カメラアイコンUser Interview(ユーザーインタビュー)

私の撮影を受け止めて
しっかりと撮影意図に同調してくれるOM SYSTEM

本郷 英幸

本郷 英幸
水中写真家

旅先でのダイビングからOM SYSTEMに出会った本郷さん。コンパクトデジタルカメラから一眼レフ、ミラーレスへと移り変わりながら、現在ではOM-D E-M1Mark IIIを愛機に水中世界を見つめ続ける。そんな本郷さんに、なぜOMを使い続けているのかを聞いた。
OM SYSTEM アンバサダー。

2022年3月公開

いつも私のそばにはOM SYSTEMのカメラがある

本郷さんにとっての水中写真とOM SYSTEMのカメラの関係はどのようなものですか?

【本郷】 眼前に拡がる海底の色彩。水の中で被写体と対峙する。外界と遮断されて、全ての思考が目の前の色と形に集約されていく。幾千時間以上を圧縮空気の必要なこの場所で過ごしてきました。非日常の場所のはずなのですが、もう一つの私の世界とも、自然に感じている自分がいることに気がつきます。そんな私の水中活動の間、片時も離れることなく、いつも私のそばにはOM SYSTEMのカメラがあります。

OM SYSTEMとの出会いは旅先でのダイビングから

本郷さんがOM SYSTEMのカメラと出会ったきっかけは?

【本郷】 十年以上も前、旅先でたまたま出会ったダイビングから、私の写真は始まりました。水の中の不思議な色や形に強い衝撃を受けました。最初はほんの記録用にと、コンパクトデジタルカメラで水中スナップ的に無我夢中でシャッターを押していたのを覚えています。その後も写真への傾倒は停滞することもなく、自然な流れで一眼レフへ、そして技術の発展と共にミラーレスへと。国内、海外各地の海へ足繁く通いました。南の島の豊かな色彩や生き物の姿、動物だけでなく植物の美しさも際立つ温帯の海、北の氷の下では透過する光の美しさに心打たれました。それぞれに異なる豊かな色彩には飽きることがありません。少しでも写真にそれを再現できればと、歴代の愛機たちと対話を重ねながら、自身の絵を追求していきました。特にミラーレスシステムに切り替えてからは、絵作りの楽しさにも拍車がかかり、気がつけば今の表現へと至っていました。

小型軽量のOM SYSTEMは水中撮影にも有効

使っている機種とその良いところは何ですか?

【本郷】 OM SYSTEMの小型軽量なカメラシステムは、水の影響を常に受ける水中下でも、機動性確保に有効です。優良な防塵防滴機構は携行に安心感を与えてくれます。些細な気がかりの重なりが重大なトラブルに発展することもある水中世界では、こういったシステムのサポートは重要だと思っています。ミラーレスシステムの電子ビューファインダーのもたらす直感的な撮像の確認は、色彩の際を突き詰めていくのに役立ちます。スローシャッターを用いることの多い私の撮影スタイルでは、強力な手ブレ補正の恩恵あってこそ成り立っているとも感じています。また、専ら小さな世界を描き出す私の撮影では、OM SYSTEMのマクロレンズ群との相性も極めて良好です。
ファインダー越しに水中世界を見つめ続けていくと、間にあるはずの水の色を飛び越えて、その先のやさしい色や光の世界を直接感じている様な気持ちになることがあります。五感の延長上にカメラがあり、私自身もまた、カメラからたくさんの情報をもらう様な感覚、自分+カメラで繋がって感じている様なイメージ。そして、その先に見える絵の中には、たくさんの小さな生き物たちの暮らし、巡る輪廻、織りなす物語、見るたびに違う表情が、多様、多彩に広がっています。ゾーンとでも言うのでしょうか、そんな、とりどりな色の欠片とシンクロする瞬間を逃さずにシャッターを切り、刹那の邂逅を新しい絵に具象化していきます。
今の愛機、OM-D E-M1 Mark Ⅲは、そんな私の撮影を受け止めて、しっかりと撮影意図に同調してくれています。まだ見たこともない海の色が世界中にはたくさん拡がっています。
これからも、頼りになる相棒と共に、魅せられてやまない海色に逢いに、今日もまた出掛けて行きたいです。

これからも海の中で自身の色世界を追いかけていきたい

今後撮っていきたいもの、チャレンジしたいことは何ですか?

【本郷】 これからも海の中で自身の色世界を追いかけていきます。潜る・撮る・開放感...水中は私の好きなことがたくさん詰まった最高のフィールドです。北から南へ、そして世界中の水中シーンでたくさんの色との出会いを写真に表現していきたいと思います。

作品の解説

奥に拡がるサンゴ類の色とどりな様子がマクロレンズを通すと不思議な色世界になりました。ファインダーを覗いてみるまでこんな色に見えると分からなかったのを覚えています。うれしいサプライズと合わせた美しい色模様との出会いでした。

カメラ: OM-D E-M1 Mark III
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
絞り:F3.2
シャッター速度:1/25
ISO感度:200

イソギンチャクに共生するクマノミとエビの子供。まるで遊んでいるのかの様に、乗ったり降りたりと元気に泳いでいました。微笑ましい2匹の光景を捉えたいと思いながら、時間を忘れてシャッターを押していました。

カメラ: OM-D E-M1 Mark III
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
絞り:F3.5
シャッター速度:1/80
ISO感度:400

下地のサンゴのベースは薄い茶色なのですが、水の中にできる影の色を活かしてきれいな水色に表現してみました。サンゴのポリプが雪の結晶の様に見えてきます。カンザシヤドカリの触覚がピンと立つ瞬間を捉えて撮影してみました。

カメラ: OM-D E-M1 Mark III
レンズ: M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro
絞り:F3.2
シャッター速度:1/25
ISO感度:500

ありがとうございました。

本郷 英幸

本郷 英幸(ほんごう ひでゆき)
水中写真家

独学で水中写真を学びながら、雑誌やWEBサイト、カタログ等に作品が採用される。個展等多数開催。普段はInstagram、Facebookにて活動。
OM SYSTEM アンバサダー。

Instagram:https://www.instagram.com/hideyukihongo
Facebook:https://www.facebook.com/phhongo
Official Home Page:https://www.phh.photography/

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