オリンパス 花火フォトコンテスト 結果発表

2018年は応募点数1473点でしたが今年は2700点と増えました。スマートフォンでたまたま撮れたピンボケの写真から何年も通い試行錯誤して撮れた渾身の一枚までたくさんの応募作品を拝見し嬉しく思いました。
賞を選ぶときの選定の基準は露出、色、背景、構図、ピント、タイミング、ブレのバランスを見ます。またブレていたり露出オーバーであっても今までの常識を覆すような魅力溢れる写真であれば選ばれる可能性もあります。総合部門では合成写真の応募が可能です。
合成写真で写真を切り貼りするならば誰かの真似やごまかすために使用するのではなく合成だからこそ出来る表現方法を見出して頂きたいです。「合成写真です」と堂々と言える作品を、今までに無い一歩前進させた写真の世界を見せて下さい。
賞に選ばれる写真点数は限られています。賞に選ばれなかったとしても自分の理想の形があるならば撮り続け発表し続けて頂きたいと思います。

審査員:金武 武

合成なし部門賞賞品:OM-D E-M1 Mark II 12-40mm PROキット

花火師さんからのおもてなし

「花火師さんからのおもてなし」

ニックネーム:花火大好き人

講評:低空で51か所から噴き出す噴出花火は四色に変化し、クロスさせるトラの尾、緑と橙の打ち星、隙間に花雷、中間層と上空では銀芯入りの彩色牡丹かまたは彩色時差式が調度良いバランスで打ち揚がり美しい色合いで再現できています。また左右の低空に開く小型の彩色牡丹花火がアクセントになっていてより一層豪華さに花を添えています。
この場に居たカメラマン達はラッキーだったと思います。また桟敷席で見ているお客さん達はさぞかし幸せな体験が出来ただろうと想像ができます。
アスペクト比がパソコンのモニター一杯に表示できるように調整され見応えある構図に仕上がっています。露出はどの花火も適正露出で表現されていて撮影時にハーフNDフィルターを使用したのかまたは後処理でソフトで調整したのかと思います。素晴らしい花火と撮影テクニックとソフトを上手く使えれば合成写真でなくても美しい花火の写真が仕上がると証明してくれた作品です。
実は同じ花火を同じタイミングで撮った写真が数枚応募されていました。どれも見事な写真でしたが露出、色、タイミング、構図等々のホンの僅かなバランスの良さが目に留まりこの写真を選びました。

総合部門賞賞品:JTB旅行券 3万円分

夢想華

「夢想華」

ニックネーム:オリジャノ

講評:一見水面に映った花火と人物を撮った写真かと思いましたが良く見れば上下で違う花火が映写されています。縦位置で撮ったスターマインにシルエットの人物を合成した写真でしょうか。シルエットの人物は服装から女の子をイメージさせ、手を伸ばした先に傘を持ったポーズは動きと可愛らしさを感じます。女の子の位置は画面の中心ではなく少しだけ右に寄せ女の子の進行方向に空間が空いているためウキウキと楽しそうに歩きながら進んでいくように感じます。上側の花火は色鮮やかな玉を右上から左斜め下に配置され女の子とのバランスが素晴らしいです。良く考えているなと感心しました。花火の露出、タイミング、WBなども最適です。
デジタル写真では合成というテクニックを誰でも使用できます。多くの人は失敗した写真を補うために使ったり下手な撮影技術をごまかすために使っている事が多いでしょう。しかしこの写真は合成だからこそできる新たな世界にチャレンジしています。
また合成はやり過ぎると違和感を感じますがこの写真は全てが程よいバランスで組み合わさりいつまでも見ていられる写真です。作者のセンスの良さを感じました。

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