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Tough×Fly Fisher タフなだけじゃない!釣りに適したコンパクト・デジタルカメラ オリンパスTough『TG-820』が新登場!今春発売になった防水コンパクト・デジタルカメラToughシリーズは、裏面照射型CMOSセンサーの搭載で手ぶれや被写体ぶれが激減。 2012/06/20公開

「Fly Fisher」2012年5月号に掲載されたTG-820に関する記事をご紹介します

釣行時のカメラ選びは、フライタックルを選ぶかのように真剣に!アルバムとしての役割だけでなく、釣り人が見て心が震えるようなシーンを撮影できるカメラを選ぶ

釣行時の写真はアルバムとしての役割だけでなく、ブログやフェイスブックといったツールの活用にも役立っている。美しい写真というだけでなく、魅力的な被写体、釣り人が見て心が震えるようなシーンを撮りたいと思う意識が、まるでフライタックルを選ぶかのように、カメラ選びを真剣にしていく。

「釣り用カメラにこだわるようになったのは、3年ほど前に始めたブログがきっかけでした」
と話すのは神奈川県小田原市に住む浜野勝さん。
「フィールドで感じた魚の美しさをPCで表現したい」との思いから、携帯性も考慮してマイクロ一眼と呼ばれる小型のデジタル一眼、オリンパス『PEN Lite E-PL2』を選択。ただし雨や落水への不安がある。

そこでフィールドによってロッドを替えるように、カメラも釣りシーンによって使い分けたほうがよいのではないかと浜野さんは思い始める。春は里川や本流域がメインフィールドとなるため、比較的車から近くが釣り場になる。突然の雨にも対応できるので一眼でも不安はない。
だが、梅雨以降は山地渓流への釣りが多くなるため、雨対策を考えると、防水仕様でベストに納めやすいコンパクトなものが実用的といえる。

  • 午前10時過ぎ、大見川のプールでライズを発見。見事に掛けたがすぐにバレてしまい、その後ライズは沈黙。移動することに。

  • 浜野さんが普段愛用しているのはオリンパス『PEN Lite E-PL2』。マイクロフォーサーズシステムを採用したミラーレスタイプのデジタル一眼である。携帯性と機能性は高い。唯一の懸念材料は水濡れ対策だ。

撮影向きとは言い難い天候で、実力が試される。特にマクロ撮影ではLEDが補助光となるため、マヅメ時に使えるのはうれしい

3月に新登場のオリンパスTough『TG-820』は高感度に強い裏面照射型CMOSセンターを搭載した、つまりハイエンドモデルに相当するクリアな画質が特徴の防水コンパクトカメラだ。耐衝撃2m、耐低温マイナス10℃というハードな環境でも使えるアウトドア仕様である。前身のμシリーズとの違いを最も強く感じるのは、高感度低ノイズと手ぶれ補正機構によるブレの少なさである。
たとえば木々に覆われた渓やゴルジュ帯の谷、曇天の日の葉裏に止まったコカゲロウ、マヅメ時の渓魚というように、いつもならあきらめてしまうようなシーンでも撮れる。特にマクロ撮影ではLEDが補助光となるため、マヅメ時に使えるのは嬉しい。

  • 最短撮影距離3cm、暗いところではLEDが補助光となるマクロ撮影も手振れが少ないので失敗が少ない。

  • 2日前の雪が影響してか、名物の河津桜はこれからといったところ。川沿いの景色が桜と菜の花で埋まるのは、まだ先のようだ。

濡れてもいいと思って使える安心感は精神的に非常に楽。新登場のTough「TG-820」 高感度低ノイズと手ブレ補正で雲天でもクリアに

解禁直後の狩野川は気温6℃で曇天。釣り日和だが撮影向きとは言い難い天候だったが、こんな日こそ実力が試される。浜野さんにタフシリーズの最上位機種『TG-820』を使ってもらい、ライズ待ちの時間に目に留まったものを自由に撮影してもらった。
「暗くてもぶれませんねぇ、これなら曇りの日でも水中ショットが撮れそうですが、それにはまずモデルを釣るのが先決ですね!」

カメラが変わったことでモチベーションがいつも以上にアップした浜野さんは、ライズがあるまで目についた水生昆虫を撮ることにした。緩流帯に漂う虫をカメラ本体の大部分を川に浸けた状態でファインダーが水面ギリギリのアングルになるように撮影。まさに防水カメラならではのアングルだ。その後水生昆虫の流下がピークとなってライズが始まったが、それに気づかないほど撮影に夢中になっていた。

「山地渓流の釣りや雨対策としてのサブ機と思っていましたが、画質が予想以上によいだけでなく、濡れてもいいと思って使える安心感は精神的に非常に楽ですね。ひょっとしたら一眼より出番が多くなるかもしれません」と嬉しい誤算に思わず頬を緩めた。

  • 水面ギリギリのアングルから水生昆虫を撮る。カメラを水に浸けても平気な、防水カメラならではのカットが生まれる。

  • 本流支流ともに最も多く見られた流下は、ガガンボ(左)。昼前にコカゲロウ(右)が混じり、このほかオオクママダラカゲロウも少しだけだが見かけた。

  • 支流の瀬で散発ながらライズを発見。ガガンボとコカゲロウがメインでたまにオオクマが流下。浜野さんは迷わず一番大きなオオクマパターンを結び、見事ヒットに繋げた。

  • 曇天でも撮れるのか!?さっそく水中撮影を試みる。

  • 昼過ぎなのに夕方のような空色、それに加え若干の濁りが入った条件での水中撮影。予想以上の出来栄えに思わず笑顔が。

  • 好評の「マジックフィルター」は全12種類。局所的にコントラストを変えることでフィクションのような写真が生まれる「ドラマチック」で撮った1枚。

  • うまく撮れたかどうかのチェックを兼ねて、帰宅前に車内で撮影データをPCに転送。

  • 解禁から6月までの休みをすべて釣りに当てている浜野さん。その間はホームフィールドである狩野川を中心に虫の状況を含めた川の近況をブログにアップして記録に残している。

今回使用したカメラ

OLYMPUS Tough TG-820

OLYMPUS Tough TG-820

  • ・iHSテクノロジー
  • ・光学5倍ズーム、超解像10倍ズーム
  • ・1200万画素
  • ・10m防水
  • ・2.0m耐衝撃
  • ・-10℃耐低温
  • ・100kgf耐荷重

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掲載雑誌

Fly Fisher 2012年5月号

Fly Fisher 2012年5月号

フライフィッシングの専門誌です。5月号の特集は、「見えていないカゲロウを解く」です。
発売日:2012年3月22日