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新製品 「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」 開発者インタビュー!

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高解像と美しいボケを両立した小型軽量・高性能な単焦点レンズ「 M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO 」が発表になりました。

このレンズは自然な遠近感が得られる40mm相当(※)の画角を生かし、風景やポートレート、スナップなど幅広いシーンで多彩な撮影を可能にする単焦点レンズです。

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そこで今回はこのレンズの開発担当者である細谷氏に直撃インタビューを行い、開発担当者だからこそ伝えたいこのレンズの魅力についてご紹介いたします。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」 ご予約はこちら



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先日発表した新ブランド「OM SYSTEM」を冠した最初の製品
「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」が発表いたしました。
このレンズを一言で表現するとどんなレンズなんですか?



写真 はい。
こちらのレンズは Theスナップレンズ と考えています。
その魅力をこちらの3点からご紹介させてください。
『ボケがすごく美しいんです』
『40mm相当(※)の絶妙な画角』
『この1本で撮影に出かけたくなる!』


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ではまず『ボケがすごく美しいんです』からご紹介いただけますか?



魅力①『ボケがすごく美しいんです』



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まずは作例をご覧ください。
こちらは私が撮影したのですが、非常にボケがきれいな写真を撮影することが可能になります。


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F1.2シリーズもそうですが、『にじむボケ』というボケ方は表現通りのにじみ感が出て
違うレンズのボケを見るとやっぱり違う!と、改めてそう感じる表現をしてくれますね。



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そうですね。
ボケを極める「M.ZUIKO PRO F1.2」シリーズの開発で培ったノウハウを生かして、
ピント面からアウトフォーカス部にかけてにじむように溶けていく“美しくにじむボケ” を実現しました。
開発フェーズでは高精度な収差測定器を用いてボケを収差レベルで測定し、球面収差曲線を最適にコントロールすることで
優れた解像力と美しいボケを高いレベルで両立しています。

と、ちょっと難しく説明してしまいましたが、
一言でいうと『にじむボケ』とは、『ボケがすっきりしていて被写体が浮き出るようなボケ方』で、そうなるように設計しています。

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『にじむボケ』はボケがすっきりしていて、被写体が浮き出てくるような写真になりますね。

では続いて『40mm相当(※)の絶妙な画角』をご紹介いただけますか。



魅力②『40mm相当(※)の絶妙な画角』



写真 今回焦点距離を50mm相当(※)ではなく、あえて40mm相当(※)にしています。
下の表を見ていただきますとご理解いただけると思いますが、
人間が目を振らずに意識できるのはだいたい40~60度の範囲と言われています。
これを当社レンズで表現すると34 mm相当(※)の写真は人間の目より広い範囲が写ったように感じます。
逆に50mm相当(※)の写真だと人間の目で見るよりちょっと狭い範囲と感じると思います。
これらに対して40 mm相当(※)は見たものをそのままの範囲で撮影できるちょうどいい画角になります。

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写真 確かにそうかもしれませんね。
例えば50mm相当(※)は被写体にフォーカスして撮影するときは非常に優れた表現をしてくれてとても好きなレンズなんですが
被写体によってはちょっと狭く感じることがあります。
これは画角なので引いても広くならないので、見たままの風景を切り取りたいときには少し難しく感じる時があります。
そういう場合はこの40mm相当(※)だとちょうどいい画角で撮影できますね。



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そうですね。
40mm相当(※)の方が、撮影領域が広く使いやすい面があります。
ぜひ皆さんも試して比べてみていただきたいですね。


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では最後に『この1本で撮影に出かけたくなる!』をご紹介いただけますか。



魅力③『この1本で撮影に出かけたくなる!』



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このレンズの最大の魅力はやっぱり小型軽量です。
持ち歩きやすい大きさ、軽さになるようにこだわりました。

レンズ単体の体積・重量は『M.ZUIKO DIGITAL ED 25mm F1.2 PRO』と比べて60%を実現しています。

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写真 やっぱりスナップって
その街や景色のある場所でカメラとレンズをずっと持って感じた時に撮影する
ということが一番大切な撮影技法だと思うんです。
見て感じて撮るためにはカメラとレンズをずっと持っていなければいけないので、
このサイズ感だと疲れにくく撮影に集中できますね。



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そうですね。
このサイズだと撮影していても、レンズを振り回す感じがしません。
というか より手に収まる感じがする と思います。


