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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第3章 父子で旅する夏の南米・南極


Vol.10 楽園・南極「氷の世界」

2009年09月30日 11:00 テーマ [ ]


様々な自然現象によって形成される氷の芸術。
E-3/ ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

「南極」と聞けば、誰もが「氷の世界」をイメージすると思います。2004年に初めて南極の地を訪れたとき、想像以上の氷の世界が目の前に広がっていました。時期は今回の2月とは異なり、12月上旬でした。ドレーク海峡を越え、早朝にたどり着いたかの地は、まさに水面が流氷に覆われた氷の海でした。船の周りに広がった氷の面積があまりにも大きく、このままでは氷に閉じ込められてしまうということで、その海域からはすぐにUターンして別のポイントに行きました。後にも先にもあたり一面に氷の海が広がったのはボクの経験ではこのときだけです。そのときの白く輝いた海面の光景は今でもボクの中の「氷の世界」として脳裏に焼き付いています。   

極地の氷を海から拾い上げ、ウイスキーのオンザロックにすることが、クルーズによってはひとつの話題になることがあります。氷の中には太古の時代の空気が含まれていてグラスを傾けると、プチプチと音を立てるらしいです。ボクは残念ながら実際にその音を聞いたことがまだありません。以前のクルーズで「南極の氷をオンザロックで飲もう!」というイベントがあったのですが、会場に行ったときには時すでに遅し。南極の氷に酔った船客たちは、なんだかとてもいい雰囲気で気持ち良さそうにしていました。


透き通った氷の中に閉じ込められた空気はいつの時代のものか。
E-3/ ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

氷山の上に降って落ちてきたような氷の塊とペンギン。
E-3/ ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD+ZUIKO DIGITAL 1.4x Teleconverter EC-14 + ZUIKO DIGITAL 2x Teleconverter EC-20

アラスカなどのクルーズでもそういう氷を味見する機会があるかもしれませんが、どちらにせよ「時空間を超える」という言葉の響きだけでボクは酔っ払ってしまいそうです。

海にただ浮かんでいるだけのように見える流氷ですが、海面上に出ているのは総体積の6分の1ほど。あとの6分の5は水面下で別の小さな流氷や海水によって削られていきます。だんだん削られて海面下の氷が小さくなっていくといきなり轟音とともに氷がひっくり返ったりします。ある時、客船の上から流氷群を眺めつつ、ちょっと上に乗れたら面白いなぁ、などと妄想に耽っていました。そういうときに限って、目の前に浮かんでいた大きな氷があっという間に上下逆さまになるのです。自然の力を見くびると大変なことになるな、と少し恐怖の念を覚えました。    

氷といえば、世界中の淡水の90%が氷のカタチで南極に存在するということをご存じでしょうか。南極の大自然は地球規模、いや地球そのものであると口にしても過言ではないかもしれません。

氷山や流氷の合間を縫うように走るゾディアック。
E-30 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II

[記事中、E-30使用写真は池田正作撮影。その他E-SYSTEM使用写真は水本俊也撮影。]

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