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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第2章


Vol.11 孤島ツバルをゆく (3) 〜ツバルの現在(いま)〜

2009年03月24日 11:00 テーマ [ ]


テプカ島の侵食エリアを訪れた。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

「沈みゆく国」の代名詞となっている「ツバル」という国。今回のフィジー〜ツバル縦断2000キロのセーリングに参加した目的のひとつに地球温暖化の矢面に晒されているというこの地を訪れることにありました。移動手段は飛行機でもなく、貨客船でもなく、学生時代、練習に明け暮れた自然の力である風を利用したヨットという乗り物でした。自分にとって未踏の地は未知の世界。島を目にしたとき、旅慣れてきたせいか久しく忘れていた心の高鳴りを覚えました。

今まで訪れてきた南洋の島々と同様、ツバルも太陽の光に溢れ、人々は心優しく、とてものどかな雰囲気です。その美しさに心奪われた滞在時間でしたが、島独自の問題点や地球温暖化の影とも呼ばれる光景に遭遇した数日間でもありました。ツバル滞在中にケン・ロウズの知人であるツバルオーバビューの遠藤さんをナビゲーターに迎え、ラグーンを形成するテプカ島まで「フライング・カーペット号」で行き、島内を案内していただきました。この島は外洋の波に晒され、侵食の激しく進むエリアです。


島を縦断する道の両脇のいたるところがゴミの山。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD
写真家であり、ツバルの専門家でもある遠藤さんにツバルの現状を詳しく聞くことができたことは、今回の旅の目的意義をより深めることにつながりました。

はにかむ子供たちは島の親善大使。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

南北に細長くのびたフォンガファレ島を自転車でまわっているとき、島を縦断する一本道の脇に捨てられたゴミの数々がとても目につきました。一本道の北側の終着地には点在している量をはるかに凌ぐゴミの山が存在しました。そこは政府公認のゴミ捨て場なのですが、処理しないまま穴を掘っては埋め、積み重なったゴミには火をつけるという方法を取るため、悪臭や汚染に対してあまりにも無防備なのです。徐々に近代化が進みつつある島にあって、ゴミ処理方法は最大の問題であるといえるでしょう。南の島々は面積も限られており、その処分方法に対処する術を未だ持っていません。現在の島の状況は極端に言えば、地球の縮図を表しているのかもしれません。


限りある「地球」というボクたちの住処。子供たちに未来を託すだけでは大人の務めとはいえないでしょう。20世紀を生きたボクたち人間は少し生き急いできたのかもしれません。足早に去っていくのが流行の特徴ですが、昨今のブームの中、継続すべきは「エコ」という名の活動。個人が、企業が、社会がいっせいに取り組む現在、それを活かさない手はないでしょう。


循環する生命=大切な命の源。
E-3 / ZUIKO DIGITAL ED 12-60mm F2.8-4.0 SWD

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