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E-SYSTEMで世界の旅を届ける 地球クルーズ 第3章 父子で旅する夏の南米・南極


Vol.11 楽園・南極に感じる地球温暖化

2009年10月07日 11:00 テーマ [ ]


南極半島の天候は雨の割合が増している。
E-3/ ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

前章で取り上げたツバル同様、ここ南極も地球温暖化といえば真っ先にでてくる名前です。ボクたちの地球は46億年という果てしないような年齢を重ねてきました。でもその年齢でさえ、果てしないというわけでも、限りないというわけでもありません。

平面に見える地球も実は丸い球体です。少しずつ円孤を描く大地が球体を形作る不思議。人間の存在ほど小さいものはないと認識させられます。それでもボクたち人間自体がこの地球上の自然に対して脅威となっています。その事実はかつてないほど現実味を増しているのではないでしょうか。
前回お話したように「これだけ広い地球上の淡水の90%が南極に集中している。」その事実ひとつをとっても、南極ほど地球環境に直結している場所はないかもしれません。 


地表を覆うコケの分布地域も広がっている。
E-30 / ZUIKO DIGITAL 14-54mm F2.8-3.5 II

赤と緑のスノーアルジー(氷雪藻)に佇むペンギン。
E-3/ ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

しかし、実際に南極を訪れてみて、地球温暖化の顕著なかけらを探すことは難しいでしょう。南極観測隊のようにデータを積み上げ、観測の歴史を作り上げていっている人々は、前例のない地球温暖化への対策に実直に取り組んでいます。ボクたち短期のツーリストができることはなんでしょうか?漠然とした言葉ですが、「地球を感じること、南極を知ること」だと思います。実際にどんな豊富な言葉でさえ、写真や映像でさえ、経験に勝る指針はありません。そういう意味で今回父・正作と南極を訪れることができたことは本当に貴重な経験となりました。ボクたち30代世代が伝えていく大切さもありますが、70代を数えた経験豊かな世代の人々が伝えていく事実には重みが存在すると思います。希望ある子供たちの長い長い今後の人生が幸福であるためにも。

南極を「美しい場所」という一言だけで終わらせるのではなく、「継承される場所」として紡いでいきたいと思っています。経験に勝る写真力というのは積み重ね以外には身につきません。一人の写真家にできることには限りがあるかもしれませんが、「一枚の写真」が繋いでいく未来はきっと存在するでしょう。

溶けることは自然なこと。重要なのはその割合。
E-3/ ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 SWD

[記事中、E-30使用写真は池田正作撮影。その他E-SYSTEM使用写真は水本俊也撮影。]

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