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【オリンパスギャラリー東京】2019年4月19日~4月24日 中田 聡一郎 写真展

【オリンパスギャラリー東京】2019年4月19日~4月24日 中田 聡一郎 写真展

中田 聡一郎 写真展
 「乳児院から来た天使」
オリンパスギャラリー東京 期間:2019年4月19日(金)~4月24日(水)
午前11:00 〜午後7:00 木曜休館 入場無料
オリンパスギャラリー大阪 期間:2019年6月7日(金)~ 6月13日(木)
午前10:00 〜午後6:00 最終日 午後3:00 日曜・祝日休館 入場無料

【写真展案内】
 「産みたいです。命を授かったのですから」
 勇気を持って訴えましたが、役所の会議室で、生活保護では子供はつくれないのです。判っていますね、乳児院からの引き取りの話は無くなりますよ。これ以上産まないためにも卵管を縛ってもらわないと子供を引き取ることは出来ません。と何度も聞かされました。8人の職員に囲まれ何時間も説得を受け「子供を産み、働き、生活保護を抜けたいのに、だんだん日本国に対して大変な我が儘を言っているようで申し訳ない気持ちになった」と彼女は話してくれました。後日私も役所の担当者に「基本的人権に係わる問題ですよ」と伝えると「係長がちょっと、係長が判断したことですから。あれはちょっと」そんな返事が返ってきました。結局、堕胎とリングによる不妊が子供を引き取る条件となりました。
 1人目の子供が3歳になって初めて乳児院から引き取ることが出来ました。子供と暮らす。ただ普通の事がどんなに遠かったことか。待ち焦がれ望んでいたか。「ここにいつまでいていいの?」と聞く子がどれほど愛おしく、そして天使のように見えたのか。
 彼女は誰も訴えたい訳では無いのです。もうひとりの子供を乳児院から引き取り、子供達と暮らしたいのです。
 写真展では、5年の取材を基に、2人の子供が乳児院から帰り、家という物を徐々に理解する姿を追いながら、その力強さ、輝きを伝えたいと思います。

出展作品数:約50点

【作者略歴】
中田 聡一郎(なかた そういちろう)
1965年岐阜県吉城郡神岡町(現・飛騨市)に生まれる。工学院大学建築学科卒業。日本写真芸術専門学校卒業。フォト・ジャーナリスト樋口健二氏に師事。中野区役所建築課主事を経て、チクタツプロダクション・芸術新舎設立。公益社団法人日本写真協会会員。公益社団法人日本写真家協会会員。
 □写真集
 『奥飛騨の鉱山』(海拓舎)
 『飛騨の砂守』(河出書房新社)
 『星のしゃぼう』(河出書房新社)
 『風景の島JAPAN 1971-2011』(河出書房新社)
 『12月の薔薇』(芸術新舎)
 『深夜の菓子パと25時』(ムーンプレス)
 □受賞
 さがみはら写真新人奨励賞 2007 年

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