新製品 M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 開発者インタビュー!
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究極の超望遠性能を追求して開発したハイスペックなPROレンズ、
「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」がついに
2021年1月22日(金)発売しました!
今回は、レンズ開発者である村山さんに直撃インタビューを行いました。
開発者だからこそ分かる「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」のこだわりポイントや凄さについてご紹介いたします!
M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO 仮予約はこちら

この度、小型軽量で手持ち撮影できるレンズの中でも、
高解像な描写力性能、さらに被写体を大きく写すことができる1000mm相当※1の性能を兼ね備えた「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」が発売となりました。

今までになかった新次元のレンズですね。この新レンズについてもっと教えてください!

わかりました。それでは詳しくご紹介いたします。
まず機動性についてです。どんな撮影シーンにおいても、撮影チャンスを多くするには、
「躊躇なく持ち出せる・手持ちで撮影できるサイズ・重量」が重要と考えています。
このレンズは大口径超望遠ズームレンズながらE-M1Xと組み合わせたときの重量は
システムで約3kgとフルサイズの半分となっていますので、持ち運びや手持ち撮影で負担とならず快適な撮影ができると思います。

半分の重量ってすごいです…。せっかく良い機材を持っていても持ち出さなければ意味がないですもんね。
これならむしろ積極的に撮影に出かけたくなります!
ということで本日は実機を用意していただきました。村山さん、持ってみても良いですか?

ぜひ持ってみてください。
うわ軽い!見た目以上に軽いです!
三脚座込みで1,875gと聞きましたが本当に軽いですね。

ここはかなりこだわりましたからね。
このレンズは
開発当初からE-M1Xとの組み合わせで3kgを下回ることを目標としてきました。

たしか三脚座込みで2㎏は超えるだろうという話を聞いていました。相当苦労されたんじゃないですか?

部品重量を常に管理して減らすことや、剛性、強度が高く比重の軽い材料を使ったり、さらに前の方にある径の大きいレンズを極力後ろに下げて小さく軽くするなどの積み重ねで、
レンズ単体で2㎏以下の重量を達成しました。
スイッチがすごくたくさんついていますね。
フォーカスリミットの切り替えや手ぶれ補正ON・OFFなどの操作ができます。右側には
内蔵テレコンの切り替えレバーが付いてますよ。
切り換え直後からすぐに撮影状態に移れるように
切り換え中のブラックアウトはなくピントは切り替え前の位置に合うようになっていますので被写体を見失うことがありません。切り替え後は撮影前に再度ピント合わせをしてください。

これなら
ファインダーで被写体を確認しながらスムーズに切り替えができます!

他にも
三脚座を手で支えた状態でのズームリングも滑りにくく快適に操作できることが分かると思います。
手持ちで撮影するときは指2本で回すことも多いため、
『滑りにくさ』にとにかくこだわりました。
操作性とデザイン性を両立させるために、施作の途中で何度もゴムの形状を変更するなど試行錯誤した結果、最後は納得できるものに仕上がりました。
レンズを持っている状態でフォーカスリング、ズームリング、L-Fnボタンの操作をしてみていただけますか?
指が自然に届くことが分かると思います。
小さい手を基準にして位置を決めていますので、
どなたでも快適に操作できると思います。
レンズの持ち方や操作部の位置にも開発者の意志が込められてるんですね。とても勉強になりました。
望遠性能について教えていただけますか?
35mm判換算で300~1000mm相当の幅広い望遠域をカバーできるため、遠くにいる被写体を大きく写せるだけではなく、
撮影意図にあわせて焦点距離を調整し、狙った構図で撮ることができます。

300mm相当※1だとカワセミが小さいですが、1000mm相当※1まで望遠にするとかなり大きくなってきましたね。

また2倍テレコンバーターMC-20を組み合わせることで
最大2000mm相当※1の超望遠撮影を手持ちで楽しむことができます。

さすが2000mm相当※1!カワセミが画面からはみ出しそうなくらいアップになりましたよ!夢のようなレンズですね。

かつてない望遠性能により、今まであきらめていた遠くの鳥も撮影被写体になります。さらに
最短撮影距離も1.3mと短いので撮影の幅を広げることができると考えています。

こんなに超望遠のレンズだと撮影時の「ぶれ」が心配ですよね?

オリンパスの特長の一つ、
強力な手ぶれ補正をこのレンズにも採用しております。小型軽量で手持ち撮影が可能なレンズでも、ぶれてしまっては意味がありません。

オリンパスの手ぶれ補正はみなさんにもかなり好評いただいてますよね。

今回も強力な5軸シンクロ手ぶれ補正により、
最大で8段補正という超望遠レンズとして世界最強の補正能力となっています。皆様の高画質な写真撮影に役立つと考えております。

超望遠レンズなのに最大8段補正、こんなレンズ他にないんじゃないですか!?

我々もこの
手ぶれ補正性能は唯一無二だと自負しております。
こちらはレンズ構成とMTF曲線です。
4枚のスーパーEDレンズを含む18群28枚のレンズ構成により、
ズーム全域で色にじみやフレアを抑えた優れた解像力を実現しています。
右側にあるのがMTF曲線ですが、左側の画面中心から右側の周面まで解像性能がほとんど下がっていないことが分かるかと思います。

300mm PROにもひけを取らない高解像レンズなのがわかりますね!

このレンズは超望遠でありながら
最短撮影距離がズーム全域で1.3m、最大撮影倍率が0.57倍なんです。こちらの蝶のような小さな被写体でも大きく写すことが出来ます。

最短撮影距離が短いと、
野鳥や昆虫など被写体が自分のところに寄って来たときもそのまま撮影ができて便利ですね!
防塵・防滴・-10℃耐低温性能も備えております。

防塵防滴もオリンパスの特長の1つですよね。オリンパスの防塵防滴性能は撮影するときの安心感が違います。

さらに
炎天下でもレンズの温度上昇を抑えて、安定した光学性能を発揮する白色の遮熱塗装を新規に採用しています。
また最前面のレンズには
フッ素コーティングを新たに採用し、汚れをふき取りやすくするなど耐環境性能を引き上げています。
メンテナンスもしやすいですね!

本日は発表されたばかりの150-400mmPROのお話を聞けて非常に楽しかったです。
オリンパスのレンズは超望遠なのに小型軽量で、手ぶれ補正もすごくて、防塵防滴で、様々な撮影シーンにも対応できそうですね!

写りも、もちろん最高ですよ。
我々はこれからも様々なレンズを開発・発表していきます。ぜひ楽しみにしていてください。

これからも楽しみですね。本日はレンズ開発の村山さんにお越しいただきました。村山さんありがとうございました。
ありがとうございました。
※1:35mm判換算
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