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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第2章


Vol.06 楽園・フィジーの無人島を訪れる

2009年02月17日 11:00 テーマ [ ]


椰子の木越しに星の降る夜。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

世の中には名前というものが存在します。時に人間が付けた名前が機能しない瞬間(とき)もあります。ボクらが訪れた名もなき島。実際、地図上では名前があるはずですが、仲間の一人が島を指差してこう言いました。

「イグアナ島!!」

フィジーの島にイグアナは生息していないのですが、その島のカタチ自体が地面を這うイグアナの姿にとても似ているのでした。

沖に停泊した「フライング・カーペット号」で夕食を済ませるとキャプテン・アンドリューが島への上陸をコールしました。空は晴れ渡り、太陽は西へ傾き、夜はすぐそこまでやってきています。
砂浜をつたった先にはぽこりとした岩のかたまりのような島。夕陽の中、シルエットが変化するその島影を眺めていると数匹の山羊が現れました。
山羊に気付かれないように写真を撮りながら追いかけているうちに、いつしか日暮れ時がやってきて真っ赤な太陽が水平線へと沈んでいきました。


山羊は振り返った後、茂みに去っていった。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

誰かが飾ったような古い椰子の実。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

その後、山羊と落陽の撮影に集中した熱を覚ますため、シャツを脱ぎ捨て、砂浜から海へと飛び込みました。
頭の中がすぅーと冷やされてくる感覚を味わっていた、そのとき!今度は逆にさぁーと血の気が引いていくのが分かりました。ポケットに入れたコンパクトデジタルカメラμ1030SWを思い出したのです。
水中10m防水、対衝撃・対荷重に優れたこのカメラは文字通りボクのポケットカメラです。


海に落としても平気なのですが、波打ち際、しかも海中は砂浜ではなく、岩がゴロゴロ転がっており、同時に夜の闇が近づいてくる時間帯。慌てて飛び込んだ辺りをゴソゴソ探してみるものの、皆目検討がつきません。
ボクの慌てぶりに気付いた仲間たちが海に入り、水中眼鏡を持ってきて潜り、一緒に探してくれました。
時間だけが刻々と過ぎていき、半ば諦め、明朝探すことにしました。

落胆しながらトボトボと椰子の木の下に行き、自分の荷物を見てみると、なんとその上にμ1030がぽつんと乗っています。またもや慌てふためいたボクは海からあがってくる仲間たちに頭を砂に擦り付けながら平謝り。
それでもみんなは「見付かって良かった、良かった。」と取り立てて気にすることもなく、厭味のひとつを言うでもなく、焚き火にあたりにいきました。何でもない些細なことのようですが、ピンチのときこそヒトの素性が垣間見えるのだと有難く、また肝に銘じた出来事となりました。



そこにはボクらだけの島時間が流れていた。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

コメント(2)

海辺での焚き火、素敵ですね。星空もきれいです。
旅先でカメラを無くすとさぞかしショックでしょう。
でもあって良かったですね。

カメラが見つかってよかったです。
ただ岩がゴロゴロのところに飛び込んだので
頭をぶつけなくて良かったとも。
カメラも大事ですが、体も大事です。
コメントありがとうございました。

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