釣行時の写真はアルバムとしての役割だけでなく、ブログやフェイスブックといったツールの活用にも役立っている。美しい写真というだけでなく、魅力的な被写体、釣り人が見て心が震えるようなシーンを撮りたいと思う意識が、まるでフライタックルを選ぶかのように、カメラ選びを真剣にしていく。
「釣り用カメラにこだわるようになったのは、3年ほど前に始めたブログがきっかけでした」
と話すのは神奈川県小田原市に住む浜野勝さん。
「フィールドで感じた魚の美しさをPCで表現したい」との思いから、携帯性も考慮してマイクロ一眼と呼ばれる小型のデジタル一眼、オリンパス『PEN Lite E-PL2』を選択。ただし雨や落水への不安がある。
そこでフィールドによってロッドを替えるように、カメラも釣りシーンによって使い分けたほうがよいのではないかと浜野さんは思い始める。春は里川や本流域がメインフィールドとなるため、比較的車から近くが釣り場になる。突然の雨にも対応できるので一眼でも不安はない。
だが、梅雨以降は山地渓流への釣りが多くなるため、雨対策を考えると、防水仕様でベストに納めやすいコンパクトなものが実用的といえる。