写真 はい。わかります。
この絶妙なサイズですよね。ちょうどスナップで撮影するにも。
あとデザインがいいですよね。かっこいい。
主張しすぎないですけれど、今日はこのレンズを付けているんだと
撮影者に感じさせてくれるデザインでありサイズですね。



写真 ホントそうですね。
主観になっちゃいますが、サイズを気にしすぎて小さすぎるわけではないので
レンズがこのレンズを付けているんだ!と主張してくるというか、
これから撮影するんだと撮影者に感じさせてくれる存在感を感じます。
この絶妙感って、なかなかお伝えしにくいポイントなので
ぜひこれは皆さんに触って感じていただきたいポイントです。


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さらにこのレンズには防塵・防滴・耐低温性能が搭載されているとお聞きました。



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そうなんです。
どこでも、どんな状況でもご使用いただきたいので
従来のPROレンズ同様、防塵・防滴(IPX1)・-10℃の耐低温性能が搭載されているだけでなく、
フッ素コートを採用しているので更に汚れにも強くなっています。




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フッ素コート加工は「M.ZUIKO DIGITAL ED 150-400mm F4.5 TC1.25x IS PRO」から採用されていますが、
本当に便利ですね。
撮影に出かけるとやっぱり場所は選べますが天候は選べません。
突然の雨などで汚れてしまってもさっと次の撮影に臨めますね。

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写真 少し聞きにくいことなんですけど
焦点距離が40mm相当(※)付近のレンズってたくさんありますよね。
当社にもフィルムカメラ時代に
「OM-SYSTEM ZUIKO AUTO-S 40mm F2」というレンズがありました。
他のレンズと比べたこのレンズの良さってどんなところですか?



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よく聞いてくださいました!
このレンズの良さは、これまで説明させていただいたように
『小型軽量』 『PRO画質』 『明るい』 の3点がそろっていることです。
この3点がそろっているレンズって、実はなかなかないんですよ。

それを実現したのがこのレンズ。
ボケをうたっていますが、もちろん美しいボケを実現するために合焦した箇所は高解像力を持つレンズとなっています。
そこからなだらかににじむようなボケを実現しているのが強みですね。
さらにそれらに加えて防塵・防滴・耐低温性能が搭載していることもポイントです。




写真 ありがとうございます。とてもよく理解できました。

もう1点教えてください。
レンズといえば2021年6月に「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」を発売しました。
このレンズとの違いはどういった点ですか?



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確かにこの2つのレンズは焦点距離が近いため、比較対象になることがあると思います。
その中で一番の違いは、ズームレンズか単焦点レンズか、となります。

ズームレンズのなかで「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」は
超広角から標準域までの撮影領域を実現しているのが特長です。

一方この「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」は単焦点で小型軽量、かつF1.4の明るいレンズを搭載しています。
さらにボケにこだわったレンズとなっていますので同じスナップでもだいぶ撮れる写真は違うし撮影技法も変わっていくと思います。

少し情緒的な表現になってしまいますが、「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」は
超広角から標準までのその広い撮影領域の中で、レンズが被写体の表現をいろいろと発見し撮影させてくれますが、
「M.ZUIKO DIGITAL ED 20mm F1.4 PRO」は
撮影者の想像や工夫が撮影の表現を無数に広げてくれて、それをしっかり実現してくれるレンズだと思います。


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では最後に、細谷さんはこのレンズをどんな方に使ってほしいですか?



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ワンランク上の撮影にチャレンジしてみたい方に使ってほしいです。

もちろん『にじむボケ』を楽しんでいている「M.ZUIKO PRO F1.2」をお持ちの方にも、
より機動性を実感いただきたいとも思います。


ただボケを楽しめるスナップショットレンズなので、これまでキットレンズしか使っていなかった方で
もっといい写真を撮影したいとお考えの方には撮影の楽しさをより感じていただける、
まさにワンランク上の撮影にチャレンジできるレンズだと思います。

よく写真をうまくなりたかったら単焦点で撮影した方がいい とよく聞きますが、
まさにこのレンズ1本もって撮影に出かけると、寄ったり引いたりぼかしたりと工夫次第でいろいろな表現ができます。
このレンズ1本だけもって撮影しに行っても、ちゃんとそれにこたえてくれるレンズじゃないかと思います。


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本日は開発担当者である細谷さんにお話をお聞きしました。
細谷さんありがとうございました!



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ありがとうございました!


※35 mm判換算



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