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ダイナミックな鳥の姿を捉える!
OM-D E-M1 Mark II 野鳥撮影レポート

2.動く被写体を追い続ける高い連写性能

OM-D E-M1 Mark IIの連写モードには、「連写L」と「連写H」がある。「連写H」はより連写速度が速いので使いたくなるが、C-AF使用時は必ず「連写L」を選びたい。「連写H」は、1枚目にはピントが合うが、AF/AEは固定されるため、その後、連写しても動く被写体にAFが追従しない。S-AF(シングルAF)との組み合わせが望ましいモードだ。その点、「連写L」は連写中もAFが働き、動く被写体を追従するので、C-AF使用時はこちらを選択する。

さらに「連写L」には、通常の連写、低振動連写(ダイヤのマーク)、静音連写(ハートのマーク)の3つのモードがある。通常の連写はメカシャッター、低振動連写は電子先幕シャッター(シャッター速度1/320~60秒で機能、1/320秒より高速側はメカシャッターに自動切換)、静音連写は電子シャッターが使われる。連写速度は、通常の連写が最高約10コマ/秒、低振動連写が最高約8.5コマ/秒、電子シャッターが使われる静音連写では、最高約18コマ/秒まで高速化される。

一般に電子シャッターは、機械的な動作がないため、連写速度を容易に上げることができる。しかし、動く被写体を撮ると「ローリングシャッター歪み」が生じるという弱点を持つ。従来機では動く被写体が歪んで写るため、電子シャッターは動きのない被写体を無音で撮る「静音撮影」のために使うものだった。これに対してOM-D E-M1 Mark IIの電子シャッターは、撮像素子からの信号の読み出し速度を約3倍に高速化することで、「ローリングシャッター歪み」の発生を大きく抑えることに成功。実際に使ってみると、多くの場面で違和感を感じることはなかった。ただし、ゼロになったわけではないので、被写体の動きが非常に速いときなどに若干歪みを感じることはある。とはいえ、OM-D E-M1 Mark IIの電子シャッターは常用できるレベルまで進化していることは確かで、C-AF撮影時には電子シャッターを積極的に使い、最高約18コマ/秒の高速連写を活用したい。

もう1点、動体撮影の能力が高まった要因として、電子ビューファインダー(EVF)の表示速度の向上がある。「動体を撮影しやすいEVF」を目指し、従来機OM-D E-M1に比べて2倍となる120fpsでのライブビュー表示を実現。これまでのように、飛んでいる野鳥を追いかけるように連写していると表示の遅れで鳥の姿を見失う、ということがなくなった。カスタムメニューD2にあるEVFのフレームレートが初期設定では「標準(60fps)」になっているので、動体撮影時は「高速(120fps)」に切り替えて使いたい。

草原で獲物を探すクロハラアジサシ。右へ左へ、すごいスピードで飛び回り、ファインダーで追うのも大変。しかも雨が降り、撮影条件が悪かったのだが、C-AFはよく食いつく。電子シャッターによる静音撮影の高速連写(18コマ/秒)で、アジサシが羽ばたく姿を連続的に捉えることができた。

枝先の木の実をついばむメジロ。ちょこまかと動きまわるメジロのいい瞬間を撮るには連写は欠かせない。断続的に連写した10枚ほどのカットの中で、最もキレイな姿を捉えたカットを選んだ。

スーッと飛んできて、着水する瞬間を狙ってC-AFで連写した。この前のカットはまだ足が水面に触れておらず、この次のカットでは腹のあたりまで水につかっていた。メカシャッターによる10コマ/秒の連写も使い勝手がよい。

トラックのバックミラーの前でバタバタ羽ばたく鳥を発見。ホオジロが鏡の中の自分を攻撃しているようだ。羽の形、顔がしっかり見えるように撮るのはたいへん。連写で20枚ほど撮り、戦っている感じがいちばん出ていたのがこのカットだ。

電子ビューファインダー(EVF)のフレームレートは、初期設定では60fpsの「標準」になっているので、被写体の動きが速いときはフレームレートが2倍の120fpsになる「高速」に切り替えたい。「高速」ならば、飛んでいる野鳥を追いやすくなる。

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