OM SYSTEM OM-1の中身に迫る
~開発者徹底フリートーク Vol.1絶対的信頼性~[前半]

新開発のデバイスと最先端のデジタル技術で新たなステージへと飛躍する「OM SYSTEM OM-1」。

本機は、唯一無二の顧客体験を提供する「OM SYSTEM」カメラのフラッグシップモデルとして、撮影者の創作意欲を掻き立て、どこへでも持ち出したくなる軽快性と撮りたいものを思い通りに撮ることができる感動を提供する一眼カメラです。

この度、開発者に聞いたOM SYSTEM OM-1の魅力や開発中の苦労話などを『OM SYSTEM OM-1の中身に迫る~開発者徹底フリートーク』として3回に分けてご紹介いたします。

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大澤さん

『OM SYSTEM OM-1の中身に迫る~開発者徹底フリートーク』1回目の今回は『Vol.1絶対的信頼性』をご紹介します。

『OM SYSTEM OM-1の絶対的信頼性』を知る3人の開発者の方に来ていただきました。
OM SYSTEM OM-1のデジタル設計、プログラム開発部分の責任者である川口さん。
OM SYSTEM OM-1の開発にかかわる様々なブロックをまとめ、開発プロジェクトを進める担当の西原さん。
OM SYSTEM OM-1のメカ設計責任者の富田さん。
皆さん今日はよろしくお願いします。

開発者一同

よろしくお願いいたします。

大澤さん

OM SYSTEM OM-1の絶対的信頼性としてこの6点と非常に盛りだくさんの内容からお話を伺います。
まずは開発の狙いを川口さんお話しいただけますか?

OM-1 絶対的信頼性|1.開発の狙い

川口さん

まず私たち開発が目指したことは『このOM SYSTEM OM-1がユーザー様にとって最高の道具になること』です。ユーザー様からお話を伺うと多くの方が『道具としての信頼性を非常に大切にされている』と私たち開発陣は感じました。 では最高の道具とは何か。このOM SYSTEM OM-1を開発するにあたり私たちは最高の道具を以下と定めました。

「どこまでも持っていけて」「最高の瞬間を逃さず」「思い通りの画が撮れる」

この開発者徹底フリートークは3回行いますが今回はこの『どこまでも持っていけて』の部分をご紹介します。

大澤さん

『どこまでも持っていけて』ですが具体的にはどのようなシーンを想定していますか?

川口さん

そうですね。砂漠の中で粉塵がすごく舞い上がるシーンや行くまでに何十時間もかかってしまう荒野での撮影、極寒の中でカメラを構えたまま一瞬を待ち続けるシーンなどです。そういった過酷な環境に持っていけて、耐えることができ、動くことができるバッテリーを含めたカメラシステムを目指しました。

大澤さん

すごい環境を想定していますね。では実際に『そういった環境で使えるかどうか』が次のテーマですね。

OM-1 絶対的信頼性|2.水辺・砂が舞う撮影シーンに強い

大澤さん

これまではIPX1対応となっていましたが本機ではIP53対応となっています。こちらは具体的にどのような違いがあるのでしょうか?

富田さん

これまでのIPX1は小雨程度の試験に耐えられる試験なのですがIP53は大雨にも耐えうる防滴性能と埃の侵入も防ぐ防塵性能の規格になっています。

大澤さん

これまでも防塵・防滴仕様でしたが、IP53対応になったということはさらに一段難しいテストを乗り越えたということですね。では実際にどのような工夫をされたのですか?

富田さん

今回はIP53に対応するということで今までの部材だと水の侵入を許してしまう可能性があった箇所に新部材を使用したり、これまでとは異なった方法で浸水を防いだりなど防滴を改善できるよう取り組みました。

大澤さん

今までの防滴性能に加えて新しい部材を含めたいろいろな工夫をすることで防滴性能をさらに強化したということですね。防塵はいかがですか?

富田さん

こちらの写真をご覧ください。

こちらは防塵試験の試験直後の写真です。タルク粉というベビーパウダーのような粉を8時間かけ続けてもカメラ内の侵入がないということを実証する試験です。
もちろんこれら以外にも砂の中でも安心してレンズ交換ができる強力なダストリダクションシステムや高耐久シャッターユニットなども従来同等以上のものを搭載しています。

大澤さん

外から水滴や埃が入らない設計だけの信頼性ではなく内部の部品に至るまで使って壊れにくくなるようにこだわって開発しているので安心してご使用いただけますね。
では『実際にそういった環境まで持っていけるかどうか』が次のテーマですね。

OM-1 絶対的信頼性|3.これだけ進化してサイズ・重量キープ

川口さん

前項でお話しした防塵・防滴性能は誤解を招く表現かもしれないのですが、極論を言ってしまうと強固な防塵・防滴性能を搭載するのはある意味簡単なんです。
外側を頑丈にして接合部分に防滴部材を入れてしっかり締めあげれば水や埃の侵入を完全に近い形で防ぐことができます。でもそれをしてしまうと大きく重くなってしまいますよね。
それをどうやってこのサイズ・重量にしたのか、が大きなポイントなんですよね、富田さん。

富田さん

はい。この点は本当に苦労いたしました。今回のIP53を単純に搭載した場合当初計算では重量がOM-D E-M1 Mark IIIより50gも重い630gになってしまうことが想定されました。これでは開発の狙いである『どこまでも持っていけて』とはならない。
そこでなんとか30g軽量化し更に600gを切る599gを重量目標として定めて軽量化に向けて試行錯誤を繰り返しました。

川口さん

大澤さん、30gというと空の牛乳パックくらいなので『それくらいなんだ』と思われるかもしれないのですが、極限まで軽量化された状態で更に30g軽量化するとなると、試合前のフライ級のボクサーが軽量後にあと5kg減らさなくてはいけないくらい大変なことなんですよ。

大澤さん

もう減らすところがない、ってところからスタートして更に減らさなくてはいけないのですね。

富田さん

そうなんです。必要な機能や強度をしっかり確保したうえでの軽量化しなくてはいけません。
そのために0.5g以上の部品全てをリスト化してそれぞれに重量の目標を貼り付け徹底的に軽量化を進めました。
ある部品はビスの接続箇所を変更し強度計算を再度し直し必要な部分だけを残すことで重量45%の削減に成功しました。
そういった部品それぞれの努力の結果必要な機能や強度をしっかり確保したうえ599gを達成することができました。

大澤さん

必要な機能や強度をしっかり確保したうえでの軽量化なので本当に大変だったんでしょうね。まさに開発者の皆さんの汗と涙と努力が生んだ軽量化なんですね。カメラは軽量化され『どこまでも持っていける』ようになりました。
では次のテーマは『どこまでも持っていけた』その場所でカメラが動くかが次のテーマですね。

Vol.1絶対的信頼性[後半]へ続く

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