇し、街中はバケツの水をひっくり返したような光景になりました。宿泊地から一歩も出られない状況の中、外国人観光客の空港までの送迎に政府の水陸両用車が出動する騒ぎとなりました。
しかし、数日後には街は何もなかったかのように、日々繰り返される日常風景に戻っていたことにこの国の結束力と対応力の強さを印象付けられました。


2005年10月ハリケーン「ウィルマ」がハバナの街を襲った (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

キューバといえば、キューバンダンスや音楽、北京オリンピックでも日本代表の前に立ちはだかった野球など有名なものは数多くありますが、近年注目されているのが都市農業。
日本の政令指定都市・名古屋に匹敵する200万の人々が暮らす首都・ハバナには街のいたるところで、大小8000もの農場、菜園が存在しています。官庁街なども例外ではありません。
ハバナの人々は、野菜や果物に関して100%という驚くべき数字での自給自足を、しかも有機農業で実現しているそうです。


有機農業で収穫した果物。市民の胃袋は街中で満たすのが、キューバの流儀 (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

農場で働くおじさんは片時も葉巻を口から離さない、Mr.ダンディ (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

東京都心やボクの住む横浜を歩くとき、戸建の家やマンションの庭に畑があったらいいのに、といつも思います。かくいう我が家も小さなベランダにトマトやハーブの鉢植えを置く程度なので、徒歩や輪タク(バイクに人用の荷台をつけた乗り物タクシー)でハバナの街を散策したとき、そういった豊かな暮らしぶりを目のあたりにして、改めてそういう気持ちを強く持ちました。
エコな社会を、持続可能な社会をと、よく耳にしますが、日本のような先進国がカリブの小さな国に学ぶことも多いような気がします。


カフェでの憩いの時間がゆっくりと流れるキューバンサルサ (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

キューバを代表するお酒、ハバナ・クラブ (E-300 / ZUIKO DIGITAL14-54mm F2.8-3.5

Vol.09 ケルトとギネスの街・ダブリン(アイルランド)編に続く...


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