野鳥撮影に革命をもたらす!
手持ちで撮れる600mmレンズフィールドレポート Vol.2
~撮影シーンを選ばない手ぶれ補正の威力~

3.悪天候・悪条件でも安心な防塵防滴性能

「撮影シーンを選ばない」という意味では、高い防塵防滴性能も魅力。M.ZUIKO PROシリーズのM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROは、防塵防滴、耐低温設計で高い堅牢性を持つ。これは、1.4× Teleconverter MC-14も同様で、防塵防滴仕様のOM-D E-M1、E-M5 MarkIIと組み合わせれば、雨や雪の降る悪天候、水しぶきや砂煙があがるような悪条件でも、機材のトラブルを気にせず超望遠撮影を楽しめるのだ。

35mm判換算で600mm相当の撮影が可能でありながら、最大径92.5mm、全長227mm(フード収納時)、重さ1475g(三脚座含む)とコンパクトなM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROは、旅行をする際も撮影機材をコンパクトにまとめることに寄与する。三脚を持たずに出かけることができ、携行時はもちろん、山道や雪道を歩かなければならない過酷なシーンでも、高い機動力を発揮する。

内蔵の引き出し式フードも便利。フードを前方に引き出し、ねじ込んで固定する仕組みで、素早く撮影の準備ができる。収納も簡単。着脱式では、取り付けと収納のひと手間が増え、急いでいるときにイライラすることがあるが、内蔵式フードはそのようなストレスを感じることはない。深さも実用上充分で、日差しや雨を遮る効果は高い。

池で羽づくろい中のカルガモが水浴びを始めた。ときには頭から水中に潜り、水面に出ると激しく羽ばたく。水辺の撮影では水しぶきがカメラ、レンズにかかることもあり、注意が必要な場面。こんなときも防滴仕様はありがたい。

ときおり小雨がぱらつく中、獲物を捕らえたアオサギの姿を捉えた。防塵防滴性能の高いカメラ、レンズを使うと、変わりやすい天気でも安心して撮影できる。

M.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROは、開口部と可動部の計17箇所に密封シーリングが施されている。“M.ZUIKO PRO”の名に恥じない高い防塵防滴性能と堅牢性を持つレンズだ。

雨の日、林で出会ったシロハラ。下草の中を歩きまわり、ときおり立ち止まるとエサをついばんでいた。シロハラは木の下で雨にあまり濡れていないが、こちらは傘も差さずに濡れるに任せての撮影。

防塵防滴仕様のM.ZUIKO DIGITAL ED 300mm F4.0 IS PROとOM-D E-M1のコンビ。内蔵フードは長さも充分あり、多少の雨ではビクともしない。

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